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【魔の召使い】
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1:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
冬も深まり始めた12月の事だった。友人のトモキが自殺した。原因はいじめ…。トモキとは幼い頃からの友人であり、よきライバルだった。だがいじめの事については一言も相談してくれなかった。トモキは俺に心配をかけないように自分一人で抱え込んでいたのだ。 《ちくしょう!!トモキの奴いじめなんかに負けやがって!なんで俺に相談してくれへんかったんや?力になってあげる事もできたかもしらんのに…》 疑問ばかりが頭の中をかけめぐる。考えても考えても答えなどでるはずもない。そうして俺が考えている間に形式だけの葬式は終わりを迎えようとしていた。火葬場に迎う前に最後にトモキの顔を見る事ができた。 マネキンのように無表情で生気のない顔だったが俺にはトモキがとても悔しがっているように見えた。
2006-04-10 22:36:00 -
202:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
『おじゃましまーす。』 カオリはまったく訳が解らないといった顔をしていたがなんとか家に非難さしてくれた。カオリは一人暮らしをしているらしく、部屋は狭いワンルームだった。 「さぁ、命を狙われている訳を話してちょーだい。」部屋に入り鍵を閉めた後カオリは俺に言った。俺はガイコツの契約の話をカオリに話した。カオリを惚れさした事はいわなかったが…。
2006-04-30 22:38:00 -
203:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
カオリは俺が話終わるまで一言もしゃべらず俺の話を聞いていた。そして全て話終わった後カオリは口を開いた。「じゃあ五時間経てばノブユキ君は死なないでいいんだよね。後どれぐらい?」 俺は懐中時計をポケットから取り出した。すると、すでに一時間が経っていた。『後四時間やなぁ。』 「四時間かぁ。長いね。」カオリがそう言った時、カオリの家伝が鳴った。 「はい、アベです。はい。居ますよ。代わります?」俺をチラチラ見ながら電話をしている。少ししてカオリは受話器を手で押さえながら…「なんかノブユキ君の学校の西浦先生だって。」 と俺に受話器を手渡してきた。《なんで西浦がここにおるんわかるねん!おかしいやろ!》俺は受話器を手に取ると急いで電話を切った。
2006-04-30 23:01:00 -
204:
名無しさん
しおり
2006-05-01 00:06:00 -
205:
名無しさん
あ
2006-05-01 17:13:00 -
206:
名無しさん
カオリに殺されて死にました。 ‐‐‐END‐‐‐
2006-05-01 17:49:00 -
208:
名無しさん
本間におわり??
2006-05-02 13:05:00 -
209:
名無しさん
209あほやん
2006-05-02 13:17:00 -
210:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
「勝手に電話切ってもいいの?学校の先生やろ?休むんやったら休むってちゃんと連絡しなきゃ。」 電話を切ると同時にカオリは俺に言った。どうやら西浦からの電話がおかしい事に気付いていないらしい…。『いや、今の電話おかしいやろ?なんで西浦が今俺とカオリが一緒におる事わかるん?俺達が出会ったんって昨日の朝やで?』 そこまで言うとカオリもおかしい事に気付いたようで…「どうしよ…。ここにおるんばれたんちゃうん?やばいかなぁ。ごめん…。」 と気まずそうに俺に謝る。『謝らんでいいよ。しゃーないやん。それよりこれからの事を考えなあかんなぁ…。ここはもう無理やし、後四時間もの間どこに逃げるか…。』 俺がそう言った時だった。カチャ…。と音がして玄関のドアの鍵が開いた。
2006-05-02 14:05:00 -
211:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
もちろん俺もカオリも玄関の鍵が開けられる事など予想していなかった。ゆっくりと玄関の扉が開かれる。するとそこにはカオリの元彼が立っていた。男はカオリに 「なんでコイツがここにおるん?俺はまだお前と別れるん認めてないぞ!」 と大声でどなった。だがカオリは冷たく… 「アタシはアンタとはもう終わったつもりやから。それと合鍵も返して!もうここにこんとってな?迷惑やし。」と言い放った。元彼はその言葉でかなりの怒りを覚えたようで、顔がみるみる真っ赤になっていった。俺はどうする事もできずに、二人のやりとりを聞いてた。
2006-05-02 14:26:00