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しゅわしゅわ
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1:
ユキ ◆owsZ6N97vY
─あの夏、あたしは初めて恋をした。忘れないよ、あなたがくれた大切なもの。
2005-12-13 08:03:00 -
17:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「返してよ!」
池田は、意地悪く笑う。
「取り返してみろよ。」
あたしの顔の前で、プリントをひらひらさせる。
むかつく!あたしは、頭に血が昇るのが分かった。2005-12-14 08:31:00 -
18:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「ガキ!この野球バカ!」
あたしは、暴言を吐きながら必死でプリントを取り返そうとした。
「ほら、どうした!補習女!早くとれよ!」
池田は、楽しそうにからかいながら、プリントを持っている手を上げたり下げたりして、あたしの手をよけていく。あたしは立ち上がり、どんどんムキになっていった。2005-12-14 08:37:00 -
19:
ユキ ◆owsZ6N97vY
にやにやしながら、言ってきた。む、むかつく!
「ご、ごめん。」
あたしは、むかむかしながら、言った。池田がにんまり笑顔になった。
「よろしい。」2005-12-14 08:48:00 -
20:
ユキ ◆owsZ6N97vY
池田が、手を下ろしてプリントをあたしに差し出した。その時。
ビュ!!
「あー!」
強い風が、掴もうとしたプリントを宙に舞わせた。そして、そのまま窓の外へと連れ去って行ってしまった。
「あー、あー、もー!!」2005-12-15 05:38:00 -
21:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「ちょっと、どーすんのよ!」
あたしは、怒りながら池田を見上げた。
「ちょっと!?」
反応の無い池田は、顔を真っ赤にしてあたしの顔を見ていた。2005-12-15 05:41:00 -
22:
ユキ ◆owsZ6N97vY
?、どーしたんだ?
あたしは、池田の胸の中にいる事に気付いた。プリントを追う内に、自然になったんだろう。
顔が、真っ赤なままで池田は動かない。
「ちょっと?なんか言いなよ。」2005-12-15 05:52:00 -
23:
ユキ ◆owsZ6N97vY
池田は、何も言わずにあたしの顔を見ている。なんだ、こいつ?もーいーや!
あたしは、無視して窓に駆け寄り外を見下ろした。
二階から、白い小さなプリントがすぐ真下にあるのが見えた。2005-12-15 05:57:00 -
24:
ユキ ◆owsZ6N97vY
すると、そばにある自転車置場から人影が見えた。
後ろ姿だったけど、うちの学校の制服を着た男子だった。プリントの方まで歩いていった。
あたしは、大声で叫んだ。「すいませーん!そこの、君ー!」2005-12-15 06:02:00 -
25:
ユキ ◆owsZ6N97vY
その男子は、あたしの声に気付いて顔を上げた。
あたしは、目が悪いのでどんな顔かその時ちゃんと見えなかった。
「すいませんー。そこに落ちてるプリント、ここまで持って来てくれませんかー?」2005-12-15 06:07:00 -
26:
ユキ ◆owsZ6N97vY
あたしは、かまわず叫んだ。男子は、プリントを拾いうなずいた。
あーよかった。
グイ!!
「え!?」2005-12-15 06:09:00