小説掲示板田舎少女のスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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田舎少女

• 1:

  佐奈

  ずっと憧れていた都会。
  ―大阪―。
  田舎もののあたしにとって、大阪の町はとても輝いている夢の町だった。

  2005-08-15 15:56:00
• 2:

  佐奈

  ｢うわぁ…。めっちゃ道広い…。｣
  佐奈17歳。なんとなく大阪に来てしまった。所持金３万円。カバンが二つ。
  大阪には友達もいない…。

  2005-08-15 16:01:00
• 3:

  佐奈

  あたしは初めての大阪に興奮状態で、これからどうするかなんて考えてなかった。
  とりあえず邪魔になる荷物を、コインロッカーに押し込みミナミにくりだした。
  

  2005-08-15 16:06:00
• 4:

  佐奈

  …うわぁ。すごい人の数。お祭りじゃないよね?
  あたしの田舎では、お祭りの時にしか人がいっぱいにならない。ミナミの人の多さに、歩くだけでもやっとで、人の波に流されるままに歩いていった。

  2005-08-15 16:22:00
• 5:

  佐奈

  ｢ねぇねぇ!ちょっとかまへん〜!?｣
  あたしが人の波に流されていると、スーツ姿のお兄さんが話しかけてきた。さすが大阪人。関西弁だ…。
  ｢あっあたしですか!?｣
  初関西弁に挙動不振になるあたし…。おのぼりさん丸出し…。

  2005-08-15 16:27:00
• 6:

  佐奈

  ｢そぅそぅ自分やで♪今なんか仕事してるん〜!?｣
  ｢いや〜。今日出てきたばっかりで、家も仕事も決まってなくて…｣
  あたしの言葉に、一瞬男の目が光ったような気がした。まるで、エサをねらう蛇の目のように…。

  2005-08-16 04:04:00
• 7:

  佐奈

  ｢ﾏﾁﾞで!?じゃぁ、俺がめっちゃええ仕事したげるわ!!寮もあるし、めっちゃ稼げるで!!｣
  住む家さえ決めていなかったあたしは、この話しに興味をもってしまった。これが過ちのはじまりだったのかもしれない…。

  2005-08-16 04:10:00
• 8:

  佐奈

  人ごみの中じゃなんなんで、男が言う職場で話しをすることになった。男に連れられ歩いて行く。
  ｢ここの二階やで♪｣
  普通のﾋﾞﾙの二階にその職場はあった。

  2005-08-16 10:43:00
• 9:

  佐奈

  階段を登り二階に行くと、清潔感あふれる部屋に入った。白を基調とした部屋で、カウンターの向こうに男の人が座っている。
  ｢ちわっす!｣
  カウンターの男に、一緒に来た男が話しかける。

  2005-08-16 10:50:00
• 10:

  佐奈

  二人でﾎﾞｿﾎﾞｿと喋った後で、あたしは奥に通された。
  ｢あっ、初めまして。野口です。よろしくね♪｣
  カウンターの男は異常に優しい声で喋りかけてきた。野口さんは、なかなかの良い男で、きっちりスーツを着こなした、できる男とゆう感じの風貌だ。

  2005-08-16 11:00:00
• 11:

  佐奈

  ｢じゃあ早速だけど、佐奈ちゃんだっけ?仕事の内容とかは分かってる?｣
  野口さんは、優しい口調で語りかけてきた。
  ｢いや、まだ全然聞いてません。ただ、寮がついててお金がいいって言われたんで…｣

  2005-08-16 14:35:00
• 12:

  佐奈

  ｢そうか〜。寮はすぐに入れるし、お金も日払いだよ♪仕事の内容は、男の人に体を使ってサービスするんだ。いわゆる風俗ってやつだよ｣
  ………風俗。田舎では年をごまかして水商売をしていたからなのか、何故か特別ビックリすることもなかったし、あたしはすんなり受け入れてしまった。

  2005-08-16 16:36:00
• 13:

  名無しさん

  続き気になる！

  2005-08-16 17:26:00
• 14:

  名無しさん

  ぁげ

  2005-08-17 14:51:00
• 15:

  佐奈

  名無しさんありがとぉ☆

  2005-08-17 21:28:00
• 16:

  佐奈

  話しはとんとん拍子で進み、明日から仕事、そして寮に入ることになった。年齢のことは、後一ヶ月で18歳になるとゆうこともあってか、他の女の子やお客さんに口外しないことだけしか言われなかった。
  店名はユキナ。風俗嬢ユキナ…。

  2005-08-17 21:34:00
• 17:

