小説掲示板?優越感≠愛情?あたしだけの彼になる瞬間?のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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?優越感≠愛情?あたしだけの彼になる瞬間?

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  • 1:

    バンドマン、ホスト・・
    大勢の憧れが自分の方だけを向く瞬間。
    一度その味を知ってしまってから、「優越感」のスパイスがないとなかなか燃え上がれなくなってしまった愚かな女の自分振り返り記。
    かなり下らないけど自己満で書きます。

    2005-12-07 00:22:00
  • 2:

    「Aくんこれ読んでください」
    「ありがとー」
    ニコッと爽やかに笑って、あたしの手紙を受け取るAくん。(うぅ・・格好よすぎる・・)固まって何も話せなくなる。
    そんなあたしを尻目に、Aくんは新幹線のプラットホームを歩いていってしまった。
    (あぁ今日も全然話せへんかった・・)
    前の方でスタッフに囲まれながらも、Aくんは群がるファンの子たちから手紙を受け取りながら何か話している。

    2005-12-07 00:28:00
  • 3:

    Aくんは、メジャーで人気ナンバー3には入るくらいの、今をときめくビジュアル系バンドのギタリスト。
    あたし、優は約半年くらい前にこのバンドをスキになり、今回のツアーで初めていわゆる「追っかけ」をしている。

    2005-12-07 00:33:00
  • 4:

    全国十何ヶ所もあるライブツアーを一緒に回るのだ。
    勿論ただライブを見るだけではなく、移動の新幹線、飛行機
    泊まるホテルも同じにして少しでもメンバーに近づいて手紙渡したり、話し掛けたり。
    とにかくお目当てのメンバーに顔を覚えてもらおうとみんな必死だった。

    2005-12-07 00:37:00
  • 5:

    あたしのお目当ては勿論ギターのAくん。
    雑誌で見た瞬間、あまりにタイプにハマりすぎてびびったくらい格好よかった。
    顔も覚えてほしいし、あわよくば気に入られて・・なんて妄想することもあったけど
    もうメジャーデビューしてるし、そんな簡単に近付けるわけもないしなと思って、ただ単純に友達とキャーキャー言いながら追っ掛けてるのが楽しかったりもした。

    2005-12-07 00:45:00
  • 6:

    その日はツアーも終盤にさしかかった静岡かどっかのライブが終わっていったん大阪に帰るとき、 同じくいったん東京に戻るメンバーを静岡駅でお見送りしていた。
    他の子達は物怖じせず話し掛けていくのに、あたしは本人目の前にすると全く声が出ない。てか何回手紙etc渡しに行っても固まってしまう。

    2005-12-07 00:52:00
  • 7:

    笑顔なんて見せられた日には余計。

    けどこの頃、Aクンのバンドのスタッフをしていた大阪の男の子がいて
    そのAクンの友達が偶然あたしのホステス仲間友達の彼氏だったので、大阪に帰ってから遊ぶ約束をしていた。
    間接的とはいえ、Aくんと繋がりのある人間(Tくん)と遊べるのが楽しみで、ろくに話せなかった事も忘れるくらいウキウキしてた。

    2005-12-07 00:58:00
  • 8:

    そしてTくんをまじえて遊ぶ日。
    「ライブいつも来てますよね!」って早速にこやかに言われた。
    結構恥ずかしい・・
    メンバーの色んな裏話をしてくれてあたしはめっちゃ嬉しかった。何ていってもファンだし。
    「優ちゃんAさんに渡したタバコにプリクラ貼ってたでしょ?あれAさん事務所に持ってきて吸ってたから、俺『い〜ですねぇ〜』とか言っててんでぇ」
    て言われた。
    やばい超うれしい。

    2005-12-07 01:04:00
  • 9:

    実はTくんに会う前、友達に「Aクン紹介してくださいとか頼んだら?」って言われてた。
    けどTくんにそうゆうこと言って断られた話も耳にしたことあったし、何より警戒されたり
    Aくんに変な話されたりするのやだし、
    「ホントにAくんはあたしのアイドルやしめっちゃファンやねん★」
    って、純粋なファンってことをアピっといた。
    ヤったことをまわりに自慢するためだけに

    2005-12-07 01:09:00
  • 10:

    ヤったことをまわりに自慢するためだけにメンバーに近づいてくる、「狙い」の子と思われたら一番警戒されるし・・
    そんなこんなでTくんとは携番教え合うこともなくその日は終わった。

    そしてその数日後にまたAくんのライブ。
    移動の時に渡す手紙を書いてるときに、ふとTくんの事を思い出して
    一緒に遊んだことを少し書いてみた。
    「やっぱ大阪人はノリがよくて楽しかった★」みたいな。

    2005-12-07 01:14:00
  • 11:

    そして今回もほとんど話せないまま手紙だけ渡して終了。
    『あたしのこととか絶対覚えてないやんなぁ〜・・Aくん』と、何はなしたとかキャッキャいってる友達を横目に少し淋しく感じていた。
    そして次の日も続けてライブ。
    その日は席が二列目やし絶対遅れられないのに、遅刻寸前で慌ててタクシーに乗ってた時のこと。

