小説掲示板━愛してる━兄妹禁断のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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━愛してる━兄妹禁断

スレッド内検索:
  • 1:

    晶◆XzI8Kix9UM

    晶 18歳。極度のブラコン

    2006-07-28 02:12:00
  • 2:

    晶◆XzI8Kix9UM

    あたしは晶。某有名大学一回生?好きなものは?ぉにータマ達?
    『起きてー?朝だよー?』 「…ッん…晶かょ…」目を擦りながらゆっくりと体を起こす康太ニイ?寝起きがかなり悪い?

    2006-07-28 02:22:00
  • 3:

    晶◆XzI8Kix9UM

    康太ニィを起こして、向かいの部屋の扉をノックした。『ぉはよー?和ニィ?』「ぉはょう?晶。」 康太ニイと違って、和ニイは寝起きは良く 、あたしが起こしにいく前にいつも起きている。

    2006-07-28 02:35:00
  • 4:

    晶◆XzI8Kix9UM

    この二人があたしの?ぉにータマ達??
    康太 23歳。職業はバーテン
    和巳 23歳。大手携帯会社勤務。
    そう。双子の兄。性格も、見た目も正反対な二人が、あたしの大好きな?ぉにータマ達?

    2006-07-28 02:41:00
  • 5:

    晶◆XzI8Kix9UM

    あたしの一日はこの二人を起こすところからはじまる。小さい頃から毎日。
    和ニイはもう下に降りてきたのに、康太ニイがまだ起きてこない。いつものこと。
    「晶、康太のやつ起こしてきて。」 『は?ぃ?』また2階に戻って、今度は勢い良くドアを開け 『康太ニイ〜〜ぉきてぇぇ??』思いっきり康太ニイの体を揺さ振った。

    2006-07-28 02:52:00
  • 6:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「‥ヴ〜ン…サヤカ…やめろって…」 『誰よサヤカって?早く起きないと晶が上に乗るよ??』 また違う女の名前。康太ニイはいつもこう。不特定多数の女あり。
    いつまでも起きない康太ニイには最後の手段。くすぐりの刑に処す。 『ほーれ?晶のくすぐりの刑????』 両手で思いっきり、康太ニイの脇腹をくすぐった

    2006-07-28 02:58:00
  • 7:

    ?

    ぉもしろそぉ?
    頑張って書いてなあ?

    2006-07-28 02:59:00
  • 8:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「ッッッぅわぁぁぁ???ァハハッッ…やめろッッ???馬鹿??ごめん…ぁはッ…起きるから???」 『降参??晶の勝ち?早くしないとご飯冷めるよ』 「…わかった。すぐ行くよ?」
    康太ニイに勝って、ご機嫌な晶はニコニコで下に降りていった。「康太、起きたか??」『ぅん、もぅすぐ降りてくると思うよ?』台所では、和ニイが新聞を読んでいた。テーブルの上に、母サンが人数分のご飯をよそって、朝ご飯の用意をしていた。

    2006-07-28 03:07:00
  • 9:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ?ちぁ?ぁりがとぅ?慣れてないけど頑張ってみます??

    2006-07-28 03:08:00
  • 10:

    晶◆XzI8Kix9UM

    あたし達が、ご飯を食べだした頃にようやく、康太ニイが降りてきた。康太ニイはどちらかと言えば、お兄系。簡単に言えばホスト系 ワラ タンクトップにダメージジーンズ。ネックレスはクロムハーツ。あんな重たそうなの付けて?
    康太ニイが椅子に座ったところで、ようやく母サンも席に着いた。これがうちの朝の風景。

    2006-07-28 03:25:00
  • 11:

    晶◆XzI8Kix9UM

    今は4人で暮らしている。パパリンは九州に単身赴任中で一緒にはすんでいない。
    ━━━━━━━━━━
    昔から兄妹3人仲良くて、近所でも有名だった。公園で遊ぶときも、買い物に行くときも、いつも3人一緒だった。両親が共働きのせいもあって、3人で過ごす時間は多かった。

    2006-07-28 03:46:00
  • 12:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ━━━━━━━━
    大学が夏休みに入ったから、バイトをはじめる事にした。家の近くの駅前にある、コンビニで。
    『いらっしゃいませー?こんばんわ』

    2006-07-28 19:21:00
  • 13:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ━━ピンポーン━━
    『いらっしゃいませー?って、和ニイ』 「晶、頑張ってるね」 『うん?だって楽しいから??和ニイは今仕事帰り??』 「あぁ。晶が気になったから寄ってみた。もうすぐあがりだろ??」そう言いながら和ニイは腕時計を指差した。「迎えにきたんだ。一緒に帰ろうと思って」 『まぢで?帰る〜?』 「じゃ外で待ってるわ?」

    2006-07-28 23:28:00
  • 14:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「晶チャン?今の人かっこいいね?大人の男って感じで」 コンビニの外で晶を待っている和ニイをちらっと見て、バイトの有加里サンが言った。 『んー?でしょ?晶の自慢の兄貴です』 「いいなぁ…あんなお兄さん、有加里もほしかったよ ワラ 晶チャン愛されてるね ワラ」
    和ニイを誉められて悪い気はしなかった。むしろ当たり前じゃんみたぃな?

    2006-07-28 23:47:00
  • 15:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『おまたせー?ごめんね??遅くなっちゃった』 「いぃよ。晶を待つのは慣れてるから」 『もー?そんな事言わないでょ〜』 二人で並んで家の方向に歩きだした。そう言えばこうやって二人で歩くの久しぶりだなぁ…

    2006-07-28 23:59:00
  • 16:

    晶◆XzI8Kix9UM

    帰り道。一組の恋人達とすれ違った。何のきなしに眺めて、考えた。
    晶には長続きした彼氏がいない。いつも1、2ヵ月で別れてしまう。理由は【ぉにータマ達と比べてしまうから】どぅしても二人が出てきてしまって、いつも晶から別れを切り出す。そんなんじゃダメなことは、自分が一番分かっているけど…晶はぉにータマ達が好きなんだもん… 「ん??晶??何考えてるんだ??」 『…ッあ?ん〜、ちょっとね?…‥そぅいやさぁ、和ニイ…彼女とかできた…??』 和ニイの浮いた話は今まできいたことなかった。思い切って聞いてみた…

    2006-07-29 00:25:00
  • 17:

    名無しさん

    読んでるヨン??

    2006-07-29 05:04:00
  • 18:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ありがとぅございます??頑張り升?

    2006-07-29 16:32:00
  • 19:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「んッッ?どぅした急に」 『…なんとなく?康太ニイの話はよく聞くけど、和ニイのそゆ話聞いたことなかったから…で、どぅなの??』 すごいドキドキしてる…どうしよ…結婚を前提にしてる人がいる。なんて言われたら…「…今はいないよ。」『…そっか‥』 思わず良かったと言いそうになった。そんな晶をみて和ニイは 「晶の面倒をみなくちゃならなぃからな?」と言って、晶の頭をくちゃくちゃにした。『わー?もう、やめてよぉ?』

    2006-07-29 16:45:00
  • 20:

    晶◆XzI8Kix9UM

    和ニイに髪の毛をくちゃくちゃにされるのは好き。自分でくちゃくちゃにしたくせに、その後で「晶ーぶちゃいょ?でもかわいい?」っていつも言ってくる。その時の和ニイの顔はたまらなくいとおしい。この微笑みを見ると、あー…晶は愛されてるんだ…って実感する。親の愛情よりも兄貴達から注がれた愛のほうが、多い。

    2006-07-29 16:56:00
  • 21:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ━━━━━━━━
    今日も疲れたなぁ…と、自分の部屋につづく階段を足取り重く、トントンと上がった。あの日以来、毎日のように和ニイは迎えにきてくれた。「兄妹なんだから当たり前だろ??」と和ニイは言うけど、有加里サンや店長は、異常だよって言う。
    ━ガチャ━『…ん??』 晶のベットで誰か寝ている。すぐに誰か気が付いた。康太ニイだ。たまに晶の部屋に勝手に入って、人のベットを荒らしていく。フーッとため息をついて、起こさないようにソーッとクローゼットの扉を開けた。

    2006-07-30 00:07:00
  • 22:

    名無しさん

    ぉもろぃ?頑張って?

    2006-07-30 09:45:00
  • 23:

    名無しさん

    読んでます??

    2006-07-30 19:54:00
  • 24:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ありがとぅござぃます??頑張って完結させれるようにします???

    2006-07-31 00:55:00
  • 25:

    晶◆XzI8Kix9UM

    康太ニイに背を向けて着替えを始めた。「…ん‥…」ビックリして後ろを振り向くと、康太ニイがむくっと起き上がった。 (ぇっ…ちょっと待ってよ…晶まだ着替え途中だょ?) 慌てて、スェットをかぶった。「…んぁ??晶…??…んーおかえりい?」 康太ニイが目を擦りながら、晶を手招きした。

    2006-07-31 01:25:00
  • 26:

    晶◆XzI8Kix9UM

    近寄っていくと、康太ニイは晶の腰に手を回し、体を引き寄せた。ちょうど康太ニイの頭が晶のお腹に位置にある。康太ニイはそのまま、自分の頭を晶のお腹に押しつけてグリグリとした。 『ちょ…くすぐったいって?ぁははッッ…』「晶、元気でたかぁ??」 『えっ??』 「最近、疲れてたみたいだったからな…」 『康太ニイ、心配してくれてたんだ…』 「お前が元気なかったら、俺に影響してくるからやめろ」そう言ってまたお腹にグリグリしてきた。

    2006-07-31 01:53:00
  • 27:

    晶◆XzI8Kix9UM

    康太ニイは昔からこう。
    飼ってた犬が死んじゃった時も、体育祭のリレーで晶が転んでチームがビリになった時も、とにかく晶が落ち込んでる時は必ず笑わせに来て、励ましてくれる。何度この《笑い》に助けられただろう… 康太ニイは晶自身と晶の周りを明るくしてくれる。

    2006-07-31 02:02:00
  • 28:

    名無しさん

    主サン書いてぇ???

