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一枚の写真
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1:
明日美
捨てられない写真ありますか?ずっと忘れられない人はいませんか?
自分が壊れてだめになりそうなくらい人を好きになったこと…ありますか?
涙が出なくなったくらい泣いたことありますか?
私は一枚の写真を見るたびにあの頃を思い出します。2005-09-15 02:47:00 -
101:
まぁ〜こ?
更新待ってます♪頑張って完結させてね!
2005-10-22 06:11:00 -
102:
名無しさん
もうかかないの?泣
2005-10-29 07:08:00 -
103:
明日美
私と圭は改札を急いでとおり抜けた。バタバタと走る私達に追い掛けてくる女の子達。
周囲もなにごとかと注目してた。それから駅を出て急いでタクシーに乗ると二人で私の家まで向かった。2005-11-21 04:02:00 -
104:
明日美
何度か後ろを確認したけどさすがにもうついて来てなかった。
よかった…ほっとした。圭も息切れしてハァハァゆってた。楽しかったデートも最後は焦ったなぁ…。
「大丈夫か?ごめんな。せっかく久しぶりに外でデートできたのに」
圭は謝ってきた。謝る必要なんてないのに。2005-11-21 04:05:00 -
105:
明日美
「ううん。楽しかったよ。圭とゆっくり遊べただけでじゅーぶん☆」
私は圭といれるだけでよかった。幸せだった。
「明日美…ごめんな本当。もっと時間あったりさ、こんなコソコソしたりしたくないんだけど…ごめん」
圭の気持ちは痛いほどよく分かった。2005-11-21 04:09:00 -
106:
明日美
私達は家に着くと私の部屋でゆっくりした。私のパパとママも圭の親も、私達の付き合いを温かい目で見てくれてた。
だからその日も私の家に夜遅くまでいられた。
「あっ圭!この前の写真できたんだよー。焼き増ししたから一枚あげる☆」2005-11-21 04:13:00 -
107:
明日美
私は前に圭と初めて撮った写真が出来上がってたからその写真を渡した。
「おっ、めちゃくちゃいいじゃん。これスケジュール帳に入れておくよ。明日美もちゃんと持ってろよ」
捨てられない一枚の写真。私の隣には彼がいた。
ずっとずっと…一緒だと思ってた。2005-11-21 04:17:00 -
108:
明日美
「今度はいつ会えるの?」「明日もまた仕事入ってるの?」「守れない約束しないでよ!」
私はいつからかこんな言葉を圭に言うようになっていた。変わっていく自分。
ワガママを言うばかりだった。だんだんみんなの圭に変わっていく。
私は寂しかった。圭を独占したくて…。2005-11-21 04:25:00 -
109:
明日美
約束をしていても仕事が長引いたりして会えなくなったり、デートなんて外でできないくらい圭の知名度は上がってしまってた。
たまの休みはうちに来て寝るばかり。それでもよかった。
圭といられるだけで嬉しくて安心できた。
私“だけ”の圭だと思えたから。2005-11-21 04:28:00 -
110:
明日美
「明日美の夢は何?」
圭に聞かれたことがある。私は夢と呼べるほどの目標なんてなかった。
なりたいもの、叶えたいこともなかった。しいてゆうならば“圭とずっと一緒にいたい”ってことぐらいで。
「なんだそれー(笑)絶対叶うじゃん。明日美と俺はずっと一緒なんだからさ。俺が一人前になったら絶対…結婚しよう」2005-11-21 04:32:00 -
111:
明日美
嬉しかった。人は馬鹿みたいだと言うかもしれない。若さゆえの一言だと。
でも私は、本当にそうなると思ってた。そうなればいい、そうなるように頑張っていこうって。
あの時圭も同じ気持ちだったよね…?2005-11-21 04:35:00 -
112:
明日美
