小説掲示板‐16歳のREAL‐のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

‐16歳のREAL‐

スレッド内検索:
  • 1:

    『お母さん私を許してね』『お母さんごめんね…』



    ―此処は札幌ススキノ―
    歌舞伎町や中洲、そして大阪ミナミに続く歓楽街の一つである。


    彼女の名前は『澪』‐レイ‐まだ弱冠16歳の少女の物語は此処から始まる…。

    2005-11-30 03:23:00
  • 11:

    次々にレイにアキラが浴びせて来る言葉…。


    レイは冷静だった。
    嫌がる事もしなかった。


    ナゼ…?

    いや…それは未だに分からない。

    アキラに犯されるレイをお兄ちゃん達は黙って下から見ていたの。


    レイはひそかに想っていた。【オニイチャン…ナンデタスケテクレナイノ…?】

    【ドウシテダマッテミスゴスノ?】
    【ドウシテオトナノヒトタチヨンデキテクレナイノ?】


    どれくらいの時が経っただろう。
    事が終えた時レイは既に家に居た。
    気付けば母親が電話で誰かに発狂していた。
    お兄ちゃんがお母さんに話したのだ。

    2005-11-30 04:42:00
  • 12:

    レイはそれを呆然と見ていた。
    それと同時に色んな想いがじわじわと込み上げて来たのだ。


    何でお母さんに話すの?


    レイの母親はもうその頃身体を壊し仕事もしておらず市から援助を請ける生活保護で暮らしていた。
    レイの大好きだった昔のお母さんは芯が強く、人一倍負けず嫌いな性格だった。だけど過労で身体を壊してずっと家に居なければならない自分にお母さんはもどかしさを感じ、次々に男を取っ替え引っ替え、毎日お酒に頼る日々…そしてそんな自分自身に負けて自律神経失調症、躁鬱病になっていたのをレイは知っていた。

    2005-11-30 04:53:00
  • 13:

    そんな母親をレイは知っていたからこそ…
    お兄ちゃんを心の中で責めた。

    【大嫌い…。】

    でも実際はそんなの建前だったのかもしれない。きっとレイは…ただ純粋に
    『恥ずかしかった。』
    のだ…。
    家族に知られてしまった。自分がお兄ちゃん達やユウちゃんの見てる目の前で…
    アキラに犯された事を。


    恥ずかしい。
    恥ずかしいよ…。


    家族の誰とも顔も遭わせたくなかった。

    2005-11-30 05:00:00
  • 14:

    その後、パニックになった母親がアキラの父親の店や家に押しかけて行ったのは言うまでもない。
    どうなったのかは知らない。
    知りたくもなかった。
    どうせお母さんの事だから『金』で解決したのだろう。
    お母さんの怒りはお金で解決出来たのかもしれないがレイの想いは計り知れない。計り知れない深く傷付けられたレイの心は誰にも癒される事はなかった。


    そうだね。
    その頃からアタシは嘘で自分を偽り、創り、家族に接する様になっていったんだ。

    2005-11-30 05:06:00
  • 15:

    レイは小学校の時に二回転校を経験している。
    全て母親のワガママでだった。大家さんとの喧嘩。男とのトラブル。その度にとばっちりを受けたのはレイとお兄ちゃん。でもレイは外では活発でとても明るく人見知りなど全くしない女の子だった為転校はそれほど苦にはならなかった。


    小さな町を逃げる様にして転々と暮らすレイとお母さんとお兄ちゃん。
    お母さんの病気は時が経つ度に酷くなっていった。
    毎日家に閉じこもり同性の友達も居なく今や男の影も一切無くなり女としての魅力も消え失せた様に見えてた。

    2005-11-30 05:14:00
  • 16:

    思い通りに行かないと発狂しながらレイに当たる様になったのだ。


    家の家事を大まかレイがするようになったのも10歳になったのを境にだ。
    昔は…学校から帰ってきたら美味しいご飯にお日様に当てられたいい香りの暖かい布団。
    暖かい家庭………


    そこにはその影すら微塵も残ってない。


    ―家庭内暴力―
    レイは日時茶飯事の如く母親からのストレスのはけ口になった。

    そうだ…お婆ちゃんの話をしてなかったね。
    レイのお婆ちゃんはレイのお母さんのお母さん。
    お父さん方のお婆ちゃんも居るけど二回しか面識は無い。

    2005-11-30 05:22:00
  • 17:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 18:

    お婆ちゃんが一度だけレイに投げ掛けた言葉を今でも覚えてる。


    愛情…。
    解ってるよお婆ちゃん。
    お母さんは寂しいんだよね。
    大好きだったお父さんに離婚されて始めは頑張って良い『母親』を努めてたけどやっぱり『女』だもんね。

    心のどこかでそう思いたかったがレイには理解出来なかった。でも大好きなお婆ちゃんを苦しめない為に思ってもない言葉を吐いたのだ。


    そう。
    レイが綺麗な『嘘』をつけば皆丸く収まるね…


    『お母さん…大嫌いだよ』もう家に帰りたくない。
    それがレイの本心だった。

    2005-11-30 05:35:00
  • 19:

    そしてもうひとつの問題はお兄ちゃんだった。

    中学に上がる頃のお兄ちゃんに昔の面影は全く無かった。
    俗に言う「いじめられっコ」になっていたのだ。
    レイとは正反対の性格のお兄ちゃん。昔は明るかったのに今は人の顔色を常に伺う人間不信な性格…

    レイはそんなお兄ちゃんが可哀相で仕方なかった。
    名字は一緒なのにお兄ちゃんなのって言っても誰も信じてくれなかった。

    ある日、不良グループにボコボコにされて顔がパンパンになって帰宅したことが一度だけあった。
    そこでもまた案の定お母さんは『金』で解決したのだ。

    …また?

    2005-11-30 05:43:00
  • 20:

    ナゼチャントオニイチャンノハナシヲキイテアゲナイノ??


    お金でお母さんは満たされるかもしれないけど1番大切なモノを思い出してよ…


    確かに家はお金で苦労した覚えは無かった。
    母子家庭だけど貧乏な思いはしたことはなかった。
    だけどお母さん…
    レイもお兄ちゃんも心が1番なによりも貧しい想いしてる事に早く気付いて欲しい。

    お兄ちゃんはその後その時の後遺症により脳に障害が出た。
    と言っても軽度の為普通に話したり歩いたり、生活の支障になる事はない。
    普通の人よりも発想が薄いのだ。

    2005-11-30 05:54:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
‐16歳のREAL‐を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。