小説掲示板『君と居た証。』のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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『君と居た証。』

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  • 1:

    あゆみ

    2002年8月…私はとある駅前のガードレール下に座り込んでいた。        行く場所もなく頼る人もいなくてただ息をしているだけだった。

    2005-09-29 19:04:00
  • 2:

    あゆみ

    いきなり意味不明な奇声をあげる。        いきなり私にナイフを突き付ける。         気が狂いそうだった…  逃げ出したかった…

    2005-09-29 19:13:00
  • 3:

    あゆみ

    朝方に彼氏の電話で起こされまた意味不明な奇声をあげる…そして「今から家来いや!来な殺す!はよ来い!」          もう無理や…別れよ…  別れ話をするため私は始発で彼氏の家に行った。

    2005-09-29 19:17:00
  • 4:

    あゆみ

    彼氏の家に着く…彼氏はさっきとは別人みたいに落ち着いていた。      『ごめんな〜会いたかってん。』         そう言い笑った。    (笑われへんて…)   私はそう思った。

    2005-09-29 19:21:00
  • 5:

    あゆみ

    もう何回こんな事があっあただろう。       「付き合えば薬も全部辞める」何を思って私はそんな言葉信じたんだろう。  ……少しの沈黙の後私は口を開いた…『別れよ』

    2005-09-29 19:24:00
  • 6:

    あゆみ

    そう私が言ったすぐ後彼氏は『は?何ゆうてんの?俺と別れれると思ってるん?』そう言いながら私を見下すように笑った。    『もう限界やねん!あたしはあんたの奴隷じゃない!』

    2005-09-29 19:30:00
  • 7:

    あゆみ

    私は憎い思いと悲しい思いとこんな奴と付き合った自分が情けない気持ちと…そしてこんな風にしか生きられない彼に対する哀れな気持ちで涙が溢れていた… 『何やねんその目!』そう言いながら彼は私の頬を殴った

    2005-09-29 19:36:00
  • 8:

    あゆみ

    『殴って気ぃ済むなら殴りや。ただあたしはあんたとはもう別れる。何しても変わらん。』       そう言った私の前で彼はまた笑った。       『ふ〜ん。そっか。じゃあ別れる前に一発ヤろ☆』

    2005-09-29 19:40:00
  • 9:

    あゆみ

    何か企むような笑みを浮かべ彼は言った。     そして彼は私の腕を強引に引っ張り別の部屋に連れ込んだ。         ベッドと小さなテーブルしかない部屋…

    2005-09-29 19:44:00
  • 10:

    あゆみ

    ただ…床には血の付いたナイフが落ちていて壁には血で書かれた意味不明な文字が一面広がっていた…   恐くなった…      だけど彼は迷う事なく私をベッドに押し倒し両腕を掴み括り付けた

    2005-09-29 19:48:00
  • 11:

    あゆみ

    そして彼は床に落ちていたナイフを私の首に突き付け『騒いだら殺すで?』   そう言うと誰かに電話をした…          『はよ上がって来いや。可愛い子が待ってんで♪』 私は全て悟った。

    2005-09-29 19:51:00
  • 12:

    あゆみ

    電話を切ってすぐ階段を駆け上がる足音がして扉が開き5、6人の男が入ってきた。          『めっちゃ可愛いやん〜血〜出てるやん殴られたんかぁ?可愛い顔が台無しやんけ〜』         一人の男がそう言いながら私の髪を撫でていた

    2005-09-29 19:55:00
  • 13:

    あゆみ

    『何で?何であたしがこんな事されなあかんの?あんたら頭おかしい!』   私は泣きながら叫んだ。 『おまえが俺を裏切ろうとするからやん。おまえは俺から逃げられへんのに』

    2005-09-29 19:57:00
  • 14:

    あゆみ

    そう言いまた私を殴った。『はよ始めよやぁ〜』  一人の男がそう言うと私の服を破きはじめた…   『やめて!』      そう言う度殴られた。  涙流す度殴られた…そこからはほとんど覚えていない。

    2005-09-29 20:01:00
  • 15:

    あゆみ

    殴られすぎて気を失っていた…どれくらい時間が経っただろう…目が覚めた時辺りは真っ暗だった。   (生きてるんや。)   そう思った。      私はあの部屋に一人だった。

    2005-09-29 20:04:00
  • 16:

    あゆみ

    (逃げな!)      そう思った私は血だらけの顔と体で裸のままドアを押した…開かない…外から鍵がかかっていた…私は恐そうと必死だった。

    2005-09-29 20:10:00
  • 17:

    あゆみ

    開かない…私わ崩れ落ちた…その時外から扉が開いた。(あいつや…もう終わりや)だけどそこにいたのは女の人だった…     『ごめんね…』彼女はそう言いシャツとパンツを渡すと泣き崩れた。

    2005-09-29 20:14:00
  • 18:

    あゆみ

    (母…親…?!)    彼は実家に住んでいたがいつも人の気配はなかった…(あたしがヤられてる時からおったん…?なん…で…?)