11月12日。
私達が付き合って一年目の記念日だった。私達は17歳。お互いそんなに長く付き合った経験がなくて、二人して喜んだ。これからも一緒にいようねって。
指輪は目立つし撮影ではずしたりしてなくすとダメだからってことで一年記念にはペアのネックレスを買った。2005-11-21 04:39:00 -
113:
明日美
私達はプレート型のネックレスを買った。
二つを合わせると文字になる。イタリア語で永遠の愛とゆう意味の文字だった。それから文字入れをしているお店に行って裏にはお互いのイニシャル、A&Kを刻んだ。
二人で付け合いっこした。少し照れくさかった。2005-11-21 04:44:00 -
114:
明日美
圭はよく笑う。つまらない話で自分に突っ込んだり、何気ないものをネタにしたりして。
私はそんな圭の話や笑顔が好きだった。
本当に…大好きだった。学校が終わればテレビの収録や雑誌の撮影。インタビューやダンスや歌の稽古。学校を休んで仕事に行っていたこともあった。2005-11-21 04:49:00 -
115:
明日美
圭の毎日はとにかく忙しい。それでも仕事の合間や学校の休憩時間に電話をくれる。
私と圭はそんな少しの連絡や話す時間を大切にしていた。
私からは連絡しなかった。仕事で出ないって分かってるから。いつからか私の手帳にも圭のスケジュールが書かれてた。
圭が分かりやすいように書いてくれるようになってたから。2005-11-21 04:52:00 -
116:
明日美
あ…今はこの仕事だ、とかもうすぐ仕事終わるかな?とか私の毎日はいつもそんな感じで始まり、そんな感じで終わっていく。
付き合って一年半がたち、私達の付き合いは長くなっていく。だけどそれとは逆に二人の時間はどんどんなくなっていった。2005-11-21 04:56:00 -
117:
明日美
今思えばよくもまぁ五年ももったなぁと逆に私は自分が不思議になる。
あんなに寂しい思いをしながら、よく続いたなって。何が私をあんなに頑張らせたのか。
圭への気持ちだけだった。私は圭の彼女なんだって、そう自分で何度も言い聞かせた。自信をもたなければダメになりそうだったから。2005-11-21 04:59:00 -
119:
明日美
そして私達は18歳になり、私は自分の進路を決める時期になった。
結局、私は都内の某大学へ進学することになったけど、圭は芸能活動に専念するため、大学へは行かないとゆうことになった。
考えてみれば、圭の夢は何だったんだろう…有名になること?歌を歌うこと?2005-11-21 05:05:00 -
120:
明日美
二年目記念の11月12日。圭とは仕事で会えなかった。
圭は18歳になっていたから、夜も働けるようになったからだった。それまでは遅くても夜の8時か9時までには仕事が終わってたのに。
ツマラナイ二年目。この時の私は、圭のことが好きすぎて少しおかしくなっていた。2005-11-21 05:09:00 -
121:
明日美
芸能界なんてやめちゃえばいいのに…芸能人じゃなかったら普通にデートしたりできるのに!って。
圭が芸能人でいることに不満を感じてた。仕事に専念すると言って進学をしなかったことにも不満があったりして。2005-11-21 05:11:00 -
122:
明日美
圭も圭で毎日が忙しかった。私達はすれ違う日々。
今までずっと圭に合わせていた私だったけど会いたい時に会えない圭に、少し嫌気がさしていた。
「明日オフになったからあけとけよ」
突然電話をしてきて予定を押し付けてくる。今まではそれでも会えるのが嬉しくて喜んでた。でも…2005-11-21 05:23:00 -
123:
明日美
「あすだって暇じゃないんだから!都合よく使わないでよ!」
こんな言葉を圭に言ってた。言いたくなかったよそんなこと。でも気付いてほしかった。私は圭にとって大切なのかどうか確かめたかった。2005-11-21 05:25:00 -
124:
明日美
