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Last story..

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  • 1:

    名無しさん


    通り抜けた風が
    肌を突き刺し…
    思わず目を閉じた。

    2005-11-29 10:03:00
  • 26:

    名無しさん



    ヒーターで体が暖まってきた頃、ふとガトーショコラの存在を思い出して、『あ!』と叫んだ私は、急いで紙袋の中から中身とは似つかわない可愛い箱を取り出した。

    2005-11-29 12:26:00
  • 27:

    名無しさん

    『これなぁ、作ってん!』
    キョトンとする亮佑に、私は変に自信満々に言う。
    「え、マジで?…俺に?」
    亮佑は、やっと状況を飲み込んで、驚きを隠せない表情で聞いた。
    『うん、バレンタインやから。ケーキやねん。食べてくれる?』
    私が言うと、亮佑は「もちろんやん!」と言って箱を丁寧に開けた。

    2005-11-29 12:30:00
  • 28:

    名無しさん

    中から、木炭の固まりが。いやいや、美味しそうなガトーショコラが見えた。

    『ちょっと、焦げてんけど…』
    私がそう言うと、
    「めっちゃ旨そうやん!食べていい?」
    と、亮佑はフォークを走って取りに行き、三口分くらい一気に口に入れた。

    2005-11-29 12:34:00
  • 29:

    名無しさん

    口を動かす間、私が不安そうに眺めていると…
    「コレマジうまい!!ミナって、パティシェ!?」
    亮佑は、目をキラキラさせて言った。
    『え、マジで?』
    パティシェは、明らかに言い過ぎだろ、と思ったけど、私も一口食べてみると、見た目よりも焦げ臭い味はなく、初めて作ったにしたらガトーショコラっぽくなっていった。

    2005-11-29 12:38:00
  • 30:

    名無しさん

    喜ぶ亮佑の姿を見て、私も嬉しかった。
    「真剣、嬉しいわ。ほんまに、ありがとうな!」
    と言う亮佑に、私が笑顔で『どういたしまして』と言うと、亮佑は、私の目を見て優しく微笑んだ。


    「ミナ、好きやわ。」

    2005-11-29 12:42:00
  • 31:

    名無しさん

    「お前の事、ほんまに好きや。」


    突然、そんな事を言われて私は、照れる間もなくポカンとしていた。

    『…ぇ!急にどうしたんよ〜!』
    照れ隠しのようにそう言うと、亮佑は座っていたベッドから降りて、ゆっくり私を抱き締めた。

    2005-11-29 12:47:00
  • 32:

    名無しさん

    『りょ…すけ?』

    ヒーターの熱のせいか、今この状況のせいか、私の体は熱をしっかり帯びていた。
    「ミナ、ずっと俺の傍におってや。」
    そう言う亮佑の声は、少し震えていた 気がした。

    2005-11-29 12:50:00
  • 33:

    名無しさん

    亮佑の顔が近づく。

    私達は、初めてのキスをした。

    初めは、軽くお互い遠慮がちに…。
    二回目は、少し長めに。
    三回目は、お互い何かを振り払うように…
    激しくキスをした。

    2005-11-29 12:55:00
  • 34:

    名無しさん

    『んっ…』

    亮佑の腕が腰に巻き付き、私も腕を亮佑の首に回す。
    私達は、そのままベッドに倒れこんだ。

    2005-11-29 12:59:00
  • 35:

    なんか、略ばっかりでほんと読みにくくてすみません。

    2005-11-29 13:06:00
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