    2006-08-01 05:54:00
  • 29:

    晶◆XzI8Kix9UM

    すみません?遅くなりました??更新していきます?

    2006-08-02 11:29:00
  • 30:

    名無しさん

    楽しく見てまっ

    2006-08-02 11:49:00
  • 31:

    名無しさん

    更新しないの?

    2006-08-02 12:31:00
  • 32:

    ????????????????????????

    2006-08-02 12:36:00
  • 33:

    ?

    楽しみにしてるカラ
    書いてなあ??

    2006-08-03 07:42:00
  • 34:

    晶◆XzI8Kix9UM

    携帯壊れてました??げめんなさい??

    2006-08-03 12:40:00
  • 35:

    晶◆XzI8Kix9UM

    夏休みの中頃。「晶ー起きなさい」『…ん…?お母さん?』部屋に入ってきた母さんは、窓のカーテンを開けた。夏の日差しが眩しい。嫌でも目が覚める。『晶今日休みだよ?昨日言ったよね??』「お兄ちゃん達が起こしてこいってうるさいのよ。だから起きて、ほら」 『へ??二人が??なんでだろ…』 不思議に思いながら、部屋を出て下に降りていた。

    2006-08-03 12:41:00
  • 36:

    晶◆XzI8Kix9UM

    −−トントントンッ−−−
    下に降りていくと、リビングに二人がいた。母さんも晶の後から降りて来て、忙しそうに何かをし始めた。それを横目に、二人の元に行き、ソファーに座った。 「ぉ前起きてくるの遅いよ笑」『なによ!いつも康太ニイのが遅いくせに。ね??和ニイ』「そうだな笑 なー晶、今日休みだよな??」『そぅだけと…どうして??』「じゃぁ、俺達と出掛けようか。」『3人で?♪』「そぅ。3人で」

    2006-08-03 12:43:00
  • 37:

    名無しさん

    主サン
    メチャ愛読?してます?
    これからも頑張って?

    2006-08-04 05:14:00
  • 38:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ありがとぅござぃます??仕事があるのでなかなか更新できなぃけど、頑張ります??

    2006-08-04 10:12:00
  • 39:

    晶◆XzI8Kix9UM

    3人で出掛けるなんて、何年振りだろう。和ニイの就活や、晶の受験やらで、忙しく、毎年行ってた家族旅行もここ数年なかった。楽しいことが大好きな康太ニィと晶は、よくブーブー言って、その度に和ニイと母さんに、なだめられてた 笑
    その日はよく晴れてて、心がウキウキするような天気だった。目的地は【海】昔よく家族で行ってた所に決まった。和ニィの車で行くことに。

    2006-08-04 10:21:00
  • 40:

    名無しさん

    お仕事お疲れ様デス??
    こっちも頑張って下さい?

    2006-08-05 09:30:00
  • 41:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『わー!!海だぁ綺麗〜久しぶりだね』「そうだな。あっ、晶、危ないからあんまり身を乗り出すな。」助手席から、外を見ようと窓の外に顔を出していた晶に和ニイが注意した。『大丈夫だよ。子供じゃないんだし』「あんまり心配かけさせないでくれよ」『はーい』「あれっ??今日は偉く素直じゃなぃか」『だって、楽しみなんだもん☆』康太ニイは昨日の仕事が遅かったのもあって、後ろの座席で眠っていた。

    2006-08-05 16:47:00
  • 42:

    晶◆XzI8Kix9UM

    家から車で約2時間かけてやってきた。久しぶりの海に3人で大はしゃぎした。魚捕まえたり、海藻投げあいっこしたり、ボートを借りて、沖合の方まで行って、海に和ニイを突き落としたりして遊んだ。夕方近くなって、急に風が強くなり出した。それでも気にせず遊んでいたが、海辺から人がどんどんいなくなって行った。晶達も帰ろうか??と話していたら、大粒の雨が振り出してきた。とりあえず車に戻り、着替えて、この雨じゃ帰れなぃだろうって事で雨が治まるのを待った。

    2006-08-05 17:00:00
  • 43:

    晶◆XzI8Kix9UM

    雨のせいで頭からびしょびしょだった。「ほら、晶。頭こっちにして。拭くから」『…んー…冷たい』康太ニイがバスタオルで晶を包んでくれて、髪の毛をわしゃわしゃした。運転席には和ニイが乗り込み、天気予報を聞くためにラジオを付けた。「こら!晶、動くなって」『康太ニイ、力強すぎるって…』「あ、ごめんごめん」
    【…地方は、台風接近のため、…‥区間が、通行禁止となっており…す。…‥の方は…注意下さい‥‥以上、ぉ天気で…】

    2006-08-05 23:25:00
  • 44:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「台風かぁ…運が悪かったかな???」ラジオを聞いていた和ニイがバツの悪そうな顔をして、こっちを向いた。「仕方ないだろ。和巳のせいじゃないんだし?」『そーだよ。昼間はあんなに天気良かったのにねー??』 「ホントになぁ…。俺、とにかく母さんに電話しとくよ??」そぅ言って和ニイは車を降りて行った。相変わらず外は雨が激しく降っている。止む様子は全くない。海の方を見てみると、ほんの1時間ほど前まで穏やかだったのに、今はもう、近づくのも恐いぐらいに荒れていた。

    2006-08-05 23:45:00
  • 45:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「ほら、晶、まだ終わってないから?」康太ニィが晶の髪の毛をまだ拭いてくれてた。『…んー、今日どうなるんだろうね?』「わかんね…このままじゃ酷くなるだけだろうなぁ…」ようやく満足したのか、康太ニィは髪の毛を拭くのをやめた。

    2006-08-05 23:57:00
  • 46:

    名無しさん

    ドキ???
    気になるぅ???・・・?

    2006-08-06 03:04:00
  • 47:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ふと、康太ニイの手が止まった。晶の肩をぺたぺた触りだした。「なんだこれ!冷え過ぎだろ」キャミソール一枚の晶の上半身は完全に冷え切っていた。「ほら、これでも被ってろっ」康太ニイは自分が持っていた上着を晶に着せつくれた。『…ぁ、ぅん…ありがとう』 康太ニィの匂いがした。甘い香水と海の匂いが混ざった匂い。いつもの匂いなのに今日は特別甘く感じた。
    『…えっ…』いきなり康太ニィが抱きしめてきた。後ろからだったから不意を突かれて驚いた。そんな晶に構わず康太ニィは、さらに強く晶を抱き締めた。

    2006-08-07 11:05:00
  • 48:

    晶◆XzI8Kix9UM

    康太ニィの体温が伝わってきた。暖かい…晶の体を溶かしていく。
    それ以上に晶の心臓は爆発しそうなぐらい、ドキドキさていた。顔まで赤いような気がする。心臓の音が康太ニィに伝わりませんようにと願っていた。

    2006-08-07 15:51:00
  • 49:

    名無しさん

    バリおもろいんで頑張って書いてください?

    2006-08-07 17:26:00
  • 50:

    名無しさん

    主サン
    頑張ってッ???

    2006-08-08 01:50:00
  • 51:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「暖かい??」『…うん‥暖かい…』康太ニィの息が首にかかる。そこだけに神経が集中してるかのように、康太ニィしか感じていない。時間が止まってる。
    「ただいま。母さんがな…っ…何してんの…二人で…」和ニイが帰ってきた。運転席に乗り込んできて、晶たちの方を振り返ったままの状態で固まってる。表情がさっきまでとは明らかに違っていた。子供が大好きなおもちゃを取り上げられた時の様な、淋しさと悔しさが混じった表情になっていた。…。

    2006-08-08 16:58:00
  • 52:

    ありがとぅござぃます???読んでくださってる方がいることに感激します(≧∇≦)/ 頑張ります???

    2006-08-08 17:00:00
  • 53:

    名無しさん

    お仕事?と小説?大変だと思うけど応援?"してるので頑張って下さい??

    2006-08-09 23:30:00
  • 54:

    名無しさん

    しおりさち

    2006-08-10 03:03:00
  • 55:

    晶◆XzI8Kix9UM

    しばらく続く沈黙に耐えきれなくなって口を開いたのは、晶自身だった。『…あ、あのね…晶が寒がってたから、康太ニィが…‥』(てか何言い訳してんだろ…情けないッ)「母さんが…近くで宿探して、今夜はそこに泊まりなさいってさ…」晶の言い訳を聴きたくないと素振りを見せながら、和ニイが言った。

    2006-08-10 16:50:00
  • 56:

    晶◆XzI8Kix9UM

    この時から、二人の何かが変わり始めた。
    宿を探してるときの車の中の雰囲気は最悪。車の中にいるぐらいなら、外の雨に打たれる方がよっぽどましだった。
    ようやく空きがある旅館にたどり着いた。外はもう真っ暗になっていた。

    2006-08-10 16:58:00
  • 57:

    にぁ??

    めちぁおもろL1??
    気になる〜??
    頑張ってね??

    2006-08-11 00:15:00
  • 58:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-08-11 01:16:00
  • 59:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「ようこそおいでなさいました。…あら、まぁまぁ、そんなに濡れてらして。すぐにお部屋へご案内いたしますわね。」薄い緑色の着物を着た女将さんがまくし立てるように、仲居さんに晶達を、部屋に案内させた。
    最初、和ニイは二部屋取れるところを探してたのだが、どこもなく、ようやく見つけたのがこの旅館。でも、やっぱり一部屋しか空きがなく、車で寝るよりましだろぅと、この旅館に決めた。

    2006-08-11 17:04:00
  • 60:

    名無しさん

    続きメッチャ気になる??書いてぇ??

    2006-08-11 19:18:00
  • 61:

    晶◆XzI8Kix9UM

    部屋は畳のいい匂いがした。最近リニューアルしたらしく、若者思考にそった造りになっていた。それでも日本の情緒を重視した、和風の造りで、すごく落ち着いた。
    「下に温泉あるらしいよ。晶、入っておいで。でないと風邪引くから」手に持っていた荷物を下ろしながら和ニイが晶に促した。『うん。温泉なんて久しぶり』「俺達も後から行くし、上がったら部屋で待ち合わせにしよう」『わかったー』

    2006-08-12 00:01:00
  • 62:

    リん?