    2005-09-29 20:16:00
  • 19:

    あゆみ

    母親の体には無数の傷跡があった…彼女も暴力を受けていたんだろう…だから何にもできなかった…この人を恨んではいけない…そう思った。

    2005-09-29 20:19:00
  • 20:

    あゆみ

    『ごめんね…逃げて…もうすぐ帰ってくるから…早く…』          泣きじゃくりながら彼女は言った。        私は走った…階段をかけおり玄関を出て走った…走れるところまで走った…

    2005-09-29 20:22:00
  • 21:

    かよ?

    ょωでまぷ???がんばってェ(?゚?゚)ノぁと実話ですかぁ?

    2005-09-29 20:27:00
  • 22:

    あゆみ

    私はとある駅に着いた。今何時なのだろう?電車はもう走っていない。人もいない…私は何も持っていなくて、どうする事もできなかった…誰にも言えない…こんな格好じゃ帰れない…私はガードレール下に座り込んでいた…行く場所もなく頼る人もいなくてただ息をしていた…

    2005-09-29 20:28:00
  • 23:

    あゆみ

    かよさん☆ありがと(*凵∀凵*)/実話です(^o^;

    2005-09-29 20:29:00
  • 24:

    あゆみ

    しばらくして1台の車が止まり一人の男が出てきた。『こんなとこで何してんの?!どした?!』    私は怯えた…男の顔も見れず震えていた。

    2005-09-29 20:32:00
  • 25:

    あゆみ

    男はしばらく無言で立っていた後私の隣に座った。 『何とな〜く何があったかは見たら想像つくよな…。家は?このへん?』   私は答えなかった。   『恐い?よな。でもこんな夜中にそんな血だらけでこんなとこおったら危ないで。』

    2005-09-29 20:38:00
  • 26:

    あゆみ

    男は少し戸惑っているようだった。そして『はい。これ車のキーと俺の財布と携帯。これ渡すからとりあえず車乗り?こんなトコにほって俺帰られへんわ。』   私はその時初めて男の顔を見た。

    2005-09-29 20:41:00
  • 27:

    あゆみ

    男は綺麗な顔だった。スラッとした細い体。さっきまで地獄にいた私を迎えにきた天使のようにほんの一瞬だけ見えた…       男が私を見つけてからかなりの時間が経っていた。

    2005-09-29 20:45:00
  • 28:

    あゆみ

    『何で?』       私は初めて口を開いた。 『ん?何が?』     『何でココに何時間もおるん?』          『そりゃ血だらけの子見つけて素通りできひんやろ』男はそう言って苦笑いした。

    2005-09-29 20:48:00
  • 29:

    あゆみ

    『今何時?』      『夜中の3時半。俺がココ来たんが1時半くらいやから2時間おるな。』    そう言ってまた苦笑いした。           私は男が置いた車のキーと財布と携帯を握り締め立ち上がった。        『乗っていい?』

    2005-09-29 20:52:00
  • 30:

    あゆみ

    朝になれば誰かに人が増えれば騒ぎになる。それよりはいいと思った。    もしこの男がまた私を地獄に突き落とす悪魔であっても運の悪い女だとあきらめもつくだろう。私は冷静になっていた。もう恐いものなんてなかった。

    2005-09-29 20:57:00
  • 31:

    あゆみ

    私は車に乗った。男は自販機で飲み物を買って渡してくれた。そういえば朝から何も口にしてなかった。『タバコある?』     『はい☆』       『ありがと…』

    2005-09-29 21:00:00
  • 32:

    あゆみ

    私はタバコに火をつけた。 『名前は?』      男がそう聞いた。    『あゆみ』       『あゆみか〜俺はトウヤ。若いよな?』       『今年16』       『若いな〜俺21。何があったかは話したくないよな?』

    2005-09-29 21:04:00
  • 33:

    あゆみ

    私はしばらく黙った。でもこの人がどんな人なのかわからない…でも今私を助けてくれた事に変わりはない。そう思い私は今日起きた事を全て話した…トウヤは黙ったまま聞いていた

    2005-09-29 21:06:00
  • 34:

