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勇気

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  • 1:

    里沙

    ごめんな…の中に出てきた里沙ですm(_ _)m
    秀と別れてから、里沙は秀に対する罪悪感でいっぱいでした。でもここで秀があの頃ホントは苦しんでいた事や、前を向いて歩き始める姿をごめんな…を通して知って里沙自身何かが吹っ切れました(^-^)
    そして此処で再会した意味をずっと模索し出た答えですm(_ _)m
    これから書くのは、別れを切り出すまでの里沙の葛藤、あの頃の秀への思い、そして別れてからの事ですo(_ _*)o
    読んで頂ければ嬉しいかな(^-^)

    2005-08-28 01:50:00
  • 41:

    名無しさん

    リサちゃんがんばれぇ??

    2005-09-02 02:29:00
  • 42:

    里沙

    そしてとうとう最後の荷物を持ちエレベーターに乗った。
    秀も「ゴミを出しに行く」と言って一階まで一緒に降りる。ほんの数秒がとてつもなく長く感じた。何度も重なる視線に涙が溢れそうになる。切ない。ホントにこれが正しかったのかわからなくなる。ただ後戻りは出来ない。変わりたい。変わって欲しい。そんな想いが強かった。

    2005-09-04 16:11:00
  • 43:

    里沙

    車に荷物を乗せ終え秀の方を向く。
    (笑ってよう。泣かないで最後くらい笑顔でいよう)そう思い、「じゃあね」と精一杯笑って別れを告げた。車に乗り込みエンジンをかけ走り出す。バックミラー越しに見える秀が見えなくなるまで見ていた。大通りへと出るために曲がり秀の姿は見えなくなった。そこから何処をどう帰ったのか家に帰り荷物を借りたばかりの部屋に運び終え携帯を何となく開いた。[着信あり]と表示され見てみると秀からだった。掛け直す。数秒間の無機質な呼び出し音の後に「もしもし…」秀が出る。「どうしたの?里沙なにか忘れ物かなにかした?」と必死に平静を装ったのに、電話越しの秀の口から出たのは「おまえの気持ちはわかった。俺が悪かった。戻って来てくれへんか?」また予想外の言葉に気持ちがぐらつく。足下から何かが今にも音を立てて崩れそうだった。かろうじて冷静を保っている。震えそうな声を咳でごまかし「ありがとう。でももう戻れない」と言ったような気がする。幾つか言葉を交わし電話を切った。もう夜中だった。眠れそうになんてなかった。テレビを見るでもなく見ていた。

    2005-09-04 16:31:00
  • 44:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 45:

    里沙

    すると携帯が鳴った。勇からだろう。そう思いながら画面を開く。予想通り電話の主は勇だった。

    2005-09-04 17:04:00
  • 46:

    里沙

    「なぁーんしてんの?」いつもの明るい声にホッとする。「ん。寝てたぁ〜」とっさについた嘘に胸は痛んだけど、話す気にはなれなかった。ありふれた会話をしていると秀の事を考えずにすんだ。

    2005-09-04 18:25:00
  • 47:

    里沙

    勇は全てを話た日以来そのことには何も触れなかった。それが勇なりの優しさだったんだと思う。
    数ヶ月間、勇の家と里沙の家を行き来する日が続いていた。といってもほとんど勇の家にいて合い鍵を貰っていたこともあり半同棲状態だった。いつものように勇の家に泊まった日の朝、「なぁ里沙?一緒に暮らそうか?」勇の言葉に驚きながらも嬉しかった。でも素直に喜べない自分がいた。

    2005-09-04 18:32:00
  • 48:

    里沙

    恐かった。勇のことは好きだけど、秀から受けた暴力で何処かで男の人が恐くなっていた。返事に戸惑っていると「すぐにやないから(笑)」と頭をポンポンとされた。ジッと勇の顔を見る。「ん?どしたぁ〜?」優しい眼差し。『この人なら…』そう思えた。それから数日後に慌ただしく引っ越しの準備をし勇の家へと荷物を運ぶ。最初は不安だったが勇といるうちに自分の気持ちを表に出せるようになっていた。ただ困ったのは、歯止めがきかないことだった。考えてみれば無理もないことかもしれない。今まで感情を押し殺すことしか出来ず、いつも何かに怯えていたのだから。そんな里沙を勇は喧嘩しながらも受け止めてくれていた。

    2005-09-05 22:12:00
  • 49:

    里沙

    勇と付き合いはじめて一年が過ぎようとしていた頃、里沙は風俗を揚がる事を決めていた。元々したくて始めたわけではない。それに、ほとんど出勤しない日が続いていた。
    その日の夜、勇の帰宅に合わせいつものようにご飯を作る。出来上がった頃に帰ってきた勇と食事をしながら意を決して「勇あのね。里沙ねこの仕事もう揚がろうと思ってるんだけど」真っ直ぐに勇を見る。勇も真っ直ぐに里沙を見ていた。「そっか。里沙が考えて決めたならそれでいいよ。里沙には、いつまでもこの業界におって欲しくないしな。」笑顔の勇がそこにいた。そして真剣な顔で「風俗や水商売じゃなく、里沙には陽の当たる仕事について欲しい。俺はそれが一番嬉しいしな。俺にはこの仕事しかない。でもお前は、そうやないからな」勇の想いが嬉しかったと同時に何処かで信じきれずに疑ってた自分が恥ずかしかった。

    2005-09-05 22:24:00
  • 50:

    里沙

    この時やっと秀との時間は想い出に変わり、秀から解放されたんだと思う。
    それから、私と勇はぶつかる事はあるものの出来る限り納得がゆくまで話し合いながら、今日までやってきました。
    不安が全く無いと言えば嘘になるけど、秀と過ごした時間は勇と出会う為に必要な事だったのだと思います。全てが現在(イマ)に繋がってる。風俗にいなかったら秀と出会わずにすんだかもしれない。でも秀と出会い、イロだとか枕だとかで、不安に狩られ泣きながら、立ち止まりながら迷いながらでも歩いてきたから勇に出会えた。あの頃の辛さ、苦しさがあったから、今の彼を大切に思える。過去は現在に繋がるように現在は未来に繋がってる。だからこそ、間違ってもいい。失敗してもいい。大切なのは、諦めないこと、恐がらずに一歩踏み出す事。

    2005-09-05 22:38:00
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