    2005-12-07 01:18:00
  • 12:

    急に知らない番号から着信。
    こんな時に誰やねんと思って出たら何とTくんやった。何で知ってんのか聞いたら、こないだ一緒に遊んだ友達経由で聞いてきたらしい。
    「どーしたん?なんかあったん?」
    と聞くと
    「優ちゃんAさんのファンやんな?」
    「うん」
    「てことはAさん好きやんな?」
    「??・・うん」
    「あんな、Aさんが優ちゃんに会いたがってるねんけど」

    2005-12-07 01:26:00
  • 13:

    ・・・・
    今なんて?
    「Aさんに俺と遊んだこと手紙に書いたやろ?Aさんが『話したらどんな子やった?』ってめちゃ聞いてきてさぁ」
    「ちょ、ちょっと待って!Aくんあたしの顔と名前なんか絶対覚えてないって!」
    頭が混乱してめちゃ大声で叫んでた。タクの運ちゃんが何事かと振り返る。
    「いや覚えてるし。てかお気に入りみたいやで」
    「うっ嘘やぁ!!」
    「とりあえずもうすぐライブやしまたあとで電話するなぁ♪」
    と、

    2005-12-07 01:32:00
  • 14:

    「とりあえずもうすぐライブやしまたあとで電話するなぁ♪」
    と、Tくんは電話を切った。
    しばらく呆然としていた。
    Aくんがあたしに会いたがってる?
    嬉しいんだか何だか大がかりなドッキリを仕掛けられてる気分やった。
    もう会場つくし・・

    そういや今日2列目やん!めちゃめちゃ間近やん!

    どんな顔してライブを見ろと・・

    2005-12-07 01:36:00
  • 15:

    何千人も入る大きな会場やのに、最前とステージはすごい近くて
    しかもあたしは端っこのほうで横には花道・・

    Tくんの電話がなかったら「めっちゃ近いやーン!」とか大喜びしてたであろう近さ。
    しかし今は逆に超気まずい。いつもは曲のフリしたり、Aくんの名前呼んだり手ふったり
    必死やのに今日そんなん恥ずかしすぎる。

    2005-12-07 01:47:00
  • 16:

    「今日ちょっと体調悪いからおとなしく見とくわぁ」と友達に嘘をついて、始まってもつったったまま見てた。
    Aくんが目の前にくるたびに、恥ずかしくてずっと俯いてた。
    顔見られへん・・

    ほんまにこの人があたし呼んでんの?
    って、頭のなかでグルグルしながらライブ本編が終了して
    アンコール待ちの時にTくんから電話がかかってきた。

    2005-12-07 02:15:00
  • 17:

    慌てて外のロビーに出るとTくんがいて
    「ライブ前の方やったなぁー!緊張した?笑」
    「当たり前やん!・・あのさぁ、ドッキリちゃうやんなぁ・・」
    「こんな手かかったドッキリするわけないやんっ!笑」
    て笑われた。
    「Aさんが今日は関係者多いから打ち上げ朝までなると思うし、明後日のライブ前乗り(ライブの前日からその地方に行くこと)やから、明日会えへんかなって。どうかな?」

    2005-12-07 02:23:00
  • 18:

    てことは、明後日のライブの前日のオフの日に会うってことになる。

    なんかどんどん話が現実味を増してくる・・
    あたしはTくんに言った。「なぁはじめっから二人で会うの緊張で死んでまいそうやねんけど」
    「あ、初め俺も一緒にいるし大丈夫♪」
    「わかった・・」
    アンコールが始まったから席に戻ったけど、その日のライブはソワソワしっぱなしで
    全然集中できなかったぁ〜・・

    2005-12-07 02:28:00
  • 19:

    次の日あたしは最終の新幹線で次のライブ会場のある京都へ。
    打ち合せetcもあるから遅目のほうがいいって言われたので。

    (もう帰れへんし、このまま夜Aくんと泊まってHすんのかなぁ)
    考えたら吐きそうな程緊張して何も食べれず。

    2005-12-07 02:31:00
  • 20:

    メンバーの泊まってるホテルの近くの居酒屋でTくんと待ち合わせて、軽く飲んだ。
    「Aさん後から来るから」 ・・来てほしいけど、来たら口から心臓出そうやし・・
    しばらくしてTくんの携帯が鳴って、話してるうちに扉が開いて現われたのは

    2005-12-07 02:35:00
  • 21:

    派手な赤い髪にサングラス、クロムハーツがジャラジャラ・・
    どっからどうみてもAくんやった。

    固まった・・
    半年間キャーキャー言い続けた憧れそのものがそこにいた。

    2005-12-07 02:38:00
  • 22:

    名無しさん

    ???

    2005-12-09 08:37:00
  • 23:

    名無しさん

    書いて?がんばってね?

    2005-12-10 13:38:00
  • 24:

    22さん、23さんありがとうございます?マイペースですがちょこ?更新します?

