-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
夜空に咲く花
-
1:
S
初めから分かってた。
好きになっちゃいけない相手だってこと。
初めから分かってた。2006-08-08 19:51:00 -
7:
S
傷つくことを分かっていながら、それでもあたしはあの人を好きになってしまった。
もちろん傷ついた。でもあたしも人を傷つけてしまった。
哲平ごめんね。これ以上そばにいるとあらゆる全てのものを壊してしまいそうで怖かった。2006-08-08 22:07:00 -
8:
S
好きで好きでどうしようもなくなっていく自分が怖かった。哲平が欲しくてたまらなかった。
だからあたしは決めたんだよ。
哲平や哲平の彼女を困らせるような嫌な女になるくらいなら大好きな哲平から離れようって。2006-08-08 22:11:00 -
9:
S
でも苦しくて寂しくてどうしようもなくて…
自分で決めたはずなのに。もう会わないって言ったのはあたしなのに…。あの時の哲平の声が…哲平の顔が…哲平の涙が…忘れられない。
あたし達の歩いてた道はまっすぐでもなくキラキラしてたわけでもなかった。2006-08-08 22:17:00 -
10:
S
暗くて長い静かな道だった。
でもね、あたしには一瞬だけ見えたんだよ。
そんな暗い静かな長い道の先にも、一筋の小さな光は確かに見えてたはずだった。2006-08-08 22:20:00 -
11:
S
あたしが好きになった男、神崎哲平と出会ったのは去年の夏の始め頃だった。
出会いは仕事。あたしは長く働いていた水商売を上がり、地道に生きようと職を変えた。
でもお金だって稼ぐ額が全く違うし仕事ってこんなに疲れるものなんだと知って正直三日目には飛びかけてた。2006-08-08 22:28:00 -
12:
S
そんなあたしだったわけだけど、なんとか三日目は乗り切って無事に仕事から帰ろうとした時、声がかかった。
『橋本さん?』
あたしをそう呼んだのは哲平だった。哲平は、あたしの働き始めた仕事先の人ではなかったけど、同じグループ会社の人だった。2006-08-08 22:36:00 -
13:
S
『あ、はい』
『てゆうか話聞いた?明日からのこと』
『えっ?なんのことですか?』
『えーっ?まじで?あんな、勉強会ってゆうか研修があるから明日から一週間くらいうちのほうに研修きてもらなあかんねやん』2006-08-08 22:43:00 -
14:
名無しさん
?
2006-08-09 00:33:00 -
15:
S
話を聞いてみると、いわゆる新人研修とやらに行かなければならないらしく、面倒くさいことに少し遠い隣の隣の市まで行くことになっていた。
『今めっちゃダルーと思ったやろ(笑)』
『いえ…そんなことないですよ』2006-08-09 00:40:00 -
16:
S
『嘘ばっかりー。顔にあからさまにダルい!って出てたで(笑)』
あたしを見て神崎さんはめちゃくちゃ笑ってた。確かにダルいとは思った。でも不思議と神崎さんの笑った顔を見てると、そんなことはどうでもよく思えてた。
第一印象:爽やかな好青年。笑顔の似合うかっこいい人。2006-08-09 00:45:00