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  • 1:

    あなたが産まれてきてくれた事が何よりもの宝物―・・・

    あなたの事をいつも想います――・・・

    この空を見ながら――・・・

    2006-04-13 21:05:00
  • 228:

    『それがどんな事か――父親の慶太にはわかるやろ??蒼は絶対に助かるの!!退院して、またココで仲良く幸せな日々をおくるねん!!私等はそれを待ち望んでるんぢゃないん??そう思ってるんは、私だけなん??蒼は、私等以上にココに帰ってきたいって思ってるねんで??ぢゃあその為に頑張らな!!なっ??慶太―!!一緒に頑張ろう!!』


    私はそう言って、慶太の手を握りしめた。

    2006-04-25 02:48:00
  • 229:

    『―ごめんな―咲緒梨――ヒック―俺―今日―ヒック――蒼を抱いて――すげ〜不安になってん――ズズッ――蒼が―おらんようなったら―どないしよって――エッグ――でも――咲緒梨のゆう通り――泣いてる場合やないよな――ヒック――俺等が――信じたらなあかん――誰が信じるねんな――ズビッ頑張ろう――蒼を不安させない為にも――俺も頑張る――ズビッ――ホンマ――ごめんな――ズズッ』

    2006-04-25 02:49:00
  • 230:

    慶太は泣きながらそう言った。

    『―うん☆一緒に頑張ろう☆だから、もう泣くのは、これが最後にしてな??蒼、勘鋭いし、心配性やから☆ねっ??☆』私がそう言い返すと、慶太は何も言わず頷き、しばらく泣いていた。

    慶太が不安になるのも無理もないし、気持ちはわかる。私も一瞬不安になったから。

    2006-04-25 02:51:00
  • 231:

    でも、私達が不安になったり蒼に涙をみせると、蒼は不安になりすぎて遠くへいってしまうかもしれない。ただてさえあんな小さな体で、抱えきれない程の不安を抱えているのに、これ以上不安にさせる事などできない。親として、やってはいけない事だし、親失格だ。



    そう思ったら、私達は蒼の前では笑顔でいて、蒼を安心させてあげなくちゃいけない。蒼の親だから。親失格になりたくもなければ、いつまでも永遠に、蒼のママとパパでいたいから――・・・

    2006-04-25 02:52:00
  • 232:

    今日はココまでです?更新が遅く、少なくて申し訳ありませんm(__;)mなるべくいっぱい更新できるようにと、早く更新できるように、いたします!!


    >>182-228?

    2006-04-25 02:57:00
  • 233:

    泣きやんだ慶太は、泣き疲れたのかスグに眠りについた。

    私は、蒼の事を思いながら鶴を織っていた。もうすぐで千羽になる。

    私は、蒼の誕生日の日にプレゼントと一緒に渡そうと思い、一生懸命織り続けた。

    2006-04-25 15:12:00
  • 234:

    あれから、私は深夜まで鶴を織り気付けばリビングで寝てしまっていた。

    朝、慶太に起こされ『咲緒梨??こんなとこで寝たら風邪ひくで??ベッドで寝ぇ!!!』と言われ、慌てて起き上がる。

    『今何時?!!『まだ8時過ぎだけど――・・・』『大変!!!急いで支度しな!!!蒼が寂しがってる!!!』慶太は仕事に行く支度をし終えていた。

    2006-04-25 15:13:00
  • 235:

    『―咲緒梨――・・・お前――無理しすぎてんちゃう??最近ちゃんと寝てへんやろ??目にクマが――・・・』『慶太!!!はよ出な仕事間に合わんよ!!!』私は慶太を急かす様に言う。『やっべ――!!!ぢゃあ、俺行くわ!!!また何かあったら、連絡いれて!!!』そう言い、慶太は急いで家を出ていった。


    私は、バタバタと急いで病院に行く支度をしながら考えていた。

    2006-04-25 15:15:00
  • 236:

    慶太の言う通り、最近ろくに寝ていない。体も重くダルイ。でも、頑張れるのは、蒼がいるから――・・・



    蒼は自分の病気と必死に闘っている。私もその為に頑張らなくちゃいけない。寝ている時間なんてない。寝ている時間があったら、蒼と一緒にいたい。そう思ったら、体のダルさなんてふっとぶ。だから、私は無理をしてでも頑張っていけるのだ。

    2006-04-25 15:16:00
  • 237:

    病院に着き、病室の前で蒼の診察が終わるのを待つ。その時、私は目眩がしふらついた。イスに倒れるように座りこむと『大丈夫ですか?!!』看護婦さんが駆け寄ってきてくれた。



    『大丈夫です―☆少し目眩がしただけですから―☆』そう言うと、看護婦さんは心配そうな顔で私をみる。『無理しすぎですよ、お母さん――・・・』先生が病室から出てき、私に言った。

    2006-04-25 15:18:00
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