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〜幸せの見つけ方〜
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1:
優羽
このお話はノンフィクションです?
2005-11-19 15:21:00 -
32:
優羽
あれから私は、母と二人で、バンスのお金を払って、正式に足を洗うことが出来た。まだ子どものことは悩んでいたけど…やっとの思いで涙を飲む決断をした。知り合いに中絶届けの書類に署名をしてもらい判をもらった。自分の弱さが悔しいけれど…、非難される事もあるだろうけど、綺麗事だけでは生きていけない…そう自分にいい聞かせ…母と二人、前に訪れた産婦人科に再び足を運んだ………。そう、今日はお腹の子どもと最後の日。決断したとは言っても、母性が暴れるのか、どうしようもない感情に襲われ情緒不安定が限界にきていた。『やっぱりサヨナラしたくないよぉ…ヒック…ック』これが本音。訳が分からないまま受付が終わる。静かな待合室、自然と妊婦さんに恨めしげな目線を向けてしまう…。時間が経ち、待合室は、母と私だけの二人になった。
2005-11-19 22:14:00 -
33:
優羽
時計がチクタクと心臓の音と重なる…。さすがに母も下を向いてふさぎこんでる。会話もない静まった待合室で、私は溢れて止まらない涙を膝に落としながら、どうしようもない気持ちでギリギリと拳を握り締めていた。ドアの向こうから誰かがこちらに向かってくる音がする。テンパる頭が【いま】を理解しきれなくなって、スローモーションになっていく。ガチャ…『…○○さん、診察室へどうぞ…』着々と仕事を進めようとする看護婦さん。全てが敵に見えてくる…けどもう遅い…。私はゆっくり立ち上がると、一度母の方を向いた。母は眉を歪めて不安げに私を見ている。私は、母を安心させようと少しだけ頷くと、おぼつかない足取りで診察室に入っていった。シーンとしか部屋、今日は前と違って、カチャカチャと銀色のトレイに並べられた医療器具が生々しく感じる…。手慣れた感じの先生(私も安易に思われているのかな…。)淡々と腕に注射をされ、既に意味不明な頭の中。通されたのは、あまりにチープな処置台。寝転がると腕や足を固定された。周りにあるものを確認するためか、私が頭をキョロキョロさせていると左側にある、アルものが目に入った。エコー
2005-11-20 05:43:00 -
34:
削除削除されますた
あぼ~ん -
35:
優羽
本当なら注射も、血も、痛いことも大嫌いだよ。でも……消えてなくなる赤ちゃんの方が心も体も痛いから、絶対痛いだなんて思わない。
そんな事を思ってた。
あれから随分経ったような感じ、深い深い眠りから私を呼び起こす声がする。次第に体全体に神経が戻ってきた、下半身からズキンズキンっと鈍くて、キューーッとするような痛みが走る…。看護婦さんに抱えられて、運びこまれたのは病室。頭はグラグラだし視界も定まったものじゃない、訳が分からない中で、とても声には出さずにいられなかった。お母さんも気が動転してしまっていたに違いない…。それから2時間後。フカフカのベッドで目が覚めた私、オシリに違和感がある。生理用のナプキンが付けられてるのが分かった。看護婦さんが何かを囁くと、下半身から何かをシュルシュル取り出している、ソコから止血用のガーゼを取り出したのだろう。空っぽになった中身…。もう私の体のどこにも居ないんだぁ…って思ったら、ものすごく情けなくて泣けた。2005-11-20 06:10:00 -
36:
優羽
帰り道は抜け殻みたいなアタシ…。歩き方を忘れたかのような足取り。この状態で人目につくのは少し痛かった。『ママーッ』『ほらほら、コケなさんなよぉ』顔をあげると、4歳くらいの男の子と産まれたばかりの乳児を抱えた優しい顔をした母親の姿があった。正直に言えば、羨ましく感じてしまった…辛くて堪らなかったし…でもそんな風に感じちゃいけないって分かってた。だって、そんな風に思える生き方をしてこなかったから…。3月5日、見上げた空は、今にも泣き出しそうな灰色の曇空でした。
2005-11-20 06:22:00 -
37:
優羽
しばらくして、痛みが次第に薄れていく中で、私は確実に歩きだした。実家で一緒に暮らすとなるとキマヅイから、父親が置いていった家に一人で住むことになった。地元の友達が押し寄せてはドンチャン騒ぎ、みんな大人になってる。女の子なんかは大概みんな彼氏がいて、中には不倫中の子もいたり…。耐えない話で盛り上がれるのは気の知れた友達だから。私はと言えば、幸せなんて分からないし、自分が本当にソレを望んでいるかも良く分かんないから、その辺は適当に考えてた。とゆうより…もう恋はしないって思ってたから。
2005-11-20 06:32:00 -
38:
優羽
(あ〜そだそだ…携帯変えたんだよね、みんなに連絡しとかなきゃ)
地元に戻ってから、私は少しだけ成長した。そして、子供をなくして、少しだけ大人になった。昼の仕事も探し始めた、、昔は喧嘩の耐えなかった母親とも上手くやれている。平穏で穏やかで、彼氏はいないけど普通の女の子の生活みたい。逃げることはしなくなったと思う、そして…自分の過ちや間違いを受け入れられるようになったと思う。うまく吸収できているんじゃないか…と…まぁ自分では思うのだ(本当かどうかは知らん(苦笑))。仕事に未練を残すまいと新規一転して携帯を新しいのに変えた。もう必要最低限の番号以外は入れないつもり。彼氏候補?居ないイナイ、だからイラナイ番号は必要ないのです。実家で携帯を見ながら黙々と作業していると『あっ優羽、あんたに手紙きてたん思い出したわ!いろいろあったからなぁ…お母さんも気が動転してもてなぁ…』とお母さんが、大好きなおせんべにかじりつきながら声をかけてきた。『バリバリいわせながら喋らんといて!(笑)手紙ぃ?誰からぁ〜?』『○○祐治?て人やけど、前の住所から転送されてきてるからぁ……お客さんと違うの?』2005-11-20 07:05:00 -
39:
削除削除されますた
あぼ~ん -
40:
優羽
『う…ん?あぁ〜!ゆぅちゃんやん』
【優羽ちゃんへ、元気にしていますか?僕は元気にしてます。最近どうしてるのかなぁと思い手紙を書きました。突然でごめんね。〜中略〜また手紙を書きます。p,s約束通り、僕は変わらずにいます 祐治より】………(変わらず……に?)2005-11-20 07:13:00 -
41:
優羽
手紙の送り主の祐治と出会ったのは、ちょうど手紙を貰った1年前。2003年7月6日。当時働いていたマンションヘルスで出会った、嬢と客の関係。荒んだ生活でストレスばかりを抱えていた私は、毎日のように自分の将来を不安に考えてはリストカットをしていて、とてもお客さんに夢を与えられるような嬢じゃなかった。そんな時、お客さんにきたのが祐治。
2005-11-21 10:59:00