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レイコ後編
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1:
ユキ ◆owsZ6N97vY
レイコの870のスレからの続きです。荒らし、偽物の方は、ご遠慮願いますm(__)m
2005-09-15 06:26:00 -
141:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「あ、お前。好きな女でも出来たんだろ?恋わずらいか?相談のるぜ?」
タカシが、無邪気に笑った。恋わずらい?
「あっ、当たりか?なんかわけありか?」
その、瞬間。レイコの顔が思い浮かんだ。2005-09-18 07:00:00 -
142:
ユキ ◆owsZ6N97vY
キレイな顔。かわいい笑顔。黒い長い髪。赤いワンピースがよく似合う。
そして、最後のキスをした後の、微笑んだレイコの顔が目の前に浮かんだ。
「おい!おい、お前どうしたんだよ!」2005-09-18 07:03:00 -
143:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「え?何が?」
「何がって…。」
タカシが、心配そうな顔で僕を見ている。
「おまえ、泣いてるじゃんか。」
自分の頬を触ると、濡れている事に気付いた。2005-09-18 07:07:00 -
144:
ユキ ◆owsZ6N97vY
悲しかった。
僕は、笑い始めた。大きな声で。タカシは、びっくりした顔で僕を見ている。
店にいる客もこっちを見ている。そんな事かまわなかった。2005-09-18 07:10:00 -
145:
ユキ ◆owsZ6N97vY
タカシと、別れて僕は、一人深夜の町をぶらついた。あてもなく歩き、気が付くと、そこに辿り着いた。
2005-09-18 07:12:00 -
146:
ユキ ◆owsZ6N97vY
古ぼけたアパート。階段を登り、鍵が開いたままの部屋に入った。
2005-09-18 07:13:00 -
147:
ユキ ◆owsZ6N97vY
部屋は、家具が何も無く。がらんとしていた。
カーテンの無い窓から、月明かりが入っていた。
僕は、携帯を取出し、受信メールを開いた。
あの日、届いたメールはレイコからだった。2005-09-18 07:17:00 -
148:
ユキ ◆owsZ6N97vY
『この、メールを見る時、あたしは、あんたに殺された後だろうね。色々ごめんね。最後まで一緒にいてくれて、ありがとう。病気の事、言いだせなくてごめんね。あたしは、ずるいね。』
2005-09-18 07:20:00 -
149:
ユキ ◆owsZ6N97vY
『あたしは、あんたと死ぬ時まで一緒に居たかった。自分の死期が分かっていたのに、あんたがあたしを無くして、悲しい思いをするのが分かっていたのにね。あたしの、エゴであんたを振り回してしまった。』
2005-09-18 07:24:00 -
150:
ユキ ◆owsZ6N97vY
『あんたに、殺してもらわないと、あたしは、一緒にいたくて、死にたく無くなくて、迷惑ばかりかけてたと思う。そんなの嫌だった。あんたのつらそうな顔は、もう見たくなかったし、そんな顔させたくなかった。』
2005-09-18 07:28:00