小説掲示板☆幼なじみ愛羅武勇☆のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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☆幼なじみ愛羅武勇☆

スレッド内検索:
  • 1:

    みあさ

    『みぁさね、りゅうがと結婚するが〜☆』
    ちっちゃい頃のあたしの口癖。
    『俺も!みぁさと結婚するがやき☆』
    これがりゅうがの口癖。うちらはちっちゃい頃から……………………………………………じゃなくて、ちっちゃい頃は!!!ラブラブだった。

    2006-08-16 01:53:00
  • 2:

    みぁさ

    かなりの田舎に産まれた、みぁさとりゅうがの家は、歩いて五分とゆう近距離。
    田舎過ぎて、酒を飲むかセックスをするしか楽しみが無いため、ビール消費率全国ナンバー1☆とゆう県に住んでいるあたし達の親は、飲み友達だった。
    毎日どちらかの家で宴会。みぁさとりゅうがは歳が近いこともあってかなり仲良しさんだった。

    2006-08-16 02:03:00
  • 3:

    みぁさ

    けど、宴会の数が減って行くとともに、りゅうがと遊ぶこともなくなって………

    いつの間にやらあたしは中学生になっていた。
    ………いやぁ時の流れは早いもんやねぇ^^;

    2006-08-16 02:08:00
  • 4:

    みぁさ

    入学してすぐぐらいの頃。あたしの教室を、明らかにヤンチャ系な先輩達がのぞきに来ていた。
    …可愛い子でも捜しにきちゅうがやろうか?
    何て、呑気に友達と話していたらものすごいでかい声が聞こえてきた。

    2006-08-16 02:14:00
  • 5:

    みぁさ

    『みぁさぁぁああ!!!』
    …………!?!?
    あまりの声のでかさに、みんなの視線が声のする方にむかう。もちろんあたしも……。
    『りゅうが!?!?』

    2006-08-16 02:17:00
  • 6:

    みぁさ

    りゅうがはバリバリのヤンキーくんに成長していたのだ。
    まぁとにもかくにも、あたし達は再会して昔のように毎日遊びだした。
    ただ昔と違うのは遊びかた☆
    おままごとや、鬼ごっこ、かくれんぼから単車に夜遊び、宴会☆なんてふうにあたし達の遊びは変わっていった。

    2006-08-16 02:35:00
  • 7:

    みぁさ

    おしゃべりな二人は、一緒にいるだけで夫婦漫才だ!なんて言われていたけど、どっちにも恋愛感情なんてなかった。
    りゅうがにも彼女ができたりしてたし、もちろんあたしにも彼氏ができたりしていた。
    それでも一緒につるんでるのが楽しくて、ほんとに毎日くらい一緒にいた。

    2006-08-16 02:43:00
  • 8:

    みぁさ

    みぁさが16になるまでその関係は続いていた。
    16になった頃に、当時お母さんが付き合っていた彼氏との折り合いが悪くて、あたしは家を飛び出した。
    行くところなんてなかった。
    若かったあたしは、大阪に行くことにした。

    2006-08-16 02:52:00
  • 9:

    みぁさ

    憧れのグリコの看板、かに道楽、くいだおれ人形………見る物全てが新鮮で、刺激的。
    あたしの目に初めてきた大阪はキラキラ輝いて写っていた。
    右も左も分からないミナミをキョロキョロしながらあっちへ行ったりこっちに来たり。今考えれば、田舎者丸出し……_(._.)_

    2006-08-16 03:01:00
  • 10:

    みぁさ

    ひっかけ橋の辺をうろついていると、いきなりスーツ姿のお兄さんに声をかけられた。
    スーツと言ってもサラリーマン風じゃなくて、なんだか危ない臭いがするようなスーツ。髪は金髪に近い茶色をきっちりセットしている。
    『初めまして☆なぁ♪夜の仕事に興味あれへん?』

    2006-08-16 03:09:00
  • 11:

    みぁさ

    スーツ男はとびきりの笑顔でペラペラと喋りかけてくる。
    『自分可愛いし、絶対売れるわぁ!キャバやねんけどなぁ?時給も奮発するしや♪働いてみいひん?』
    お金…やっぱいるよなぁ…。住むとこも無いし…。
    『…住むとこないし、住む所あったら働く』

    2006-08-16 08:25:00
  • 12:

    みぁさ

    『寮あるで!今やった即入れるしタイミングばっちりやん♪』
    スーツ男はより一層ニコニコしながらあたしの手をひっぱって行く。
    スーツ男の後ろをついて行くとあるビルの地下に案内された。
    まだ夕方なこともあって、店のネオンは消え、店内も静まりかえっている。

    2006-08-16 08:33:00
  • 13:

    みぁさ

    あたしは薄暗い店内を見渡した。
    一つ一つの席が分けられていて、まるで電車のボックス席のようになっている。
    ………ん?キャバってこんな作り………違うやんな……?
    『ここってホンマにキャバなん?』

    2006-08-16 08:37:00
  • 14:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-08-16 23:34:00
  • 15:

    みぁさ

    スーツ男は不自然なほどのニッコリ笑顔をあたしに向ける。
    『キャバクラやで☆ただちょっとだけセクシーなことをするだけやで』
    今にして思えば、田舎者丸出しのクソガキだったあたしは、騙しやすい獲物だったんだろう。

    2006-08-17 07:46:00
  • 16:

    みぁさ

    こうしてあたしは、大阪でキャバクラ嬢みぁさ………セクキャバ嬢みぁさになった。
    仕事に抵抗なんてなかった。元々、人と喋るのが大好きだったあたしは、軽くナンバーにも入り憧れの都会生活を満喫していた。

    2006-08-17 07:51:00
  • 17:

    みぁさ

    友達もできたし、お金は入る。あたしは少し調子に乗りすぎていたのかもしれない。
    大阪に来て二ヶ月。あたしには二個1と呼べるくらいの子ができていた。
    名前はアユリ。あたしの二歳年上の18歳。

    2006-08-17 07:58:00
  • 18:

    名無しさん

    頑張ってな(●vεv●)?

    2006-08-17 12:49:00
  • 19:

    みぁさ

    21サンありがとぉ(^^)頑張ります☆

    2006-08-17 19:51:00
  • 20:

    みぁさ

    『みぁさ!!みぁ!!聞いて〜☆』
    仕事が終わってから着替えていると、アユリがかなりのハイテンションで飛びこんできた。
    『何なん!?やっかましいなぁ〜。』
    『彼氏できてぇん♪』

    2006-08-17 20:26:00
  • 21:

    みぁさ

    『はぁ!?嘘やんかッ』
    アユリにもあたしにも大阪に来てから彼氏なんて居なかった。
    出会いなんてないし、あってもお客さん……まぁ彼氏になんて程遠い存在。
    アユリだってそれは一緒のはず……

    2006-08-17 20:34:00
  • 22:

    みぁさ

    『ちょっ…あんた!!どこの男よ!』
    『みぁテンパリすぎやん☆ん〜今日あわせたろか?めちゃ男前やで♪』
    あたしは、行く!と即答し化粧直しをして、身だしなみを整えた。

    2006-08-17 20:54:00
  • 23:

