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俺ら、いくらで買ってくれますか?

スレッド内検索:
  • 1:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    ようやく夢に見たNO.1にのしあがった。今、あいつらは二人は今何やってるんだろう?
    紫苑、ヒカリ。
    たまには俺だって感慨深くなるさ。
    会いてぇな、お前らに。

    2005-11-09 22:42:00
  • 210:

    トウヤ

    「おじさんと、少し遊ぼうか。お母さんはいいって言ってたよ?ヒカリちゃんはいい子だから、お母さんが悲しむようなことはせえへんよな?おじさんのいうこと聞けるな?」
    なんだか怖い気もしましたが母親が許可を出しているのだから、ニコニコしないといけません。
    するといきなり男がヒカリの小さな身体にのしかかってきました。

    2005-11-30 06:08:00
  • 211:

    トウヤ

    体重がヒカリの身体にかかり、息が出来ません。
    男の手がヒカリの体中に伸びていきます。
    気持ち悪くて叫びだしたくなりましたが、母親の怒った顔は見たくありません。
    だから…ずっと笑っていました。

    2005-11-30 06:10:00
  • 212:

    トウヤ

    男が白いものをヒカリの身体に出し、一息つくころに母親が帰宅しました。
    「どうやった?10万くらい出す価値あるやろ?こんな小さい体なかなかヤれへんで」
    「ほんまやなぁ。小さい子はいいわ!また金払うからよろしく頼むな」
    そんなやり取りをボーっと眺めていました。痛さに悲鳴を上げる身体を抱きながら。

    2005-11-30 06:14:00
  • 213:

    トウヤ

    それからは何度も何度もそんな事が続きした。
    見た顔もあれば、初めて見る顔もあります。けれどすることはみな同じでした。
    いつもヒカリは泣きませんでした。

    2005-11-30 06:16:00
  • 214:

    トウヤ

    中学校に上がるころにはすっかりその行為にも慣れていました。
    自分が10万で売られていることも知っていました。
    でも母親は大好きでした。
    昔はとても優しかった母。誕生日にケーキを焼いてくれた母。いつもニコニコしているヒカリをいい子だと褒めてくれた母。

    2005-11-30 06:18:00
  • 215:

    トウヤ

    ある日やってきた男はなんだか様子が違っていました。
    いつものような行為を始めるのではなく長い縄を取り出しヒカリを縛り上げます。
    食い込む縄は骨も肉も圧迫し、身体は悲鳴を上げています。

    2005-11-30 06:20:00
  • 216:

    トウヤ

    男はヒカリの身体を傷つけるのが楽しいのか、笑っていました。
    だからそれから起こる行為がどんなに痛いものであってもヒカリは笑っていようと決心しました。
    毎日のように身体を傷つけ弄ぶ男。

    2005-11-30 06:23:00
  • 217:

    トウヤ

    いつの間にか母親は帰ってこなくなりました。
    その代わりに、6畳のアパートに住み着いたのは男でした。
    もう学校も行けません。
    ただ、男が帰ってくるのを犬のように鎖に繋がれ待ち、繰り返される仕打ちを待つだけでした。

    2005-11-30 06:25:00
  • 218:

    トウヤ

    痛みはどんどんなくなっていきます。
    痛いなんて思っていたら、心が悲しくなるだけです。
    母親に売られた、という事実を認めてしまうだけです。
    痛いんじゃなく、気持ちいいんだ。そう思うことにしました。

    2005-11-30 06:27:00
  • 219:

    トウヤ

    16歳の時に裸同然で家を抜け出しました。
    男の行為がエスカレートし、何度か死、という言葉がよぎったからです。
    16の子供が一人で生きていく術はほとんどないに等しくて。

    2005-11-30 06:28:00
  • 220:

    トウヤ

    ヒカリに残ったものは、痛みを快感に変えてしまう身体だけだったのです。
    だから、この身体で生きていこう。そうヒカリは決めました。
    痛さを忘れていたら、いつか母親が帰ってくるのを期待して・・・。

    2005-11-30 06:30:00
  • 221:

    トウヤ

    「…トウヤ。コーヒー」
    その紫苑の言葉で現実に引き戻された。
    握りつぶした紙コップからコーヒーがこぼれ、派手にトウヤのジーンズにしみを作っていた。
    「今の話…」

    2005-11-30 06:36:00
  • 222:

    トウヤ

    「ほんとだよ」
    「緊急で運ばれた女性のお連れの方ですよね?処置が終わりました。もう面会できますよ」
    白衣を着た看護士が話をさえぎり、声をかけてきた。
    「分かりました。トウヤ、行こう」

    2005-11-30 06:39:00
  • 223:

    名無しさん

    2005-11-30 11:37:00
  • 224:

    みほ

    これって実話ですか?

