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  • 1:

    あなたが産まれてきてくれた事が何よりもの宝物―・・・

    あなたの事をいつも想います――・・・

    この空を見ながら――・・・

    2006-04-13 21:05:00
  • 106:

    しばらくして、手術室のランプがついた。



    蒼の手術が始まったのだ。

    2006-04-18 22:38:00
  • 107:

    今日はココまでです?


    >>81-103?

    2006-04-18 22:42:00
  • 108:

    さえ

    実話ですか?
    ずっと読んでます!!
    頑張ってください★

    2006-04-19 07:58:00
  • 109:

    さぇさんへ☆
    初めましてですよね??☆読んでくださって、本当にありがとうございます☆大変申し訳ないのですが、もしあたしの前回の小説を知って頂けてたら、そちらにカキしてありますので、もし知って頂けてたらそちらにお願いして頂いてもよろしいでしょうか??(≧∩≦;)お手数をおかけして、大変申し訳ないです(´∩`)もし知って頂けてなければ、完結した後にお返事をさせて頂きますので、それまでお待ち頂いてもよろしいでしょうか??(≧∩≦;)本当に申し訳ありません(´∩`)また暇などがありましたら、覗きにきてやって下さい☆本当に読んで頂いて、ありがとうございます☆

    2006-04-20 09:41:00
  • 110:

    蒼の手術が始まってまだそんな経ってない時に、私の親と慶太の親が来てくれた。

    親達は不安そうな顔をしていた。私は親達に『何でそんな顔をしてるの??蒼は絶対に助かるから!!!だからそんな顔せんといて!!!蒼が不安がるやんか!!!』と言った。すると親達は、不安そうな顔つきから『――そうやんね―――そうや!!!蒼は絶対に助かる!!!その為に今蒼は頑張ってるんやもんね!!!ごめんね――!!!』と言いながら、力強い顔つきになった。

    私達は蒼の手術が終わるまで、ICUに入る為の待合室みたいな所で蒼を待ち、皆で織りきれていない《千羽鶴》を【蒼は絶対に助かる】と祈りをこめて、織っていた。

    2006-04-20 09:45:00
  • 111:

    何時間経っただろう――・・・私は窓から、ふと空を見上げた。今日の空は、蒼が初めて空を好きになってくれた時のように、気持ちよく晴れていた。

    【キレイな青空――・・・まるで、蒼みたい―――空も蒼の事を応援してくれているのかなぁ――・・・お願い―――蒼を、そっちに連れていかないでね――・・・】と思いながら、空を見上げていた。

    私達が、何時間も一生懸命鶴を織りながら蒼を待っていたら、ドアが開き蒼が出てきた。長い時間を経て、蒼の手術が終わったのだ。

    2006-04-20 09:51:00
  • 112:

    蒼はICUに運ばれた。『蒼!!!―――よく頑張ったね―☆もう寂しくないからね―☆ママやパパ、それにおじいちゃんおばあちゃん達もきてくれて、皆ずっと蒼の傍にいるからね―☆』と私は窓ごしに、麻酔が効いて眠っている蒼に話しかけた。

    『先生――!!!蒼の手術は―――・・・』慶太が先生に聞いた。『とりあえず、できるだけの事はしつくしました。ですが、腫瘍がでかく、蒼ちゃんは体力も低下しており、腫瘍は全て取り除く事ができませんでした――・・・ですが、最善の手はつくしました。これから、放射線治療で残っている腫瘍を小さくしていき、皆さんで頑張っていきましょう!!!』と先生に言われた。

    2006-04-20 10:01:00
  • 113:

    『先生――本当にありがとうございました――・・・』私達は頭をさげ、そう言い蒼のもとへといった。

    手術が終わった蒼をみて、私は涙がでた――・・・

    蒼の体には、いくつもの管がついていた。肩、鼻、胸などいっぱいついていた。こんな小さな体に、こんなにもの管が通されるなんて、私には堪えられがたい光景だった――・・・

    2006-04-20 10:06:00
  • 114:

    【蒼はちゃんと呼吸をしている――・・・小さな、少し弱い呼吸――それでも、蒼は必死に病気と闘い、一生懸命息をしているんだ!!!私がこんなんじゃ駄目だ!!!蒼も見ている。】