    みぁさ

    『よしゃ☆ほな行こか☆』
    アユリもあたしも化粧バッチリ♪
    『アユリ〜つかどこで待ち合わせ?』
    『まぁ〜ええからついて来て♪』

    2006-08-19 21:56:00
  • 24:

    みぁさ

    なれた足取りで、深夜のミナミを歩いて行くアユリ。もう深夜の三時をまわっているとゆうのに、ミナミの町はネオンの光で輝いている。
    アユリはあるビルの前で足を止めた。
    『ちっと待ってな♪』
    そう言うとアユリは、携帯で誰かに電話をした。

    2006-08-19 22:05:00
  • 25:

    みぁさ

    電話を切って二分もしないうちに、エレベーターから一人の男が降りて来た。
    金色の髪に、スーツ、明らかに夜の匂いを漂わせている。
    『アユ〜♪おはよぉ!!』
    『たっくんおはよぉ☆』

    2006-08-19 22:11:00
  • 26:

    みぁさ

    アユリの少し鼻にかかった甘い声で、この男が彼氏とすぐに分かった。
    なるほど…、本当に男前。目はパッチリ二重で、どことなしかタッキーに似ている。
    …アユリ。お前、面くいやねんな(´ε`;)
    『みぁ!!ほな店行こか♪』

    2006-08-20 03:37:00
  • 27:

    みぁさ

    ん??店??
    『へ?何の?』
    『あっ!!ゆってなかったね☆彼氏ホストやねん♪』
    ホスト!?…あたしの田舎には、ホストクラブとゆうものがない。メンズって呼ばれている男のスナックみたいなのしかない。

    2006-08-20 03:42:00
  • 28:

    みぁさ

    『大丈夫やってぇ〜♪アユリ出したるし☆だいたい初回は2000円とかやし(^^)笑』
    田舎者丸出しやんあたし……。恥ずかしくなりながらも、アユリの言葉に安心してお店に入ることにした。
    『らっしゃぁーせぇー!!』
    扉を開けて、まずは大声に体がビクつく。

    2006-08-20 03:55:00
  • 29:

    みぁさ

    …いかんいかん。田舎者丸出しやんか、あたし!!せっかく関西弁マスターしちゅうがやき!!あたしは大阪の女…大阪の女…。
    なんて意味不明なことを自分に言い聞かせている内に、席に案内されていた。
    フカフカの黒のソファー。照明は薄暗く、カラオケの爆音がなり響いている。

    2006-08-20 04:03:00
  • 30:

    みぁさ

    『失礼しまぁす!初めまして☆みぁさちゃんやんな♪アユリによく聞いてんで(^^)僕は、タクトって言います☆』
    アユリの彼氏が爽やかな笑顔で喋りかけてきた。この瞬間、あたしの中で彼はタッキーと呼ぶことに決定した。
    一通り挨拶を終えると、タッキーは飲みモノを聞いてきた。
    『ビール!!!』

    2006-08-20 04:14:00
  • 31:

    みぁさ

    『やるやん!!』
    いきなりのハスキーボイスに、あたしは声のする方に振り向いた。
    …………!!
    ………やばい。男前や………………。

    2006-08-20 04:36:00
  • 32:

    みぁさ

    体に電気が走ったような感覚…と言えばありきたりで古くさいだろうけど、ほんとうに体が痺れた感覚に落ちいった。体が硬直して、心臓が激しく波打つ。
    …一目ボレ。16年間生きてきて初めての感覚。
    『失礼します♪ユウです☆名前教えてや〜♪』

    2006-08-20 15:09:00
  • 33:

    みぁさ

    王子に話しかけられたのに、緊張しすぎて声が出ない。
    人見しりなんてするタイプじゃない…逆に初めて会った人に自分から話しかけていくぐらいのあたし。

    2006-08-20 15:19:00
  • 34:

    ゅぅ

    かかなぃん?
    気になるぅ??

    2006-08-26 12:42:00
  • 35:

    名無しさん

    この話しリアルなん?リアルならけっこう迷惑やな

    2006-09-02 05:47:00
  • 36:

    名無しさん

    実話ですか?タクト ユウって club ぐっちぃのこと?

    2006-09-02 14:48:00
  • 37:

    書いてください。続きが気になります。

    2006-09-04 21:32:00
  • 38:

    みぁさ

    やっとのことで振り絞った声は、バックミュージックにかき消されてしまうくらいの小声…。
    『えっ??何て!?』
    王子は顔を近付けて、あたしの声を聞こうとしている。
    やのに、近くに顔をもってこられたあたしは、王子のあまりの美しさについ下を向いて顔をあげれない………ついでに声も出ない(__)

    2006-09-06 05:14:00
  • 39:

    みぁさ

    ガチガチに緊張するあたしを見て、アユリは大爆笑☆
    『あっりえへん!!!みぁが緊張してるとかバリうけんねんけど!!!』
    そっから、タッキーと王子にからかわれ遊ばれるあたし……。
    『緊張してるん?ばぁりかわえーなぁ♪』
    とかゆわれながら、頭なでなで…………固まったままのあたし( ̄○ ̄;)

    2006-09-06 05:21:00
  • 40:

    みぁさ

    あたしの初ホストは、天国のような……地獄のような二時間だった。
    それから、あたしとアユリはホストに行きまくるようになっていった。

    2006-09-06 05:27:00
  • 41:

    みぁさ

    17歳……相変わらずアユリとあたしは二個1でホスト巡りをしていた。
    『なぁなぁ♪みぁ♪今日は久々にキャッチされに行かへん!?』
    『ええょ☆ほな行こか♪』
    あたし達は、仕事が終わると早速ひっかけの方に歩いた。

    2006-09-06 05:32:00
  • 42:

    名無しさん

    書いて?

    2006-09-06 06:01:00
  • 43:

    みぁさ

    52さん☆ありがと(^O^)

    2006-09-06 15:41:00
  • 44:

    みぁさ

    ひっかけに行くと、まるでホストの展示会。右を見てもホスト…左を見てもホスト。
    『なぁなぁ♪美人お二人さぁん☆何してるん!?』
    早速きたぁぁああ!!うちらは勢い良く声のする方に向いた。
    ……………………………………………………………却下。

    2006-09-06 15:49:00
  • 45:

    みぁさ

    あたしは、特に面くいなわけではない。けど、やっぱりねぇ………金払って飲むねやん?
    トミー〇健似はいややん?笑
    『無理!!』
    ………アユリ。そんなキツクゆうたらんでも(~_~;)

    2006-09-06 15:54:00
  • 46:

    みぁさ

    ちなみにアユリは、面くい。ホスト顔の、イケメンじゃないと指名しないし、キャッチにもついていかない。

    トミー〇が、すごすごと去って行ってから何組かに声をかけられたけど、アユリのお目がねにかなうホストはいなかった。
    『おれへんわぁー。もぉ、ありえへん…』

    2006-09-06 15:59:00
  • 47:

    みぁさ

    『ほんまやわ〜。ってか、アユリ選びすぎやしなぁ!笑』
    『だって、どうせ金払うねんから男前がええやん!!』
    なんてぶつくさ言いながら歩いていると、前から二人組のホストが近付いてきてますやん。
    ガン見するあたし達。

    2006-09-07 05:57:00
  • 48:

    みぁさ

    『右めっちゃ男前やん♪キャッチして来たらあれ行こ☆アユリ右もらぃ♪』
    アユリがこそっと耳打ちする。
    『二人で何してるん〜??』
    案の定二人組のホストは声をかけて来た。右の男前は、タイチ。左は、トモキ。

    2006-09-07 06:03:00
  • 49:

    みぁさ

    これが、最低で、初めて心底惚れた男…トモキとの出会いだった。

    少しその場で喋ってから、お店に向かうことにしたあたし達。宣言どおりアユリはタイチにベッタリ…。
    声も2トーンくらい上がっている。

    2006-09-07 06:07:00
  • 50:

    みぁさ

    アユリがタイチにベッタリなので、あたしもトモキと話しながら歩く。トモキは、そんなに男前!!って感じじゃないけど、あたしのタイプ。
    笑ったら、目が垂れてすごく可愛い。
    他愛もない話しをしていたら、すぐお店についた。
    結構有名なお店で、箱もでかくてホストの人数も多い。有名さを物語るように、席はお客さんでうまっていた。

    2006-09-07 06:16:00
  • 51:

    みぁさ

    『お客さん多いなぁ☆』
    『やろ!?俺もここに入りきれへんくらいお客さん呼べるようになりたいねん☆まぁ〜まだ入ったばっかりやから全然やねんけど…』
    照れ笑いしながら目を輝かせて夢を語るトモキに、あたしはなんだか恋愛感情とまではいかないけれど、すごく好感を覚えた。
    話してみると、すごく喋りやすくて居心地がいい。

    2006-09-07 06:22:00
  • 52:

    みぁさ

    『俺実は、今家ないねん!笑 こっち来たばっかやし、今は先輩の家てんてんとしてる状態!!笑』
    『ほなうち住む?一人暮らしやし☆1LDKやけど結構広いし♪』
    いつもなら、こんなこと言わないあたしなのに、フイにそう言ってしまっていた。
    トモキも乗り気で、トントン拍子に話しは決まり、家賃やら光熱費は半額ずつでルームシェアをすることに決まっていた。しかも、今日から!!

    2006-09-07 06:29:00
  • 53:

    みぁさ

    ラストまでいたあたし達は、とりあえず一度お店を出て二人を待つことに。
    アユリは、タイチとご飯に行く約束をしたらしく、タイチと二人で朝のミナミに消えていった。
    あたしは、トモキと自分の家に…。独り暮らしを始めて、まだ一度も男を入れてなかったあたし。

    2006-09-07 06:34:00
  • 54:

    みぁさ

    初めて会ったホストが、初めて家に入れる男だったのだ。
    『おー!!広いやんけっ!!つかシンプルやなぁ!!』
    あたしの部屋にあるものは、テレビにテレビの台、テーブルにローソファー、ベット、タンス…。ブルー系にマトメあげた部屋には、ヌイグルミは二個しかない。

    2006-09-07 06:40:00
  • 55:

    みぁさ

    りゅうがにとってもらったヌイグルミで、基本ヌイグルミが好きじゃないあたしが、地元の想いでとしておいてあるだけ。
    ざ・シンプルな部屋なのだ。
    『まぁ、今日は疲れたし、とりあえずソファーかりるな♪明日布団もってくるわな☆おやすみ♪』

    2006-09-07 06:45:00
  • 56:

    みぁさ

    こうして、トモキとあたしの二人暮らしが始まった。
    エッチはもちろん無しで、ホントに友達って感じ。仕事から帰って寝て、起きてトモキのご飯を作って、二人でその日のことを語り合う。
    『俺なぁ!!今日初めてシャンパン入れてもらってん♪カフェパやねんけど、やたら嬉しい☆』
    『マジで!?良かったやん♪この調子で頑張ってこなぁ☆あたしも、今月NO1守りましたから〜♪』

    2006-09-08 00:21:00
  • 57:

    みぁさ

    『やるなぁ!!うしゃ!!俺も頑張るゎ☆負けへんでぇ!!!』
    あたし達二人の会話は、大抵が仕事のことだったけれど…何だかすごく居心地がよかった。
    …りゅうがと居るみたいや。
    大阪に来て早くも、一年と半。もうすぐあたしも18歳だ。

    2006-09-08 00:25:00
  • 58:

    みぁさ

    りゅうがからょく連絡もくる。帰ってこい!だとか、彼女ができただとか…。
    あたしは、時々しか返事を返さない。
    なんだか寂しくなるから。
    あたしは、大阪で…このミナミで生きていくんだから。

    2006-09-10 08:59:00
  • 59:

    みぁさ

    トモキと一緒に暮らしだして、二ヶ月になろうとしていた。
    あたし達の関係は、少しずつだったけれど、友達とは違う関係になりつつあった。
    夢を語るトモキの姿が、何だかすごく愛しく思える。
    『なぁ……みぁ?』

    2006-09-10 09:02:00
  • 60:

    みぁさ

    いつも通りトモキが仕事を終え二人で語りあっていた時、突然トモキの顔が真剣になった。真っ直ぐにあたしを見つめるトモキ。
    『仕事…セクキャバやめへん?』
    『えっ……?何で?』
    突然の予想もしていない言葉に戸惑うあたし。

    2006-09-10 09:06:00
  • 61:

    みぁさ

    『…………俺、お前を他のヤツに触れさせたくない。』
    涙が出た。

    戸惑いの涙なのか、嬉しい涙なのか、驚きの涙なのか………そんなものわからない。ただ、涙が出たんだ。

    2006-09-10 09:11:00
  • 62:

    みぁさ

    そんなあたしを抱き締めながら、トモキはこう言った。
    『俺、みぁのことが好きになってん。やから、他のヤツに触れさせたくない…俺と付き合ってくれ。』
    あたしは、頷くことしかできなかった。
    …あの時、二人は確かに愛し合っていたって今でもそう信じてるよ。

    2006-09-10 09:16:00
  • 63:

    みぁさ

    こうしてあたし達は付き合うようになった。
    もちろんお店もやめて、居酒屋のバイトに変えた。
    二人で居る時は心地よくて、幸せで…この幸せが永遠に続くと思っていた。
    幸せって儚いんだよね…。

    2006-09-10 09:20:00
  • 64:

    みぁさ

    どこから狂うの?
    かけ違えた歯車は、治そうとするほどに狂っていく…。
    気付けば取り返しのきかない所まできちゃってたりするもんなんだよね…。
    付き合って一年。もうすぐで19才。

    2006-09-10 09:25:00
  • 65:

    みぁさ

    トモキは、ナンバー2にまでなっていた。
    お金は楽になった…とゆうか、有り余るほどある。
    バイトすら辞めさせられ、誰とも会わせてもらえなくなった。
    でもトモキは、家に戻ってこない…。

    2006-09-10 15:38:00
  • 66:

    みぁさ

    『トモキ…みぁちょっとアユリと遊んでもいい?』
    アユリとも、もぉ半年は会っていない。何をするにも、トモキの許可がいる…そうじゃないと………。
    『何で?男と会うん?』
    『ちゃうって!!アユリと二人やし!!』

    2006-09-10 15:43:00
  • 67:

    みぁさ

    その瞬間、顔面に激痛が走る。
    『お前は誰とも会うな!!!!』
    あたしは、あまりの激痛にしゃがみ込み、顔を押さえる。頭の上からは、興奮したトモキの罵声がなり響く。
    ポタッ……

    2006-09-10 15:47:00
  • 68:

    みぁさ

    床に赤い滴が落ちる。
    また…鼻血。
    最近鏡を見るのが怖い。
    あたしは今どんな顔?体に浮き出るアザを見つめながら、心が無くなっていく感覚に襲われる。

    2006-09-10 15:51:00
  • 69:

    みぁさ

    あたしは何?