    2005-11-30 14:54:00
  • 225:

    さく

    更新されてる?

    2005-11-30 14:55:00
  • 226:

    名無しさん

    ????????????????????????

    2005-11-30 18:47:00
  • 227:

    名無しさん

    ?…?

    2005-12-01 01:54:00
  • 228:

    名無しさん

    あげ??

    2005-12-02 09:04:00
  • 229:

    さく

    アゲッ

    2005-12-02 12:42:00
  • 230:

    名無しさん

    2005-12-02 14:32:00
  • 231:

    名無しさん

    気になりゅ???

    2005-12-02 14:44:00
  • 232:

    さく

    待ってます

    2005-12-02 19:04:00
  • 233:

    トウヤ ◆fnkquv7jY2

    なかなか毎日更新できず申し訳ないです。
    さくさん、いつもありがとうございます。
    みほさん、コレはフィクションです。一応登場人物は実在人物を参考にはしていますが、脚色がおおいです。
    名無しの皆さん、見てくださってありがとうございます。なかなか毎日更新できず心苦しいです。気長に見てやってください。

    2005-12-03 07:18:00
  • 234:

    トウヤ

    白くて無機質な個室のドアをあけると、ベッドに横たわるヒカリがこちらを見た。
    顔は青白かったが、意識はしっかりしているようだ。右手は点滴に繋がれている。
    「ヒカリ、どう〜??またやったんだって?こんななってちゃダメじゃん」
    さっきの感じとはうって変わって、すこぶる明るく紫苑が話しかけた。

    2005-12-04 08:07:00
  • 235:

    トウヤ

    申し訳なさそうなに、ヒカリが少し笑う。
    「ごめんな。また…迷惑かけてもうたな。トウヤもごめんね??」
    そう声をかけられて、かたがビクッとなった。
    「お…おうっ!!体調はどうだ?」

    2005-12-04 08:09:00
  • 236:

    トウヤ

    しまった、声がおかしかったか…。
    個室用に設けられた椅子に座りながら、なんて声をかけていいのか必死に頭を回転させる。
    ぎこちない感じが彼女に伝わってないだろうか?
    引いた…というよりも、驚きと同様がトウヤの頭を支配している。

    2005-12-04 08:12:00
  • 237:

    トウヤ

    「僕、お医者さんに話し聞きに行って清算とかしてくるね〜」
    そういい残し、紫苑が静かに席を立った。
    沈黙。
    開けた窓から風が吹き込み、カーテンをなびかせる。

    2005-12-04 08:15:00
  • 238:

    トウヤ

    「…その様子やったら、紫苑に聞いたんかなぁ?」
    すこしうつむきながら。フフっと自嘲気味に笑った。
    「ゴメン」
    何を謝る事があるのかそれさえも分からなかったが、謝罪の言葉が口から出た。

    2005-12-04 08:17:00
  • 239:

    トウヤ

    なんだか聞いてしまったことが申し訳ないような気がした。
    「なんで謝るん?謝る必要ないやろ?」
    いつものように優しく響くヒカリの声。
    押し殺したような、優しくかぶせかけるようなヒカリの声。

    2005-12-04 08:18:00
  • 240:

    トウヤ

    不意に涙が頬を伝った。
    泣いている自分に驚く。
    「何を泣いてるんねん男の子が。ビックリさせたんやな。こっちこそゴメンな?変な身体に育ってしまってん。でも大丈夫やで?あたしは大丈夫」
    そう言いながら点滴のついていない左手で、優しくトウヤの頭を撫でた。

    2005-12-04 08:21:00
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