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一枚の写真
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1:
明日美
捨てられない写真ありますか?ずっと忘れられない人はいませんか?
自分が壊れてだめになりそうなくらい人を好きになったこと…ありますか?
涙が出なくなったくらい泣いたことありますか?
私は一枚の写真を見るたびにあの頃を思い出します。2005-09-15 02:47:00 -
51:
明日美
圭はバイクでこっちに向かってきてた。何でか分からないけどドキドキした。
20分後、私達は一週間ぶりに会った。圭はいつもと変わらない。
いつもみたいに笑ってて、いつもみたいにはしゃいでて…。
なのに…私は…。2005-09-18 05:43:00 -
52:
明日美
「とりあえずさー、今日でダンスも仕上げまで終わったんだ。でも再来週は地方での仕事とかあって名古屋と大阪に行かなきゃなんなくなった。だりーよ」
「へ、へぇー。そっかぁ…大変だね」
私がそう言うと圭は私の顔をのぞきこんでジーッと見てきた。2005-09-18 05:47:00 -
53:
明日美
「…な、なに!?」
「明日美違う。変!ってゆーか絶対変!なんかあっただろ?いつもの明日美じゃないじゃん」
圭は私の目を見ながら話してくる。私は圭の目をちゃんと見れなかった。そして…そらしてしまった。2005-09-18 05:50:00 -
54:
明日美
「どうしたんだよ?マジで何かあった?言ってくんなきゃ分かんないよ。心配になるじゃん」
「何もないよ。普通」
少しの間、沈黙が続いた。きっと私のこと訳分かんないやつだってうっとーしく思ってるんだ…私は一人でずっとそんなことばかり考えてた。2005-09-18 05:56:00 -
55:
明日美
でも…ビックリした。圭は黙ったまま私をギュっと抱きしめてきた。
それから髪を撫でながら、優しく私にキスをした。初めてのキスだった。
一瞬頭が真っ白になった。圭も顔が真っ赤だった。
「な…んで?何でこんなことするの?」2005-09-18 06:01:00 -
56:
明日美
「えっ!?何が?」
「だから…何でこんなことする…の?」
「好きだからに決まってんじゃん。あっちゃん…俺、あっちゃ…明日美のこと好きだから」2005-09-18 06:03:00 -
57:
明日美
真っ白になっていた頭の中がまた真っ白になった。圭の言葉が信じられなくて…夢なんじゃないかって何度も思った。
「明日美はさ、俺のことどう思ってる?今」
言いたい気持ちはたくさんあった。気付いてしまった自分の気持ちを…ちゃんと圭に言いたかった。2005-09-18 06:09:00 -
58:
明日美
でも…スゴイ芸能人な圭を知ってしまった私は、勝手に壁を作り住む世界が違うなどと距離を感じてた。だって釣り合うはずがないのだから。
そのせいで言いたかった言葉が出てこなくなる。好きだよって、圭のこと大好きだよって言いたかった。
「分かんない」2005-09-18 06:12:00 -
59:
明日美
私が言った言葉はその一言が精一杯だった。
「な、んだよ…それ。ワケ分かんねーし。好きか嫌いかって聞いてんだよ?分かってるんだろ?」
「う…ん。好きだよ。嫌いじゃない」2005-09-18 06:15:00 -
61:
名無しさん
2005-09-18 07:38:00 -
62:
明日美
「じゃー付き合うか」
「え…?何言ってんの?ジョーダンきついし笑えないってば」
「俺かなりマジで言ってんだけど。笑うとこじゃないじゃん。だから今日来たんだし。最近もずっとそうだった。会える時は少しでも明日美に会いたいって思ってたよ」2005-09-19 08:32:00 -
63:
明日美
圭の言葉に心の中が震えた気がした。本当に本当に嬉しかった…。
「でも…圭と明日美じゃ釣り合わないよ。自信ない。明日美の知らない圭が怖いの。芸能界って遠い違う世界な気がして」
「違う世界とか関係ないじゃん。明日美の目の前にいる今の俺が俺なんだよ」2005-09-19 08:38:00 -
64:
明日美
今目の前にいる圭が?背伸びしてないそのままの圭?笑うとクシャクシャになる顔の圭?