    私はそう思い、涙を拭い外からだが、蒼の傍にずっといて蒼の目が覚めるのを待っていた。

    2006-04-20 10:08:00
  • 115:

    蒼の手術が終わって、数時間がたった。蒼がやっと目を覚ましたのだ。

    『エェーーーーン!!!マーマー――!!!マーマー――!!!ウェーーーーン!!!』と弱い声で言いながら、蒼は涙を流しながら泣きだしたのだ。『お母さん――・・・☆』と優しく笑った看護婦さんに言われ、ばい菌が入らないよう体全体を消毒し、服を渡されその服を着て、帽子、マスクをして蒼の傍にいった。

    2006-04-20 10:40:00
  • 116:

    『蒼〜☆よう頑張ったな〜―☆痛いねんな??可哀相に――・・・ごめんな―――蒼の変わりになってやれる事も、蒼を抱っこしてあげる事もできひんで――・・・』私はそう言いながら、蒼の手を握り涙を流した。泣いてはいけないとわかっていても、堪えられず勝手に涙がでてくる。

    後ろには、慶太と親達がいる。『そうや―・・・☆蒼☆おばあちゃんやおじいちゃん達が来てくれてんで――!!!☆蒼の可愛い可愛い顔を見にきてくれたんやで☆良かったな〜☆』と私は言い、親達と慶太を前にいかせ、私は後ろにさがった。

    『蒼〜☆おばあちゃん達やで〜☆少し久しぶりやね〜☆相変わらず蒼は可愛いな〜☆――おばあちゃん達も、蒼の変わりになってやれなくて、ごめんな〜――・・・蒼はまだまだこれからがあるのに、こんな苦しい思いしてな〜――・・・ホンマごめんやで〜、蒼――・・・』と言いながら、親達も涙を流していた。

    2006-04-20 11:00:00
  • 117:

    『蒼〜☆パパやぞ〜☆良かったな〜、ばあちゃんやじいちゃん達に来てもらえて〜☆蒼☆皆がおるから、大丈夫やで☆蒼は一人やないし、寂しい思いなんかさせへんからな――☆』慶太も、泣きながら蒼に話しかける。それでも『ウワーーーーン!!!ウワーーーーン!!!マーマー!!!マーマー!!!』と、力のない声で泣きながら蒼が言う。そんな蒼を見て、余計に涙がでる。

    蒼に何にもしてやれない。抱っこしてやる事も、蒼の変わりになってやる事もできない。そんな我が子を前にして、何もしてやれない親は辛すぎる。蒼の方が、何十倍、何千倍と辛くて苦しいのに、何で親の私は何にもしてあげられないんだろう――・・・どうして、愛しい我が子の変わりになってやれる事ができないのか――・・・こんな小さい蒼を見て、悔しくて悔しくてやりきれない思いでいっぱいだった。

    2006-04-20 11:04:00
  • 118:

    せめて、蒼を抱っこさせてほしい!!!蒼を抱っこして、蒼を安心させてやりたい!!!――今の私には、そんな事しか蒼にしてやれる事がないのだ。

    でも、してあげる事ができない――・・・ただただ、蒼の手を握ってやれる事しかできない――・・・

    だから私は、出なくちゃいけない時まで、蒼の小さな小さな手を優しくずっと握っていた。少しでも蒼の不安を取り除きたくて、少しでも蒼の温もりを感じていたかった――・・・

    2006-04-20 11:08:00
  • 119:

    蒼は、しばらくしてから寝てしまった。その方がいいだろう。

    起きていたら、痛くて苦しいだろうから――・・・

    蒼が寝てる間も、ずっと手を握っていた。手を握りながら、私は考えていた。

    2006-04-20 11:46:00
  • 120:

    【蒼??今蒼は何の夢をみているの―??お空の夢―??蒼は、ママと一緒でお空が大好きだもんね――☆でも、絶対にお空に行ったら駄目やからね!!!蒼がお空に行こうとしたら、ママ何が何でも蒼をお空に行かせない様に、蒼の手を強く握って絶対に離さないから!!!そしたら、お空に行く事はないでしょ??蒼は、ずっとママとパパと一緒だからね☆蒼を一人なんかには絶対させないから!!!】

    2006-04-20 11:49:00
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