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230:
慶太は泣きながらそう言った。
『―うん☆一緒に頑張ろう☆だから、もう泣くのは、これが最後にしてな??蒼、勘鋭いし、心配性やから☆ねっ??☆』私がそう言い返すと、慶太は何も言わず頷き、しばらく泣いていた。
慶太が不安になるのも無理もないし、気持ちはわかる。私も一瞬不安になったから。2006-04-25 02:51:00 -
231:
でも、私達が不安になったり蒼に涙をみせると、蒼は不安になりすぎて遠くへいってしまうかもしれない。ただてさえあんな小さな体で、抱えきれない程の不安を抱えているのに、これ以上不安にさせる事などできない。親として、やってはいけない事だし、親失格だ。
そう思ったら、私達は蒼の前では笑顔でいて、蒼を安心させてあげなくちゃいけない。蒼の親だから。親失格になりたくもなければ、いつまでも永遠に、蒼のママとパパでいたいから――・・・2006-04-25 02:52:00 -
232:
今日はココまでです?更新が遅く、少なくて申し訳ありませんm(__;)mなるべくいっぱい更新できるようにと、早く更新できるように、いたします!!
>>182-228?2006-04-25 02:57:00 -
233:
泣きやんだ慶太は、泣き疲れたのかスグに眠りについた。
私は、蒼の事を思いながら鶴を織っていた。もうすぐで千羽になる。
私は、蒼の誕生日の日にプレゼントと一緒に渡そうと思い、一生懸命織り続けた。2006-04-25 15:12:00 -
234:
あれから、私は深夜まで鶴を織り気付けばリビングで寝てしまっていた。
朝、慶太に起こされ『咲緒梨??こんなとこで寝たら風邪ひくで??ベッドで寝ぇ!!!』と言われ、慌てて起き上がる。
『今何時?!!『まだ8時過ぎだけど――・・・』『大変!!!急いで支度しな!!!蒼が寂しがってる!!!』慶太は仕事に行く支度をし終えていた。2006-04-25 15:13:00 -
235:
『―咲緒梨――・・・お前――無理しすぎてんちゃう??最近ちゃんと寝てへんやろ??目にクマが――・・・』『慶太!!!はよ出な仕事間に合わんよ!!!』私は慶太を急かす様に言う。『やっべ――!!!ぢゃあ、俺行くわ!!!また何かあったら、連絡いれて!!!』そう言い、慶太は急いで家を出ていった。
私は、バタバタと急いで病院に行く支度をしながら考えていた。2006-04-25 15:15:00 -
236:
慶太の言う通り、最近ろくに寝ていない。体も重くダルイ。でも、頑張れるのは、蒼がいるから――・・・
蒼は自分の病気と必死に闘っている。私もその為に頑張らなくちゃいけない。寝ている時間なんてない。寝ている時間があったら、蒼と一緒にいたい。そう思ったら、体のダルさなんてふっとぶ。だから、私は無理をしてでも頑張っていけるのだ。2006-04-25 15:16:00 -
237:
病院に着き、病室の前で蒼の診察が終わるのを待つ。その時、私は目眩がしふらついた。イスに倒れるように座りこむと『大丈夫ですか?!!』看護婦さんが駆け寄ってきてくれた。
『大丈夫です―☆少し目眩がしただけですから―☆』そう言うと、看護婦さんは心配そうな顔で私をみる。『無理しすぎですよ、お母さん――・・・』先生が病室から出てき、私に言った。2006-04-25 15:18:00 -
238:
『もう少し力を抜いて下さい――・・・そんなんぢゃ、お母さんの体がもちませんよ??そうなったら、蒼ちゃん寂しがりますよ―??』『大丈夫です―☆本当に少し目眩がしただけで、全然平気ですから―☆』と私が言うと――・・・
『お母さん!!!蒼ちゃんをみて下さい!!!――あんな小さな子が、苦しくて辛い病気と必死に闘ってるんです!!!そんな時にお母さんが倒れたりして、傍にいてやれなかったら、蒼ちゃんはどうするんですか?!!蒼ちゃんの事を想うなら、自分の体の事も考えて下さい!!!』先生は窓越しに蒼をみながら、言い放った。2006-04-25 15:19:00 -