    読んでます(・∀・)?
    めちぁおもしろLlし頑張って書Llて?下さLlねッ?

    2006-08-12 10:45:00
  • 63:

    晶◆XzI8Kix9UM

    リン?チャン ありがとぅございます??頑張ります?????

    2006-08-12 16:37:00
  • 64:

    ひろ?

    めちぁ気lニなる〜?
    楽しみlニしてるね?

    2006-08-12 16:47:00
  • 65:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『…わぁ…すごぃ…』
    思わず独り言を漏らしてしまうぐらい、ヒノキの匂いと温泉の匂いが混じった、いい香りがした。
    和ニィが家族風呂を2つ予約して、一つを晶用にとってくれた。お陰で、誰にも気を使わず一人でゆっくり入れる。感謝?。

    2006-08-12 16:48:00
  • 66:

    ?あいか?

    おもろい?
    気になる?

    2006-08-12 16:52:00
  • 67:

    晶◆XzI8Kix9UM

    随分ながいして、雨のお陰で冷えきってた体も芯から暖かくなった。部屋に戻りながら、晩御飯はなにかなぁ…と呑気に考えていた。
    部屋の前でふと立ち止まった。和ニイと康太ニイの声が聞こえる。何か話してるのかな‥と、何も考えずに部屋の扉を開けようと手をかけた。
    「お前、よく考えろよ!お前じゃあいつを幸せにするなんて無理だ!」「…解ってる。晶を小さい頃から面倒みてきた。あいつを二人で守ろうって決めたろ??」

    2006-08-12 17:02:00
  • 68:

    晶◆XzI8Kix9UM

    (晶のこと??)
    扉を開けようとした、手がとまった。

    2006-08-12 17:06:00
  • 69:

    (^・ω・^)

    ン-ww
    気になるう(>ω

    2006-08-12 17:37:00
  • 70:

    名無しさん

    そんなんじゃねぇよって漫画と設定がすごく似てる気がする。

    2006-08-12 18:20:00
  • 71:

    名無しさん

    アタシも思ってた?

    2006-08-12 20:14:00
  • 72:

    晶◆XzI8Kix9UM

    それは見たことなぃです?全部オリジナルで書いてるので??気を悪くした方はすみません?

    2006-08-12 23:29:00
  • 73:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「和巳、守ると愛するは違うだろ!?俺は晶を妹として護ってやってるつもりだ。」 「俺は。。」 「お前の晶をみる目は、異常だよ。晶を寵愛してる目なんだよ。誰よりもお前のことは知ってる。」 「俺は。。晶が産まれたときに心に決めたんだ。晶を一生守ってやるって」

    2006-08-12 23:52:00
  • 74:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「それは俺も同じだ。」 「…なぁ、康太…俺、やっぱり異常だよな。他の女の子と付き合えない。晶さえいればそれでいぃって思ってしまう。今日だって、車に戻ったとき、2人をみて嫉妬で狂いそうだった」

    2006-08-13 00:08:00
  • 75:

    ?

    (^O^)

    2006-08-13 00:28:00
  • 76:

    ?あいか?

    気になる?

    2006-08-13 04:31:00
  • 77:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「昌に対する気持ちが抑えられない…もう、これ以上…」
    ━「あらぁ!!そんなところに突っ立ってないで中にお入りになったらよろしいのに??」━
    心臓が止まるかと思った。後ろから仲居サンが晶に声をかけた。その大きな声。慌てて、仲居さんに静かにするように、人差し指を口に当てて、シーッのゼスチャーをしたが遅かった。 2人にも聞こえてしまったみたいで、気がつくと扉が開いて、浴衣姿の2人が立っていた

    2006-08-13 17:59:00
  • 78:

    名無しさん

    めっちゃオモロイ!!!!続き楽しみにしてます!!晶さんがんば!!

    2006-08-13 22:44:00
  • 79:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ありがとうございます???頑張ります??

    2006-08-13 23:38:00
  • 80:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「あらあら、3人お揃いで?お食事をお持ちしましたよ」 なんて最悪のタイミング…盗み聞きしてたのがバレた。 「…ふッ…晶、お前いつからここにいたんだ??」 康太ニイが、 困った子を見るような目で晶に問いただした。 『‥ん…さっき上がってきた所‥』 「そっか。そんなとこに突っ立ってないで入ってくればよかったのに 笑」 何事もなかったかのように康太ニイは笑ってた。入れるわけがない…

    2006-08-13 23:39:00
  • 81:

    名無しさん

    頑張って最後まで書いて下さい〃

    2006-08-14 23:49:00
  • 82:

    名無しさん

    気になるカラはよ書いてぇ?

    2006-08-15 09:32:00
  • 83:

    晶◆XzI8Kix9UM

    2人は何事もなかったかのように、そのあと食事にかかった。
    晶は食事どころじゃない。目の前にあるお刺身や、郷土料理もみんな同じ味にしか思えなかった。

    2006-08-15 15:45:00
  • 84:

    晶◆XzI8Kix9UM

    確かに晶はブラコンだけど、和ニイや康太ニイに対して、恋愛感情を抱いたことは一度もなかった。和ニイが晶のことをあんなに思っててくれたなんて…

    どうしよう…胸が熱い…

    2006-08-15 15:51:00
  • 85:

    晶◆XzI8Kix9UM

    和ニイの気持ちを知ってしまった以上、これから先普通には過ごせない…

    2006-08-16 15:52:00
  • 86:

    名無しさん

    和と慶太どッちが喋ってるかわからん?

    2006-08-16 15:56:00
  • 87:

    晶◆XzI8Kix9UM

    すみません???口調で分かりやすくしたつもりだったんですが?二人だけの時は気をつけます??

    2006-08-16 23:41:00
  • 88:

    晶◆XzI8Kix9UM

    夜。ご飯も終えた頃、外は静かになっていた。どうやら、台風の目に入ったらしい。外の事を忘れてしまうぐらいの、更に大きな台風が晶の中に、上陸したが…
    康太ニイが、「散歩に行こう」と言い出した。止めておくべきだと和ニイと晶が忠告しても、ガンとして譲らない。
    結局晶達が折れて、遠くまで行かないという約束で、散歩に行くことにした。

    2006-08-16 23:53:00
  • 89:

    晶◆XzI8Kix9UM

    外はとても静だった。虫達の鳴き声も、風の音も聞こえない。時間が止まっているようだ。
    康太ニイが旅館の人から、近くに海が見える公園があると聞いたらしくそこに向かった。

    2006-08-17 00:10:00
  • 90:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『ねぇ、和ニイ、静かだね…』 「あぁ…静かだな」 『なんだか…晶達3人だけしか存在しないみたい‥━』 一人で先々進んでいく康太ニイに付いて行きながら、和ニイと二人で並んで歩いた。

    2006-08-17 00:17:00
  • 91:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『あれ??康太ニイは??』 「もう少し海に近づきたいって。あいつは子供か」 『あははッッ。康太ニイは昔から心が子供ってか、少年のままよね 笑』 「晶も人のこと言えないだろ 笑」 『あー、ひどい!!晶のが大人だもん』 すねた真似をすると、和ニイが晶の髪の毛をクシャクシャにした。
    いつもならそのまま、放置されるのに、今日は違った。

    2006-08-17 01:29:00
  • 92:

    晶◆XzI8Kix9UM

    クシャクシャにした髪の毛を和ニイが手櫛で直してくれた。どうしたんだろう??と思っていると、和ニイの大きな手が、晶の頭を包むように、優しく撫でた。

    2006-08-17 01:45:00
  • 93:

    名無しさん

    これ大好き?
    主サン頑張って
    下さい??

    2006-08-17 21:41:00
  • 94:

    名無しさん

    頑張れ?

    2006-08-17 23:25:00
  • 95:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ありがとうございます??応援のコメをいただくとやる気が一気にあがります??頑張ります

    2006-08-18 01:51:00
  • 96:

    晶◆XzI8Kix9UM

    和ニイに触れられた箇所が熱い。頭のてっぺんから足の指先まで敏感になっている。
    晶は和ニイを見上げた。

    2006-08-18 02:13:00
  • 97:

    晶◆XzI8Kix9UM

    和ニイは何も言わなかった。言わないけど、和ニイの目や昌に対する態度から、痛いほど気持ちが伝わってきた。
    嬉しくて、こんなにも人に愛されてる事が嬉しくて、胸が熱くなり、涙がでてきた。

    2006-08-18 02:26:00
  • 98:

    晶◆XzI8Kix9UM

    和ニイは驚いていたが、眉をハの字にして、「困ったお姫様だ」 と、優しく笑い、涙を親指でぬぐい取ってくれた。

    2006-08-18 02:38:00
  • 99:

    晶◆XzI8Kix9UM


    晶は和ニイの愛に包まれて育ってきた。

    晶自身の気持ちが、変わろうとしている。

    和ニイを愛してしまった

    2006-08-18 02:48:00
  • 100:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ごめんなさい?上の 略 がついてしまいました??読みにくくてすみません??

    2006-08-18 02:50:00
  • 101:

    晶◆XzI8Kix9UM

    この気持ちは誰にも言えない秘密の気持ち。
    康太ニイが戻ってきて旅館に戻った。部屋に戻ると、仲居さんが気を使ってくれたのか、部屋のふすまを挟んで奥に、布団が2組と手前に1組の布団が敷かれていた。

    2006-08-18 14:52:00
  • 102:

    晶◆XzI8Kix9UM

    その光景がおかしくて、3人で顔を見合わせて笑った。
    康太「これどうやって寝るよ??」 晶『…晶はなんでもいいよ。和ニイは??』 和巳「俺もなんでもいいけど??」 康太「じゃー俺こっちもーらい♪」 康太ニイは手前の一組の布団に飛び込んで寝っころがった。

    2006-08-18 15:00:00
  • 103:

    晶◆XzI8Kix9UM

    必然的に晶と和ニイは奥の2組の並んで敷かれている布団で寝ることになった。
    外は台風の目が過ぎ去り、また激しい雨と、風が部屋の窓ガラスを叩いていた。

    2006-08-18 15:03:00
  • 104:

    名無しさん

    続き気になる?