    あゆみ

    全て話し終えた後私は『アホやろ。あんなんと付き合ったあたしが悪いわ。』  そう言いながらずっと堪えていた涙が溢れた…   『ごめんな。話したくなかったやろうにな…そら俺の事も恐いよな。ごめん』

    2005-09-29 21:09:00
  • 35:

    あゆみ

    そう言ってトウヤは何度も謝った。         『何で謝るん?さっきまで名前も知らんかった女やん。』          『そやけど今は知ってるやん。だからごめん。』  私はまた泣いた…

    2005-09-29 21:13:00
  • 36:

    あゆみ

    涙が止まらなかった…トウヤはずっと私の髪を撫でていた…なぜか安心した。初めて会ったはずなのに誰かが「もう大丈夫」そう言っている気がした。あまりにも悲惨だった1日が終わって泣き疲れて私は眠ってしまった。こんな日でも人は眠ってしまう…

    2005-09-29 21:18:00
  • 37:

    あゆみ

    目が覚めた時私はまだ車の中だった。隣を見るとトウヤがいた。『目ぇ覚めた?』トウヤは優しく笑った。『ずっと起きてたん?』   『まぁね。心配で寝れんかった』

    2005-09-29 21:23:00
  • 38:

    あゆみ

    『心配?』       『寝たらあゆみがおらんくなるんちゃうかなぁて。この状態でおらんくなられたら気になってしゃぁないからな。』        そう言ってトウヤは笑った。その笑顔は優しくてでもどこか悲しそうだった…(何でこの人はこんなに優しいの…同情…?)

    2005-09-29 21:26:00
  • 39:

    あゆみ

    『ごめん気ぃ使わせて。もう大丈夫。帰る』    『家帰るん?』     そう言われて答えられなかった…殴られた傷はまだ治ってるわけない。    体中にできたアザも…

    2005-09-29 21:30:00
  • 40:

    あゆみ

    母親に心配かけたくない…母子家庭で育ってきた私…悪い事もたくさんして泣かせた事もあった…でも母はいつも私のそばにいてくれた…私がこんな姿で帰れば、回されたと知れば普通じゃいれないだろう…

    2005-09-29 21:32:00
  • 41:

    あゆみ

    『お母さんには何か理由つけて傷治ってから帰ったほうがいいんちゃう?ごまかせる傷じゃないで…とりあえず電話するか?』   『うん…』

    2005-09-29 21:35:00
  • 42:

    あゆみ

    私はトウヤの携帯を借りて電話した。まだ1日しか経っていなかったから母は心配はしていなかった。早く電話してよかった。私は母も知ってる友達の名前を出ししばらく泊まるからと伝えた。

    2005-09-29 21:38:00
  • 43:

    あゆみ

    でも私には行くとこなんてない…今の私じゃ誰にも会いたくない…      そう思っていた私の心を察するようにトウヤは言った。『何やったらこの車におってええよ。まだ恐いならキーもずっと持ってたらいい』

    2005-09-29 21:47:00
  • 44:

    あゆみ

    『トウヤは?』      『俺もおるよ。』    『そんなんアカンよ。仕事は?家かえらな。』    『俺んち京都やねん。大阪につれがおって久々に会いに来ててん。』

    2005-09-29 21:51:00
  • 45:

    あゆみ

    『じゃああたしもう降りるから帰っていいよ。もう大丈夫★』私は笑って言ったが強がりだとすぐにバレただろう…ほんとはいてほしかった…昨日私に起きた事を知ってる唯一の人…

    2005-09-29 21:54:00
  • 46:

    あゆみ

    『それは無理やって!』 トウヤは少し大きな声で言った後にこう続けた。   『おまえ一人にはできひんから俺の親友が住んでるマンションに泊まらしてもらう?ツレはあんま帰ってこやんし。でもやっぱ恐いよな?』

    2005-09-29 22:05:00
  • 47:

    あゆみ

    私は少し迷った…でも一人にはなりたくなかった。 『恐くない。一人よりは』私はそう言って車のキーを渡した。         『ありがと。大丈夫やからな』そう言ってトウヤは車を走らせた。

    2005-09-29 22:09:00
  • 48:

    あゆみ

    トウヤはそのツレに電話をした。『しばらく泊めてほしいねやん。色々あってな。うん。』電話を切るとトウヤは『オッケイやって★』そう言って笑った。

    2005-09-29 22:12:00
  • 49:

    あゆみ

    しばらくしてマンションに着いた。『シャワー浴びるか?そのままじゃ嫌やろ?はい。ツレのやけど勝手に着てまえ☆』そう言ってトウヤは私にスエットを渡した。  久々に鏡を見た私はひどかった。化粧もボロボロ髪もグチャグチャ…傷だらけ…