239:
確かに。今、私が無理をしすぎて倒れたりしたら、蒼は一人ぼっちになって寂しい思いをする。私は反省した。
『すいません――・・・』『いえ――・・・私もつい言いすぎてしまいました――・・・とりあえず、体をちゃんと休めて下さい―☆』先生はそう言い、いってしまった。
私は蒼の部屋に入る為にいつもの様に消毒し、服と帽子とマスクをして蒼のもとへ近寄る。蒼はまだ寝ていた。2006-04-25 15:21:00 -
240:
そんなスヤスヤと眠る蒼を見て安心してしまい、私はつい蒼の横で座りながら寝てしまった。
『・・・マ――・・・マーマ!!!』『ンッ――ん〜――・・・』私は蒼の声で目を覚ました。
『蒼〜―☆起きてたの〜??☆ごめんね〜☆ママ、寝ちゃってた―☆』と言い、蒼の手を握った。2006-04-25 15:22:00 -
241:
『ママ☆マーマ☆』私が起きると蒼は嬉しそうに、私を呼ぶ。
私は時計に目をやり、時間をみた。1時を過ぎていた。寝すぎてしまった。
『あっ!!!蒼!!ご飯は?!!マンマ食べた?!!』『マンマ??――アンパンマン☆』蒼はわからないのか何なのかわからないが、ご飯と違う事を言った。2006-04-25 15:58:00 -
242:
私は心配になり、外にいる看護婦さんに聞きにいった。
『あの――蒼、お昼食べました―??』そう聞くと『それが、蒼ちゃんやっぱり食べてくれなくて――・・・少しだけ食べたのですが、それも吐いちゃって――・・・』『そうですか――・・・わかりました☆ありがとうございます☆』看護婦さんからそう聞き、私は蒼のとこへ戻る。2006-04-25 16:00:00 -
243:
『蒼―☆マンマ食べれなかったん??苦しいな――しんどいな〜――・・』私がそうゆうと『フェ――マンマやぁ〜!!!――フェーン』と言って、蒼は泣きだしてしまったのだ。
きっと、ご飯も食べれず食べても吐くばかりで、しんどく苦しいのだろう。
ずっとそんな事に耐え続け、泣きもせず無理して笑い続けていた。こんな小さな体でずっと耐え続けていた蒼の我慢は、もう限界に達していたのだろう。2006-04-25 16:02:00 -
244:
『蒼しんどかってんな―??苦しかってんな―??ごめんね、ママ変わってあげれなくて――・・・でも、蒼はママが守ってあげるからね―☆そんな事しかしてやれなくて、本当にごめんね――・・・』
私は手を握りながら、蒼の目からたくさんの涙が頬に流れてくるのを拭い、言う。
蒼は初めて闘病生活の中で、病気の苦しみしんどさでここまで泣いた。本当に辛いのだろうと思い、もう抱っこはしてあげる事ができないから、蒼の手を握りながら蒼を安心させる為に、軽く笑顔をつくりながらトントンしてあげた。2006-04-25 16:07:00 -
245:
次第に蒼は泣き疲れて、眠ってしまった。
私は蒼の寝顔をみながら、なんとかご飯を食べれる方法がないか、考えていた。
先生がちょうど診察にきてくれ、外のイスでその事を話していた。2006-04-25 17:07:00 -
246:
やっぱり良い方法などはなく、このままの状態しかないとゆう。私もわかってはいたが、何か他に方法がないかと、なんとかしてやりたい気持ちでいっぱいだった。
今日はあまりお昼寝をせず、蒼は早く目覚め一緒に遊んでいた。
慶太も仕事が終わりきてくれ、いつもの様に3人仲良く過ごした。2006-04-25 17:08:00 -
247:
私達は蒼を寝かせてから家に帰り、昨日の喧嘩など忘れ、頑張っていこうとゆう気持ちを強くもち、慶太と一緒に鶴をまた深夜まで織り、眠りについた。
蒼の闘病生活も、なんの変わりもなく治療をし続け、苦しく辛い日々をおくり、とうとう蒼の誕生日の日をむかえたのだ。2006-04-25 17:14:00 -
248:
蒼の誕生日は、気持ち良く晴れていた。まるで、空も蒼の誕生日を祝っていてくれてるかのようにも、思えた。
私と慶太は、昨日蒼の誕生日プレゼントを買いにいき、《千羽鶴》もなんとか織りきれた。
