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勇気

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  • 1:

    里沙

    ごめんな…の中に出てきた里沙ですm(_ _)m
    秀と別れてから、里沙は秀に対する罪悪感でいっぱいでした。でもここで秀があの頃ホントは苦しんでいた事や、前を向いて歩き始める姿をごめんな…を通して知って里沙自身何かが吹っ切れました(^-^)
    そして此処で再会した意味をずっと模索し出た答えですm(_ _)m
    これから書くのは、別れを切り出すまでの里沙の葛藤、あの頃の秀への思い、そして別れてからの事ですo(_ _*)o
    読んで頂ければ嬉しいかな(^-^)

    2005-08-28 01:50:00
  • 31:

    里沙

    それから軽いキスが幾度も繰り返され、彼に身を任せた。
    ベットで腕枕されたまま深い眠りに落ちてゆくのを感じた。薬を飲まずにこんなに安心して眠れたのはどれ位振りだろう。誰といても不安だった心。ポッカリ空いた穴はいつも埋まることがなかった。秀といる時でさえ、いつもどこか寂しかった。
    目が覚めると気持ちよさそうに眠る彼がいた。寝顔を見つめていると何故か穏やかな気持ちになれた。それから彼の家に行ようになったある日、彼に惹かれてる自分に気づいたがどうすることも出来ず《彼は遊びだろうし、こんなこと言って嫌われたら、ウザイと思われたら》そう思うと言えなかった。すごく臆病だったんだと思う。今考えてみれば彼が想ってくれていることは、火をみるより明らかだった。仕事の合間をぬってこまめに電話やメールをくれ、暇があれば何処かに連れて行ってくれた。そして近づいてた誕生日に二人でお祝いをしようと予定まであけていてくれていた。飲み友達の綾にバーで相談をする「大丈夫だって!!後悔したくないでしょ?それに最近の里沙すごくいい顔してるよ?!」綾の言葉に背中を押され携帯を開いた。勇さんの番号を出

    2005-09-01 19:22:00
  • 32:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 33:

    里沙

    でもこんな自分がいつも嫌だった。嫌われるのが恐くて、傷つきたくなくて逃げてばかりの自分が嫌で変わりたいと思った。震える手で勇さんへ電話を掛け直す。「なんで出えへんねーん(笑)」いつもの声が聞こえる。「うん。ごめんね。仕事中だった?」ためらいがちに聞く。「もう帰って来てるよ?それより里沙はなぁーにしてんの?てかどしたぁー?」
    話さなきゃ。緊張は極限にまで達していた。「友達とバーに来てる。話ってゆうのはね、里沙ね勇さんのこと好きなんだけど…。」一気に言う。返事を聞くのが恐い。そのまま電話を切ってしまいたかった。しばらくの沈黙の後「ありがとう。でも里沙ちゃん彼氏は?俺中途半端な事はしたないしされたくないよ?」勇さんは、里沙がまだ秀と付き合ってると思っていたみたいだ。「…別れたよ。」今にも消えそうな声しか出なかった。立っていられずいつの間にか座りこんでいた。「で?どうしたいの?」勇さんの問いに戸惑った。気持ちを伝えることしか考えてなかった。少し考え込み「うん。遊びかもしれない。こんなこと言ったらうざいって思われるかもしれない。でも後悔したくなくて。好きなものは好きだか

    2005-09-01 19:37:00
  • 34:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 35:

    里沙

    「そっか。わかった。今から来るけ?」勇さんの言葉にまた沈黙していると、いつのまに来たのか綾が肩を叩き、小さな声で「いっといで」と呟き手を振った。綾に手を合わせ「じゃあ今からそっち行くね」と言い電話をしたままタクシーに乗り込んだ。
    部屋に着くと彼が優しく頭を撫でてくれた。いつもの様にソファに腰かける。

    2005-09-01 19:41:00
  • 36:

    里沙

    「ってか遊びって何やねん」と彼が口を開いた。里沙は覚悟を決めこれまでの事を話た。両親の暴力。大切な人からの暴力や裏切り。それは彼氏だけでなく友達や姉妹にさえ裏切られ傷ついてきたこと中絶、レイプそれこそ秀さえ知らないこともあった。
    話ながら涙がこぼれ止まらなかった。
    誰も信用出来なくなっていたこと。拒まれるのがこわかったこと。自分の気持ちを全部彼にぶつけた。話終えると彼は「そうか。よう頑張ったな。勇気いったやろ?」と優しく抱きしめられ余計に涙が溢れた。「照れくさいし今更って気もしてたから言わずにおったけど、ちゃんと好きやで。付き合おうか?」彼の言葉が素直に嬉しかった。

    2005-09-01 19:48:00
  • 37:

    里沙

    彼の腕の中で泣きながら頷いた。
    それから里沙は毎日のように勇の家にいた。そしてオーナーに二人のことを報告した。仕事をすぐに辞めるわけにはいかないのでそれ以外には隠さなきゃいけなかったけれど嬉しかった。
    だけれど秀のもとにもう一度行かなきゃいけなかった。そう残っている荷物を取りに行くため。
    気持ちは勇に向かってる。でも会ってしまったら揺らぐんじゃないかと恐かった。考えるといつも寂しかった頃を思い出し何度も夢にうなされた。荷物なんて取りに行きたくはなかった。でも大切な物もあるからそうゆうわけにはいかなかった。勇に話すと「不安ならついていこうか?」と言うだろう。でも彼の事を思えばそこまで甘えるわけにはいかない。
    彼の家から帰った里沙は秀のもとに電話をする。「もしもし?」懐かしい声。仕事後に荷物を取りに行くことを伝え仕事場へと向かった。

    2005-09-01 19:59:00
  • 38:

    里沙

    勇の顔を見ると後ろめたさで胸が苦しくなった。仕事はほとんど上の空だった。「お疲れ様です」いつものように明るく振る舞ってみせ店を後にし二人で暮らしていたマンションへと車を走らせた。
    チャイムを鳴らすと懐かしい香りとともに玄関が開けられた。「久し振り。」不自然な秀の笑顔に胸が痛んだ。黙々と荷物をまとめていると突然「彼氏は出来たんか?」秀の問いに答えに戸惑いを感じた。でも意を決して「出来たよ」と答えた。「へぇどんな奴?」秀がなぜそんなことを聞くのかわからなかった。でも秀に対する罪悪感もあり気はすすまなかったが荷物をまとめながら彼のことを話た。

    2005-09-01 20:14:00
  • 39:

    里沙

    話終えるとまた沈黙が続いた。ちょうど荷物もまとめ終わり車へと運ぶ。「手伝う」とゆう秀の手助けを断り黙々と車に運びこまれてゆく荷物。自分の物が減ってゆく部屋の中。自ら決めたはずだったのに苦しかった。どうしようもなく寂しかった。

    2005-09-01 20:17:00
  • 40:

    里沙

    今日はここまでにしますo(_ _*)o

    2005-09-01 20:17:00
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