    2006-08-18 16:33:00
  • 105:

    名無しさん

    気になる??ヮラ〃はよ書いてちょーだい?

    2006-08-18 17:03:00
  • 106:

    名無しさん

    はよかいて

    2006-08-18 18:16:00
  • 107:

    晶◆XzI8Kix9UM

    それぞれが布団に入り、早く寝ようと電気を切った。真っ暗になると余計に外の音が気になる。
    晶は昔から怖がりで、台風の時はいつも母さんか兄貴二人のどちらかの布団に潜り込んでた。さすがにこの歳になってそこまではしなくなったが、やはり怖くて寝付けない。

    2006-08-19 02:02:00
  • 108:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「ん…ッ??晶眠れないのか??」 寝返りを打った晶に気が付いて、和ニイが話しかけてきた。 『ぅん…』 「晶は昔からだもんな。ほら??こっちくるか??」 和ニイは自分の布団を持ち上げて、晶が入りやすいようにしてくれた。今までの晶なら間違いなく飛び込んでた。でも今は違う。自分の気持ちに気が付いてしまった以上、前までと同じようにはいかない。

    2006-08-19 02:48:00
  • 109:

    名無しさん

    2006-08-19 21:30:00
  • 110:

    名無しさん

    めっちゃおもろぃ?

    2006-08-20 01:21:00
  • 111:

    名無しさん

    もォかかんのォ?

    2006-08-21 18:13:00
  • 112:

    名無しさん

    かぃて〜?

    2006-08-22 09:32:00
  • 113:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『…うぅん…一人で大丈夫だから』「‥そっか」本当は一緒に寝てほしい。そんな気持ちを抑えながら、布団を頭からかぶった。

    2006-08-24 02:07:00
  • 114:

    名無しさん

    めっちゃきになる?

    2006-08-24 08:46:00
  • 115:

    名無しさん

    続ききになる?

    2006-08-24 19:55:00
  • 116:

    晶◆XzI8Kix9UM

    それでもやっぱり眠れない。和ニイに背を向け、目を閉じた。窓をたたく雨や雨の音にまじって、和ニイのわずかな動きや、息づかいが聞こえる。
    『…ッえ‥』
    和ニイが晶の体を後ろから抱きしめてきた。

    2006-08-25 01:29:00
  • 117:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「あんまり無理するな…」 耳元で和ニイが囁いた。暖かい。和ニイの体温が伝わってきて、晶の何かが溶けてゆく。満たされる。自然とまぶたが重くなってきた………

    2006-08-25 01:42:00
  • 118:

    名無しさん

    リアルタイーム

    2006-08-25 01:47:00
  • 119:

    名無しさん

    ?

    2006-08-25 04:04:00
  • 120:

    名無しさん

    いつも読んでるヨン??
    これからも頑張って!!

    2006-08-25 06:57:00
  • 121:

    ゅぅ?

    読んでまつ???

    2006-08-26 03:00:00
  • 122:

    名無しさん

    おもろい?主頑張れ?

    2006-08-26 19:54:00
  • 123:

    晶◆XzI8Kix9UM

    しばらく放置してすみませんでした??これからも少しづつですが更新していきます??

    2006-08-27 23:07:00
  • 124:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「ん??どうした??浮かない顔して」 『…あッ、ううん。なんでもないよ』 運転席の和ニイが晶の顔をのぞき込んできた。康太ニイは後ろで眠っている。 『今回のプチ旅行楽しかったね!台風のおかげで散々だったけど』 「ほんとにな。3人で出かけたのも久しぶりだったしな。」

    2006-08-27 23:08:00
  • 125:

    晶◆XzI8Kix9UM

    晶は昨日の夜の事を思い出していた。和ニイは何事もなかったかのように、朝「おはよう。よく眠れた??」と晶を起こしてくれた。
    まるで夢だったのかと疑うぐらい、外はスッキリと晴れ、蝉がうるさいぐらいにミンミン鳴いていた。

    2006-08-27 23:13:00
  • 126:

    晶◆XzI8Kix9UM


    ━━━━━━━━
    こうして晶の夏休みは終わりを告げた。
    普段の生活にもどってゆく

    2006-08-27 23:17:00
  • 127:

    晶◆XzI8Kix9UM


    今でも鮮明に覚えている思いで。和ニイの温もり、優しさ。そしてなによりの愛情…

    2006-08-27 23:22:00
  • 128:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ━━━━━━━━━
    夏休みも終わり、また普段の生活に戻る。大学に行き、つまらない講義を受け、友達と遊び、恋愛話に花を咲かす。
    ただ違ったのは、晶の恋愛話。

    2006-08-27 23:25:00
  • 129:

    晶◆XzI8Kix9UM

    晶は恋愛の話が大好き。聞くのも話すのも。今までは『ちょっと聞いてよ!彼氏がねー…』 『昨日、彼氏とさぁ…』 などと話をするのが当たり前だった。

    2006-08-27 23:29:00
  • 130:

    晶◆XzI8Kix9UM

    けれど今回ばかりはそうはいかない。晶が愛してしまったのは実の兄。簡単にペラペラ話せたもんじゃない。
    今までおしゃべりだった晶が急に恋愛話をしなくなったものだから、周りの友達は晶が病気にでもなったんじゃないかとこぞって心配した。

    2006-08-27 23:33:00
  • 131:

    名無しさん

    りある?

    2006-08-27 23:49:00
  • 132:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『ただいまー』玄関には康太ニイの靴しかなかった。母さんはパートだろう。夕方の4時。夕日のリビングに差し込んでいる。洗濯物を取り込み、自分の部屋に戻った。

    2006-08-30 01:39:00
  • 133:

    晶◆XzI8Kix9UM

    部屋着に着替えを済ませ、康太ニイの部屋をのぞいた。鏡を見ながら必死にセットしていた。 『康チャンー』 「なんだよ?邪魔するな。晶が俺のことをチャン付けで呼ぶときはろくなことないからな」 『可愛い妹に対してそれはないんじゃない??笑』 「お前、自分で言うなよな笑 気持ち悪いぞ」

    2006-08-30 01:53:00
  • 134:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『康太ニイのが口悪いじゃんー』 ふてくされた振りをしながら、康太ニイのベットに腰掛けた。
    セットをしてる康太ニイを見ながら、一度深呼吸をして、自分を落ち着かせた。

    2006-08-30 01:56:00
  • 135:

    晶◆XzI8Kix9UM

    やっぱり誰にも言えないのは苦しすぎる。康太ニイに相談しようとこの時決めていた。

    2006-08-30 02:18:00
  • 136:

    名無しさん

    頑張ってぐださい???

    2006-08-31 16:37:00
  • 137:

    名無しさん

    いつも見てます??
    楽しみにしてるよん?

    2006-09-02 20:22:00
  • 138:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『ねー…康太ニイ、相談したいことがあるんだけど…』 「んー??なに??」 『…あのね…、和ニイの事なんだけどー…』 「んぁ??和巳??あいつがどうした??」 『‥晶、和ニイのこと…ス、好きに…‥なっちゃったかなぁ〜…って…』 「!!!????」 声にならない声をだして、左手に持っていたワックスが床に転げた。

    2006-09-03 01:00:00
  • 139:

    名無しさん

    もっと書いて

    2006-09-03 01:02:00
  • 140:

    晶◆XzI8Kix9UM

    康太ニイは口をポカンと開けて、晶をジーッと見つめてる。 『えっとー…康太チャン??』 口をパクパクしながら、思い出したかのように、晶の肩を両手で鷲掴みにした。

    2006-09-03 01:09:00
  • 141:

    名無しさん

    気になるぅー?

    2006-09-03 03:54:00
  • 142:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「ちょっっ、お前今なんつった??」 『だからぁ、…和ニイの事が…』
    ━━━バチンッ━━━
    一瞬何が起こったのか分からなかった。両ホホが熱くなって、ジンジンしてきた。 康太ニイに叩かれた。 『…っいったァァァ!!ちよっと何すんのよ!!!!!』

    2006-09-04 00:39:00
  • 143:

    ゅぅ

    晶ちゃん?初めましてゅぅです??めっちゃ面白いですねぇ???毎日見てるんで頑張って下さい?

    2006-09-04 00:44:00
  • 144:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ゅぅチャン?ありがとうございます??あんまり更新できなくてごめんなさい???読んでる方がいてくれることがなによりの励みです??コメをくださる皆様に感謝です?

    2006-09-04 01:25:00
  • 145:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「目を覚ましてやった」 『はぃッッ??』 「いいか??晶と和巳は血の繋がった兄弟なんだ。俺もな。」 『そんなことはわかってる。誰よりも分かってるよ!!!でも自分の気持ちに嘘は付きたくないの…』

    2006-09-05 01:48:00
  • 146:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「あのなー、晶までおかしくなってどうする!?俺は和巳一人で手いっぱいだ。」 『おかしくって…』 「あいつは、和巳は、ずーっと昔から報われない恋をしてるんだ。俺はそんな和巳の苦しさを痛いほど知っている。」 『…報われない恋…』

    2006-09-05 01:59:00
  • 147:

    晶◆XzI8Kix9UM

    何も言い返せなかった。 「晶が初めて彼氏を家に連れてきたとき、和巳は晶の兄として振る舞っていたが、内心は荒れまくってた」 『…だから、あの時…あんなに煙草を…』 和ニイは普段、煙草をたしなむ程度にしか吸わない。一日にせいぜい5本ぐらいだろう。なのにあの日は違った。ほんの2〜3時間の間に灰皿がいっぱいになっていた

    2006-09-05 02:12:00
  • 148:

    晶◆XzI8Kix9UM

    あの時はそんなに気に止めていなかった。 「いまさら、和巳の決心を揺るがしてやるな。あいつは死ぬまで晶に対する気持ちを口にはしないと決めてる。それが家庭を壊わす事に繋がると知ってるからな。」

    2006-09-05 02:23:00
  • 149:

    名無しさん

    めちゃ読んでます?
    頑張って????