「でも…」
「でもじゃねーよ。大丈夫だから心配すんなって。俺は本当に明日美のこと好きだから。会えない日続いたり目立ったデートとかできないかもしれないけどさ。そばでちゃんと見ててよ」2005-09-19 08:43:00 -
66:
名無しさん
age
2005-09-20 18:15:00 -
67:
明日美
「ほんとに?ほんとに明日美でいいの?」
私は驚きと嬉しさで泣いてしまってた。圭はそんな私を見てぎゅっと抱きしめてくれた。
「11月12日だっけ?今日が記念日ってことだよな?」2005-09-24 15:30:00 -
68:
明日美
私と圭は付き合うことになった。遠回りしかけた恋だったけど…やっとたどり着いた。
不安はないわけじゃない。やっぱり圭は“芸能人”だから。
でも私は芸能人の圭にひかれたんじゃない。大口あけて笑う圭や電車で居眠りするようなそんな普通の圭が好きになったんだから。2005-09-24 15:34:00 -
69:
明日美
それからは少しでも時間があれば会うことが増えた。一緒にいる時間も増えた。圭は相変わらず忙しい生活だったけど、そんな忙しさの中でも私との時間は大事にしてくれてた。
仕事で地方に行っても夜は長電話してくれるし、本当に圭は真面目で真っすぐでいてくれる。2005-09-24 15:38:00 -
70:
明日美
ただ、デートは人目の多いとこで遊んだりすることは避けてた。それは私もそのほうがいいと思ってた。
付き合ってからも圭の人気はどんどん出てきてたし。たまに映画見に行ったり繁華街に出て遊んだりもしたけど、若い女の子はすぐに気付くから。
いつのまにか後ろからおっかけてきたりされたこともあった。2005-09-24 15:44:00 -
71:
明日美
だからデートは、もっぱらお互いの実家か近くの公園やファミレスにカラオケBOX。
でも私はそれで充分だった。圭といられるだけで良かったから。でも…そんな公園やカラオケBOXも、いつからか女の子達が集まるようになり私達は行く場所もなくなっていく。
ファミレスも圭のファンが集まるようになってだめになった。2005-09-24 15:49:00 -
72:
明日美
そんなこともあったけど、私達は変わることもなく続いてた。
ママやパパや琴美にも、圭と付き合ってることを話して紹介したし圭も紹介してくれて、私達はお互いの家族公認の仲になった。
本当に幸せだった…。2005-09-24 15:54:00 -
73:
明日美
初めて迎えた一ヶ月目の記念日も、圭は仕事が終わると夜遅かったのに家に会いに来てくれた。
特に何をするわけでもなかったけどそんな普通なことが嬉しかった…。
「それまだ残ってる?」2005-09-24 16:00:00 -
74:
明日美
圭が指さしたのはテーブルの上に置いてあったインスタントカメラだった。枚数を確認したら残り一枚。
「あと一枚残ってるよ」
「じゃーあっちゃんこっち来て」2005-09-24 16:03:00 -
75:
明日美
圭はそう言うとカメラを持ち、私の顔に自分の顔をくっつけて言った。
「記念に撮ろう」と。
「一ヶ月記念だから?」2005-09-24 16:06:00 -
76:
明日美
私がそう言うと圭は軽く首を振りながら言った。
「これからもずっと一緒にいる記念。俺らは今までもこれからも絶対離れないからさ何年経っても。だから残しとくの」
それを聞いて私が笑っちゃった時、圭はまた顔をくっつけてパシャッとシャッターを押した。2005-09-24 16:12:00 -
77:
明日美
「えっ!?撮ったの?今?絶対変な顔してるよぉ」
「大丈夫だって!俺も超笑っちゃったし」
ふざけ合いながら圭と二人で笑ってた。本当に幸せだったから。こんなに幸せでいいのかってくらい。2005-09-24 16:16:00 -
78:
明日美
それが圭と初めて撮った写真だった。二人して笑ってる写真。ずっと一緒にいられると思ってた。
そしてその写真が今も私が捨てられない最後の一枚の写真。
たくさん撮った写真も全部捨てたのに…。それだけが何故か捨てられなかった。2005-09-24 16:21:00 -
79:
芹夏
続き楽しみにしてます☆
2005-09-25 01:53:00 -
80:
まぁ〜こ?
更新楽しみに待ってます?
2005-09-30 03:56:00 -
82:
名無しさん
2005-10-01 09:38:00 -
83:
まぁ〜こ?