    2005-09-29 22:16:00
  • 50:

    あゆみ

    シャワーを浴びて改めて生きてることを実感した。 スエットに着替え部屋に入るとテーブルにはお弁当やバンソウコが置いてあった。    『おっすっきりしたか?腹減ったやろ?コンビニ行ってきた☆』

    2005-09-29 22:19:00
  • 51:

    あゆみ

    お弁当を食べてると玄関が開いた。私は少し恐かった…『忘れもんしたぁ〜おっどーも☆ゆっくりしていきなぁ♪トウヤあんま散らかすなよぉ』男はそう言ってすぐ出て行った。

    2005-09-29 22:22:00
  • 52:

    あゆみ

    『賑やかな奴やなぁ〜あれが俺の親友☆変な奴やろ?』トウヤは笑った。私も少し笑った。『初めて笑ったな☆可愛い顔して笑うやんけ☆』トウヤはそう言って濡れた私の髪をクシャクシャと撫でた。

    2005-09-29 22:25:00
  • 53:

    あゆみ

    トウヤはよく笑う。綺麗な顔が子供みたいに無邪気な顔になる。でもいつもその瞳の奥はどこか淋しそうだった。          『あ〜腹いっぱいやな☆あとはおまえの傷早く治ればいいな☆』

    2005-09-29 22:29:00
  • 54:

    あゆみ

    『ありがとう』     『何がやねん☆困った時はお互い様や』そう言いトウヤは急にマジメな顔をした。『多分おまえが心に負った傷は消えへん…でもちょっとでも薄くしていく事やったらできるんちゃうかなって思うからな。』

    2005-09-29 22:32:00
  • 55:

    あゆみ

    また涙が溢れた。    『辛かったな。苦しかったな。今は誰も信じれんかもしらん。でも世の中には悪い奴ばっかじゃないから。おまえを大事に思う人だっているから。俺はおまえの事知ったばっかや、でも今おまえの力になりたい。その気持ちはホンマやから。』

    2005-09-29 22:35:00
  • 56:

    あゆみ

    私は救われてた…それから3日が過ぎ私の傷は治り始めていた。トウヤが買ってくれた化粧品で化粧をすれば顔の傷はほとんどわからないほどだった。『だいぶ良くなったな☆』

    2005-09-29 22:42:00
  • 57:

    あゆみ

    もうすぐ帰らなくちゃいけない…トウヤとの別れ…  『今日は外でメシ食うか?』『うん☆』       私は久々に外に出た。  風が気持ち良かった。  私たちはファミレスでごはんを食べ少しドライブをして帰った。

    2005-09-29 22:48:00
  • 58:

    あゆみ

    その日の夜私は布団に入りテレビを見ながら眠りかけていた。トウヤは突然苦しそうに立ち上がりトイレに入った。中からトウヤが咳き込む声が聞こえた。私は慌てて起き上がった。『トウヤ?大丈夫!?』

    2005-09-29 22:52:00
  • 59:

    あゆみ

    しばらくして出てきたトウヤは何もなかったように  『ごめんごめんファミレスのご飯あたったんかな?』そう言って笑った。     私は安心した。何でもない。そう思っていた

    2005-09-29 23:10:00
  • 60:

    あゆみ

    私は安心して眠りについた。翌朝話し声が聞こえて目が覚めた。トウヤとこの家を貸してくれてたツレがいた。『おはよ☆』二人が声を揃えて言った。

    2005-09-29 23:13:00
  • 61:

    あゆみ

    『お…おはよ』     眠い目を擦りながら私は言った☆         『今日こいつ休みやねん。だから邪魔しにきよった』『何やねんココ俺んチやんけ〜』

    2005-09-29 23:15:00
  • 62:

    あゆみ

    いつもどおりのトウヤ。トウヤの言ったとおり賑やかなツレ。『あゆみちゃんやんな?おれひであきやから☆』ひであきは無邪気に笑った。 この日は3人でドライブする事になった。

    2005-09-29 23:17:00
  • 63:

    あゆみ

    助手席に私、後部座席にひであき。ひであきは後ろから身を乗り出しはしゃいでいた。その日の夜ひであきの家に帰ろうとしていた時私は一番言いたくなくて言わないといけない事を口にした

    2005-09-29 23:20:00
  • 64:

    あゆみ

    『あたし帰る。帰らな…』ひであきは急に黙った。 『そっか。もう傷もだいぶ治ったもんな…』    一旦ひであきの家に戻りひであきは降りた。ひであきは『あゆみちゃんなんかあったらココに連絡してきてな☆』そう言って携帯番号の書いた紙を渡した。