病院に行く前に、予約していたケーキを取りにいき、そして病院へむかう。2006-04-25 17:19:00 -
249:
蒼の誕生日とゆう事もあって、ずっと気にかけていてくれた真樹と潤くんも来てくれた。ずっとお見舞いにきたかったみたいだが、私達に気を遣っていてくれたらしく、こなかったらしい。私が声をかけた事を凄く喜んでくれ、蒼に会えるのを楽しみにしていてくれた。
私達の両親も来てくれた。両親も蒼に久々に会えるせいか、ずっと笑顔だった。
私達が先に蒼の様子を見に行く。蒼はすでに起きていた。私は皆を呼ぶ。2006-04-25 17:25:00 -
250:
『蒼〜☆今日は皆が蒼のお見舞いに来てくれたで〜☆』私は蒼に近寄り、言う。『あっ!!!あぁ〜!!!☆』蒼は潤くんを見るなり、凄く嬉しそうな顔をした。潤くんは少し恥ずかしそうだった。
『潤??蒼ちゃんやで☆久しぶりに会ったな〜☆ほら、蒼ちゃんの傍にいってあげ☆』真樹は潤くんにそう言い、背中を軽くおしてあげた。
潤くんはまだ恥ずかしそうな感じだったが、蒼の手を握り笑顔で声をかけてあげていた。2006-04-25 17:30:00 -
251:
私達は、そんな2人が可愛らしいなと思い、みつめていた。
すると先生がきて『おはようございます☆えらい賑やかですね〜☆』と話しかけてきた。先生にも今日が蒼の誕生日だとゆう事を告げていた。
しばらくして、蒼のお誕生日会を始める事にした。2006-04-25 17:36:00 -
252:
慶太はビデオカメラの用意をし、私と真樹はケーキやらの用意をし、両親はプレゼントの用意などをしていた。
そして、部屋の電気を消してもらう――・・・2006-04-25 17:43:00 -
253:
削除削除されますた
あぼ~ん -
254:
蒼は突然の事で、目をまんまるにしビックリしていた。
『蒼〜☆お誕生日おめでとぉ〜☆』と私が言い『蒼☆おめでとぉ〜☆』慶太が言い『蒼ちゃん、お誕生日おめでとっ☆ほら、潤もおめでとうって―☆』『おめ〜とう☆』真樹と潤くんが言い『蒼☆お誕生日おめでとう☆』両親が言い『蒼ちゃん☆お誕生日おめでとう☆』と先生や看護婦さん達が言う。
皆から、祝福の言葉をうけ、蒼は凄く嬉しそうにしていた。2006-04-25 17:51:00 -
255:
『蒼☆ろうそく消して☆ケーキとけちゃうわ☆』と私が言うと『ブー――・・・』と、2本のろうそくを消した。
『おめでとう〜☆―パチパチパチパチ』と皆で言った。
『蒼ちゃん☆これ、おばちゃんと潤からだよ☆』と、真樹と潤くんが、蒼にプレゼントを用意してくれ、渡していた。2006-04-25 17:55:00 -
256:
『蒼〜☆良かったな〜☆ありがとうは??☆』『あ〜ちょ〜☆』と言い、プレゼントを受け取った。
『蒼〜☆これおばあちゃん達からやで〜☆』と私と慶太の両親もプレゼントを用意してくれ、渡してくれた。『あ〜ちょ〜☆』とまた言い、蒼は受け取る。
『蒼ちゃん☆これは、先生と看護婦さん皆からのプレゼントやで☆はい☆』先生達まで蒼のプレゼントを用意してくれていた。『あ〜ちょ☆』蒼は嬉しそうに皆からのプレゼントを受け取った。2006-04-25 18:58:00 -
257:
最後に残ったのは、私と慶太からのプレゼント。
『蒼―☆これは、ママとパパからのプレゼント☆ホンマお誕生日おめでとう☆』私はそう言い、慶太はビデオカメラを撮っていたから私が蒼に渡す。『あい☆―あ〜ちょ☆』そう言って蒼は私達からのプレゼントも、受け取った。2006-04-25 18:59:00 -
258:
『にしても凄いな〜☆蒼☆こんないっぱいプレゼント貰えてんで〜☆良かったな〜☆』と私がゆうと『あい☆―あけて〜!!!』と、蒼はプレゼントを開けてほしいらしく、私に言ってきた。
私は、真樹と潤くんからのプレゼントを開ける事にした。中身は、アンパンマンのコップだった。『アンパン〜!!!☆』蒼はアンパンマンのコップを見て、そう叫び嬉しそうに興奮していた。2006-04-25 18:59:00