    神様?
    あたし今生きていますか?

    2006-09-10 15:54:00
  • 70:

    みぁさ

    トモキの存在は恐怖でしかなくなっていた。帰ってこない日にはホッとして、帰って来た日は恐怖に震えた。
    『みぁ〜♪ただいま☆おみやげ☆』
    今日は機嫌が良い。ニコニコしながら、沢山の服や靴を渡すトモキ。
    少年のような笑顔…。あたしはこの笑顔が好き……。

    2006-09-10 15:59:00
  • 71:

    みぁさ

    でも、機嫌が良い日なんて、ごくわずか……。
    『このパンコ!!!汚いわ!!誰にでもキスできるパンコ!!』
    至近距離で言い放たれる罵声…
    ぺッ………!!

    2006-09-10 16:03:00
  • 72:

    みぁさ

    顔に吐かれたツバ。
    ………あたし、何なんやろ。
    [死にたい]
    メールを送信する。何も考えずに送るメール。送信先は………りゅうが。

    2006-09-10 16:06:00
  • 73:

    名無しさん

    あげ?

    2006-09-14 22:26:00
  • 74:

    名無しさん

    アゲッ

    2006-09-17 09:57:00
  • 75:

    み◆JHrYTVL8rI

    あげ

    2006-09-17 18:14:00
  • 76:

    みぁさ

    携帯はすぐになった。
    着信ーりゅぅがー
    何となく出ることができない…。なり続ける携帯。
    「もしもし……」

    2006-09-19 19:21:00
  • 77:

    みぁさ

    『みぁさ!?!?どぉしたがな!!彼氏と何かあったがかや?』
    りゅぅがの、懐かしいデカイ声が耳を襲う。安心感みたいなのが、あたしを包みこんで、りゅぅがの質問に答えることができない程に泣き崩れてしまった。
    『しばかれたがか?浮気されたがか?ちゃんとゆわな分からんろぅがや??ん??みぁ??みぁちゃーん??』
    喋り続けるりゅぅが。空気が読めない所は昔から変わっていない。

    2006-09-19 19:29:00
  • 78:

    みぁさ

    『りゅぅちゃん……うるさい。笑』
    さっきまでどん底にいる気分だったのに、りゅぅがのうるさいわめき声を聞いてるだけで、笑顔になった。
    『おんしゃー(お前)!!人が心配して電話しちゃりゆうに早それかぇ!!こらぁ!!なんちゃ(何も)ないがやったらかけてくなちや〜!!』
    『ほなもぉかけへんわ!!さいなら!!』

    2006-09-19 19:37:00
  • 79:

    みぁさ

    つい電話を切ってしまった。昔から、あたし達はこうゆうノリなんやけど…さすがに今回はあたしが悪いかも…と、反省して謝りメールを作っていると、メールが来た。
    りゅぅがや……
    [ほんま自己中は変わっちゃぁせんにゃぁー!!今週末大阪遊びに行くき、案内せぇよ!!何かあったら連絡してこい]
    ほんま口悪い………。ムカツクけど、なんかうれしい。

    2006-09-19 19:47:00
  • 80:

    みぁさ

    今週末、りゅぅがに会えるんや…。
    あたしは、トモキにお母さんとお父さんが大阪来るから…と嘘をついた。さすがのトモキも、渋々許してくれた。
    久々の外出と、久々の地元の友達との再会…。週末はすぐに来た。
    トモキはお客さんと同伴の為、早く家を出た。

    2006-09-19 20:22:00
  • 81:

    みぁさ

    まだ少しアザが残っていたから、化粧は厚め。口元は切れてたのが隠れなかったから、バンソコウを貼った。
    冬だったから、体のアザは見えない。
    冬でよかった…。

    2006-09-19 20:31:00
  • 82:

    みぁさ

    1番最初に出てきたのは、見覚えのある人。
    りゅぅが…。
    2年半ぶりだけど、ヤンキーくささが少しなくなっている。笑
    『りゅぅちゃーん!!久々〜♪』

    2006-09-19 21:15:00
  • 83:

    みぁさ

    『みぁ!?久々やなぁ!!』
    『みぁさぁ!!俺らは無視かやぁ!!』
    りゅうがの後ろを見ると、シンちゃんと、たつやが居た。シンちゃんとたつやは、りゅうがの親友で、よく一緒に遊んでいた。
    『うわっ!!バリ久々やんかぁ!!皆なんやヤンキーちゃうくなってるやん!笑』

    2006-09-19 21:23:00
  • 84:

    みぁさ

    『みぁさもヤン姉じゃなくなっちゅうやん!!お姉さんやかぁ!!』
    シンちゃんが、おっきい手で頭をポンポン叩いて来た。これは昔からのシンちゃんの癖だ。
    『てか、関西弁なっちゅうき!!笑』
    たつやがケラケラ笑う。たつやは昔から、よく笑う。

    2006-09-19 21:30:00
  • 85:

    みぁさ

    とりあえず、ミナミに出ることにした。やっぱり、グリコの看板とか、食い倒れ人形とか、かに道楽の看板を見たいらしくて、お登りさん御一行とゆう感じだった。
    りゅうがは元々声がでかいから、ちょっとはしゃぐだけでかなり田舎者丸出しで笑える程だった。
    『ん〜色々見たし♪久々にみぁと飲むか!!よしゃ、居酒屋つけてけぇ!!』
    …………さすが、酒飲み。あたしは、近くの居酒屋に三人を案内した。

    2006-09-20 07:37:00
  • 86:

    みぁさ

    ビールで乾杯!!
    この三人は、ほんとに酒には強い。ジョッキでいっき?普通普通♪みたいな…。
    あたしも強い方だけど、さすがにかなわない…。あたしはヨロメキながらトイレに行くことにした。
    ー久々に酔ったわ〜。さすが大酒飲み共め…

    2006-09-20 07:42:00
  • 87:

    みぁさ

    『いきなりびっくりするなぁ〜!!どないして〜ん??笑』
    真剣な顔のシンちゃんに戸惑い、ついちゃかしてしまうあたし…。
    『りゅうがが、心配しゆうがぞ…?今回大阪に来るがも、みぁに何かあったかも…ってかなりテンパっちょってよ…それで来たがで?』

    2006-09-20 07:57:00
  • 88:

    みぁさ

    りゅうがが…?
    『あいつもあんな性格やき、素直に言えんがやけどよ。りゅうがはみぁさのことホンマに心配しゆう。』
    涙が出た。
    忘れてたよ…涙って嬉しい時でも流れるんだね?

