-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
。゚・*。・小さな手。・*・゚。
-
338:
慶太は、親達に連絡をしていた。そして、真樹にも――・・・
いつ来たのだろうか。寝室のドアの所に口に手をあて、左手には潤くんと手を繋ぎ涙を流している真樹がいた。
『あ――・・・真樹――☆―蒼帰ってきてん―☆―ずっと帰ってきたがってた、私達3人の家に帰ってきてん―☆―』私は笑顔で真樹に言う。2006-04-28 15:29:00 -
339:
この時真樹には、ぬけ殻のような魂がぬけているかのように、私はみえただろう。
体に力がはいらず、はいつくばるように真樹に近寄り手をとり『蒼に触れてあげて―☆―蒼――喜ぶから―☆』そう言って、蒼の近くに真樹の手をひく。
真樹は、私にひかれるがままに、潤くんを連れて蒼の傍にくる。2006-04-28 15:30:00 -
340:
『――蒼ちゃん―☆―昨日会ってまだ24時間も経ってないのに、また会えたね―☆―こんな早くに―☆―やっとお家に帰ってこれたんやね―☆―安心したやろ―??☆―潤もちゃんと連れてきたんよ―☆―ほら、潤―☆―蒼ちゃんやで―☆―』真樹は私と同じ様に、蒼の手を握り、泣きながら笑顔で蒼に話しかけてくれ、潤くんに蒼の手を握らせた。
潤くんは、蒼の手を握り感じたのか、寂しそうな悲しそうな顔をしていた。
まだ3歳だから、涙を流しはしなかった。わからないのだろう。蒼が天使になった事を――・・・2006-04-28 15:32:00 -
341:
しばらく真樹と潤くんは、蒼に話しかけていた。
そして、真樹が私に近付き話しかけてきた。
『――咲緒梨――・・・なんて言ったらいいのかわからないけど―――最後まで、蒼ちゃんのお母さんをしてあげな―――咲緒梨は、いつまでも蒼ちゃんのお母さんなんやから!!!』2006-04-28 15:33:00 -
342:
『――ありがとう――・・・』真樹にそう言われ、とまっていた涙がまた溢れでてきた。
真樹に言われた言葉が、胸に熱く焼きつく。
『最後まで、蒼ちゃんのお母さんをしてあげな――・・・』『いつまでも蒼ちゃんのお母さんなんやから――・・・』2006-04-28 15:35:00 -
343:
【蒼――・・・ママは――ママはずっと蒼のママでいていいの―??――蒼を守ってやれなかったんだよ―??――蒼を支える事も、蒼を助けてあげる事もできなかったんよ―??―――こんな情けなくみっともないママを―――ずっと・・・ずっと永遠に、蒼のママでいさせてくれるの―??―――ママに、これからもずっと、蒼のママでいれる資格なんて、あるのかなぁ――・・・ねぇ、蒼――・・・】
2006-04-28 15:38:00 -
346:
私は、真樹になだめられながら泣いていると『蒼――・・・』私の両親がきた。
真樹は私の両親に頭を下げ、私の傍にいてくれずっと手を握ってくれていた。
両親は、大声あげて泣きわめき、蒼の顔を何度も撫でていた。2006-04-30 02:36:00 -
347:
すると『蒼!!!』慶太の両親もきた。
私の両親と慶太の両親は、挨拶を交わさず蒼の傍で泣き続けていた。
私は、真樹のおかげで涙はとまり、少し冷静さを保っていた。2006-04-30 02:37:00