  佐奈

  不安や恐れなんてものは全くなかった。
  それよりかも、都会ぐらしへの期待がいっぱいだった。

  2005-08-17 21:37:00
• 18:

  佐奈

  次の日、あたしは夕方の五時に店に出勤した。
  ｢おはようございます…。｣
  ｢おはよう!あっ、待機室しらんかったけ!?ごめんな〜。こっち来てや〜♪｣
  野口さんは、さわやかな笑顔で迎えてくれた。…なんていい人。

  2005-08-17 21:48:00
• 19:

  佐奈

  あたしは野口さんにつれられ待機室につれていかれた。部屋はなかなか広くて、想像していたよりも明るくて清潔な感じがした。
  あたしの勝手な想像なのだが、風俗ってゆうのは暗くて、ジメジメしていて汚い、そんな思いがあったのだ。

  2005-08-17 21:56:00
• 20:

  佐奈

  ｢女の子は、まだほとんど出てきてないねんけどその内来るからまぁ良い子ばっかやし仲良くできるから、心配しんとき♪｣
  別に心配もしてないんだけど…ん〜笑顔がかわいい!!(笑)どうやら、あたしは野口さんのさわやかスマイルにやられてしまったようだ…なんて惚れやすいあ・た・し☆

  2005-08-17 22:04:00
• 21:

  佐奈

  一通りの説明をうけた後で、野口さんがさわやかに言った。
  ｢よしゃ!じゃ講習しようか!｣
  講習?ビデオか何かで教えてもらうんだろうか。水商売には講習なんてものはない。風俗初心者マークのあたしには講習がどんなものなのかわかっていなかった。

  2005-08-20 02:28:00
• 22:

  佐奈

  ｢じゃあ行こうか!｣
  あたしは仕事用のﾊﾞｯｸをもって待機室を出た。
  ﾊﾞｯｸの中身は、ﾛｰｼｮﾝ、ﾓﾝﾀﾞﾐﾝ、ｲｿｼﾞﾝ、ﾛｰﾀｰ。

  2005-08-20 02:31:00
• 23:

  佐奈

  あたしが入店したのはいわゆるホテルヘルス、略してホテヘル。お客さんは、まず受付である店舗の方で女の子を決める。それからその女の子と、受付である店舗の近くのラブホテルに行くとゆうシステム。
  恋人感覚で楽しむ風俗なのだ。

  2005-08-20 02:37:00
• 24:

  名無しさん

  頑張れぇ?

  2005-08-20 02:39:00
• 25:

  佐奈

  だからまず、ﾗﾌﾞﾎへの道順を覚えさせられた。提携しているﾎﾃﾙは何件かあって、あたしのちっこい頭脳はそれだけでこんがらがりそうになる。
  ｢まぁ、店に地図もあるから大丈夫やから!んじゃ、ここ入ろうか!｣
  …へ?ﾗﾌﾞﾎ入るの!?

  2005-08-20 02:41:00
• 26:

  佐奈

  24ｻﾝありがと(>_

  2005-08-20 02:45:00
• 27:

  佐奈

  部屋に入ると、タイマーの時間配分とセットのしかたを教えてもらった。
  ｢じゃあ、お風呂入ろうか!｣
  野口さんは言うが早いか、スルスルと服を脱ぎはじめた。あたしは何をしていいのか分からず、野口さんのぬぎっぷりをｼﾞｯと見つめていた。

  2005-08-22 05:13:00
• 28:

  佐奈

  ｢どぅしたん!?ﾕｷﾅちゃんも脱いでや!｣
  ………………えっ?
  ｢はぃ!?ぬ、脱ぐんですか!?」
  ｢当たり前やん!｣

  2005-08-22 05:16:00
• 29:

  佐奈

  かなりてんぱっているあたしに対して、野口さんは笑いながら
  ｢講習っていうのは、お客さんにするのと同じことをするんやで!｣
  と教えてくれた。…ﾌﾘﾁﾝで。
  まぁ、これから色々な人の前で脱いでいくんだから…大丈夫なはず。なんだけれど、なかなか脱ぐことができない。

  2005-08-22 05:22:00
• 30:

  佐奈

  だって、これからお店に行ったら野口さんにあうんだよ?野口さんにとってどぅもないことでも、あたしはきっと野口さんの顔を見る度に、ﾌﾘﾁﾝ姿の野口さんを思い出してしまうだろう…。こうしてあたしの儚い恋は終わりを向かえたのである。

  2005-08-22 05:28:00
• 31:

  佐奈

  なんてことを考えていたら、待ちきれなくなった野口さんに無理矢理に服を脱がされた。
  恥ずかしがる間もなく、お風呂に入り手順を教えられた。ｲｿｼﾞﾝでウガイとか、おっぱいで体を洗う方法とか…

