-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
ー今あなたに伝えたいー
-
1:
サリ
2005-10-02 03:18:00 -
5:
サリ
「今から?無理やわ!」
「お願い!迎えに行くから!」
強引な男。
仕方無く適当に用意を済ませ、待ち合わせの場所まで歩いて行った。2005-10-02 03:25:00 -
6:
サリ
すれ違う人達は、やっぱり浴衣姿が多い。暑苦しい夜を涼しくさせる。
そして、幸せそうな笑顔は不幸せな私も微笑ませてくれる。
よかった。
まだ人の幸せを喜べる自分で‥‥。2005-10-02 03:26:00 -
7:
サリ
男には困っていない。
でも、彼の事は本気で好きだった。彼はよく浮気をする人。
最初は泣いてばかりだった私も、いつのまにか浮気をするようになっていた。2005-10-02 03:28:00 -
8:
サリ
そんな二人の間には、信用もない。関心もない。
裏切りもない。
愛情さえも薄れてしまった‥‥。
「ひさしぶりやん!」
男は前会った時と少しも変わらず笑顔を作っていた。2005-10-02 03:30:00 -
9:
サリ
私も無理矢理笑顔を引きずりだし、車に乗り込み居酒屋に向かう。
他愛無い話をしながら、お酒を飲む。
この男は、友達の紹介で知り合った。優貴。2005-10-02 03:31:00 -
10:
サリ
私より、年上なのに、子供の様に無邪気な笑顔を見せる。まだ顔を合わせて二回目。だけど、人見知りの私も自然に話せる。
優貴はそういう人。
別れて少し胸に穴があいたような気がしていた私は優貴と笑っていた。
2005-10-02 03:33:00 -
11:
サリ
初めて優貴の家に行った。どちらかが誘う訳でもなく。いやらしい感じは、一握りさえもなかった。
テレビを見ながら、ベッドに寝転ぶ。
優貴は、疲れていたのか横ですやすやと寝息を立て始めた。
私は優貴の寝顔を見ながら母性本能が自分にも、ちゃんとある事を知った。2005-10-02 03:35:00 -
12:
サリ
煙草に火をつけ、煙を肺に入れ、私自身を落ち着かせる。まだあまり知らない男の家に行くのは、それなりに抵抗があった。
どくどくと、いつもよりも強く波打つ心臓を何より早く抑えたかった。2005-10-02 03:37:00 -
13:
サリ
ただでさえ、優貴に子供っぽく見られているのに、心の奥までも、子供の部分がある自分が嫌だった。
優貴が寝て少し安心したがなかなかそれが全部なくなってくれない。眠りにつけない。
テレビをぼーっと見ていると、今日の出来事が、頭を駆け巡る‥‥。2005-10-02 03:40:00 -
14:
サリ
いきなりの別れ話。
彼に何も言えなかった。突然すぎて驚いた。
思い返していると少しだけ悲しくなった私は、目に溜まって今にも落ちそうだった水を急いで指で拭った。彼を想って、涙を流さない事が私の精一杯の強がり。2005-10-02 03:42:00