「なんだよそれ。仕方ないじゃんか。俺は仕事で時間ないんだから。それでも明日美と会える時間は作ってるだろ?明日美は俺の仕事理解できないわけ?」
返ってきた言葉はそうだった。結局いつも仕事仕事って…。
仕事だったら何なわけ?2005-11-21 05:28:00 -
125:
明日美
「とにかく明日は無理だから。大学の飲み会があるの。約束してるから」
私は初めて圭からの誘いを断った。考えれば付き合ってから二年半もずっと圭に合わせてきてた。
約束しても破られたり、たくさんの我慢もした。少しくらい意地悪してもいいやって、そう思ってた。2005-11-21 05:35:00 -
126:
明日美
「飲み会って…男も来んじゃねーのかよ。明日美お前何考えてるわけ?」
「何も考えてないよ。でも明日美の生活は圭で回ってるわけじゃないから。圭だって約束破ったりしてきたじゃん。とにかく明日は無理だから」
プーップーッ
私は一方的に電話を切った。2005-11-21 05:39:00 -
127:
明日美
次の日…
私は気分も乗らないままベットに寝転んでた。あーあっ、飲み会行かなきゃなんないし面倒だなぁ…。
私は初めから乗り気ではなかった。言ってみれば圭へのささやかな反抗みたいなもんだったから。2005-11-21 05:41:00 -
128:
明日美
結局夕方5時、私は用意をして家を出た。
昨日電話を切ってから圭からの連絡はなかった。
飲み会場所に行くと、知らない先輩達もたくさんいて人見知りの激しい私にとっては苦手な感じだった。
「俺、明日美ちゃんのとーなりっ♪」2005-11-21 05:45:00 -
129:
明日美
勢いよく私の隣に座ってきた人、二つ年上の斉藤春樹。野球の新庄に似てるチャラチャラした感じの人だった。
私はこの手のタイプが1番苦手で1番嫌い。私は露骨に顔に出ていたせいで斉藤さんは笑いだした。
「そんな顔すんなよー。何もしないからさ。俺悪いやつじゃないし」2005-11-21 05:50:00 -
130:
明日美
斉藤さんは思っていたよりも普通だった。私はいつのまにか警戒心もなくなっていたくらい。
そんなこんなで飲み会も終盤になり、私は二次会に参加することもなく帰るために友達に言って先にお店を出た。
帰ろう…なんか疲れたし。そう思って歩いてると突然誰かに手をつかまれた。2005-11-21 05:53:00 -
131:
明日美
「ちょっ…やめ…」
そう言いながら振り返るとそこにはあの斉藤さんがピースして立っていた。
「あの…何ですか?私もう帰るんですけど」
「明日美ちゃん忘れものしてたからさ」
えっ?私なんか忘れてたかな?でもカバンの中を見ても忘れていたようなものは何もなかった。2005-11-21 05:57:00 -
132:
明日美
「携帯貸して」
「はっ?」
「いーから貸して」
私は斉藤さんに言われるままに携帯を手渡した。♪♪♪♪斉藤さんの携帯が鳴った。
「はい、これでオッケー。番号ゲット!また電話するね、バイキュー」2005-11-21 06:01:00 -
133:
明日美
斉藤さんはそう言うとまたお店に戻っていった。
私は…ゲッ番号…って今さら気付いたりして。まぁ電話出なかったらいっか…。そう思いながら駅に向かい家に帰った。
初めての飲み会は特に楽しくもなく、私にとっては疲れただけだった。2005-11-21 06:03:00 -
134:
明日美
「ただいまー」
私は家に着いてびっくりした。靴…靴があった。圭の靴が。
もしかして…そう思ってリビングに入ると、ママ達が圭の映ったビデオを見ていた。
「あ、おかえり。圭くん来てるよ。眠いって言ってたから明日美の部屋で寝てるけど」2005-11-21 06:06:00 -
136:
明日美
「えっ?」
私は自分の部屋に入った。部屋は暗くてスースーと寝息だけが聞こえてた。
電気をつけると圭が…寝てた。寝顔だけはいつもと変わらない。でも、圭…なんで私いないのに家になんて遊びに来てるの?