  2005-08-22 05:32:00
• 32:

  名無しさん

  続き気になる〜☆更新まってます☆

  2005-08-23 09:07:00
• 33:

  佐奈

  ありがとぉ(^^)頑張ります♪
  
  ﾌﾘﾁﾝ姿の野口さんは、半立ち気味のﾁﾝﾁﾝをかくしもせず堂々としている。なれてないあたしにとって、顔が赤くなるやら、どもるやら、あげく風呂にのぼせるわ……散々だ。

  2005-08-23 23:52:00
• 34:

  佐奈

  とりあえずお風呂を出ていそいそとﾍﾞｯﾄに向かった。
  するといきなり野口さんにキスをされながら押し倒された。…うそん!キスをされながら、体に巻いたﾀｵﾙを剥がれるあたし。緊張のあまり体が動かない…。

  2005-08-23 23:56:00
• 35:

  佐奈

  野口さんのキスは、唇から耳に移り優しくあまがみをする。
  ｢…ﾝｯ｣
  やばい!!あたし耳弱いんだってば!!なんて言えねぇ〜。とりあえず必死で声を出さないよぅにしていたら、野口さんが耳元で甘くささやく…

  2005-08-23 23:59:00
• 36:

  佐奈

  ｢いっぱい声出して?｣
  一瞬鳥肌がたったけど、もぉどおにでもなれ〜!!
  ｢ｱｯ…ｱｯｱﾝ!!｣
  

  2005-08-24 00:02:00
• 37:

  佐奈

  野口さんはそれに気を良くしたのか、ｴﾛﾓｰﾄﾞ全開に………。
  ﾁｸﾋﾞを舌で転がしながら、手でもう一方のﾁｸﾋﾞをいじめてくる。
  ｢ｱｯ!ｱﾝ!ｨﾔ!感じちゃう!!｣
  ｢ﾕｷﾅﾁｬﾝはｴﾛｲなぁ〜?下ぬれてるんちゃう?｣

  2005-08-24 00:07:00
• 38:

  佐奈

  言い忘れていたが、あたしは言葉ぜめに弱い…。
  ｢そっそんなことないです!ｱｯ!!｣
  ｢じゃあ確かめたげるわ…｣
  野口さんはニヤッと不適な笑みを浮かべ、あたしの大切な部分へと手を伸ばした。
  ｢ｨﾔ!あっあっやぁ〜!!」

  2005-08-24 00:11:00
• 39:

  名無しさん

  書いてぇぇ??

  2005-08-24 00:54:00
• 40:

  佐奈

  ありぁーす♪頑張って書きます☆
  
  ｢やっぱり濡れてるやん…ｴﾛｲ子やな…」
  野口さんの指は、あたしの敏感な部分をゆっくりとさする。優しく、優しく…
  ｢あっ…ん…だめぇ…｣

  2005-08-24 02:58:00
• 41:

  佐奈

  ｢何がだめ?気持ちいいんちゃうの…?気持ちいいゆわなもぅやめるで?いいん?｣
  そう言いながら、指の動きは早くなる。…ﾁｭｸﾁｭｸ…ﾋﾜｲな音が余計にあたしを興奮させる。
  ｢あっ〜やめないで!!気持ちいぃ!あっあんいいです!!」

  2005-08-24 03:03:00
• 42:

  佐奈

  ……ﾋﾞｸｯｯｯ!!
  ｢あぁ〜んっ!!」
  ｢ﾕｷﾅちゃんｲｸ時はちゃんとゆわなあかんやん…｣
  野口さんはいってしまったあたしを見てｸｽﾘと笑った。
  ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ…ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ…

  2005-08-25 00:50:00
• 43:

  佐奈

  ｢ああっ!時間やわ!!｣
  ちょうどあたしがいってしまった後でﾀｲﾏｰが時間をしらせた。…やっと終わった…。あたし達はすぐにﾎﾃﾙを出て店に戻った。
  待機室に入るともぅ何人もの女の子が出勤してきていた。

  2005-08-25 00:55:00
• 44:

  佐奈

  水商売のようなｹﾊﾞｹﾊﾞしさはなく、いたって普通の子という感じの印象…。なんとなく輪に入れずに、あたしはすみっこに座った。
  ｢おはよぉ〜!!｣
  あたしが座った途端に、ﾄﾞｱか開いたと思ったらかんだかい声が聞こえてきた。

  2005-08-25 00:59:00
• 45:

  佐奈

  ｢ありゃ?新しい子入ったんや〜♪はじめまして!!うちリカ☆ﾖﾛｼｸねっ!!｣
  この子が大阪での初めての友達。リカちゃんはあたしの三個上の20歳、細身で綺麗なお姉さん。すごく気さくな人で、色々と話しかけてくれた。

  2005-08-25 01:04:00
• 46:

  名無しさん

  本番なし？

  2005-08-25 01:16:00
• 47:

  佐奈

  ｢仕事どうやった?続けれそう?｣
  あたしは迷うことなくこう言った。
  ｢はい!続けれます!｣
  …だってあたしは風俗嬢ﾕｷﾅだから。

  2005-08-25 01:20:00
• 48:

  佐奈

  47さん→本番なしですよ☆
  
  その日、寮に送ってもらい、あたしの一人暮らしがはじまった。
  部屋はカーテンと、テレビと小さな冷蔵庫があるだけ…。ガランとした部屋はやけに声がひびく。一人になると急に寂しさが襲ってきた。

  2005-08-25 01:25:00
• 49:

  佐奈

  けれど、一人になったら寂しさが襲ってくる。
  その日は、固い床に寝転がり眠りについた…涙が頬をつたってゆく。
  …もっと強くならなくちゃ…

  2005-08-25 01:33:00
• 50:

  佐奈

  ―1ヶ月後―
  ｢リカ姉おはよぉ♪｣
  あたしとリカ姉は、二個1に間違われる程に仲良くなっていた。仕事も順調…。何もなかった部屋は、あたし色に染められ居心地も抜群だ。あたしの大阪での暮らしは順調に思われた……この日までは。

  2005-08-25 01:39:00
• 51:

  名無しさん

  >>1-100
  はいけん?

  2005-08-25 01:40:00
• 52:

  名無しさん

  >>1-500

  2005-08-25 01:41:00
• 53:

  名無しさん

  おもしろい?頑張ってください?

  2005-08-25 02:47:00
• 54:

  佐奈

  54さん、53さん→なんかわからんけど、読んでくれてありがとぅ☆
  55さん→おもしろいとか照れるやぁ〜ん(._.)ゞ つたない文章ではございますがこれからも是非見て下さいませ♪

  2005-08-25 04:00:00
• 55:

  佐奈

  ｢あぁ…さな、おはよ。｣
  リカ姉は元気がない。それどころか、顔も上げようとしない。
  ｢リカ姉?どうしたん?なんで下向いてるの?｣
  あたしが問掛けても、リカ姉からは返事がかえってこない…。

  2005-08-25 04:06:00
• 56:

  佐奈

  あたしはたまらずリカ姉の顔をのぞき込んだ。
  ｢………ｯ!どうしたの!?それ!!｣
  リカ姉の顔はみごとに腫れあがっていて、目の周りは真っ青だった。いつもの綺麗なリカ姉とはまるで別人だ…。
  ｢ねぇ!!リカ姉!?何でなんもゆわんの??誰にされた!!?｣

  2005-08-25 04:11:00
• 57:

  佐奈

  ｢さな…さなぁ…｣
  リカ姉は、泣きながらあたしに抱きついてきた。いつもしっかり者で気が強いリカ姉が、こんなに泣くなんてよほどのことがあったに違いない…。

  2005-08-27 04:37:00
• 58:

  佐奈

  リカ姉は泣きながらポツポツとしゃべりはじめた。
  ｢リカな…彼氏いてるやん?｣
  リカ姉には、一つ年上の彼氏がいる。リカ姉は、彼氏のことがすごく好きでいつも彼氏のことを話していた。

  2005-08-27 04:43:00
• 59:

  佐奈

  ｢リカな、彼氏に仕事ばれてん…。ずっとｷｬﾊﾞｸﾗで働いてるって言ってたんやけど、名刺見られて…ここに調べにこられてん。パネル見て確信したらしくて…喧嘩になってどつき回された。｣
  

  2005-08-27 04:51:00
• 60:

  佐奈

  リカ姉は、真っ青に腫れあがった目からﾎﾟﾛﾎﾟﾛと涙をこぼしている。
  あたしだって女だから分かる。リカ姉が彼氏に風俗嬢だと言いだせなかったことが。彼氏の気持ちも分かるような気がする。自分の好きな女が、他人と体を合わせていることがどんなに苦痛か…。

  2005-08-29 05:47:00
• 61:

  佐奈

  ｢リカな、お店やめるねん。今日来たのもな、荷物とりに来てん…｣
  リカ姉がやめる…。寂しいけれど、止める気にはならなかった。…いや、止めたら駄目なことがどっかで分かってたんだと思う。