    2006-09-20 12:02:00
  • 89:

    みぁさ

    『ありがと…。』
    ホンマに嬉しかったんやで?でも……
    でもな………
    あたしは、トモキを捨てられへんねん。

    2006-09-20 12:13:00
  • 90:

    みぁさ

    『よっしゃー!!飲も飲も♪今日は飲むでぇ♪』
    涙を拭って、シンちゃんの腕をひっぱるあたし。
    ……ありがとってしか言えなかったんだ。うれしかったけど、まだ帰れないから。

    2006-09-23 01:38:00
  • 91:

    みぁさ

    店を出た時には、あたしはベロベロ☆男どもはまだほろ酔い…。
    『カラオケ行こぅやぁ〜!!♪みぁちゃん歌いたぁーい♪』
    『おいっ!!!』
    聞き覚えのある声……あたしはゆっくりと振り向いた。

    2006-09-23 01:48:00
  • 92:

    みぁさ

    ……………トモキ。
    全身の血を一気にぬかれた気がした。
    『誰やねん。その男。あぁ?なめとんか我れ!!!』
    トモキがあたしの髪の毛をひっつかんで振り回す。

    2006-09-23 01:52:00
  • 93:

    みぁさ

    『おんしゃー(お前)!!何しゆうがな!!!誰なや!!』
    りゅうがが、あたしをトモキから離し、トモキを睨みつける。
    『りゅうちゃん!!違う!!違うが!!彼氏なが!!』
    『その嘘つき女渡せや!!みぁさ!!来いや!』

    2006-09-23 02:02:00
  • 94:

    みぁさ

    恐怖で全身が震える…無意識にりゅうがの服の端を掴んでいた。
    『渡せんわ!!誰が大事なツレを暴力男に、渡すがな!!』
    りゅうがはそう言うと、あたしの腕を掴んでシンちゃんとたつやに渡した。
    『喫茶でもいっちょいて!みぁさ!!心配するなちや〜♪』

    2006-09-23 02:20:00
  • 95:

    みぁさ

    『おいっ!!!待てや!!』
    遠くでトモキの怒鳴り声が響いている。あたしは、シンちゃんとたつやに半ば引きずられるようにして近くの喫茶店に入った。
    『シン!!みぁさ頼むわ。俺行ってくる』
    『あっあたしも行く!!』

    2006-09-23 02:26:00
  • 96:

    みぁさ

    泣きながら着いていこうとしたけれど、シンちゃんに止められた。
    どうしよ……。あたしが嘘ついたせいやん…。
    震えはとまらない。

    2006-09-23 02:33:00
  • 97:

    名無しさん

    頑張って書いてね???

    2006-09-23 02:43:00
  • 98:

    みぁさ

    >>109さん♪
    ちょっと他のスレに浮気しに行ってたら、カキコしてくれてはりますやぁーんo(*゜∀゜*)o誰も見てくれてへん思うてたからやたらうれしい(≧∀≦)頑張ってかきます☆ありがと♪

    2006-09-23 02:58:00
  • 99:

    みぁさ

    どれくらい時間がたったんだろう…りゅうがとたつやが戻ってきた。
    りゅうがの口が切れている…きっとトモキが殴ったんだ…。
    この時、何故かはわからないが、あたしはトモキよりもりゅうがが心配だった。
    きっと、この時から決まってたんだよね。あたしの気持ち。

    2006-09-23 03:06:00
  • 100:

    みぁさ

    『りゅうちゃん!!口!!切れてるやんか!大丈夫!?』
    『大丈夫やっつーの!!みぁ!彼氏しばいてしもうた。すまん!あっ!でも顔じゃなくてボディーにしたき〜♪』
    笑いながら言うりゅうが…。あたしに心配かけさせたくないんだろう。優しすぎやって。
    『…ごめんな?ほんま…ごめん。みんな…。』

    2006-09-23 03:15:00
  • 101:

    みぁさ

    『…みぁ、ちょっとかまん(いい)?たつや、シン、ちょっと話してくるき、先ホテル行っちょってや♪』
    『いや!俺とシンは今からキャバ行くき、お前ら部屋で話しや〜!てかどぅせ二部屋とっちゅうやんけ!!邪魔せんわやー!!笑』
    あたしとりゅうがは、タクシーに乗ってホテルに向かった。部屋について、りゅうががビールをもってきた。

    2006-09-23 03:24:00
  • 102:

    みぁさ

    『みぁ…ちょっと袖まくって見せて』
    『えっ?何で!?無理やし…』
    袖まくったらアザが見えてしまう。
    嫌がるあたしの袖を、りゅうがは無理矢理まくりあげた。

    2006-09-23 03:34:00
  • 103:

    みぁさ

    『………。顔のアザも彼氏にやられたがやろ?』
    『ちゃうしー!こけたんやしー!りゅうちゃん心配しすぎちゃぅん??笑』
    無理矢理明るく振る舞うあたし…りゅうがの目は、真っ直ぐにあたしの目を見つめる。……反則やん。そんなに真っ直ぐ見られたら、嘘つけなくなる…。
    あたしは顔をそむける。……その目で見ないで。

    2006-09-23 03:39:00
  • 104:

    みぁさ

    『彼氏のこと好きながはわかる。俺も、今彼女おるやん?もぅすぐ1年ながよね。大事にしゆうつもり。喧嘩とかするけど、大事やきしばかん。』
    『………トモキはあたしがおらんといかんが。』
    何だか涙が出た。トモキが、あたしを大事にしてくれてない、って言われたことが悲しかったわけじゃない…。
    只…彼女がうらやましかったんだ。りゅうがに、大事やってゆわれてる彼女がうらやましかった…。

    2006-09-23 03:49:00
  • 105:

    名無しさん

    この話好き!頑張って?

    2006-09-23 05:10:00
  • 106:

    みぁさ

    >>118サン
    好きとかメッチャうれしぃd(∀≦`●)ありがとォ♪

    2006-09-23 15:47:00
  • 107:

    みぁさ

    これは嫉妬?
    嫉妬……なのかも。
    りゅうがの1番大切な女になりたい…。
    自分の気持ちに戸惑い、その日は声をあげて泣いた。泣いて…泣いて…泣いて……目が覚めると、隣でりゅうがが眠っていた。時計を見ると、もう昼前だ…。いつの間にか寝てたみたい。

    2006-09-23 15:54:00
  • 108:

    みぁさ

    鏡の前に立つと、ひどい顔をした自分が見える。目は腫れまくって、パンパン…涙のせえか、マスカラで目はパンダ。あつ塗りをしたはずのファンデもはがれかけ、アザがわかる…。
    ーこれじゃ、外歩けへんな…。
    りゅうがはまだ眠っている。声と一緒の、大ボリュウムのイビキを響かせているので、まだ当分起きたりはしないだろう。

    2006-09-23 16:01:00
  • 109:

    みぁさ

    ーんっ。一っ風呂はいりますかぁ!!
    あたしは、丁寧にメイクを落とし、シャワーを浴びることにした。
    起きたてのシャワーはあたしの日課。頭が目覚めて行くような感覚がするから。
    シャワーを浴びながら、昨日のことを色々考えてみる。

    2006-09-23 16:06:00
  • 110:

    みぁさ

    あたしは、りゅうがが好きなんやろうか?トモキに対する感情は何なんやろうか…。
    トモキに好きって感情はない…恐怖と、情、それで離れられなかったのかな…。
    冷静に考えてみるあたし。
    答えは…もう決めた。