    2006-09-05 08:35:00
  • 150:

    名無しさん

    いつも読んでます??きになる??

    2006-09-05 09:55:00
  • 151:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「とにかく、考え直せ。お前夏に旅館で俺たちが話してたの聞いたんだろ??」 『ばれてたんだ…』 「じゃなかったら鈍感な晶が気づくわけないしな。妙な意識が芽生えてるだけだかろうから、もう一度自分の心に聞き直して見ろ??」 『ぅん…でも…‥』 「あーもうっ!!遅刻しそうだ。とにかく考え直せ!わかったな??」 そう言いながら康太ニイは階段を掛け下りた。

    2006-09-06 01:57:00
  • 152:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『ふーッッ…』 相談できたのか、できなかったのか…。完全に否定されてるよね。確かに、あの話を聞いてから、和ニイを意識するようになった。それでも、好きになってしまったものは仕方がない。康太ニイが帰ってきたら伝えよう。『和ニイへの気持ちは偽物なんかじゃない』と。

    2006-09-06 02:17:00
  • 153:

    夏樹?

    はよかいて?

    2006-09-06 14:12:00
  • 154:

    ある

    超すき?
    ワクワクする〜(´∀`)
    頑張ってねッ??

    2006-09-07 06:56:00
  • 155:

    名無しさん

    もっといっぱい更新してほしい

    2006-09-07 15:10:00
  • 156:

    晶◆XzI8Kix9UM

    今日の晩ご飯は晶特製のオムライス。母さんは福岡の父さんの家に行っている。母さんがいないときは晶が食事係りになっている。チキンライスを作り、サラダの用意をしていた。時計を見ると午後7時過ぎ。 『もうすぐだ…』 ━━━ガチャ━━━ 「ただいまー」 和ニイが帰ってきた。玄関まで迎えにいって、抱きついてちょっとじゃれてみた。 「…ッと、どうした??」 『おかえりー』 離れて和ニイを見上げてみると、ニコニコしていた。 『和ニイこそ、そんなに笑ってるの??』 「晶のエプロン姿可愛い♪」 やられた…

    2006-09-10 15:56:00
  • 157:

    名無しさん

    はやく続き見たいですッッ???

    2006-09-10 17:03:00
  • 158:

    晶◆XzI8Kix9UM

    好きな人に褒められて嬉しくないわけがない。少し鼻歌交じりでサラダの盛りつけに取りかかった。

    2006-09-10 23:37:00
  • 159:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「俺、いくら晶の料理がおいしくても、さすがに箸は食べることはないよ??笑」 耳元で声がした。知らない間に和ニイが晶の後ろに立っていた。体が声に反応してビクつく。手元を見ると箸をサラダのお皿に一緒に盛りつけていた。 『あははッッ笑。大丈夫。康太ニイに食べさせるから。笑』

    2006-09-10 23:45:00
  • 160:

    晶◆XzI8Kix9UM

    いけない。頭の中が和ニイ一色になってゆく。
    晶の肩越しに後ろから、晶の手元をのぞき込む。息が首にかかってドキドキするー…手元がおぼつかない。 『もーッ、和ニイはあっち座ってて』 なるべく平静を装いながら、この場を回避する方法をかんがえた。でないと 理性がふっとぶ…

    2006-09-10 23:51:00
  • 161:

    名無しさん

    早く書いて下さい??

    2006-09-11 00:03:00
  • 162:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ぶつくさ言いながら、和ニイはテーブルについた。なんだか可愛い。康太ニイの帰りが遅くなるらしいので、先に二人でご飯を済ませた。
    「あきらー!一緒にDVD見よう」 洗い物をしていた晶に向かって和ニイが呼びかける。 「前に晶が見たいって言ってたの借りてきたんだ。」 『本当に♪すぐ行く』

    2006-09-11 01:29:00
  • 163:

    名無しさん

    続き気になります

    2006-09-11 23:18:00
  • 164:

    名無しさん

    早く続きが読みたいぃ??

    2006-09-12 14:02:00
  • 165:

    あぃ

    頑張って完結させてね?
    ちゃんと読んでまぁす???

    2006-09-13 21:22:00
  • 166:

    名無しさん

    楽しみにしてます

    2006-09-17 19:33:00
  • 167:

    名無しさん

    まってます

    2006-10-02 00:19:00
  • 168:

    名無しさん

    かいてや

    2006-10-16 00:54:00
  • 169:

    名無しさん

    完結さ∪てください?

    2006-10-20 01:19:00
  • 170:

    名無しさん

    結局また書かないの?
    待ってる人いるのに‥。

    2006-10-20 09:00:00
  • 171:

    名無しさん

    ゆっくりで良いんで頑張って下さいね?私はずっと待ってますよ〜(´▽`)

    2006-10-20 11:38:00
  • 172:

    名無しさん

    2006-10-22 05:59:00
  • 173:

    名無しさん

    2006-10-22 06:00:00
  • 174:

    チコ

    待ってるょ☆

    2006-10-22 19:40:00
  • 175:

    名無しさん

    かかないの?

    2006-10-31 23:53:00
  • 176:

    名無しさん

    続きが気になるぅ…

    2006-11-04 16:09:00
  • 177:

    名無しさん

    続き書いて下さい?

    2006-11-07 06:18:00
  • 178:

    やっと洗い物も終わり急いで和ニィの部屋に行った。
    「ごめ〜ん。楽しみだね♪早く見よ♪」始まった…
    『アハ〜ン?気持ちいい?』
    「ってこれAVじゃん?」
    「晶…いいだろ」「あっ和ニィ…」ペロペロ クチュクチュ…
    「ほらもうグチョグチョだよ」「和ニィのも固くておっきくなってる…」「入れるよ」「思いっきり突いて…」
    「あッ?気持ちいぃ…あッ…い…イク…」「俺も…」
    ドピュッ?「はぁ〜スッキリした?妹とするのって、やっぱ違う気持ちよさがあるな。またヤリたくなったら穴かせよな?」「和ニィ……晶も気持ち良かった。また入れてね?」

    2006-11-13 22:54:00
  • 179:

    名無しさん

    ↑これ偽者が書いてるやろ?内容おかしい

    2006-11-13 23:10:00
  • 180:

    チコ

    絶対偽物やで

    2006-11-14 19:44:00
  • 181:

    名無しさん

    続きめちぁ気になる?

    2006-11-15 00:03:00
  • 182:

    名無しさん

    ???

    2006-11-15 05:46:00
  • 183:

    >>50ー200

    2006-11-19 09:42:00
  • 184:

    名無しさん

    2006-11-19 10:01:00
  • 185:

    にぃ

    本人が書いたの更新してちょー?

    2006-11-30 17:33:00
  • 186:

    名無しさん

    54

    2006-11-30 18:40:00
  • 187:

    はやくかいて〜?
    待ってます??

    2007-04-14 22:15:00
  • 188:

    名無しさん

    2007-04-14 23:12:00
  • 189:

    名無しさん

    よみたい??

    2007-04-15 01:41:00
  • 190:

    晶◆XzI8Kix9UM

    リビングのソファーに和ニィと二人で腰掛けた。
    今日はいつもより近い気がする…  「これだよなぁ??晶が見たいって言ってたやつ」 『そうそう☆どこに行っても借りられててさぁ…』 「しかし、今時、ベタな恋愛映画だなあ…」 『いぃの!そーゆーのが見たい時もあるんだから…』

    2007-04-15 19:27:00
  • 191:

    晶◆XzI8Kix9UM

    どちらかと言えば、20代後半ぐらい向けの泣ける恋愛映画。
    タイトルが流れ、オープニングが始まった。
    晶は映画にかなり集中するタイプで、観始めたら、トイレに行くのも忘れるぐらい 笑

    2007-04-15 19:30:00
  • 192:

    晶◆XzI8Kix9UM

    でも、今日は少し違った。
    兄貴といえど、気持ちを寄せている人を隣にして、集中できるはずもない…

    2007-04-15 19:32:00
  • 193:

    晶◆XzI8Kix9UM

    和ニィとの距離を意識してしまうのもそのせいだろう…
    18にもなって、中学生の恋愛ばりに緊張するなんて…
    情けない…

    2007-04-15 19:34:00
  • 194:

    晶◆XzI8Kix9UM

    そんな晶の葛藤も知らずに、和ニィは真剣に映画に観入ってる
    (なんだ…バカにしたくせに見入ってるじゃん)
    和ニィの横顔をチラリと見た。

    2007-04-15 19:39:00
  • 195:

    晶◆XzI8Kix9UM

    整った顔立ち。
    「‥ん?飽きたの?」
    ふと和ニィと目が合った。
    『いや、あんなにバカにしたのに、和ニィが真剣に見てるのがなんだか可愛くて 笑』
    「兄貴に向かって可愛いはないだろ 苦笑」

    2007-04-15 19:43:00
  • 196:

    晶◆XzI8Kix9UM

    気が付けば映画も中盤に差し掛かっていた。
    さっきから、大人なシーンが気になる…
    親と見てるときの様な気まずい雰囲気になってしまう 苦笑
    康太ニイとなら絶対ならない雰囲気だ…

    2007-04-15 19:47:00
  • 197:

    晶◆XzI8Kix9UM

    恋人同士が見てたら、そっちの気持ちになっちゃうんだろうな…
    なんて考えながらも、晶はそのまま映画に集中していった。

    2007-04-15 19:49:00
  • 198:

