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☆幼なじみ愛羅武勇☆
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1:
みあさ
『みぁさね、りゅうがと結婚するが〜☆』
ちっちゃい頃のあたしの口癖。
『俺も!みぁさと結婚するがやき☆』
これがりゅうがの口癖。うちらはちっちゃい頃から……………………………………………じゃなくて、ちっちゃい頃は!!!ラブラブだった。2006-08-16 01:53:00 -
326:
みぁさ
「今度、今度って…いっつもそればっかやにゃ。」
そう言うと、あたしの手を引っ張って無理矢理車に乗せた。
「ちょ!!待って!!どこ行くが!?りゅうちゃん!?」
あたしの叫びは無視して、りゅうがは車を進めた。
行き先は………あたしの実家。2006-10-21 01:06:00 -
327:
みぁさ
車ですぐそこの実家なのに、なんだかひどく懐かしい道…。
16歳で家を出てからは、一度も帰っていない、あたしの家。
「………降りる。降ろして!!」
何でこんなことを言ってしまうのか分からない。今のあたしは、まるでだだをこねる子供…。
りゅうがは、静かに道のはじに車をとめた。2006-10-21 01:14:00 -
328:
みぁさ
「……分かった。降りたいなら降りや。けどにゃ、一言ゆうちょくわ。……素直になりや。」
りゅうがは、あたしよりもずっと…ずっと大人だ。そして、何よりもあたしを分かってくれついる…あたしと言う人間を。
あたしは、子供のままだ。
「………わかった。行く。」2006-10-21 01:25:00 -
329:
みぁさ
あたしの言葉を聞くと、車は静かに動き出した。
大人になりたい
……大人になろう。
車は、なつかしい家の前に止まった。ちっちゃいけど、あたしの本当のパパがたてた家。2006-10-21 01:34:00 -
330:
みぁさ
呼び鈴を押すと、ママが出て来た。
「おかえり。」
突然帰ったのに、驚くこともなく、自然に迎えてくれた。
「た…ただいま…」
自分の家なのに、変に緊張してしまいどもってしまう。2006-10-21 02:16:00 -
331:
みぁさ
「なっちゃん!久しぶり!俺もおじゃまします☆」
りゅうがは、あたしのママのことを昔からなっちゃんと呼んでいて、すごく仲が良い。
二人して、家の中に入ると、食卓には四人分の料理がすでに用意されていた。
「あれ?ママ、誰か来るが?」
不思議に思いながらママに聞くと、ママとりゅうがが何だか顔を会わせて少し笑った。2006-10-21 02:26:00 -
332:
みぁさ
「あんたらぁ(達)の分よえ!まぁ座り!!」
…………え??
わけの分からないまま、料理の前に座らされた。
目の前には、ママの彼氏が座っている。
四年ぶりに見るママの彼氏は、何だかちっちゃくなっていた。でも、昔と変わらない笑顔で………顔をくしゃくしゃにした笑顔で、こう言ってくれたんだ。2006-10-21 02:37:00 -
333:
みぁさ
「おかえり」
そう言って、涙を流してくれた。2006-10-21 02:39:00 -
334:
みぁさ
元気でよかったって…帰ってきてくれてありがとうって…、こんな自分勝手で家を出たあたしに、涙を流して言ってくれたんだよ?
あたしは、何て子供だったんだろ?
昔から言ってくれてたのにね?笑いかけていてくれてたじゃない…。
「…ごっ……ごめんなさい……」2006-10-21 02:45:00 -
335:
みぁさ
四年分の涙が流れて行く。
気の強い、めったに泣かないママまで泣いている。
「りゅうちゃんも居るし、料理冷めるし、ほら!泣くのやめー!!」
ママは、自分の目を拭きながらビールを出してきた。
りゅうがは、笑いながらあたしの頭をポンッと叩いた。2006-10-21 02:53:00