圭の手を見てまた驚かされた。私のネックレスが握られてたから。2005-11-21 06:10:00 -
137:
明日美
私は今日、飲み会に行く前に初めて圭とのペアネックレスを外してた。
それも自分へのささやかな反抗だった。なのに…圭?これを見た時、どう思ったの?どんな気持ちで握られてたの?
圭の首元にはいつもと変わらずネックレスがついてある。2005-11-21 06:13:00 -
138:
明日美
私は圭の手からそっとネックレスを取った。
そして圭のいつものスケジュール帳が私のテーブルの上に置いてあった。私は久しぶりに圭のスケジュール帳を開いた。
開いてすぐにあったのは…あの写真。私はそれを見た時、何故かわからないけど泣いてしまってた。2005-11-21 06:18:00 -
139:
明日美
この写真…ずっと持っててくれたんだ…。少し角のかけてしまった写真を見て、私は涙が止まらなくなった。
たくさんある写真や最近の写真もあるはずなのに。どうしてこの写真なんだろうって。
あの頃の私達はただ素直にお互いが好きだったんだよね。いつから私はこんなに歪んだ気持ちになっちゃったんだろう。2005-11-21 06:22:00 -
140:
明日美
スケジュール帳を開いていくと、私と会った日は赤いペンで丸をつけてくれていた。記念日や私の誕生日にはヘタクソなハートマークを書いてたり。
圭…私は大切にされてたんだよね…。私は自分勝手になっていたのは自分だったのかもしれないと思った。2005-11-21 06:25:00 -
141:
明日美
好きになると周りが見えなくて必死で。自分が愛されてるかどうかだけが気になったりしてた。
愛されることばかりを望んで愛すことを…忘れてた。本当に馬鹿だった。
圭は少しの時間でも会いにきてくれてたのに。大切にされてたじゃん私…。2005-11-21 06:27:00 -
143:
アキ ◆ObanGQEW7M
ぉも∪ろぃッッ(つ∀`)応援∪てマス☆
2005-11-21 06:30:00 -
144:
明日美
私はネックレスを付けた。永遠の愛があるなら、それはきっと私達にあるはずだから。
私は寝ている圭を見てた。あの頃からは見た目は少し変わってしまったけど、気持ちは何も変わってないよね?そう思った時、圭の目が開いた。2005-11-21 06:30:00 -
145:
明日美
「あっちゃんいつ帰ってきてたの?ごめんね…勝手に来たりして…。今日一日中会いたかったけどさ、飲み会行くなって言えなくて…。だから帰って来るの待たせてもらったんだ」
圭…
「ごめんね。飲み会なんて楽しくなかった。圭…明日美ね、もうワガママ言わないから。仕事も応援するし会えなくても我慢する。だから…嫌いにならないで」2005-11-21 06:34:00 -
146:
明日美
「おいおい(笑)嫌いになんてなるわけないだろ?俺は明日美のこと好きだから。俺のほうが嫌われたかと思ったよ」
圭はそう言って私の首元についていたネックレスを指さして笑った。2005-11-21 06:37:00 -
147:
明日美
「あのな、俺はこれからも忙しい日が続いたり時間が作れなかったりするかもしれない。記念日に会えなかったり誕生日も仕事かもしれない。でも俺らにとって大事なのはそんなものよりも二人でいれることだと思わない?何気ないこんな日も大切な一日で大切な記念日なんじゃないかな」
2005-11-21 06:40:00 -
148:
明日美
私はこの言葉を忘れることができない。何気ない普通の日も大切な一日だって言葉が。
圭が芸能人だとゆうことを1番気にしていたのは私だったのかもしれない。圭は圭なのに。
今そばにいる圭が、本物の圭なんだ。私が好きな圭は芸能人の圭じゃない、本当の素のままの圭なんだから。2005-11-21 06:43:00 -
149:
名無しさん
2005-11-21 06:44:00