    晶◆XzI8Kix9UM

    絶対に結ばれることのない二人が恋をして
    もがき、苦しみ、最終的には天国で一緒になろうとする…
    ロミオとジュリエットばりの悲劇にも似た恋愛映画だった。
    晶は主役の女優が自分に重なって見えた

    2007-04-16 11:33:00
  • 199:

    晶◆XzI8Kix9UM

    最後のシーンで、泣きすぎて苦しかった。
    そんな晶をみて、和ニィは黙って晶の肩を抱き、自分の肩にそっと晶の頭を寄せた
    まるで、映画の中の二人のように…

    2007-04-16 11:49:00
  • 200:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「‥落ち着いた?晶、泣きすぎ 笑」
    エンドロールも終わりかけていた
    『‥だって‥ェクッ‥可哀想すぎるんだもん〜…』
    「そうだな。報われない恋かぁ… この世の中にたくさん恋で苦しんでる人がいるんだろうなぁ…」

    2007-04-16 11:50:00
  • 201:

    晶◆XzI8Kix9UM

    そう言った和ニイの目は、とても悲しそうで見てられなかった。
    「あ‥あのね‥和ニイ…」
    『‥ん?』
    「晶は…報われない恋でも絶対にあきらめたりはしないよ。自分に嘘は付きたくない。正直に生きたい…」

    2007-04-16 11:52:00
  • 202:

    晶◆XzI8Kix9UM

    (ぅわぁ‥言っちゃった‥)
    『うん。そうだな。自分に嘘は付いちゃいけない。俺だってそう思うよ。』
    和ニイの手がそっと晶の髪に触れ、顔の涙の跡をぬぐってくれた。  暖かい手。大きなやさしい手。
    『でもな…正直であることがときには間違いや、過ちを犯すことだってあるんだ。正直なだけではダメな時だって。』

    2007-04-16 11:52:00
  • 203:

    晶◆XzI8Kix9UM

    そう言い終えると、和ニイは困ったように笑って晶を見つめた。
    『まぁ、晶に理解できるのはまだまだ先かな?なんたっておこちゃまだし!笑』
    「あー!ひどい!!晶もう18だよー」
    すねた真似をしてみる。それが晶にできる精一杯の自分隠しだった。  正直なだけではダメ…‥か‥

    2007-04-16 11:54:00
  • 204:

    晶◆XzI8Kix9UM

    大人って難しい。
    恋するってこんなに苦しいもんだっけ?
    もっとドキドキして、楽しいはずなのに…
    兄妹という、禁断の領域が晶には、深く苦しいものにしか感じられなかった。

    2007-04-16 11:55:00
  • 205:

    名無しさん

    楽しみにしてます

    2007-04-18 21:40:00
  • 206:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「最近落ちてるね〜 なんかあった? 夏ぐらいからへんだよ?」
    目の前にあるグラスの中の氷がカランッと音をたてた。外はすっかり秋の模様に移り変わっていた。
    『‥うん。ちょっとね…。あーぁ、なんか楽しいことないかなぁ…』
    晶の向かいに座っているのは、大学の友達でユウリ。入学した頃から付き合いがあり、最近ではよく一緒に遊んでいた。

    2007-04-19 11:59:00
  • 207:

    晶◆XzI8Kix9UM

    明るくて、一緒にいて楽しくて、ユウリには何度も励まされた。
    それでも和ニイのことは話せてない。
    「楽しいことねぇ‥珍しいじゃん、晶がそんな事言いだすなんて 笑」
    『そうかな?晶だってたまには落ちるよ〜 ねぇ?なんかないの〜??』

    2007-04-19 12:00:00
  • 208:

    晶◆XzI8Kix9UM

    正直、少しでも気が晴れるならなんでもよかった。
    「ん〜‥じゃあ、久しぶりに合コンでもしますか!笑」
    『合コンかぁ‥そういや、最近してなかったねぇ。でもさぁ‥』
    「大丈夫、大丈夫!K大の子からちょうど声かけられてたんだぁ♪ あそこ、男前が多くて有名じゃん」

    2007-04-19 12:01:00
  • 209:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「よし!そうと決まれば、新しい服買いに行かなきゃ♪ ちょうど近くのにいいショップ見つけてさぁ、行きたかったんだ♪」
    『‥そうだね♪ 買いに行こっか☆』
    いい気分転換になるかもしれない。またユウリに助けられそう。

    2007-04-19 12:02:00
  • 210:

    晶◆XzI8Kix9UM

    中学の頃に日記を付け始めた。毎年1冊づつで今年でもう7冊目になる。
    最近では毎日【和ニイ】の文字が出てくるようになった。
    無意識の内に書いてしまってる文字を見つめては、自分の中に占める、和ニイの範囲を思い知らされる。

    2007-04-19 12:02:00
  • 211:

    晶◆XzI8Kix9UM

    康太ニイに言われたこと。
    和ニイの報われない恋に対しての考え。
    どちらも晶のためを思って掛けられた言葉。
    わかってる‥分かってるんだけど…

    2007-04-19 12:03:00
  • 212:

    名無しさん

    しおり

    2007-04-24 22:32:00
  • 213:

    名無しさん

    いきなり復活してる びっくりやー。
    最初の頃からずっと読んでた 完結まで頑張って下さい

    2007-04-24 23:54:00
  • 214:

    晶◆XzI8Kix9UM

    駅前に7時に待ち合わせ。ちょっと気合い入れすぎたかな? 髪の毛巻くとか久しぶりだし。
    時計は6時50分。少し早く着いた。
    世間は華の金曜日。でも大学生にとっちゃそんなの関係ない。毎日が華金。
    ユウリまだかなぁ… ━━ドンッ━━ 『…ッいったぁ…』

    2007-04-26 14:51:00
  • 215:

    晶◆XzI8Kix9UM

    不意に後ろから何かに突かれ、思わず前につまずいた。
    「あッ!!ごめん!!」
    声の方に向き直ると、立っていたのは…和ニイ?…いや、違う。そっくりだ…
    怒ることも忘れ、思わず息を呑んだ。

    2007-04-26 14:55:00
  • 216:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「ごめんッ!ほんとにごめんね!怒ってる?友達と待ち合わせしてて、携帯で話してたから気が付かなかったんだ」
    『……』
    和ニイとそっくりの顔。声や雰囲気は違うけど、背丈は同じぐらい。
    「…あの、俺の顔なんかつえてます?それとも、睨んでんの?」

    2007-04-26 15:01:00
  • 217:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『‥あ、いや。スミマセン。大丈夫ですから』
    なんで謝ってんだろ…
    「よかった!それじゃ、俺行くね」
    そう言って彼はまた携帯を手に取り、人込みの中に消えていった。

    2007-04-26 15:05:00
  • 218:

    晶◆XzI8Kix9UM

    一瞬の出来事だった。あんなにそっくりな人いるんだと驚いた。
    「晶〜!!ごめん。ついてたなら連絡くれればよかったのに」
    『‥あ、うん‥そだね』
    到着したユウリよりも、さっきの彼が気になって仕方なかった。

    2007-04-26 15:10:00
  • 219:

    晶◆XzI8Kix9UM

    (まぁ、でも二度と会うことはないだろう…)
    「そうだ、男の子達ね先にお店に着いてるんだって。いこっか?」
    『うん!』
    今日は楽しまなきゃ。せっかくユウリが晶のために頑張ってくれたんだし。

    2007-04-26 15:14:00
  • 220:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ユウリに連れていかれたのは、ワインがおいしいと有名なちょっとお洒落なダイニングバーだった。
    一応未成年だけど、そこは目をつぶって‥
    少し暗めの店内を、店員に案内されながら進んでゆく。
    「あちらのお席になります。お連れ様はお先におつきですので。」

    2007-04-26 15:19:00
  • 221:

    晶◆XzI8Kix9UM

    テーブルの方を見てみると、男の子が二人座っていた。
    ユウリ「お待たせ〜!私が遅くなっちゃって、ごめんね」
    テーブルに近づくに連れて、男の子立ちの顔が見えてきた。
    (…えっっ!…)

    2007-04-26 15:23:00
  • 222:

    晶◆XzI8Kix9UM

    (‥どうしてここにいるの!?)
    座っていたのは、さっきぶつかってきた彼だった。
    彼「あっっ!!君、さっきの…」
    驚いている晶と彼をみてユウリは不思議そうな顔をした。
    ユウリ「なに?知り合い?」

    2007-04-26 15:27:00
  • 223:

    名無しさん

    age

    2007-09-17 04:56:00
  • 224:

    名無しさん

    書いてください

    2008-01-17 21:27:00
  • 225:

    名無しさん

    ?

    2008-01-20 22:59:00
  • 226:

    名無しさん

    ?

    2008-01-20 23:14:00
  • 227:

    晶◆XzI8Kix9UM

    見ればみるほど、和ニイに似てる。話をしてるけど全く頭に入らず、ただこの男の子の顔を眺めてた。

    この子となら付き合える...

    2008-02-22 11:19:00
  • 228:

    晶◆XzI8Kix9UM

    容姿が和ニィと同じならきっと付き合える。
    はたから見れば理不尽な理由でもアタシにとったら正当な理由。

    『ねぇ..番号教えて!』

    2008-02-22 11:22:00
  • 229:

    晶◆XzI8Kix9UM

    アタシを除く3人の手がピタリと止まった。
    言ってから気が付いたんだけど、信じられないぐらいタイミングを外してたみたい。
    苦笑いされたけど、いいよと番号を教えてくれた。

    2008-02-22 11:28:00
  • 230:

    まい

    最初の頃から
    読ませて頂いてます?
    晶さんのペースで頑張ってかいていって下さいね?