    2005-09-29 23:24:00
  • 65:

    あゆみ

    『え?!』私は戸惑った。『もしなんかあったらさ☆』私はその時その意味が分からなかったがその紙を受け取り『ほんまありがとう』そう言ってひであきと別れた。

    2005-09-29 23:25:00
  • 66:

    あゆみ

    トウヤは黙ったまま車を走らせた。         『トウヤほんまありがとう。トウヤにあの時会えへんかったさあたしどうなってたんやろ…ほんまに…』私はまた泣いた。

    2005-09-29 23:27:00
  • 67:

    あゆみ

    トウヤは車を止めた『ほんまに泣き虫やなぁ〜おまえは笑ってるほうが可愛いねんで』そう言ってトウヤは笑ってみせた。『また会える?』私がそう言うと『当たり前やん☆』トウヤは私の頭を撫でた

    2005-09-29 23:31:00
  • 68:

    あゆみ

    車は私の家の近くに着いた。『ここでいいよ。』  『携帯買ったら連絡しろよ☆』          『うん☆』私は車を降り精一杯の笑顔で手を振った。

    2005-09-29 23:36:00
  • 69:

    あゆみ

    不安だった…別れたあとすぐに会いたくなった…家に帰り私は何もなかったようにただいまを言った。母はいつもどおりで安心した。その日私は眠れず朝になった。トウヤがいればすぐに眠れたのに…私は携帯ショップにかけつけ携帯を買った

    2005-09-29 23:39:00
  • 70:

    あゆみ

    私はすぐトウヤにメールを送った。電話するのが恐かったから。『助けてくれてありがとう。ほんまに感謝してる。』返事は意外とすぐきた。『俺もありがとう。おまえと出会えてよかったわ☆』うれしかった。

    2005-09-29 23:41:00
  • 71:

    あゆみ

    それから私たちは毎日電話やメールをした。幸せだと思えた。確かに私の傷は消えない。でもトウヤがいる事で薄れていく。あの日トウヤが言ってくれたみたいに… トウヤと離れて2週間…9月の半ば

    2005-09-29 23:44:00
  • 72:

    あゆみ

    『来週会いに行く☆』そんなメールが来た。うれしかった。また会える…。   それから3日後…突然トウヤから連絡が来なくなった。電話しても出ない…次の日も…会う約束をしていた日も連絡はこなかった…(何で…?)

    2005-09-29 23:48:00
  • 73:

    あゆみ

    私はふとあの日ひであきが渡してくれた紙を思い出しひであきに電話した。  『もしもし?あゆみちゃん?』          『トウヤから突然連絡こんくなってん…なんかしらん?どうしたらいい?』

    2005-09-29 23:50:00
  • 74:

    あゆみ

    『あっ…えっとあいつな〜事故りよって今入院してるねん』         ひであきは明らかに動揺していた。        『怪我したん?大丈夫なん?どこの病院?お見舞い行く!』         私はそう言った

    2005-09-29 23:53:00
  • 75:

    あゆみ

    『お見舞いゆうても京都やし…そんなひどくないから大丈夫やで☆退院したら連絡くるから☆ちょっと待ってあげてや☆なっ?』  『でも…』       『あいつだって怪我してダサい姿あゆみちゃんに見られたくないと思うしさぁ』

    2005-09-29 23:56:00
  • 76:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 77:

    あゆみ

    私はすぐ電話に出た。  『もしもし?』     『あゆみ?俺…分かる?』『分かるに決まってる…ずっと待ってた…』私は泣きだした。        『心配させてごめん。ひであきがおまえに番号教えてて良かった。俺のためにそんな泣くなよ…』

    2005-09-30 00:01:00
  • 78:

    あゆみ

    『だって…心配やって…不安やって…』      『ごめんな。明日会える?少しだけやけど…』   『会える…会いたい…』 (やっと会える…)   私はトウヤを心から好きになっていた

    2005-09-30 00:04:00
  • 79:

    あゆみ

    次の日の夜。あの日トウヤが送ってくれた私の家の近くのコンビニ前、私はトウヤの車を見付け駆け寄り車にのった。『久しぶりやな☆傷きれいに治ったやん。良かった…』

    2005-09-30 00:06:00
  • 80:

    あゆみ

    綺麗な顔…優しい目…会いたかった…       トウヤは少しやつれていた。『怪我大丈夫?』    『おぅ☆もうすっかり』 トウヤは笑った。久々に見る優しい笑顔。このまま時が止まればいい…そう思った