    2006-09-24 01:15:00
  • 111:

    みぁさ

    化粧をしなおし、りゅうがを起こす。
    『りゅうちゃん〜起きてやぁ〜!!お願いしたいことあるから!!』
    『ん〜?何な〜?』
    寝ぼけながらも、やっと起きてくれた。

    2006-09-24 01:19:00
  • 112:

    みぁさ

    『あたし、トモキと話したいねん。別れる!』
    あたしが出した答え……それはトモキと別れること。りゅうがを好きなのかは分からないけど、トモキへの気持ちが、愛情から単なる恐怖に変わってしまったってことは確なことだったから。
    『…みぁはそれでいいがやな?』
    『うん。もう決めたから。』

    2006-09-24 01:24:00
  • 113:

    みぁさ

    『よしっ!!じゃあ、俺も一緒に行く。シバかれたら、俺がシバきかえしちゃおき、何でもゆうちゃれ!笑』
    りゅうがは、満面の笑みであたしの頭をワシワシ撫でた。
    『ありがと!!でも側にはいて欲しいけど、最後やし二人で話すな☆』
    りゅうがは、はりきりながらお風呂に入っていった。…次は、トモキに連絡や。

    2006-09-24 01:31:00
  • 114:

    みぁさ

    少し震えた手で、トモキの番号に発信する…。トモキはすぐに出た。
    『どこいてるん?』
    心なしかトモキの声が暗い…。
    『地元の人らといてる。昨日は、嘘ついてごめん。あんな…話しあんねん。会って話したい。』
    『…………わかった。まだ店やし、今から○○って喫茶に来てや。』

    2006-09-24 01:38:00
  • 115:

    みぁさ

    お風呂から出てきたりゅうがと一緒に、待ち合わせの場所に行く。気持ちを決めたせいなのか、心が軽い気がした。
    すぐに店についた。
    中に入ると、トモキはもう待っている。
    『りゅうちゃん、ほな話して来るわな☆』

    2006-09-24 01:45:00
  • 116:

    みぁさ

    りゅうがは、うなずき別の席に座った。
    『お待たせ…』
    トモキの前に座る。
    『…みぁ?昨日はごめん…。お前が何言いたいんかなんとなくわかる……別れたいんやろ?』
    『……うん。』

    2006-09-24 01:51:00
  • 117:

    みぁさ

    窓からさしこむ太陽の光とは正反対に、あたし達には重い空気が流れる。
    『……そっか。俺には、お前引き留める権利なんてないよな…。みぁ?でもな…信じてくれへんかもしらんけど、俺はお前を愛してから…今でもやねんけどな。』
    目がしらが熱くなった……あんだけ殴られても、やっぱり楽しいこともあった。幸せな時もあったから…。
    『あた…あたしも…あたしも愛してたから…』
    涙が流れる。悲しい涙でもなくて…うれしい涙でもない。自分でも何の涙なのかわからない涙…。

    2006-09-24 02:01:00
  • 118:

    みぁさ

    『泣くなって…。な?お前が悪いんちゃうねんで?みぁはいい女やったから。』
    優しいトモキ。
    ごめんね?支えてあげれなくて。
    ……初めて本気で好きになった人。さよなら。ありがと…。

    2006-09-24 02:07:00
  • 119:

    みぁさ

    トモキと別れて次の日の夜には、大阪を出ることになったのだ。
    アユリが見送りに来てくれた。
    『みぁさ!!急すぎやし…!!』
    泣くアユリにつられて泣きそぅになるのをこらえ、明るく振る舞うあたし…。
    『…ごめんな?決めた即行動な人間やねん!笑』

    2006-09-24 02:24:00
  • 120:

    みぁさ

    忙しさが落ち着いてからも、よくりゅうがとも地元の友達達とも遊んでいたけど、りゅうがに対する“お兄ちゃん”って気持ちは変わらなかった。
    あのことがあるまでは……

    2006-09-24 05:10:00
  • 121:

    みぁさ

    他の友達に聞いても皆連絡がつかないらしい。
    りゅうがは友達が大好きだし、さみしがりやだからこんなに連絡がつかないなんておかしい…何かあったのかも…。
    そんな時に、りゅうがが彼女にふられたらしい…と噂を聞いた。
    きっとへこんでるんだろう。りゅうがのことだから、皆にへこんでる姿を見られるのが嫌なんだ…。

    2006-09-24 05:30:00
  • 122:

    みぁさ

    それから一ヶ月くらいした頃、突然りゅうがから電話がなった。
    『何しゆ〜がで〜!!飲みに行くでぇ♪』
    久しぶり!の言葉もなく、すこぶる明るいいつものりゅうが…。立ち直ったのかな?そう思い深く聞くことはしなかった。
    『かまんよ(いいよ)〜♪仕事休みやし!!』
    久しぶりに、シンちゃんとマサってゆうあたしの一個下の子と、りゅうがの四人で飲みに行くことにした。

    2006-09-24 05:38:00
  • 123:

    みぁさ

    『みぁ〜!!酔っぱらったぁ〜♪♪』
    久しぶりに一緒に飲むりゅうがは、すぐに酔っぱらってあたしにじゃれついてきたりしていた。
    いつもはじゃれついてきたりしないりゅうが…その時は寂しいのかな?って思ったから、止めもしなかった。
    『りゅうが君〜店もしまるし、どうしますか〜??』
    『じゃぁ!みぁんちで飲むぞぉ〜♪』

    2006-09-24 05:45:00
  • 124:

    みぁさ

    りゅうがとマサはやる気満々…。シンちゃんは、明日も仕事やのに…となげきつつも、あたしの家に来た。
    コンビニで大量に酒を買いこみ、やる気すぎな、りゅうがとマサ…。
    あたしは、かなり酔っぱらってしまい、先にベットに潜りこんで寝てしまった。
    起きると、隣にりゅうがが居て、マサとシンちゃんの姿はなかった。
    この日から、りゅうがと毎日一緒にいるようになった。仕事が終わると、当たり前のように家に来る。

    2006-09-24 05:52:00
  • 125:

    みぁさ

    あたしの仕事の時間になると送っていってくれて、迎えに来てくれて、一緒に寝る…。
    男女の関係にはなっていないものの、寝る時は抱き締められて寝る。
    あたしは、段々と一緒に居ることが当たり前になりながらも混乱していた。付き合ってるわけでもない、りゅうがにとってのあたしの存在は何なんだろう…?
    自分のりゅうがに対する気持ちもわからなかったし、りゅうがのあたしに対する気持ちもわからなかった。

    2006-09-24 05:58:00
  • 126:

    みぁさ

    只、りゅうががあたしを元カノの変わりにしているようでイライラがつのってきていた。
    あたしは、元カノじゃない…。何度もそう言ってやろうと思ったけど、りゅうがを見るとなんとなく言えなかった。
    気が強い、思ったことをすぐ言うタイプのあたし…いつもと違う自分に余計にイライラした。

    2006-09-24 06:01:00
  • 127:

