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1:
サトコ
つたない文章ですが、よかったら読んでみてください。
2005-09-23 01:12:00 -
11:
サトコ
その時は「この人何自己中なこと言ってんの?やっぱりこいつにとっては妹なんかどぅでもいぃよぅな存在なんやな」って思った。だけど今思うと、それだけストレスがたまってたんだと思う。毎晩続く怒鳴り声に勉強にも集中できず、ただじっと部屋で耐えていたに違いない。だけど、彼は彼なりに死のうとしたあたしを止めてくれた。あたしはそう思っている。
2005-09-23 18:29:00 -
12:
サトコ
しかしその時はテツヤのことなんて頭にもなかったあたしは、それからも家で暴れた。母はもう何も言わず、ただ泣いていた。家の中はめちゃめちゃだった。
テツヤは結局すべての志望校に落ちた。2005-09-23 18:32:00 -
13:
名無しさん
ぉもしろぃ??
2005-09-23 18:46:00 -
14:
サトコ
夏になった。大学の夏休みは長い。母に聞くところによれば、テツヤは8〜9月のまるまる2ヵ月家に帰ってくるらしい。4ヵ月ぶりに会うテツヤ。どうせ帰ってきてもまた部屋に閉じこもってるだけだし、何も変わらないだろう。
そう思っていた。2005-09-23 18:46:00 -
15:
サトコ
18さん、読んでくれてありがとう!!??
今日はここまでにしますね☆?☆2005-09-23 18:49:00 -
16:
サトコ
テツヤが帰って来る日になった。母は朝からご機嫌だ。リビングで母と喋っていると、「ピンポーン」とチャイムがなった。急いで鍵を開けに行く母。あたしも玄関にむかうと、そこにはテツヤが立っていた。やっぱり何も変わらないアキバ系の兄だった。しかし…
彼はニコッと笑って、あたしたちにむかって「ただいま」と言った。2005-09-23 23:22:00 -
17:
サトコ
信じられなかった。あの無口で無表情の兄が…何年ぶりだろう、テツヤのあんな笑顔を見たのは。それからも、彼は穏やかでよく喋った。
2005-09-23 23:31:00 -
18:
サトコ
「サトコ、○○って漫画知ってる?全巻そろえたから読んでみるか?」「うん、読む!!」あたしは家にいる時は、テツヤと漫画の話をしたり、一緒にゲームをしたりした。ほんとは少年漫画なんて普段は読まないし、テレビゲームも嫌いだ。けど、あたしは一生懸命テツヤの相手をした。何があったかは知らないが、テツヤが変わったことを心から嬉しいと思ったから。
2005-09-23 23:39:00 -
19:
サトコ
ある日、バイトから帰ってリビングで母と夕飯を食べていると、テツヤがきた。「てっちゃんも早く食べなさいよ」という母に、彼は小さい声でこう言った。「明日、家に友達呼んでいいかな?」
あたしは思わず母の顔を見た。母は一瞬驚いたような顔をしたが、満面の笑みで、「いいわよ」と言った。2005-09-23 23:46:00 -
20:
サトコ
そして次の日…
あたしは夕方バイトから帰ってきた。自分の部屋に入ろうとすると、隣のテツヤの部屋からで笑い声が聞こえ、足をとめた。テツヤが友達と笑いながらなにかしゃべっている。とても楽しそうだ。あたしは一人で微笑み、自分の部屋へ入った。2005-09-24 02:56:00