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レイコ後編

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  • 1:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    レイコの870のスレからの続きです。荒らし、偽物の方は、ご遠慮願いますm(__)m

    2005-09-15 06:26:00
  • 151:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    『ごめんね、いつもわがままばかりで、最後まで、わがまま聞いてくれてありがとう。こんな、あたしを愛してくれてありがとう。一緒に居てくれてありがとう。あんたと、一緒に居た時間あたしは、本当に幸せだったよ。』

    2005-09-18 07:31:00
  • 152:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    『お礼に、あたしは最後に魔法をかけた。あんたが、あたしが居なくなった後でも幸せに暮らせる様に。だから、これからは、あたしの分も幸せに生きてね。さようなら。星を見に行く約束果たせなくてごめんね。』

    2005-09-18 07:36:00
  • 153:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    読みながら、また涙が溢れてきた。僕は、その場にしゃがみこんだ。
    シアワセイキテ

    レイコのメールにそうあったが、僕は、無理だと思った。

    2005-09-18 07:39:00
  • 154:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    レイコは、勘違いしている。
    この世界に、レイコがいない世界に僕が生きているとゆうだけで、僕には絶望しか残ってない。
    レイコがいない世界で、僕が、生きなければならないのは、苦痛でしかなかった。

    2005-09-18 07:45:00
  • 155:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

                レイコは、あの日から、消えてしまった。僕を、残して。

    2005-09-18 07:47:00
  • 156:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    「兄ちゃん。食欲ないんか?細いんだから、いっぱい食べなさい。」
    気が付くと、民宿のおばちゃんが、そう言いながら、僕の前で笑っていた。
    「はい。」

    2005-09-18 07:50:00
  • 157:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    「そう、そう、若くて色男なんだから、もっと明るくしときなさい。」
    ばんと、背中を叩かれ、ご飯が喉につまりそうになった。おばちゃんは、それを見てわらった。

    2005-09-18 07:53:00
  • 158:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    テーブルには、見たことは、あっても食べた事のない、島独特の郷土料理がたくさん並んでいる。
    ここの民宿の夕飯は、客が食堂に集まり食べる。
    お世辞にも、キレイとは、言えないこの施設だが、お世話してくれるおばちゃんが明るくて、居心地がよかった。

    2005-09-18 08:48:00
  • 159:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    民家をそのまま、使っているので、食堂といっても、単なる畳ばりの居間だった。
    そこに、僕と、四人家族と、老夫婦が、一緒にご飯を食べていた。
    四人家族の、兄弟はばたばたと走り回り、母親がそれを大きな声で叱っている。

    2005-09-18 08:53:00
  • 160:

    ユキ ◆owsZ6N97vY

    父親は、地酒でいい気分な様で、老夫婦のおじいちゃんとなごやかに飲んでいる。僕も、一杯すすめられ、断りきれず、いただいた。夕飯が終わり、おばちゃんが、蛇の革で出来た、三味線の様な楽器を弾きながら、歌を披露してくれた。

    2005-09-18 08:58:00
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