    みぁさ

    ある日、皆で飲もうとゆうことになり、仲の良いメンバーとあたしの女友達とであっくんちで集まった。
    あっくんは、りゅうがと同い年で、あたしの良き相談相手。女グセは悪いけど、すごく尊敬できるとこが沢山ある人だ。
    皆でワイワイと飲んでいると、あたしの女友達が、りゅうがのことを気に入った様子でかなりベタついているのが目に入った。りゅうがも、軽いノリで肩なんか抱いている。
    何だか頭に血が昇って、叫び出してしまいそうになった。
    『みぁ!怖い顔してどぉしたがな??』

    2006-09-24 06:10:00
  • 128:

    みぁさ

    目の前にいたあっくんが、心配そぉに見てくる。
    『ん…何ちゃあない(何にもない)…』
    笑顔で取り繕う余裕もなく、あたしはつい不機嫌そうに言ってしまった。
    『そぉか!みぁ〜煙草買いに行こうや☆』
    あっくんに連れられて外に出る。冷たい風に当たって、少し冷静になれた。

    2006-09-24 06:16:00
  • 129:

    みぁさ

    『みぁ?何かあったらゆうてきいや!』
    あっくんは、深く聞いてはこない…でも、相談する時には真剣に話しを聞いてくれる。そうゆう人だ。
    『あのよ〜、例えば、女といちゃつきゆうの見てはらたつって嫉妬?相手は友達ながやけど。』
    『何!?みぁ恋しちゅうがか!?』
    『恋!?はぁ!?ないない!!ただのもしもの話しよ!!』

    2006-09-24 06:23:00
  • 130:

    みぁさ

    するどいあっくんを誤魔化しきれてるはずもない。けれど、あたしが言いたくないことを追求してこないとゆうことも分かっていた。
    『そっかぁ〜。みぁ!それは、間違いなくそいつを好きながよ!』
    好き…?あたしがりゅうがを…?そんなわけない。あたしにとってりゅうがはお兄ちゃんやもん!!
    あたしは、自分で自分の気持ちに全否定した。

    2006-09-24 06:44:00
  • 131:

    みぁさ

    『あっ!!そう言えば、みぁの斜め前におった奴わかる?』
    ちょうどよく、話をずらしてくれるあっくん。こうゆうとこ、ほんま尊敬してます!
    『あぁ!みぁ初めて会った人やろ?リキくんやっけ?』
    『そう!リキがお前のこと可愛い可愛いって、ぎっしり(何回も)言いよったぞ♪あいつと喋ってみちゃってや』
    可愛いと言われて悪い気はしないし、リキくんはあたしのタイプだったし、家に戻るとリキくんの隣にお邪魔した。

    2006-09-24 06:53:00
  • 132:

    名無しさん

    気になるう〜?

    2006-09-25 00:35:00
  • 133:

    みぁさ

    >>150さんありがとォo(*゜∀゜*)oカキコばりうれしぃ♪今から更新しますっっ!!

    2006-09-25 01:44:00
  • 134:

    みぁさ

    リキくんはすごく話しやすくて、会話もかなり盛り上がっていた。
    すると、あたしの携帯がなった。指定のメロディに設定しているから、画面を見なくてもすぐ誰だかわかった。
    りゅうがからのメール…?
    すぐ近くにいるのにメールって……なんて首をかしげながら、画面を見る。

    2006-09-25 01:46:00
  • 135:

    みぁさ

    今日は、あたしの車で一緒に来ている。帰る時も一緒に帰らなくちゃいけないのだ。
    でも、リキくんとの会話が盛り上がってきたとこなのに…皆も誰一人として帰ってないし…。

    と返信。そっから、リキくんとまた話していると、りゅうがが部屋から出て行ったのが見えた。トイレかな?って思っていたら、携帯がなり出した。
    ー着信ーりゅうが

    2006-09-25 01:48:00
  • 136:

    みぁさ

    何なんやろ…と思いつつ電話に出る。
    『車におるき、はよ出てこい。俺が運転するき帰るぞ』
    それだけ言って電話は切れた。
    …はぁ?勝手すぎ。
    リキくんと話しておさまったイライラが、またわいてきた。

    2006-09-25 01:53:00
  • 137:

    みぁさ

    『みぁさちゃんどうしたが?』
    リキくんが心配してくれているようだ。
    『あっ!ごめんよ〜。おっさんがもう帰るって言いゆうき、あたしも帰るわ〜』
    皆に帰ることを伝え、外に出た。車は、家の前につけられていた。無言で車に乗り込むあたし。
    『何怒っちゅうが!?』

    2006-09-25 01:58:00
  • 138:

    みぁさ

    カチーン
    『は?つか、自己中すぎじゃない?みぁ正直まだ帰りたくなかったし。』
    『あ〜ね!そんなにリキくんとかゆう子が気にいったがや!』
    …何それ。
    『りゅぅちゃんやって、チアキと楽しそおに話しよったやんか!!』

    2006-09-25 02:05:00
  • 139:

    みぁさ

    『嫉妬??笑』
    ドキンッ……何だか核心に触れられた気がした…。
    『…そうかも。りゅぅちゃんが好きかも。』
    あたしは、酒が入ってたこともあってかつい告白してしまった。
    『……そっか』

    2006-09-25 02:11:00
  • 140:

    みぁさ

    …………そっか?どうゆう意味!?
    自分の言った言葉にもビックリしたし、りゅうがの返答に混乱した。
    肯定でも否定でもない…。答えが出ていない。
    でも、なんとなくそれ以上深く聞いたりはしなかった。告白なんて初めてだったし、さっき自分の気持ちを認識したばかりだったからだ。

    2006-09-25 02:16:00
  • 141:

    みぁさ

    沈黙が続く…。
    あっくんの家からあたしのアパートまでは車で十分もかからないけど、静かすぎるためなのか、この数分が何時間にも思えた。
    『ついたで。階段上がれる?』
    無言でうなずき車を降りる。りゅうがは、別の方向に歩いている。
    『りゅぅちゃん帰るが?』

    2006-09-25 02:24:00
  • 142:

    みぁさ

    『おぉ!今日は家帰るわ!おやすみ』
    『そっか。おやすみ』
    りゅうがの家とは歩いて三分くらいだ。近いのに、今日のりゅうがは何だかとても遠い…。
    最近毎日泊まってたのに…、やっぱ気まずいのかな?ってことは振られたんだよね…。

    2006-09-25 02:28:00
  • 143:

    みぁさ

    それから一週間くらいはりゅうがから連絡がこなかった。あたしからも連絡はしなかった。
    でも、皆で遊んだりとかする時には普通に話す。
    普通に話しかけられる度に胸が痛くて、普通に笑顔を見ているだけで泣きそうになった。
    言わなかったらよかった…。そしたら、前みたいに一緒にいれて、前みたいに毎日連絡とりあえて…。
    後悔ばかりの一週間。家に帰ると、一人の寂しさもあって、毎日泣いてばかりいた。

    2006-09-25 02:38:00
  • 144:

    みぁさ

    あたしは、どうもりゅうがをかなり好きみたい…。
    やっと気付いたのに…
    馬鹿や…
    馬鹿や…あたし。

    2006-09-25 02:40:00
  • 145:

    みぁさ

    ところが、一週間後にはりゅうがから普通にメールが来た。
    普通すぎる程普通のメール…。
    告白のことなんてまるでなかったかのような…。
    少しヘコミはしたものの、前と一緒のようにいられる喜びの方が大きかった。

