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私が愛した男
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1:
彩世 ◆aCKPfJSC.Q
頑張って書くのでヨロシクです?
2005-04-29 09:18:00 -
11:
彩世 ◆aCKPfJSC.Q
出てみると女の声がした。
【もしもし?あの…涼って人と付き合ってる?】
誰だか分からなかった。
落ち着いて話をした、長く悲しい話だった。2005-05-02 21:36:00 -
12:
彩世 ◆aCKPfJSC.Q
涼―――そう名乗った彼の名前は治。
眼科の跡取り息子だった。
そして電話をしてきた女、彼女の名前は淳子。
涼…治の彼女だった。2005-05-02 21:45:00 -
13:
彩世 ◆aCKPfJSC.Q
彼には彼女がもう一人いた、私は遊ばれていたんだ。
そう気付くには時間がかかった、信じられなかった。
優しい涼、大好きな涼。
だが彼は涼じゃない、私の好きな人は私の男じゃなかったのだ。2005-05-03 08:28:00 -
14:
彩世 ◆aCKPfJSC.Q
その後、電話で涼とは別れた。
初体験の相手とはあっけなく終わってしまった。
私の男運の悪さはここから始まったのだった。2005-05-03 08:36:00 -
15:
彩世 ◆aCKPfJSC.Q
涼と別れて空元気だった私に友達は色々な男を紹介してくれた。
その中の一人が一樹だった。
一樹は悪で有名な男だった。
背中には般若の入れ墨、ニこ一はヤクザだった。2005-05-05 07:03:00 -
16:
彩世 ◆aCKPfJSC.Q
私は昔から自己中心的な男に引かれるようだった。
一樹に引かれるのは時間の問題だった。
仲良くなって何度か遊んだ。
2005-05-05 07:06:00 -
17:
彩世 ◆aCKPfJSC.Q
一樹とつるむようになってから、私のまわりは変わった。
今まで私の悪口を言っていた子達が私に必要以上にベタベタしてくるようになった。
―――優越感。
私が一樹を好きになったのは彼といると優越感に浸れたからだった。
最低の女だった。2005-05-09 15:50:00 -
18:
彩世 ◆aCKPfJSC.Q
だが、そんな優越感に浸れた日々も長くは続かなかった。
彼も彼で私の事、遊びだったからだ。
私が二人目に寝た男、彼からも離れて私はもう狂っていた。2005-05-09 15:52:00 -
19:
彩世 ◆aCKPfJSC.Q
次に知り合った男にも1回寝て捨てられた。
私はその日から心に決めた、もう2度と男だけは信用しない…と。
さあ話に戻ろう。
男だけは信用しない…そう心に決めた私を変えてくれたのは彼だった。
私が心から愛した男……。2005-05-09 15:56:00 -
20:
彩世 ◆aCKPfJSC.Q
「ねえねえ番号教えてよ!」
「1時間千円飲み放題!お願い〜飲みに来てよ!」
夜中のミナミは本当にキャッチがウザイ。2005-05-09 16:01:00