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Last story..
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1:
名無しさん
通り抜けた風が
肌を突き刺し…
思わず目を閉じた。2005-11-29 10:03:00 -
11:
名無しさん
「お疲れぇーっす!」
カチャンッ
適当に料理の注文を済ました私達は、とりあえず乾杯をした。
「はぁ〜!やっぱ働いた後のビールは格別やなっ」
ジョッキの三分の一くらい飲み干した亮佑が、ご機嫌に言う。
『確かにね〜!』
私も、苦手な炭酸に苦戦しながら、冷えきったビールを喉に流し込む。2005-11-29 10:59:00 -
12:
名無しさん
「ところでさ…」
つきだしの冷奴に箸を運ばせながら、亮佑が改まって言う。
「ミナ、彼氏とは、うまくいってんの?」
そう聞かれて、私は少し戸惑った。
その頃、私には仕事先で知り合い…四か月ほど付き合っていた彼氏がいた。2005-11-29 11:12:00 -
13:
名無しさん
だけど、はっきり言って彼氏とはうまくいってなかった。
というより…私が勝手に冷め切っていた。
社会人暦の長い私に、学生の彼氏は、色々な面で無理があった。2005-11-29 11:15:00 -
14:
名無しさん
『いや、微妙やで。ってか別れたい。』
冷奴に醤油をかけながら思わず、本音が出る。
「そっか〜。まぁ、マキからちらっとは聞いてたんやけどな。」
亮佑が軽くフォローするように言う。
【マキ】というのは、私の親友。もう、付き合って6年くらいになる。亮佑と知り合ったのも、お互いが仲の良かった【マキ】を通じてだった。2005-11-29 11:21:00 -
15:
名無しさん
親友のマキには、何から何まで話していたので、私と彼氏との今の状況も、悩んでいる事も、細かに知っていた。
だから、亮佑を紹介してくれたのかも知れない…。2005-11-29 11:24:00 -
16:
名無しさん
『そういう亮佑クンは、うまくいってるん?』
話をすり替えるように亮佑に問い掛ける。
「あー…」
私の質問に、困ったような顔で苦笑う。
「俺も、微妙やで。」
それだけ言って、亮佑はジョッキの残りの三分の二を飲み干した。
マキから聞いていた。この頃、亮佑にも彼女がいた。写真も見してもらったが、肌が白く、小柄で可愛らしい女の子だった。2005-11-29 11:32:00 -
17:
名無しさん
「まぁ、俺は今、気になってる子がおるから。その子をもっと知ってから、自分の気持ちに整理つけたいと思ってるけどな。」
そう言った亮佑は、こっちを見て少し笑った。
『そっか。』
私も、つられて笑顔になってしまったが、それは亮佑の《気になってる子》がたぶん【私】なんだと、心のどこかで気付いてたからなんだろう。2005-11-29 11:38:00 -
18:
名無しさん
その後、たわいもない話をしながら飲んで、亮佑の「二次会二次会〜♪」という妙なノリで何時間かカラオケに行ってから、帰った。
2005-11-29 11:40:00 -
19:
名無しさん
その日を境に、メール、電話のやり取りも前以上に増えて、見た目とギャップのあるマメな亮佑に、だんだん魅かれていく自分がいた。2005-11-29 11:44:00 -
20:
名無しさん
何度か、二人きりで遊んで出会ってから、二ヵ月くらい経ったある日、亮佑からメールが来た。
「彼女と別れた。本気でミナの事、好きやから、俺と付き合ってくれへん?」
突然だったので、驚いたけど、素直に嬉しかった。
私も、彼氏とは別れてしまっていて、気になっていた亮佑からの告白に、断る理由なんて無くもちろんOKした。2005-11-29 11:54:00