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  • 1:

    あなたが産まれてきてくれた事が何よりもの宝物―・・・

    あなたの事をいつも想います――・・・

    この空を見ながら――・・・

    2006-04-13 21:05:00
  • 81:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 82:

    色々と説明を聞き、先生が最後に『質問などありませんか??』と聞いてき『今の先生の判断では、蒼の腫瘍は良性なのか悪性なのか、どっちなんでしょうか??』親ならきかなければいけない事を聞く。先生はスグに『―まず間違いなく【悪性】でしょう――・・・』と言われ『5年の生存率もかなり低いかと――・・・』とまで言われた。

    蒼の手術は『火曜日にします。』と言われた。後、5日後だ。とりあえず話しは終わり、明日また詳しい話しがあると言われ先生方におじきをして部屋を出た。

    蒼は5年ももたない。悪性の腫瘍。私の頭は真っ白になった。どうしていいかわからなかった。でも、この時はなぜか涙がでなかった。あまりにも衝撃的すぎて、うけとめる事ができなかった。

    2006-04-18 16:39:00
  • 83:

    用事があるので申し訳ないですが、中断しますm(__;)mまた夜にでも、更新しにきます?


    >>73-79?

    2006-04-18 16:46:00
  • 84:

    『咲緒梨、大丈夫か??』慶太が言い『―――何で??―――何で蒼なん??』気のぬけた言い方で私は言う。慶太は黙った。慶太もきっと同じ事を思っていただろう。

    蒼の今おかされている病気。それは――・・・

      ――【小児癌】――

    2006-04-18 18:42:00
  • 85:

    それも、悪性。どうしてもっと早くに気付いてやれなかったんだろう。どうして蒼が体調くずした時に、精密検査をしなかったんだろう。

    私は、蒼に申し訳なさすぎて自分を憎んだ。親として情けない。

    そんな気持ちでいっぱいだった。

    2006-04-18 18:49:00
  • 86:

    『咲緒梨――・・・蒼のとこに戻ろう。寂しがってる。』慶太にそう言われ、急いで蒼の病室へ戻った。

    病室に戻ると、蒼はお昼寝をしていた。看護婦さんも、ついていてくれた。

    『すいません――・・・ついていてくださって、どうもありがとうございました。』とゆうと『いいえ☆蒼ちゃんは本当に元気で可愛いお子さんですね☆』と看護婦さんは言ってくれ『ありがとうございます。』とゆうと、看護婦さんは仕事に戻っていった。

    2006-04-18 18:55:00
  • 87:

    蒼は、いつも持ち歩いている大好きなアンパンマンのお人形を持って寝ていた。

    そんな蒼を見ながら、私はマイナスな事ばかり考えていた。

    【蒼がこのまま起きなかったらどうしよう。蒼が死んぢゃったらどうしよう。蒼がいないと、生きていけない。】

    2006-04-18 18:59:00
  • 88:

    『咲緒梨、いらん事は一切考えるな。現に蒼は元気やん。だから、アホな事は考えるな。』慶太にそう言われた。でも、私は不安で不安でたまらなく、マイナスな方ばかりへと考えていた。

    蒼は、夕方ぐらいまで寝ていた。蒼の前だけでは、元気をださなくちゃと思い、必死に笑顔をつくる。

    『蒼、いっぱい寝たな〜☆夜寝られへんのちゃうか〜??☆』と私がゆうと『抱っこ抱っこー!!』と、蒼がグズりだした。『しゃあないな〜☆たまにはパパが抱っこしたろ☆』と慶太は言い蒼を抱き上げようとした。だが蒼は『やぁーーーー!!!パパやぁーーー!!マーマ、抱っこぉ〜!!!――フェーン』と泣きだしはじめたのだ。『はいはい☆泣かないの☆』と私は言いながら、蒼を抱き上げた。

    2006-04-18 19:09:00
  • 89:

    蒼はしばらくして、泣きやんだ。『パパがそんなに嫌なんかよ〜、蒼〜――・・・』慶太は少し悲しそうな顔をしながら、笑って言った。蒼は、あまりわかっていなかった。

    しばらくし、看護婦さんがご飯を運んできてくれた。今日も一緒に食べた。だが、蒼は少し吐いた。小さな蒼の背中をさすってあげる。吐き終わると、蒼は元気がなくなり横になった。しんどいのだろうと思い、トントンしてあげ寝かせてあげようと思った。

    中々寝なかったが、蒼の頭を撫でたりしながらトントンし続けていたら、蒼は寝たのだ。私達は、明日もある為この日は少し早く帰った。

    2006-04-18 19:20:00
  • 90:

    翌日。私達は蒼の為にお菓子を買って、朝から病院へ行き蒼の病室に行った。蒼は起きていて、お母さんと一緒を見ていた。

    『蒼〜☆おはよう☆』と私は声をかけた。だが蒼はテレビに夢中で、私達の方には見向きもしない。『蒼の大好きなアンパンマンのお菓子かってきてるんやけどな〜――☆』とゆうと『アンパンマン☆アンパンマン☆』と言って、いきなりこっちに夢中になりだした。

    2006-04-18 19:49:00
  • 91:

    『あ〜、やっとこっち向いてくれた〜☆』と私がゆうと『アンパンマン☆アンパンマン〜!!☆』と、蒼はお菓子ばかりに夢中になっていた。『もぅ〜☆ママ達も相手しろ〜☆』『キャハハハハハハ☆』私はそう言って、蒼をこちょばした。慶太も混じり朝からジャレていた。

    しばらくして『おはようございます☆――蒼ちゃん、おはよう☆元気そうだね〜☆』担当の先生がきた。『おはようございます。』私と慶太も挨拶する。『昨日の話しの続きがあるので、少しよろしいでしょうか??』と先生に言われ『すいません。蒼お願いします。』と看護婦さんにお願いし、私達は先生についていく。

    2006-04-18 21:00:00
  • 92:

    昨日と同じ部屋に通された。先生から蒼の脳のレントゲンなどを見せられ、病気のことを昨日より詳しく説明された。

    蒼の今の状況はかなりよくない。蒼の小さな脳には、考えられないぐらいの大きい腫瘍があった。それを見て、私達はあまりの衝撃的な現実に信じられなかった。先生からの話しは終わり、部屋を後にする。

    私達は、ショックすぎて放心状態のまま蒼の病室へ戻る。蒼はキャッキャ言いながら、看護婦さんとテレビを見ていた。看護婦さんにお礼を言い、病室を出ていった。蒼の前では絶対に泣かない。絶対泣かないときめたのに、そんな蒼を見ていたら涙が勝手に溢れでてきてとまらなかった。

    2006-04-18 21:26:00
  • 93:

    何で蒼なのか。考えれば考える程涙は止まらない。

    蒼の為だったら私の命なんかいらないのに。ひたすらそう思っていた。

    私達がそう落ち込んでいると、同じ病室の子の親から言われた。

    2006-04-18 21:32:00
  • 94:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 95:

    その同じ病室の子の親から、渇をいれられた。その言葉が凄く心にきた。

    【そうや。私や慶太が信じてあげな誰が信じてあげるんや!!!蒼は絶対に助かる!!!】必死にそう思い信じた。

    私と慶太は、親などに連絡をし、蒼の病気の事を告げた。

    2006-04-18 21:42:00
  • 96:

    私と慶太は、蒼の手術は必ず成功すると、ひたすら信じていた。みかけや上辺じゃなく、本当に心の底から信じていた。蒼は絶対に助かる。

    それから、私の親や慶太の親がお見舞いに来てくれた。蒼は喜び、遊んでもらったりしていた。

    蒼は点滴などをうたれたりして、痛いはずなのにご機嫌さんだった。点滴の針なども痛いだろうけど、きっとそれよりも体の方がしんどいのであろう。そんな事を思うと、凄く胸が痛かった。

    2006-04-18 21:49:00
  • 97:

