小説掲示板『夢』のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

『夢』

スレッド内検索:
  • 1:

    菜月 ◆KRWoIhunV2



    1995年1月26日―


    2005-09-21 12:33:00
  • 26:

    菜月 ◆KRWoIhunV2

    「お前顔ドロドロやんけ!」
    「亮のせいやん・・・」
    「ごめん?ちょっと冗談が過ぎたなぁ〜。」
    亮はそう言って私の髪を触った。

    2005-09-21 16:02:00
  • 27:

    菜月 ◆KRWoIhunV2

    亮が死んだなんてやっぱり嘘だった。
    そう思うと安堵で余計に涙が出た。
    亮はそんな私を抱き寄せて言った。
    「ごめんな?誕生日おめでとう☆」

    2005-09-21 16:04:00
  • 28:

    菜月 ◆KRWoIhunV2


    気が付くとぼぉ〜と天井を眺めていた。
    私はさっきの事を【夢】だと気づかなかった。
    この時から私はまた亮とずっと一緒にいた。

    2005-09-21 16:08:00
  • 29:

    菜月 ◆KRWoIhunV2

    2週間くらい部屋にこもったままだった。
    それでも亮が毎日会いに来てくれた。私の中で【夢】と【現実】
    が入れ替わってしまったのだった。現実の世界で母と話す会話や食事、
    そう言ったものは全て【夢】だった。

    2005-09-21 16:09:00
  • 30:

    菜月 ◆KRWoIhunV2

    亮と一緒にいれる【夢】を現実だと思い込んだ。
    最初は母もあまり気にしていなかった。私のショックが大き過ぎて
    ただ現実逃避をしているだけだと思っていた。
    でもそのおかしな思い込みはいつまでも続いた。

    2005-09-21 16:13:00
  • 31:

    菜月 ◆KRWoIhunV2

    思い込みなんて言葉は少し違う。
    私にとってはそれが現実だったのだから・・・。
    ある日母が真剣な顔をしてやって来た。
    「菜月・・・いい加減目を覚まして、現実を受け止めなさい。」

    2005-09-21 16:15:00
  • 32:

    菜月 ◆KRWoIhunV2

    私は何を言われているのか分からなかった。
    それどころかおかしいのは母のほうだと思ったが、どうせ【夢】だし
    と適当に流した。でも母は諦めなかった。毎日のように「亮くんは亡くなったんよ?」
    と私に言って聞かせた。

    2005-09-21 16:18:00
  • 33:

    菜月 ◆KRWoIhunV2

    それでも全く聞き入れない私に母は病院へ連れて行こうとした。
    私はとても怖くなり部屋へ飛び込んだ。鍵を掛け布団に包まると
    亮が現れた―
    「菜月?どうしたん?」

    2005-09-21 16:20:00
  • 34:

    菜月 ◆KRWoIhunV2

    「亮・・最近へんな夢ばっかり見るねん。」
    私は亮に相談をした。亮は相変わらず優しく微笑んでこう言った。
    「どんな?」
    「亮が死んだ夢。」

    2005-09-21 16:23:00
  • 35:

    菜月 ◆KRWoIhunV2

    「そっか・・・。」
    「亮はずっと一緒やんな?」
    そう聞いたと同時に亮はいなくなった。

    2005-09-21 16:25:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
『夢』を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。