  2005-08-29 05:52:00
• 62:

  佐奈

  リカ姉は、その日を最後にお店をやめて行った。
  お店には、リカ姉以外に仲の良い子はいない。せいぜいあいさつ程度の会話…。あたしは、急激に孤独になっていった。

  2005-08-29 05:55:00
• 63:

  佐奈

  ｢なぁなぁ、何してるん〜!?｣
  仕事帰りに、ｺﾝﾋﾞﾆに寄ろうと歩いているとｽｰﾂ姿のあきらかにﾎｽﾄであろう男に声をかけられた。…うっとうしい…声をかけられるのは初めてじゃない。ミナミを歩いていたら、嫌でもキャッチに出くわす。

  2005-08-29 06:00:00
• 64:

  名無しさん

  しおり

  2005-08-29 10:48:00
• 65:

  佐奈

  66ｻﾝ→読んでくれてありがとぉ!!
  
  前までは、大抵リカ姉と一緒だったからキャッチには完全無視と決めこんでいた。リカ姉は、ﾎｽﾄがすごく嫌いで、よくあたしにﾎｽﾄだけは行ったら駄目だ!と言ってたいたのだ。

  2005-08-30 12:57:00
• 66:

  佐奈

  その日も完全無視を決め込むあたし…。
  ｢なぁ、お姉さん〜?無視しやんといてや〜!?なぁ、なぁ〜｣
  こいつしつこい…。あたしは足早にｺﾝﾋﾞﾆの中に逃げ込んだ。さすがにｺﾝﾋﾞﾆの中にまでは追っかけてこないようだ。…よかった〜。ホッとしながら、オニギリとサラダ、ﾋﾞｰﾙにチーカマ、ｶｷﾋﾟｰを買い外に出た。

  2005-08-30 13:03:00
• 67:

  佐奈

  今のあたしの日課は、一人で飲むこと…。飲まないと眠れない。
  よしっ!!今日も飲むぞぉぃっっ(ノ^^)ﾉなんて心の中で叫んだ瞬間…。
  ｢あっ!!ﾋﾞｰﾙ買ったん!?うわぁ〜チーカマやんチーカマ♪俺チーカマ好きやねん!｣

  2005-08-30 13:09:00
• 68:

  佐奈

  さっきのホストだ…。何てしつこい奴…。
  ｢自分めっちゃしつこいなぁ…ﾁｰｶﾏあげるわ〜｣
  あたしは歩きながら袋からﾁｰｶﾏを取りだし、に渡した。

  2005-09-05 05:30:00
• 69:

  佐奈

  ｢うわっ!!めっちゃうれしぃわ〜ありがと♪｣
  満面の笑みでﾁｰｶﾏを口に運ぶ。年は23歳くらいだろう。さっきまでは顔もきちんと見てなかったのだが、かなり綺麗な顔立ちをしている。
  サラサラの茶色い髪に、優しい目、鼻筋が通っていて美しい形の唇は男ながらに色気がある。

  2005-09-05 05:41:00
• 70:

  佐奈

  ｢俺、ﾚｲｼﾞ!よろしく♪自分は何て名前なん!?｣
  改め、ﾚｲｼﾞ。この日は結局家につくまでﾚｲｼﾞと話していた。
  久しぶりに人と喋った気分…。何でだかすごく気分が良い。きっとあたしは寂しかったんだと思う。

  2005-09-05 05:51:00
• 71:

  佐奈

  部屋に戻ったあたしの手には、しっかりとﾚｲｼﾞの名刺が握られていた。
  ━GoLD━主任 結城玲士
  主任なんだ…けっこうえらいんだぁ。なんて考えながら、さっきﾚｲｼﾞとバイバイした時の会話を思いだす。

  2005-09-05 06:00:00
• 72:

  佐奈

  ｢ﾕｷﾅ、これ俺の名刺やからメールしてや!絶対やで☆｣
  …………メールするだけだし、それくらいいいよね?
  
  これが間違いだったのに気付くのは、もっとずっと後になる…。

  2005-09-05 06:05:00
• 73:

  佐奈

  その日から、あたしはヒマさえあればﾚｲｼﾞとメールするようになった。内容なんて、あってないようなどうでもいい日常メール。
  今から仕事だとか、どんな食べものが好きだとか…

  2005-09-05 06:08:00
• 74:

  名無しさん

  まだｽｶ?？ ずっと待ってるんやけど。。

  2005-09-14 02:31:00
• 75:

  名無しさん

  ┌(。Д。)┐ あげ♪

  2005-11-23 02:22:00
• 76:

  名無しさん

  >>1-100

  2005-11-23 03:20:00