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〜幸せの見つけ方〜
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1:
優羽
このお話はノンフィクションです?
2005-11-19 15:21:00 -
61:
優羽
【うん。ありがとう…。ちゃんと話してくれて。俺はね、正直に言えば、優羽ちゃんを愛せても、お腹の子供を愛せたか分からない。きっと複雑すぎて、心からは愛せなかった。見送ったことは、酷いけど安心してしまっている俺がいる。けど、俺は優羽ちゃんが受けた悲しみ以上に幸せにしてやりたい。優羽ちゃんの子供の為にも、ママは俺が守るからって。もし叶うなら、次に優羽ちゃんに宿る子供は俺の子供がいい。そして、優羽ちゃんの子が、俺と優羽ちゃんの子供として還ってきてくれるといいなと思ってる。なんの迷いもなく、精一杯に愛情を注いであげたいから。でも、子供は優羽ちゃんに大切なことを沢山気付かせてくれたね…。俺の気持ち…通じたかな?】。きっと…酷い言葉だと分かってて、、愛し方を非難されるかもしれないこと分かってて、綺麗ことを言わずに伝えてくれたんだろう。本当は少し傷付いたり、疑問に感じてしまうこともあったけど、無責任に『大丈夫、全部愛せるよ』と言われたほうが、きっともっと疑問に感じてしまったかもしれない。その本当の優しさが痛いほど分かるから……嬉しかった。
2005-11-21 19:00:00 -
62:
削除削除されますた
あぼ~ん -
63:
優羽
昔のアタシなら、ゆうちゃんと出会っても、きっと上手くいってなかったなと思う。今だから出会えて良かったんだ…。タイミングって、こうゆうものなんだね。
2005-11-21 19:05:00 -
64:
優羽
時間が過ぎて、私はある事で悩んでいた…、ゆうちゃんに全部話した日にゆうちゃんに言われたのだ。『5月の連休に会いに行きたい』と。会いたいのは私も同じ…。けど、なんだか不安だった。1年もお互いの姿を見ていないし(ゆうちゃんの携帯が写メールを使えないものだったから)、頼りなのは声だけ。空白の時間にお互いを美化しすぎているんじゃないかと思うと不安だった、嫌われたくないという気持ちの裏がえしなんだけど…。日に日に気持ちが重くなる……。そうするうちに、私は彼を試すような事ばかりを言うようになってしまった。
2005-11-21 20:10:00 -
65:
優羽
『やっぱり会いたくない』の一転張りで困らせてしまっていた。駆け引きをする訳ぢゃないのに、本心とは違う事を言ってしまう。そうする事を繰り返しているうちに、自分の気持ちも分からなくなってきた。彼から電話がきても、今まで明るく話してたのが嘘みたいに対応してしまってる。(あ〜ぁ…なんでこんな風になっちゃうんかなぁ…)彼の気持ちも自分の気持ちも重たい…。幸せって何だろうって考えてた時よりも、幸せの意味を分かるようになった。だけど、逃げ癖がまだ抜けない私には、幸せになる資格がない気がした。季節はもう4月、ゴールデンウィークまで一ヶ月をきっていた。
2005-11-21 20:59:00 -
66:
優羽
冴えない気分を誤魔化すために、地元の女友達とカラオケに繰りだした。愛果と鈴とフリータイムで朝まで。10代の頃は、朝まで歌っても足りないくらいだったのに、3時間歌ったところで、まったり女の子らしいトークタイムに突入。女3人揃えば話題はもっぱら恋愛話。恋愛にもつれ込んだ話を避けたい私としたら、少しうんざりしていた。愛果は23歳のホステスで、恋多き乙女である、恋愛話に火がつきやすく、略奪愛に燃えやすいとゆう痛い面を持ち合わせてる他、とにかくモテル、が…女には嫌われやすい………中身を知ればいい子で、良く喧嘩もするけど私とは腐れ縁とゆうやつだ。鈴は、私と同じ中学出身で同い年。一番付き合いが長くて一番付き合いやすい。恋愛には無頓着で、男性経験も少ない、けど最近まで不倫に走っていた。ちょっと癖のある2人だけど楽しい友達だ。『ちょっとぉ〜、優羽カオ暗くないっ?』調子のいい愛果、ジロッと睨んでシカトしてやった。『シカトとかぁ!マジやな感じじゃない?』『そのキィーキィーウルサイ猿みたいな声やめてくんない?』ガキくさいことをしてるのは分かってたけど、しゃべり方を真似て返してやった。
2005-11-21 22:04:00 -
67:
削除削除されますた
あぼ~ん -
68:
優羽
『こらこら…。まぁ愛果ちゃんは最近どうなんよ〜』と、ムクレっ面の愛果をなだめるように間を割ってきたのは鈴。さすがは付き合いが長いだけある。私のことを良く分かってらっしゃるね…。胸を撫で降ろしていると、ツンツンと鈴が腕を小突いてきた。『あっ?』『アンタ、後でファミレスな。』と呼び出しを食らった。(そんなとこまで感づかなくていいって…)と煙草をふかしている私の横で、キャッキャッと愛果が新しい彼の話を幸せそうにしていた。
2005-11-21 22:12:00 -
69:
優羽
気分は一向に良くならないままでカラオケ終了。『まぁ〜さ、いくら馬鹿なアタシでもアンタに何かあったのは分かるからさ。わたしにも話せるくらいになったら話してね』と白い息を吐きながら気遣ってくれたのは愛果。『お…おぅサンキュ』私の頼り無さげな声を聞いて、頑張れよっとゆうような小さなガッツポーズを私に見せてタクシーに乗り込んでいった。『さてっ、寒いし。行きますか』と鈴にポンッと肩を叩かれ、近所のファミレスに向かった。
2005-11-21 22:20:00 -
70:
優羽
『ドリンクバー2つで』金欠だった中学の時から頼むのは、お金を持つようになっても変わらないドリンクバー。しばらく無言でいると鈴がカオを覗きこんできた。『いったいその暗い顔が直らんのはなんなんでしょうね。てか何があったんさ』……。テーブルにゴンッと勢いよく頭をぶつけてうなだれる私。『まぁ…私にも恋話が出てきてね…』『…は?てかおぃおぃ…恋話なら何故にそんな顔されとるのよ、まさか、また金絡んどるんかぁ〜?』……。『ちゃうて…そんなんやったら、まだお安いもんやし悩まんし…てか働いとらんのに貢ぐ金があるかい』『開き直るな(笑)今日の君まったく意味分からんよ?』だんまりじゃ拉致がアカンなと諦めた私は、これまで起こった祐ちゃんとのことを話した。
2005-11-21 22:33:00