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283:
蒼は、幸せそうな顔をして、スヤスヤと眠っていた。
『家で祝ってやる事はできひんかったけど、良い誕生日ができて良かったな―☆』慶太が言う。『そうやね☆蒼も、皆に会えて、皆に祝ってもらって、嬉しそうやったね☆蒼、幸せかな??』『幸せやて☆――きっと――いや、絶対―☆』『そうだといいね―☆』
私と慶太は、並んで座り蒼の寝顔をみながら蒼の手を握り喋っていた。2006-04-27 18:40:00 -
286:
この日は特別に、少し長くいさせてもらう事になった。
蒼は夕方に起きて、私達3人親子で蒼の誕生日を満喫した。
夜になり、蒼を寝かせて私達は家に帰った。2006-04-28 10:07:00 -
287:
帰り道の車中、今日の1日の事を2人で楽しく会話をし、家へと帰っていった。
家に着き、私達はお風呂に入り明日に備えて寝る事にした。
今日の幸せな1日の余韻にひたりながら、眠りについた。2006-04-28 10:09:00 -
288:
これからもずっと、こんな幸せが続く――・・・
この先、蒼が退院して、また幸せな日々を過ごしていける――・・・
そんな事を思い、胸を弾ませ楽しみにし、そんな日がまたくるのを期待して待っていた――・・・2006-04-28 10:10:00 -
292:
『〇〇病院です!!蒼ちゃんが――・・・』
『今スグ行きます』私はそれだけ言い電話を切り、スグにベッドからおり簡単に着替え慶太と家をでる。
慶太も電話で起き、状況を把握したのか、私が電話を切る直前にベッドからとびおり、着替えをすませ家をでる支度をしていた。2006-04-28 10:15:00 -
293:
慶太はスピードをだして、病院に向かった。
病院に着き、私達は走って蒼の病室へ向かう。
蒼の病室周辺は、慌ただしく看護婦さん達が走りまわっていた。2006-04-28 10:16:00 -
294:
病室に入る事ができず、私と慶太は外からみている事しかできなかった。
中では、先生と看護婦さんが応急処置をしている状況を目にする。
私は親なのに、大切な我が子なのに、蒼に何もしてやれない事が、凄く悔しくて悔しくて仕方なかった。2006-04-28 10:17:00 -
295:
私は、なんとなく蒼の身に何かあったんだと、電話で察知していた。
だって、今まで病院から電話なんかなかったし、ましてやこんな夜中に電話が鳴るとなれば、誰でもわかる。
でも、この状況を目にして、私は体が震え、ビクビクしていた。2006-04-28 10:18:00 -
296:
外からみえる蒼は、顔を真っ青にして、呼吸がかなり弱まっているみたいだ。
私は、何がなんだか全くわからなかった。
数時間前は、あんなに元気で輝くぐらいの笑顔をしていた蒼――・・・でも今は、意識レベルが低く、危篤状態――・・・2006-04-28 10:19:00 -
297:
私には、信じられがたい光景で、予想もしていなかった光景に頭が混乱し、放心状態だった。慶太も同じだった。
私と慶太は、ただボケーっとつったって、見守っている事しかできなかった。
そんな時、先生が出てきて『――蒼ちゃんの――傍に――いってやって――下さい――』2006-04-28 10:20:00 -
298:
冷静を保った先生が、私と慶太に言う。
私はなんとなく、感付いてしまった――・・・
でも、そんな事を信じたくなく、急いで消毒室に入り病室の中に入る準備をして、いつも通りに蒼の傍に駆け寄る――・・・2006-04-28 10:21:00 -
299:
『蒼!!!ママやで!!!わかる?!!!ママやで!!!』私は必死に蒼に話しかける。
『蒼!!!パパやぞ!!!パパもおるで!!!蒼!!!』慶太も、必死に蒼に話しかける。
だが、意識レベルの低い蒼はグッタリし、目を閉じたままだ。2006-04-28 10:23:00 -
300:
『蒼!!!目開けて!!!ママとパパがきたんやで!!!蒼!!!』私は必死に蒼に呼びかける。
蒼の手を強く握り、そんな事を繰り返していると――・・・
『――マ―マ――・・・・』2006-04-28 10:24:00 -
301:
蒼が、弱々しく、私を呼んだ。
『蒼!!!ママここやで!!!大丈夫!!!傍におるよ!!!』私は蒼の言葉に、必死にこたえる。
だけど、蒼は『――マ―マ―――パ―パ――・・・』しか言わない。2006-04-28 10:25:00 -
302:
『蒼!!!どうしたん?!!何か言いたいの?!!なぁに?!!』蒼が私達を何回も呼ぶ事に、私は何か言いたいんだと思い必死に問いかける。
だが、蒼の意識は徐々に薄れていき、蒼の体は段々冷たくなっていく。
『蒼!!!寒いの?!!寒いから、ママ達を呼ぶの?!!こんなに体が冷たかったから、そら寒いよね!!!ママとパパがあっためてあげるからね!!!』私と慶太は、必死に蒼の体を擦り暖める。2006-04-28 10:26:00 -
303:
擦っていると、冷たい蒼の体はあったかくなっていった。
でも、それは擦っている所だけであって、他の所は冷たく、そればかりか冷たさは増していくばかりだ――・・・
『蒼!!!こんなに体が冷えちゃったら、寒くて仕方ないよね??ママとパパが一生懸命あっためてあげるからね―!!☆スグに、あったかくなるよ―!!☆』私と慶太の手は、とまる事なく蒼の体を擦り続ける。2006-04-28 10:28:00 -
304:
『蒼〜―!!☆どう―??あったかくなってきた―??――ねぇ――お願いだから、なんか喋って――・・・』私は蒼の体を擦りながら、話しかける。
『蒼―!!☆寒かったら、ちゃんとゆえよ―??パパ達、いっぱいあっためたるから―!!☆』慶太も体を擦りながら、話しかける。
私と慶太は必死に蒼の体を擦りながらいっぱい話しかけるけど、蒼はこたえる事なく、段々と目を閉じていき、心搏も弱まっていく。2006-04-28 10:29:00 -
305:
『蒼あかんっ!!!寝たらあかんっ!!!ママとパパが傍におるんやで!!!だから、寝たらあかんっ!!!起きてっ!!!』私は、蒼が目を閉じていくのを必死に起こしたてる。
『そうやぞ、蒼!!!今は寝たらあかんっ!!!眠たいかもしれんけど、今はねんといてくれ!!!なっ、蒼!!!』慶太も必死に起こしたてる。
私達がそうやって蒼を起こしたてると、閉じかけている蒼の目は、少し開いた。2006-04-28 10:30:00 -
306:
『そうやで、蒼―☆ほら、ママとパパおるやろ―??☆』蒼の目が少し開くと、私は蒼に話しかける。
すると、弱々しく蒼の口が動いた。
『何、蒼!!!何が言いたいの?!!言って、蒼!!!』口を動かす蒼に必死に喋りかける。2006-04-28 10:31:00