明日美ちゃん忙しいのかなぁ〜?マイペースでいいから完結まで頑張って下さい??更新??待ってるね?
2005-10-07 03:25:00 -
84:
明日美
UPしていきますよ??
2005-10-07 04:53:00 -
85:
明日美
思い出と呼べるものは全部忘れようとした。
記憶も物も全部全部忘れようとした。でも捨てられなかったこの時の写真。
何の迷いもなく圭が好きで、先のことなんて関係なくて。ただ好きで好きで幸せを感じてた。2005-10-07 04:56:00 -
86:
明日美
圭は、付き合ってからもどんどん有名になっていってた。テレビの出演も必然的に増え、それに平行するように人気もどんどんでていった。
当然、忙しくなり会える時間も減っていく。歌って踊って…雑誌やテレビに出て。2005-10-07 05:00:00 -
87:
明日美
それでも私達は、わずかな時間を大事にして一緒にいる時はお互いの気持ちを確かめ合ってた。
圭は一生懸命でいてくれた。外見とは違って誠実な性格で、男らしい性格。
そんな圭が本当に大好きで大切だった。2005-10-07 05:03:00 -
88:
明日美
5月12日。
私達が付き合って半年目の記念日だった。圭はその日仕事がなかったから、私達は学校が終わると久しぶりにどこか遊びに行くことになった。
いつも会うのはお互いの地元や実家ばかりだったから新鮮な気がして嬉しかった。2005-10-07 05:07:00 -
89:
明日美
圭は私の家までバイクで来た。それからバイクを置いて、電車に乗るため私達は駅に向かった。
改札を通り、ホームに立つとあの日を思い出した。変な出会い方をしたあの日のことを。
あの自販機もベンチも…あれから半年かぁ…。2005-10-07 05:15:00 -
90:
明日美
「あっちゃんどしたの?考えごと?」
ぼーっとあの日を思い出してた私を圭が顔をのぞきこんできた。
「なんでもないよ☆ただこのホームって圭と初めて話した場所だったからさ。ちょっと思い出したの」2005-10-07 05:18:00 -
91:
明日美
「俺も覚えてるよー。明日美めちゃくちゃ俺のこと引いてたよねあの時。嫌そうな顔だったもん笑」
私達はお互い顔を見合わせながら笑った。半年目の記念日。そうやって普通に迎えられたことがすごく嬉しかった。
その日は池袋で遊んだ。二人ではしゃいだりして楽しかった。帰りの電車に乗るまでは…。2005-10-07 05:24:00 -
92:
明日美
遊び終わって撮りたてのプリクラを見ながら、私達は足早に駅に向かってた。帰りの電車に乗るために。
「ねぇ、あれって三嶋 圭じゃない?」
「帽子のやつ?うわっ本当だぁー絶対ホンモノだよ!すごいじゃん」2005-10-07 05:27:00 -
93:
明日美
切符を買っていると近くにいた数人の女の子達がヒソヒソと話しているのが聞こえた。
「圭、気付かれてるよ」
「うん分かってる。とりあえず早く帰ろうぜ」2005-10-07 05:29:00 -
94:
明日美
私達は急いでホームに向かったけど、女の子達もついて来た。その女の子達に気付いた周りの女の子も気付いてしまい、大変な雰囲気になっていた。
電車に乗ったのはいいものの、女の子達もついて来てしまい車内でも目立っていた。2005-10-07 05:31:00 -
95:
明日美
どうしよう…家までついて来たら…そんなことはしないか。でもファンの熱さをこの時初めて知った気がした。
バイクも私の家に止めてあったし、とりあえず二人で駅をおりた。振り返ると、私をにらみながらずっとついて来ている女の子はまだついて来ていた。2005-10-07 05:34:00 -
96:
明日美
なに?わけわかんないし…ウザイよ…。それよりも怖い感じだった。執念とゆう言葉がふさわしかった。
「とりあえず改札出たら走ってタクシー乗ろうぜ。明日美の家まで急いで帰ろ」
「そーだね。じゃあ改札出たらダッシュだよ!本当に走るからね明日美」2005-10-07 05:37:00 -
97:
?
しぉり
2005-10-07 07:18:00 -
98:
名無しさん
?100?
2005-10-07 07:22:00