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  • 1:

    あなたが産まれてきてくれた事が何よりもの宝物―・・・

    あなたの事をいつも想います――・・・

    この空を見ながら――・・・

    2006-04-13 21:05:00
  • 71:

    『今からゆう事は、非常にショックな事だとは思いますが、ちゃんと聞いて下さい。お子さんの頭に、腫瘍が見つかりました。それも、かなり大きいもです――・・・。』私と慶太は、頭が真っ白になった。

    それでも、先生は話し続ける。『大丈夫ですか??――話しを続けますね。お子さんは――・・・』先生から軽く話しを聞き、専門の病院を紹介するから、そっちへ変わった方がいいと言われ、明日蒼はその病院に転院する事になった。

    『ありがとうございました。』と先生に言い、廊下へでた。私と慶太は、廊下のイスに座り、涙を流していた。涙はとまらない――・・・

    2006-04-18 12:52:00
  • 72:

    私は蒼が寂しがっているんぢゃないかと心配になり、私と慶太は涙を拭き、必死に笑顔をつくりながら蒼のもとへと戻った。

    蒼はアンパンマンの人形を抱いて看護婦さんと一緒にテレビを見ていた。私は看護婦さんにお礼を言い、看護婦さんは出て行った。

    私は蒼に近寄り、蒼を抱きしめた。涙は流してはいけないと思い、必死に堪え蒼の頭を撫でながら抱きしめた。蒼はテレビを見たさに嫌がったが、私は離す事なくひたすら蒼を抱きしめていた。慶太も、後ろから私と蒼を抱きしめるように、きつく抱きしめてきた。

    2006-04-18 12:57:00
  • 73:

    私は信じたくなかった。蒼が癌だなんて――嘘だと思いたかった――・・・

    【お願いだから、今すぐ誰か嘘だと言って!!!蒼は癌なんかぢゃないって――・・・ただの風邪だと――誰か――言って―――・・・】

    ひたすら心で叫んでいた。

    2006-04-18 13:02:00
  • 74:

    少し休憩します?


    一昨日の分も含めて>>41-71までです?

    2006-04-18 13:06:00
  • 75:

    私と慶太は、面会時間がくるまで蒼と一緒にいた。晩ご飯の時間になり、蒼の体もありお粥だった。

    『蒼〜☆マンマだよ〜☆アーン――・・・』私は蒼の口にお粥を運んだ。だけど、蒼はお粥を食べようとしない。蒼は、病院のご飯が嫌いみたいだ。私は少しだけお粥を食べ『わ〜、おいしい―☆』と言いながら、蒼を見る。すると、蒼はお粥をほしがってき再び蒼の口にお粥を運ぶと、食べてくれた。蒼は少しずつゆっくりと食べていた。前の蒼だったら、元気よくご飯を食べ、口いっぱいにつめこんでいたのに、今の蒼は元気は元気だが、前までの元気はない。お粥を食べている蒼を見て、改めて感じた。

    私は堪えきれなくなり、スプーンを持つ手が震える。すると、慶太に見透かされ、手を握ってくれ『ママは駄目やね〜☆蒼、パパが食べさせてあげるから、パパと一緒に食べような〜☆』と言い、私に気遣ってくれ交代してくれた。私は走ってお手洗いにいき、必死に堪えていた涙が溢れ出てきた。

    2006-04-18 15:24:00
  • 76:

    前までの元気がなくなった蒼。痩せきった蒼。

    そんな蒼を見て、私はたまらなかった。どうしてあんな小さい子が、こんな事にならなきゃいけないのか。どうして蒼なのか。

    変わってやれない事が、悔しくて悔しくてたまらなく、涙がとまらなかった。

    2006-04-18 15:33:00
  • 77:

    こんな事をしている間に、時間は過ぎていく。涙を拭い、蒼の病室へと小走りで戻る。

    蒼はすでにお粥を食べ終わっており、慶太と一緒にアンパンマンのおもちゃで遊んでいた。

    『蒼〜☆ごめんね〜☆』私はそう言い、蒼に近寄る。すると蒼が『マーマ☆抱っこー!!!抱っこー!!!』と言ってきたのだ。愛しすぎる蒼。私はスグさま蒼を抱き上げ『蒼はホンマ甘えんぼさんやね〜―☆』と言い、蒼のほっぺに自分のほっぺを重ねた。蒼は喜び、私のほっぺをペンペンとたたく。『蒼〜☆もっとやったれ〜☆こんな弱虫さんなママにおしおきしてやれ☆』と慶太がゆう。すると慶太の言葉がわかったのか、蒼はひたすら私のほっぺをたたく。そうやってじゃれあっていたら、面会の終わりの時間がきた。

    2006-04-18 15:44:00
  • 78:

    私は看護婦さんに無理を言って、蒼を抱っこしながらあやし、寝かせた。そっと蒼をベッドへ寝かし、蒼に『また明日ね☆おやすみ、蒼☆』と小声で言い、看護婦さんにお礼を言って病院を後にし、私達は帰った。

    明日蒼は違う病院へ転院する。転院先の病院は《脊髄》《脳》《神経》などしか扱わない専門の病院らしい。その為、支度などしなければいけない故、私達は早めに寝る事にした。やっぱり蒼のいない家は淋しすぎる。そう思いながら、眠りについた。

    翌日、早めに起きて、蒼の転院の為の支度をし、少し早く家を出て病院に向かった。

    2006-04-18 16:01:00
  • 79:

    病院に着き蒼の病室へ行くと、蒼はまだ寝ていた。起こさないように、静かに蒼の荷物をまとめる。すると『ウワーーーーーーン!!!!』と蒼が泣きながら目を覚ました。

    『蒼〜☆起きたん☆おはよ☆―ほら、泣かないの☆』私は蒼を抱き上げ言った。蒼はスグに泣きやんだが、少しご機嫌ななめのようだ。『蒼〜☆おはよう☆―――後は俺がやるから、咲緒梨は蒼についてやってて☆』と慶太が言ってくれ、慶太に任せた。

    支度ができて、なんやかんやと済ませ先生や看護婦さんにお礼を言って、病院を後にし転院先の病院へと車で向かった。

    2006-04-18 16:09:00
  • 80:

    新しい病院に着き、受け付けで手続きを済ませ病室へ案内される。

    病室へ着き、なんやかんやしていると『こんにちは☆初めまして☆蒼ちゃんの担当をさせてもらいます、松永と言います☆――こんにちは、蒼ちゃん☆これから、よろしくね☆』と、担当の先生がきた。『あ、初めまして。柳 蒼の母と父です。これから、よろしくお願いいたします。』と挨拶をすると『来て頂いてスグあれなんですが、お話しを――・・・』と言われ、看護婦さんもいたので蒼を看護婦にまかせて行こうとしたら『お母さんははずされておいた方がよろしいかと――・・・』と先生が気遣ってくれたが『いえ、私の娘ですので私も一緒にいきます。』と言い、私達は先生についていった。

    ある部屋に入ると、また違う先生と看護婦さんが2人ぐらいいた。『早速ですが、お子さんの今の状況は――もうおわかりですね??腫瘍の事ですが、もし悪性なら20年以上生きた方はいません。5年以上の生存確率も低いです。』先生から、いきなりキツイ事を言われた。蒼の腫瘍は、手術で摘出し残った腫瘍は放射線治療で小さくしていくとの事。その後も色々と話しをされ、

    2006-04-18 16:28:00
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