    2005-12-11 01:33:00
  • 25:

    「は、はじめましてっ!」
    緊張のあまり変な汗が流れるのがわかる。
    「はじめまして・・でもないやんなぁ。笑」
    AくんがTくんの隣、あたしの向かい側の席に座りながら少し笑った。
    「えーと、改めて。こちら優ちゃんです♪んで、Aさんです♪って、なんか変なカンジやなぁ〜」
    Tくんが間をとりもつように言った。

    2005-12-11 01:37:00
  • 26:

    久々に読んでみたい小説に出会った!!楽しみにしてます

    2005-12-11 01:38:00
  • 27:

    (やばいぃ〜むっちゃかっこいい・・)
    落ち着いて顔を見たり話したりするのは勿論初めてで、なかなか現実味がわいてこなかった。
    ライブの時はメイクをして髪も派手にセットされているけど
    今日のA君は帽子にサングラス、ロンTにジーンズとラフな服装だ。

    2005-12-11 01:44:00
  • 28:

    Tくんと話すAくんの顔を改めて見なおすと、すっぴんでもハッキリした綺麗な目鼻立ちだなぁとつくづく思う。
    彫りが深いけどスッキリ切れ長な目、笑うと爽やかに白い歯がこぼれる。
    なんかほんとに自分なんかでいいんだろうかと不安になってきた。

    2005-12-11 01:48:00
  • 29:

    26さんありがとうございます?リアルタイムだ〜?頑張りまーす?

    2005-12-11 01:50:00
  • 30:

    「去年の夏くらいやんなぁ?初めてライブ来てくれたん。」
    Aくんに急に話し掛けられて我に帰った。
    「はっ、ハイ!・・って、覚えてくれてたんですか!??」

    2005-12-11 01:55:00
  • 31:

    去年の夏のライブ。すでに追っかけをしている友達と一緒に見に行ったので
    あたしもライブの次の日に一応手紙を書いて、東京へ帰る新幹線に乗るメンバーを駅で待ってAくんに渡したのだ。
    初めて間近でAくんを見て、ますます好きになってしまった日。

    2005-12-11 01:59:00
  • 32:

    「新大阪の改札の確か・・左っかわの方おって手紙渡してくれたよな。」
    「そ、そうです〜」
    (ま、まじでぇ〜!)あの時待っていたファンは軽く3、40人はいた。
    「Aさんめっちゃ記憶力いいなぁ〜!・・あ、電話やわ」
    Tくんが携帯を持って店の外に出た。

    2005-12-11 02:05:00
  • 33:

    (いきなり二人きりにしんといてやぁ〜!)
    泣きそうなくらい緊張するあたしに、Aくんがビールを飲みつつまた話し掛けてきた。
    「てかさぁ、俺に手紙渡すとき何でいつも怖い顔してるん?笑った顔初めて見たで。」

    2005-12-11 02:09:00
  • 34:

    「えっ、そっそうですか?」
    「うん。なんか仏頂面ちゃう?何も話さへんし。笑」
    「いや、あの違うんですよ!緊張しすぎて話せないだけなんですよぉ泣」
    (仏頂面ってぇ〜↓)そんなに怖い顔してたんかなあたし・・とちょっと凹んだ。

    2005-12-11 02:13:00
  • 35:

    名無しさん

    2005-12-11 02:21:00
  • 36:

    「嘘やぁ〜緊張するか?優ちゃんお水やろ?確か・・クラブフローラル。」
    「!」
    確かに以前手紙に水商売なことも、店の名前も書いたが
    結構前だしまさかそんなこと覚えてくれているとは思ってもみなかった。 「Aさんほんま記憶力いいねぇ・・」

    2005-12-11 02:25:00
  • 37:

    「てか実はどの辺でライブ見てたかとか結構覚えてんで。」
    「うっそぉ・・!??」
    自分の名前はおろか存在さえも覚えてくれてるとは思ってもみなかったのに。
    驚きとうれしさで胸がいっぱいやった。
    「ゴメンね〜!Nさん(ボーカル)やったぁ〜!後でラーメン食いに行こうって〜」
    その時Tくんが電話を終えて戻ってきた。

    2005-12-11 02:38:00
  • 38:

    しばらく三人でお酒を飲みつつ、他のメンバーの裏話や
    今回のツアーにまつわる話なんかで盛り上がっていた。
    Aくんも関西人だしノリがよく親しみやすくて、話してるうちに段々緊張はとけて行った。
    (あたしファンやのに全然偉そうにしないし気さくでいい人やなぁ〜。なんかお兄ちゃんみたい)

    2005-12-11 02:47:00
  • 39:

    「あっ電話やわ。ちょっとゴメン」
    Aくんが店を出て、今度はTくんと二人になった。
    「はぁぁぁ〜!!初め死ぬかと思うくらい緊張したわぁ!」
    Tくんが笑う。
    「ほんま?でも今いいカンジやん♪」
    「うんやっと緊張とけたぁ。てかAくんあたしが渡した手紙の内容とか、
    ライブどの辺で見てたとかめっちゃ覚えてくれてんねん。凄いわぁ。」

    2005-12-11 02:52:00
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