    2005-09-30 00:09:00
  • 81:

    あゆみ

    『ちょっとしかおれんけどごめんな』       切ない顔でトウヤはそう言った。          理由を聞けず私は頷いた。幸せな時間はあっとゆう間に過ぎてしまう…まだまだ話したい事があった。  『もうすぐ行かな…』  『うん…』       その時トウヤは私の手を強く握った。        時間は―午前1時58分― 『2時になるまでこうしてて』

    2005-09-30 00:15:00
  • 82:

    あゆみ

    私は大きくて綺麗なその手を強く握り帰した。   ―2時00分―       『もう行くな…』    『うん。』       トウヤは悲しい顔をしていた。           私は不安に押しつぶされそうになりながら

    2005-09-30 00:17:00
  • 83:

    あゆみ

    『またすぐ会えるやろ?』そう言った。      『うん☆そやな』トウヤは笑った。好きだと伝えたかった…でも言えなかった。 私は車を降り手を振った。(今日会えたやん。またすぐ会える。次は好きって伝えよう)

    2005-09-30 00:29:00
  • 84:

    あゆみ

    おまえにあの日あんな事がなかったらおまえは辛い思いせんでよかった。でも俺はおまえに会えたことほんまに幸せやと思う。こんな別れ方でごめんな。幸せになってな】       わけがわからなかった…。(なんで…)

    2005-09-30 00:36:00
  • 85:

    あゆみ

    すぐにトウヤに電話した…出ない…何度もかけた…出なかった…わけがわからなくて、おかしくなりそうで、必死に私はメールを打った…【何でよ?出会えて良かったと思ってくれてるならそばにおってよ!一人にせんとって…お願い…】   返事は来なかった

    2005-09-30 00:40:00
  • 86:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 87:

    あゆみ

    私は慌てて電話に出た。 (ひであきなら…)   『あゆみちゃん?』   『なぁ…何で…』    『話があるねん…大事な話…会って話できる?』

    2005-09-30 00:46:00
  • 88:

    あゆみ

    私はすぐに出掛けた。  泣き続けて腫れて真っ赤な目のままで。そんなことどぉでも良かった。    ひであきの家についた。迎えに出てきていたひであきは悲しそうな顔をしていた。

    2005-09-30 00:50:00
  • 89:

    あゆみ

    あまりにも悲しそうなひであきをみて私は何も言えなかった…        私を部屋にあげひであきは口を開いた『あゆみちゃん…今から俺全部話すから…』そう言い少しの沈黙のあとまた口を開いた

    2005-09-30 00:53:00
  • 90:

    あゆみ

    『トウヤは…病気やった…手術しても治らんてゆわれて…それなら残された時間精一杯生きるって…それであの日俺に会いにきた…おれも知らんかった…それでその帰りあゆみちゃんを見つけた…これ…あいつが最後に残した手紙…』

    2005-09-30 01:11:00
  • 91:

    あゆみ

    ―俺はもうすぐこの世からいなくなる。何となく終わりが来るって分かるねん。正直恐い でも不思議な事に落ち着いてる。さっきあゆみに会ってきた。かえってきてこれを書いてる。あゆみにはもう会われへんて言った。理由も言わず…傷つけたと思う…でもこうするしかなかった…俺にあいつを幸せにはできひんから…

    2005-09-30 01:15:00
  • 92:

    ?かよ?

    ぁりぇへん…
    すっごぃ切ないし??
    ガンバッテ?

    2005-09-30 01:17:00
  • 93:

    あゆみ

    あの日お前に会った帰りあゆみを見つけて、あいつは血だらけでしゃがみこんでた…俺があいつ見つけたんは運命やと思ってる。神様は最後に俺に生きる意味を教えてくれたんやと思う…俺には何もなくて生きるとか死ぬとかどぉでも良かった。

    2005-09-30 01:22:00
  • 94:

    あゆみ

    でもあゆみを見つけた時 生きてほしい。そう思った。だから俺はあいつの傍にいた…あいつのためってゆうより俺自身のためやったんかな…あいつが初めて笑った時ほんま可愛くてこいつにはほんまに幸せになってほしいて思った。できるなら俺がって…いつのまにか俺欲張ってた…

    2005-09-30 01:27:00
  • 95:

    あゆみ

    俺が倒れた日事故で入院したっておまえにまで嘘つかせてごめん。感謝してる。今日あいつに会えて良かった。俺が健康ならあいつに好きって言いたかった…抱き締めたかった…でもそれをしたらあいつを余計苦しめると思うとできんかった。

    2005-09-30 01:31:00
  • 96:

    あゆみ

    でもおまえにだけはわかってほしい。俺はあゆみを愛してる。あいつはほんまに辛い思いしたんやと思う…きっとこれから思い出して苦しむ事もあると思う…でもあいつには笑っててほしいねん。あいつは俺に最後にほんまに幸せくれた…短い時間やったけど色んな物くれた。俺生まれて来て良かったって思えた。

    2005-09-30 01:35:00
  • 97:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 98:

    あゆみ

    トウヤが死んだ…     私はただ静かに涙を流していた…         『俺にはこのまま隠す事なんてできんかった…ごめん…』          ひであきは泣いていた。 笑顔の奥が悲しそうだったのもあの日トウヤが咳き込んでいたのも今なら分かる…トウヤは一人で戦ってた…

    2005-09-30 01:46:00
  • 99:

    あゆみ

    それなのにこんな私を助けてくれた…最後の時間を私なんかのために使ってくれてた…なのに私は気付いてあげられなかった…   何で…         何であの日好きって言わなかったんだろう…    もう届かないのに…

    2005-09-30 01:49:00
  • 100:

    あゆみ

    後悔ばかりが押し寄せてきた…私は泣いた…泣けるだけないた‥       ひであきは涙を拭いながら『俺が病気知ったんはあの休みの日やねん…でも悲しい顔すんなよってゆわれて…必死やった…それであの日あゆみちゃんに番号渡した。この日のために…』

    2005-09-30 01:53:00
  • 101:

    あゆみ

    『俺ずっと迷ってた…ゆうべきなんかわからんくて…でももっと早く伝えるべきやった…もうトウヤは…骨になった…』       ひであきも苦しんだ…

    2005-09-30 01:55:00
  • 102:

    あゆみ

    『ありがとう…言ってくれて良かった…じゃないとあたしトウヤに愛されてた事知らんままやった…』   私たちは何時間泣き続けたのだろう…外は明るくなっていた。

    2005-09-30 01:58:00
  • 103:

    あゆみ

    ねぇトウヤ…あたしががあの日…トウヤを初めて見たあの日…あなたが一瞬天使のように見えたのは決して間違いじゃなかった…                あなたは地獄にいたあたしを迎えにきた天使だった…            ありがとう

    2005-09-30 02:04:00
  • 104:

    あゆみ

    20005年9月―     あれから3年…私は19才になった。        私の体の傷はもうほとんどない。         ただひとつ左足に何かであの日殴られたんだろう消えないアザがある。

    2005-09-30 02:08:00
  • 105:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 106:

    あゆみ

    かよさん☆呼んでくれてありがとうございます☆

    2005-09-30 02:19:00
  • 107:

    ?かよ?

    完結ぉめれ?です(゚?゚?)途中なぃちゃぃました??完結さみしぃ?、ぃぃ小説に出会えテ嬉しかったです???あゆみタンは今もつらぃ思ぃしてると思いまつ??デモこの小説をきっかけに、これからも頑張って?さぃ?

    2005-09-30 02:35:00
  • 108:

    あゆみ

    かよさん☆ありがとう☆こんないい人に呼んでもらえてうれしい?

    2005-09-30 02:37:00
  • 109:

    ?かよ?

    ぁりら?です??
    ?かな?も今までにぁったこと小説にかぃてまぷ?かなの小説は泣けないですけど、結構ドロ?してて、あゆみさんの励みになるかもなので、よかったらよんで?さぃ??

    2005-09-30 02:43:00
  • 110:

    あゆみ

    かよさん?なんてゆうやつですかぁ?

    2005-09-30 02:45:00
  • 111:

    ?かよ?

    浮気された気持ち…
    です??ヘタクソですが、かよなりに頑張っていまつ??ぁ?ぁと泣ける小説紹介してってぃぅスレであゆみタンの小説紹介されてまちたょ???

    2005-09-30 02:48:00
  • 112:

    あゆみ

    かよさん?あゆみもかよさんの読みます?     あゆみのん紹介されてた?うれしい?かよさんも書いてくれてたね?ありがとう??

    2005-09-30 03:04:00
  • 113:

    名無しさん

    完結ぉめでと?今全部読みました?感動しました。トウヤ君に出会えてよかったですね

    2005-09-30 03:13:00
  • 114:

    あゆみ

    名無しさん?ありがとうございます?ほんまに出会えて良かった?あゆみがここにおるのもトウヤのおかげです。もうすぐトウヤが亡くなってちょうど3年で…だからこんなに素晴らしい男がいた事たくさんの人に知ってほしくて書きました?

    2005-09-30 03:16:00
  • 115:

    ?かよ?