    蒼は、手術をする為に髪を切られてしまった。あんなに可愛らしかった蒼の髪の毛は、なくなりクリクリの坊主頭になってしまった。

    【でも、大丈夫だよ蒼。どんな姿の蒼でも、世界一蒼が可愛いよ。】

    手術をしたら、しばらく蒼を抱っこできないから、私と慶太はいっぱい蒼を抱っこしたり、膝に蒼をのせて一緒にテレビをみたりしてすごした。

    2006-04-18 21:53:00
  • 98:

    日々が過ぎるのは早く、とうとう明日、蒼の手術の日がきた。

    私と慶太は明日蒼の手術とゆう事で、いっぱい蒼と遊び、蒼と一時も離れず過ごした。

    【そのおかげで、蒼はお昼寝ができひんかったね。ごめんね、蒼。今日だけでいいから、ママとパパの我儘を許してね――・・・】

    2006-04-18 22:00:00
  • 99:

    蒼といっぱい過ごし、寂しいし離れたくなかったけど、面会の時間が終わってしまい『蒼、明日も朝一で来るからね☆それまで、良い子にしててね☆』と私がゆうと『そんな事言われなくても、蒼は良い子だよな☆ママはおバカさんやね、蒼☆』慶太がそう言った。なぜか涙がでそうになり、必死に堪えた。

    『じゃあ蒼、また明日来るからゆっくり寝るねんで☆』と私は言い、看護婦さんと蒼に手をふられながら私達は家に帰った。

    2006-04-18 22:03:00
  • 100:

    私達は、《千羽鶴》を織る事にし帰り道に折り紙を大量購入して、家に帰った。

    【蒼は必ず助かる。絶対に助かる。】そう祈りを込めて一生懸命織っていた。

    するとインターホンがなった。誰だと思いでると『こんばんは――・・・』そこには、真樹の姿があった。私は真樹にも蒼の事を言っていたのだ。

    2006-04-18 22:08:00
  • 101:

    『ごめんね、突然来ちゃって――・・・』『ううん!!どうしたん??』『何か力になれないかと思って――・・・』真樹は突然くるなりそう言いだした。

    『ありがとう――・・・今ちょうど慶太と鶴を織ってるとこやねん!!!一緒に織ってくれたら、蒼もきっと喜ぶよ☆』と私がゆうと真樹は『一緒に織ってもいいん?!!』『もちろん☆』とゆうと『じゅあ、蒼ちゃんの為にいっぱい織ってあげなあかんね☆』と、涙ながらに言い一緒に織ってくれた。

    2006-04-18 22:14:00
  • 102:

    私達は朝まで寝ずに織った。でも、千羽までいかず途中までだが支度をして鶴を車にのせた。

    『蒼ちゃんによろしくね☆早く退院して、また潤と遊ぼうねって伝えて☆潤寂しがってるから☆』と、半分泣きながら真樹がゆう。『わかった☆必ず蒼に伝えるね☆真樹――本当にありがとね☆』『――何ゆうてんのよ☆こんなんしかしてあげる事ないけど、あたしも祈ってるから!!!必ず蒼ちゃんが元気に帰ってきて、また潤と遊んでくれる事を―☆』真樹のその言葉が、凄く嬉しかった。

    2006-04-18 22:21:00
  • 103:

    『ありがとう、真樹――じゃあ行ってきます☆』私はそう言い、真樹に見送られながら病院へと向かった。

    病室に行くと、蒼はもうすでに起きていた。『おはようございます☆蒼ちゃんもう起きてお待ちですよ☆』看護婦さんにそう言われ、蒼のもとへ行く。『蒼☆おはよ☆もう起きてたん?!!☆』と私がゆうと、蒼は私達の顔を見るなり大喜びしはしゃぎだした。こんなに元気なのに、本当に癌なのだろうか。本当は違う病気なんじゃないかと、私は現実拒否をしていた。慶太はそれを見透かしたのか『咲緒梨、頑張ろう』と言ってくれた。

    【そうやんな。私達がしっかりしやなあかんねんな。】そう思い、蒼の手術の時間まで3人で過ごした。慶太は、蒼のベッドに靴を脱いでのり、あぐらをかいてその間に蒼を座らして、蒼はアンパンマンのお人形を抱きながら3人でお母さんと一緒を見ていた。

    2006-04-18 22:27:00
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