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━愛してる━兄妹禁断
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1:
晶◆XzI8Kix9UM
晶 18歳。極度のブラコン
2006-07-28 02:12:00 -
42:
晶◆XzI8Kix9UM
家から車で約2時間かけてやってきた。久しぶりの海に3人で大はしゃぎした。魚捕まえたり、海藻投げあいっこしたり、ボートを借りて、沖合の方まで行って、海に和ニイを突き落としたりして遊んだ。夕方近くなって、急に風が強くなり出した。それでも気にせず遊んでいたが、海辺から人がどんどんいなくなって行った。晶達も帰ろうか??と話していたら、大粒の雨が振り出してきた。とりあえず車に戻り、着替えて、この雨じゃ帰れなぃだろうって事で雨が治まるのを待った。
2006-08-05 17:00:00 -
43:
晶◆XzI8Kix9UM
雨のせいで頭からびしょびしょだった。「ほら、晶。頭こっちにして。拭くから」『…んー…冷たい』康太ニイがバスタオルで晶を包んでくれて、髪の毛をわしゃわしゃした。運転席には和ニイが乗り込み、天気予報を聞くためにラジオを付けた。「こら!晶、動くなって」『康太ニイ、力強すぎるって…』「あ、ごめんごめん」
【…地方は、台風接近のため、…‥区間が、通行禁止となっており…す。…‥の方は…注意下さい‥‥以上、ぉ天気で…】2006-08-05 23:25:00 -
44:
晶◆XzI8Kix9UM
「台風かぁ…運が悪かったかな???」ラジオを聞いていた和ニイがバツの悪そうな顔をして、こっちを向いた。「仕方ないだろ。和巳のせいじゃないんだし?」『そーだよ。昼間はあんなに天気良かったのにねー??』 「ホントになぁ…。俺、とにかく母さんに電話しとくよ??」そぅ言って和ニイは車を降りて行った。相変わらず外は雨が激しく降っている。止む様子は全くない。海の方を見てみると、ほんの1時間ほど前まで穏やかだったのに、今はもう、近づくのも恐いぐらいに荒れていた。
2006-08-05 23:45:00 -
45:
晶◆XzI8Kix9UM
「ほら、晶、まだ終わってないから?」康太ニィが晶の髪の毛をまだ拭いてくれてた。『…んー、今日どうなるんだろうね?』「わかんね…このままじゃ酷くなるだけだろうなぁ…」ようやく満足したのか、康太ニィは髪の毛を拭くのをやめた。
2006-08-05 23:57:00 -
46:
名無しさん
ドキ???
気になるぅ???・・・?2006-08-06 03:04:00 -
47:
晶◆XzI8Kix9UM
ふと、康太ニイの手が止まった。晶の肩をぺたぺた触りだした。「なんだこれ!冷え過ぎだろ」キャミソール一枚の晶の上半身は完全に冷え切っていた。「ほら、これでも被ってろっ」康太ニイは自分が持っていた上着を晶に着せつくれた。『…ぁ、ぅん…ありがとう』 康太ニィの匂いがした。甘い香水と海の匂いが混ざった匂い。いつもの匂いなのに今日は特別甘く感じた。
『…えっ…』いきなり康太ニィが抱きしめてきた。後ろからだったから不意を突かれて驚いた。そんな晶に構わず康太ニィは、さらに強く晶を抱き締めた。2006-08-07 11:05:00 -
48:
晶◆XzI8Kix9UM
康太ニィの体温が伝わってきた。暖かい…晶の体を溶かしていく。
それ以上に晶の心臓は爆発しそうなぐらい、ドキドキさていた。顔まで赤いような気がする。心臓の音が康太ニィに伝わりませんようにと願っていた。2006-08-07 15:51:00 -
49:
名無しさん
バリおもろいんで頑張って書いてください?
2006-08-07 17:26:00 -
50:
名無しさん
主サン
頑張ってッ???2006-08-08 01:50:00 -
51:
晶◆XzI8Kix9UM
「暖かい??」『…うん‥暖かい…』康太ニィの息が首にかかる。そこだけに神経が集中してるかのように、康太ニィしか感じていない。時間が止まってる。
「ただいま。母さんがな…っ…何してんの…二人で…」和ニイが帰ってきた。運転席に乗り込んできて、晶たちの方を振り返ったままの状態で固まってる。表情がさっきまでとは明らかに違っていた。子供が大好きなおもちゃを取り上げられた時の様な、淋しさと悔しさが混じった表情になっていた。…。2006-08-08 16:58:00