    ぃぇ?(゚O゚?)?あゆみタンぁりら?れす??デモ今日わぉそぃのれ、またゅっくりょんれ?ぱぃ??体にきぉっけてに?ぉゃすみれす?

    2005-09-30 03:17:00
  • 116:

    りか

    115改めりかにします?返事ぁりがとぅデス??年たった今トウヤ君の友達とゎ連絡とってるんですか?ぁゆみサン??なのにぃろんな事経験しましたね

    2005-09-30 03:22:00
  • 117:

    あゆみ

    かよさん?今読んだ?また更新するの楽しみにしてるなぁ??おやすみぃ?

    2005-09-30 03:27:00
  • 118:

    あゆみ

    りかさん?あれからしばらくはひであきと連絡取ってたんですが今は取ってません。でもそれはお互いがお互いの道歩いて行こう?って決めてそうしました?だから何かもしお互いが必要とする時は連絡取れるように番号とかは変わっても知らせあってます?大事な友達です?

    2005-09-30 03:31:00
  • 119:

    りか

    ぃぃ関係なんですね?支えになってくれるような人がぃると心強ぃですょね?

    2005-09-30 03:35:00
  • 120:

    名無しさん

    とてもいい小説でした?私も回された事あるんです。私の場合全員知らない人だったからまだましだったと思います。あゆみさん、トウヤさんに出会えてほんとによかったですね☆書いてて辛かったと思いますが書いてくれてありがとう?これからまた愛する人に出会うと思いますがトウヤさんの分まで幸せになって下さい?

    2005-09-30 03:38:00
  • 121:

    あゆみ

    りかさん?はい?一緒に泣いた仲ですから?お互い強く生きて行こうって誓い合いました?

    2005-09-30 03:39:00
  • 122:

    りか

    支ぇぁぇる人がぃるなんて羨ましぃデス?今ゎ彼氏ぃるんですか?

    2005-09-30 03:44:00
  • 123:

    あゆみ

    名無しさん?ありがとうございます?回された人って結構いますよね…でもあゆみは今はトウヤと出会えた事の喜びのほうがデカイです?ホンマに誇りです?

    2005-09-30 03:46:00
  • 124:

    あゆみ

    りかさん?今彼氏います?大切にされてると思います。あゆみはあれから乗り越えてよく笑うようになりました?いい笑顔やな?ってよく言われます?ほんまにそんな笑顔になれたのはトウヤのおかげです?

    2005-09-30 03:49:00
  • 125:

    りか

    彼氏ぃるんですかぁ?ょかったですね?幸せにしてくれる彼氏サンに出会ってよかった?ぁゆみサンが今ゎ幸せって事が一番ですね?完結したのに長々と返事くれてぁりがとデス

    2005-09-30 03:51:00
  • 126:

    あゆみ

    りかさん?こちらこそありがとうございます?読んでいただけてほんまにうれしかったです?

    2005-09-30 03:55:00
  • 127:

    名無しさん

    あゆみさん完結おめでとう???めちゃめちゃ良かった?感動しました?

    2005-09-30 14:49:00
  • 128:

    あゆみ

    名無しさんありがとうございますo(>∀<oΞo>∀

    2005-10-02 18:08:00
  • 129:

    ぁ??

    今日,初めて読みました?めちゃめちゃ泣いて涙が止まりませんでした???トゥャ君のコト絶対?忘れてぁげなぃで?さぃ?本間に?良かったです???完結……ォメデトォ???これからも頑張って?さぃ 絶対?幸せ?なってйё?

    2005-10-03 02:15:00
  • 130:

    名無しさん

    ??

    2005-10-03 02:21:00
  • 131:

    あゆみ

    あ??さん?ありがとう?イイ人たちに読んでもらえてうれしいです?トウヤの事は絶対忘れません?いつも心の中にいます?

    2005-10-03 12:47:00
  • 132:

    あゆみ

    名無しさん?あげてくれてありがとう?

    2005-10-03 12:48:00
  • 133:

    名無しさん

    2005-10-11 17:09:00
  • 134:

    MJ

    初めまして?今日全部読みましたぁ??スゴィょかったです??今彼氏サンもぃてるんですね?これからも幸せでぃて下さい??辛いコトも悲しいコトもぃっぱぃぁると思いますが?強く生きていって下さい?トウヤさんも見守ってくれてると思うので??長々とすぃません??本当にょかったです??

    2005-10-12 00:36:00
  • 135:

    あゆみ

    MJさん?ありがとう?読んでくれてめっちゃうれしいです?

    2005-10-12 02:23:00
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