    2008-02-22 12:54:00
  • 231:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「オレ、優太!」
    ニカっと笑った時に見える八重歯だけは和ニイと違う。

    2008-02-22 15:50:00
  • 232:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ─‥あ、もしもし??晶??
    もうすぐ着くから待ってて‥─

    携帯を閉じて辺りを見渡した。
    街は恋人達で賑わっている。

    2008-02-22 15:58:00
  • 233:

    晶◆XzI8Kix9UM

    優太と付き合い出して2度目のX'mas。
    一緒に住みだして初めてのX'masだ。
    『ふぅ..』
    空を見上げると、ちらほらと雪が落ちて来た。目を閉じると、街の音が消え、自分のココロの音が聞こえる。
    ─トクンッ、トクン..─

    2008-02-22 16:06:00
  • 234:

    晶◆XzI8Kix9UM

    肩をポンッと叩かれて目を開けると、目の前にニカっと笑った優太が立っていた。
    「目閉じてると、俺が見えないでしょ?」
    そう言って、アタシの手をとり歩き出した。
    「人多いから俺から離れないでね」
    誰とも続かなかったアタシが優太だけは見失わずにすんでる

    2008-02-22 16:12:00
  • 235:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「今日はお兄さん両方いてるんだよね?」
    『大丈夫。今日は家族みんないるから。』
    優太を実家に招いてX'masのお祝いを一緒にする事になっている。
    過去に何度かうちの家族とは会っている優太だけど、
    和ニイだけまだ会ったことがなかった。

    2008-02-22 16:17:00
  • 236:

    晶◆XzI8Kix9UM

    アタシは卑怯だ
    和ニイと同じ顔の優太と付き合って
    優太の陰に和ニイを見ながらデートしたり
    一緒に寝たり
    いつも和ニイを想って付き合って来た

    2008-02-22 16:20:00
  • 237:

    晶◆XzI8Kix9UM

    優太は薄々感付いているだろう
    でも、優しい優太は
    その事を口にはしない
    そんな優しさに甘えてきた

    2008-02-22 16:23:00
  • 238:

    晶◆XzI8Kix9UM

    今日で何かが変わるかも知れない。
    振られるのを覚悟で和ニィに会わせる。

    2008-02-22 16:27:00
  • 239:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「こんばんわ-」
    優太が先に立って入っていった。深呼吸をしてアタシも後に続く。
    自分の実家に帰って来たのに、
    落ち着かない。
    康ニィ「おぅ、優太!久しぶり」

    2008-02-22 16:33:00
  • 240:

    晶◆XzI8Kix9UM

    リビングには父さんと母さんと康太ニイと、沢山の料理。
    晶『あれッ?和ニイは??』
    康太「あぁ、もうすぐ帰ってくると思うんだけど」
    なんだ..まだ帰って来てないんだ。
    母「ほらっ!そんな所に二人して突っ立ってないで!あっち座りなさいよ!」

    2008-02-22 16:40:00
  • 241:

    晶◆XzI8Kix9UM

    晶「あ、母さん、アタシも手伝うよ。優太は父さんと康太ニイと始めててよ。」
    コートを脱いで母さんと一緒に台所に立つ。

    「優太君との生活はどう?」
    『..うん、順調だよ。たまに喧嘩もするけど』

    2008-02-22 16:45:00
  • 242:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「そう、よかったゎ。ほら、父さんも心配してたし、なにより和巳が一番心配してね..」
    『あぁ、和ニイが海外出張の時に出ていったもんね..』
    「アメリカから帰って来て、あんたがいないもんだから、そりゃ心配するわよ」
    ─‥和ニイには言える訳無いよ..彼氏と住むなんて
    「それにしても和巳遅いわね..7時には帰って来るように伝えたのに」

    2008-02-22 16:52:00
  • 243:

    AYA

    今、一気にここまで
    読みました???
    面白いデス?
     
    是非、完結して下さい?
    応援してます??
    頑張って下さい?

    2008-02-22 21:54:00
  • 244:

    晶◆XzI8Kix9UM

    まいサン>>
    AYAサン>>
    ありがとうございます??
    頑張って完結させます??

    2008-02-22 22:15:00
  • 245:

    晶◆XzI8Kix9UM

    時計の針は8時を指していた。
    リビングでは、優太と父さんが野球の話で盛り上がっている。
    「晶、ちょっと..」
    康太ニイに呼ばれて、2階に上がる。

    2008-02-22 22:26:00
  • 246:

    晶◆XzI8Kix9UM

    久しぶりの康太ニイの部屋だ..
    香水の甘ったるい匂いがする。無造作に置かれた服、アクセサリー。
    『康太ニイ相変わらずだね』
    なんだかホッとする。
    「晶に言われたくない」

    2008-02-22 22:30:00
  • 247:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『和ニイ遅いね...』
    康太ニイの部屋の向かいにある和ニイの部屋の扉を見つめる。
    「‥あいつ、家出てくらしいぞ。お前がいなくなってから、あんまり家に帰ってこなくなってたからなぁ」
    『そう..なんだ..』
    「和巳は晶がいない家になんて帰ってくる意味がないってオレにぼやいてた」

    2008-02-24 00:12:00
  • 248:

    晶◆XzI8Kix9UM

    胸の奥が苦しくなる。
    優太..今のアタシが好きなのは優太だけ!!
    自分に言い聞かせる。

    ━ただいま-━

    2008-02-24 00:16:00
  • 249:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ドキンッと鼓動が早くなる。
    「帰って来たみたいだな。晶??行こうぜ。」
    胸に手を当てて、呼吸を整える。
    『..うん』

    2008-02-24 00:19:00
  • 250:

    晶◆XzI8Kix9UM

    下に降りて行くと、ちょうど和巳と優太が顔を合わせた時だった。

    一瞬沈黙が流れた─‥

    無理もない。同じ顔の2人が初めて顔を合わせたのだから。

    2008-02-24 00:22:00
  • 251:

    晶◆XzI8Kix9UM

    どうしよう..気まずい..

    テレビの音だけがリビングに響いていた。

    最初に口を開いたのは和ニイだった。

    2008-02-24 00:24:00
  • 252:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「君が晶の彼氏?? はじめまして。兄の和巳です。」
    にっこり笑って右手を差し出し
    握手を求める和ニイ。
    その手に戸惑いながら自分の右手を合わせる優太。

    2008-02-24 00:28:00
  • 253:

    晶◆XzI8Kix9UM

    優太「あッ..なんかすみません。ちょっとビックリして」
    和巳「ゆっくりしててね。オレ着替えて来るから。」

    和ニイはアタシと目を合わせる事なく、横を擦り抜けて2階に上がっていった。

    2008-02-24 00:35:00
  • 254:

    名無しさん

    またどうせ放置するんやろ

    2008-02-24 02:55:00
  • 255:

    名無しさん

    めちゃ楽しみ?頑張って?

    2008-02-24 08:37:00
  • 256:

    名無しさん

    アゲ

    2008-02-26 05:29:00
  • 257:

    AYA

    本間にめっちゃ面白いですッッ??本とか出せるよ?ワラ
    また楽しみに?待ってます???
    完結まで応援してます?
    頑張って下さい?

    2008-02-26 08:50:00
  • 258:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ありがとうございます??
    頑張って書いていきますよ-?

    2008-02-27 22:59:00
  • 259:

    晶◆XzI8Kix9UM


    そっか、アタシそれだけの事をしてるんだ...

    2008-02-27 23:50:00
  • 260:

    晶◆XzI8Kix9UM

    母「晶-、悪いんだけど、和巳に洗濯物渡してきてくれる??」
    晶『あ、うん....』
    お願いねと綺麗に畳まれたシャツを渡された。

    ─トンッ トンッ

    2008-02-27 23:51:00
  • 261:

    晶◆XzI8Kix9UM

    フワッと後から抱きしめられた。
    和ニイの煙草の匂い
    和ニイの香水の匂い
    和ニイのワックスの匂い
    和ニイの体温...安心する

    2008-02-27 23:55:00
  • 262:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 263:

    晶◆XzI8Kix9UM

    フワッと後から抱きしめられた。
    和ニイの煙草の匂い
    和ニイの香水の匂い
    和ニイのワックスの匂い
    和ニイの体温...安心する

    2008-02-27 23:58:00
  • 264:

    晶◆XzI8Kix9UM

    フワッと後から抱きしめられた。
    和ニイの煙草の匂い
    和ニイの香水の匂い
    和ニイのワックスの匂い
    和ニイの体温...安心する

    2008-02-28 00:00:00
  • 265:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 266:

    晶◆XzI8Kix9UM

    優太とは違う和ニイ
    一緒にしちゃいけなかったんだ....
    更に強く抱きしめられて
    和ニイが耳元で呟いた
    ─‥目の前が涙でぼやけていく

    2008-02-28 00:06:00
  • 267:

    晶◆XzI8Kix9UM

    和ニイの腕を振り切り、
    自分の部屋に駆け込み、後ろ手でドアの鍵を閉めて、そのまま座り込んだ。
    流れる涙を拭うがどんどん溢れてくる。

    『..ッどうしてッ..どうしてよッ!!!』

    2008-02-28 00:07:00
  • 268:

    晶◆XzI8Kix9UM



    「晶の事をあんな奴に取られるほど
    オレは半端な愛し方はしてない」

    2008-02-28 00:10:00
  • 269:

    晶◆XzI8Kix9UM


    もう遅いよ..和ニイ..

    口に手を当てて漏れる声を必死に我慢した
    息が出来なくて頭がボーっとする

    2008-02-28 00:15:00
  • 270:

    名無しさん

    今日完結求む

    2008-02-28 00:16:00
  • 271:

    晶◆XzI8Kix9UM


    康太「起きろッ!朝だぞ!」
    お腹の圧迫感が否めない。康太ニイがお腹の上に乗っていた。それ以上に目が痛い..
    『‥あれ..??もう朝..??』
    「お前をベットまで運ぶの大変だったんだからな!早く起きろ!」

    2008-02-28 00:22:00
  • 272:

    晶◆XzI8Kix9UM

    重い体を起こしリビングにむかう。もう誰もいなかった。
    『ねー、優太は??』
    「あぁ、お前が寝てるの知って帰ったぞ。頼みますって」
    『..そう』
    「俺は今から寝るからな。飯食ったら帰るだろ??」

    2008-02-28 00:26:00
  • 273:

    晶◆XzI8Kix9UM

    『うん、帰るよ。優太も今日はバイト早く終わるみたいだし』
    「そっか、じゃぁ、寝るわ。」
    康太ニイの後姿を見ながらトーストにかじりついた。
    「あ、それから、1ヶ月に1回ぐらいは帰ってこいよ?? 寂しいのは和巳だけじゃないんだぞ。親父やお袋だって寂しがってるんだから」
    『はーい。そうする』

    2008-02-28 00:32:00
  • 274:

    晶◆XzI8Kix9UM


    『ただいまー』
    玄関に優太の靴はまだなかった。部屋に入った瞬間、何か違和感を感じた。
    なんだろうと思いながら着替えようと思い、普段寝室として使ってる部屋に向かった。
    そこは床一面が紙で 覆い尽くされていた

    2008-02-28 00:42:00
  • 275:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ─‥えっ‥なに..どろぼう??

    通帳やはんこを入れてある引き出しを開けてみるが、きちんと揃っていた。
    もう一度部屋に戻って
    紙を1枚拾いあげた。

    2008-02-28 08:20:00
  • 276:

    晶◆XzI8Kix9UM


    ─‥アタシの日記だ。

    切れ端に書かれている字は間違いなくアタシのモノだった。
    無惨にも破かれ、ばらまかれた紙切れに日記帳の面影はなかった。

    2008-02-28 08:25:00
  • 277:

    名無しさん

    ぁげ???
    続き楽しみにしてますッ??
    頑張ってくださぃ??

    2008-02-28 15:23:00
  • 278:

    名無しさん

    頑張って????

    2008-02-28 20:20:00
  • 279:

    名無しさん

    頑張って??

    2008-03-03 14:23:00
  • 280:

    名無しさん

    早よ読みたい????

    2008-03-03 19:30:00
  • 281:

    晶◆XzI8Kix9UM

    ありがとうございます??
    今から書きます??

    2008-03-04 21:15:00
  • 282:

    晶◆XzI8Kix9UM


    ─‥そっか..そうだよね

    しゃがみ込んで一枚づつ拾っていく。
    何も考える事なくただ拾い続けた。全部拾い終わると部屋に夕日の光が差し込んで来ていた。指先は冷たく冷え切っている。

    2008-03-04 21:23:00
  • 283:

    晶◆XzI8Kix9UM

    優太の心もこんなに冷え切っているんだろうか...

    「ただいま。..なんだ、いたの」

    後で冷たい声がした。 ゆっくり振り向くと、扉にもたれ、腕を組む優太の姿があった。

    2008-03-04 21:28:00
  • 284:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「ごめんね、破いて。 俺もう無理。」
    分かっていたけど、実際口にされると想像以上に胸に刺さる。
    きっと優太なりに考えた結果なんだろう。
    『考えさせて..』
    そんなのを言える立場でないのは分かってるけど、認めたくない自分がいた。

    2008-03-04 21:41:00
  • 285:

    晶◆XzI8Kix9UM

    優太はなにも言わない。
    ただ視線だけが背中に刺さる。
    不思議と涙は出なかった。

    いたたまれなくなって、鞄とコートを掴んで部屋を飛び出した。

    2008-03-04 21:47:00
  • 286:

    晶◆XzI8Kix9UM

    師走の時期の街は人で溢れていた。
    冷え切った体を丸めながら行き先を決める事なくさ迷った。
    考えるのは優太の事だった。

    人は大切なものを失ってから気付く事が多い。

    2008-03-04 21:59:00
  • 287:

    晶◆XzI8Kix9UM

    師走の時期の街は人で溢れていた。
    冷え切った体を丸めながら行き先を決める事なくさ迷った。
    考えるのは優太の事だった。

    人は大切なものを失ってから気付く事が多い。

    2008-03-04 22:01:00
  • 288:

    晶◆XzI8Kix9UM

    無意識のうちにたどり着いたのはある店の前だった。

    【Bar Planet】

    康太ニィの店だ。

    2008-03-04 22:10:00
  • 289:

    晶◆XzI8Kix9UM

    「晶?どうした?」
    時間が早かったのか、まだお客さんはいなかった。
    康太ニィの正面のカウンターに座る。
    一言もしゃべらないアタシに察してくれたのか、何も言わずに、
    暖かい柚子茶を出してくれた。

    2008-03-04 22:25:00
  • 290:

    晶◆XzI8Kix9UM

    体に染み渡る。温かい。
    目を閉じるとやっと涙が溢れてきた。
    思い切り泣いた。
    康太ニィは何も聞かずに頭を撫でてくれた。
    康太ニィなりの優しさだった。

    2008-03-04 22:45:00
  • 291:

    晶◆XzI8Kix9UM

    1時間ぐらいだろうか。ようやく落ち着いた。
    「和巳が今日引っ越したらしい。」
    『..そう...なんだ』
    「だから今日は実家帰ったらどうだ?お袋いるし」
    『..そうする』

    2008-03-04 22:56:00
  • 292:

    晶◆XzI8Kix9UM

    なにも考えたくなかった。
    優太の事も和ニィの事も。なにもかも...
    自分勝手にしてきた事を後悔し、
    優太の大切さを今更気がついた。

    2008-03-04 23:01:00
  • 293:

    晶◆XzI8Kix9UM

    康太ニィの店でお酒の力を借りて忘れようとした。
    忘れることができたのはどうやって家に帰り着いたかだけだった。
    それから年明けまで実家に居座り付いた。
    優太からの連絡はなかった。
    鳴らない携帯を見つめては自分を責めた。

    2008-03-04 23:56:00
  • 294:

    晶◆XzI8Kix9UM

    1月半ば。
    朝起きるてリビングに行くと、テーブルの上に何か書かれた紙を見付けた。
    見ると、どうやら和ニィの住所のようだった。

    ─‥兄妹なんだもん、遊びに行ってもいいよね

    2008-03-04 23:58:00
  • 295:

    晶◆XzI8Kix9UM

    一瞬迷ったが、自分に言い聞かせ、和ニィに会いに行くことにした。


    夜、バイト先から直接向かった。

    2008-03-04 23:59:00
  • 296:

    晶◆XzI8Kix9UM

    散々迷ってたどり着いたが、
    和ニィはまだ帰って来ていなかった。驚かせようと思って連絡はしてない。

    ─‥しょうがない、待つか..

    2008-03-05 00:01:00
  • 297:

    晶◆XzI8Kix9UM

    1時間程待った。
    ようやく帰って来た。

    和巳「あれ?晶?どうした?」
    晶『ビックリした?来ちゃった』

    2008-03-05 00:02:00
  • 298:

    晶◆XzI8Kix9UM

    あまりに嬉しくて和巳に抱き着いた。

    ─‥あれ?

    ヒョコッと和巳の後ろから小柄な女性が現れた。

    2008-03-05 00:03:00
  • 299:

    晶◆XzI8Kix9UM

    女「和巳?誰なの?」
    和巳「あぁ、妹だよ」

    暗くてよく顔がわからない。
    和巳「同じ会社のゆかりサン。こいつは妹の晶」

    2008-03-05 00:04:00
  • 300:

    晶◆XzI8Kix9UM

    和ニィはゆかりサンをアタシに紹介してくれた。

    ゆかり「はじめまして。晶チャン。」

    一歩前に出て和巳の隣に並んだゆかりサンの顔が、街灯の明かりではっきりと見えた。

    2008-03-05 00:06:00
  • 301:

    晶◆XzI8Kix9UM


    ─‥えっ...アタシ?

    ゆかりサンはアタシにそっくりだった。声がでない。息が止まるかと思った。
    ゆかりサンは手を和ニィの腕に絡ませていた。

    2008-03-05 00:08:00
  • 302:

    晶◆XzI8Kix9UM

    鈍感なアタシにも解る。

    ─‥付き合ってるんだ

    晶『アタシ...帰るね。あ、これ、食べて!』
    和ニィの腕にシュークリームの箱を押し付けて逃げるようにその場から立ち去った。

    2008-03-05 00:10:00
  • 303:

    晶◆XzI8Kix9UM

    訂正

    最初に出てきた有加理と
    ゆかりは別人です。

    2008-03-05 00:13:00
  • 304:

    名無しさん

    おもしろい??
    頑張ってね?

    2008-03-05 04:47:00
  • 305:

    名無しさん

    更新されてる??
    楽しみにしてるからこれからも頑張ってね??

    2008-03-05 14:14:00
  • 306:

    名無しさん

    頑張ってp(*^-^*)q 早よ見たいよ〜

    2008-03-05 23:05:00
  • 307:

    名無しさん

    はよかいてー??

    2008-03-06 22:21:00
  • 308:

    名無しさん

    気になるー

    2008-03-07 11:57:00
  • 309:

    名無しさん

    はやく

    2008-03-08 09:06:00
  • 310:

    名無しさん

    ぬーちぃぃーー

    2008-03-08 21:21:00
  • 311:

    名無しさん

    ぬーちぃー

    2008-03-09 14:17:00
  • 312:

    名無しさん

    ぬうーちいー

    2008-03-09 14:17:00
  • 313:

    名無しさん

    読みたいです!?

    2008-03-11 22:37:00
  • 314:

    名無しさん

    やぱ放置か

    2008-03-24 23:03:00
  • 315:

    名無しさん

    今一気に読みました???面白いからめっちゃ続き気になるんで書いてください??

    2008-03-27 08:40:00
  • 316:

    名無しさん

    むっちゃぉもろぃ?続き楽しみにしてるぅ?

    2008-03-27 12:43:00
  • 317:

    名無しさん

    おもろいー?一気に読んだ?

    2008-03-27 23:28:00
  • 318:

    名無しさん

    もう書けへんの?

    2008-04-10 06:41:00
  • 319:

    名無しさん

    (ノд

    2008-06-20 08:46:00
  • 320:

    名無しさん

    続き待ってます?

    2008-06-20 15:48:00
  • 321:

    名無しさん

    あげ?主さんがんばれ?

    2008-06-21 21:29:00
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