    2006-09-25 03:38:00
  • 146:

    名無しさん

    リアルで見てるよ☆

    2006-09-25 03:39:00
  • 147:

    みぁさ

    あたしとりゅうがが、前のような関係にもどって一週間くらいした時に、またあっくんの家で飲もうとゆうことになった。
    前の飲み会の時に、りゅうがとベタついていたチアキが仕切った飲み会だったから、何と無く乗り気はしなかったものの、行くことにした。
    あっくんの家につくと、もぅ皆飲みはじめていた。あたしは、あっくんに、後で町にリキを迎えに行ってくれって頼まれていたから、お酒は我慢してチアキと一緒に話すことに。
    『なぁなぁ!!チーよ、聞きたいことあったがやけど、りゅうがくんとみぁ付き合いゆうが?』

    2006-09-25 03:57:00
  • 148:

    みぁさ

    『ないない!仲良いだけで〜』
    チアキに、付き合ってると勘違いされて、少しだけ嬉しいあたし…笑。
    『そぉながや〜。好きとかないが!?』
    『ん〜あたしにはある。けど秘密ね!!誰にも!!』
    チアキは中学一年の時からの友達だし、秘密は守ってくれる子。そう思いチアキには正直に気持ちを伝えることにした。

    2006-09-25 04:05:00
  • 149:

    みぁさ

    『マジで!!応援するきよ☆みぁ頑張れ♪』
    『いや〜応援とかいいき!!今の関係でいいがって☆』
    なんて喋ってたら、あっくんにリキくんを迎えに行って来てと言われたので、行くことにした。
    あっくんの家から待ち合わせの場所はそう遠くはなく、すぐに着いた。
    『ごめんよ〜!ありがとう♪ってか久しぶりやねみぁちゃん♪』

    2006-09-25 04:11:00
  • 150:

    みぁさ

    リキくんは、友達と飲んでいたようでかなり酒くさい。
    『かまん(いい)けど、酒くさっ!!笑』
    『やかましっっ〜!!ってか彼氏怒らん??大丈夫??』
    『へ?みぁ彼氏おらんよ??』
    『あれ!?りゅうがくんと付き合いゆうがやないが?』

    2006-09-25 04:15:00
  • 151:

    みぁさ

    また勘違いされて、密かに嬉しいあたし。でも、バレないように嫌そぉにする。
    『ありえません〜!!笑』
    『何だぁ〜心配して損した!!じゃあ番号教えて♪』
    リキくんと番号とアドレスを交換したくらいに、ちょうどあっくんの家についた。玄関先からでも聞こえるくらい皆もりあがっている。
    『みぁ&リキくん到着♪』

    2006-09-25 04:21:00
  • 152:

    みぁさ

    勢いよくドアを開ける。
    その瞬間、見たくなかった光景が目に飛びこんできた。
    りゅうがにべったりくっついてる女がいる。

    ……チアキや。

    2006-09-25 04:24:00
  • 153:

    みぁさ

    >>164さん リアルでとかバリ嬉しいやんかぁぁ(^皿^)v寝ようと思ったけど、嬉しいからもうちょい更新しますd(∀≦`●)

    2006-09-25 04:27:00
  • 154:

    みぁさ

    只近いんじゃなくて、明らかにベタついているチアキ。
    今日、あたし好きって言ったよな?
    付き合ってるわけじゃないし、りゅうがと誰かがイチャつこうが文句なんて言える立場じゃないことなんて分かっている。
    でも…応援するとかって言ってたチアキが、あたしがりゅうがを好きなことを知ってるチアキが………。
    『あっくん!!ビール!!』

    2006-09-25 04:33:00
  • 155:

    みぁさ

    もう今日は飲もう!!
    チアキに怒りをぶちまけてしまいたいのはやまやまだったが、皆がいる席。あたしの感情で皆の空気を壊してしまうのは間違っている。
    あたしは、りゅうがとチアキから離れた場所に座り、いつも以上に明るくふるまった。
    ビールを飲むペースも、いつもよりかなり早い。
    できるだけチアキとりゅうがの方は見ないようにしていたが、同じ部屋の中…嫌でも見えてしまう。

    2006-09-25 04:41:00
  • 156:

    みぁさ

    チアキは、あたしが戻ってきたのも関係なくりゅうがにベタついている。
    『んっもぅ〜♪りゅうがくんおもしろぃぃい♪』
    ブリブリな声をあげるチアキに、無償に腹が立つ。
    チアキよ……喧嘩うっちゅうがか?

    2006-09-25 04:44:00
  • 157:

    みぁさ

    一瞬、持っていたビールをチアキに投げつけそうになるあたし……。
    いかんいかん!!落ちつけみぁ!!
    あたしは、隣にいたリキくんの方向に向き、りゅうがとチアキに背を向けるように座りなおした。
    見てたら、自分がいつシバキかかるかわからなかったから。

    2006-09-25 04:49:00
  • 158:

    みぁさ

    リキくんと話すのは、やっぱりすごく楽しくて、後ろが気になりながらも、怒りは段々とおさまっていく。
    ビールもどんどん入っていって、結構酔いがまわってきた。
    『みぁ〜♪楽しそおやにゃ〜♪』
    酔っ払いりゅうがが、あたしの隣に座ってきた。
    チアキと離れたんだと思うと、ホッとしたし、隣に来てくれて少しうれしかった。が………、幸せも一瞬。

    2006-09-25 04:55:00
  • 159:

    名無しさん

    この小説すき?頑張って?

    2006-09-25 23:03:00
  • 160:

    名無しさん

    おもろい??あげ

    2006-09-25 23:18:00
  • 161:

    みぁさ

    >>178さん 好きとかメッチャうれしぃーやんd(∀≦`●)こんな自己満小説ですが…頑張るんでお付き合いヨロシク☆
    >>179さん おもろいとかありがとうございます(≧∀≦)これからもヨロシク♪
    今日は眠いから、起きれるだけ更新しまぁーすo(*゜∀゜*)o

    2006-09-26 02:01:00
  • 162:

    みぁさ

    『りゅうがくんどこ行きゅーがやしぃぃ♪チーもまぜてやぁぁ♪』
    …………あぁ?何この語尾伸ばしのぶりっ子口調…メッチャいらつく。
    せっかくおさまってきていたあたしのイライラが、またどんどん上がって行く。
    『いやぁ!みぁとリキがいちゃつきよったきからかいに来たがよ!!笑』
    は?いちゃついてたのは、あんたやろ?ねぇ!!りゅうが!!

    2006-09-26 02:07:00
  • 163:

    みぁさ

    『えぇ〜♪チーもからかぅ☆エヘッ』
    …イラッ。まぁ…でも、あんた座る場所ないしな!!大人しくあたしの視界から消えてくれ。
    『やぁぁ〜!チー座る場所なぃやんかぁ…↓↓』
    うんうん…!!ないない!!元の場所戻れや!
    『じゃぁ俺の膝座る!?なぁんてねッ♪笑』

    2006-09-26 02:13:00
  • 164:

    みぁさ

    はぁ?何言ってるん?ネタでもだるいわ…りゅうがの馬鹿…。まぁ…チアキもさすがに座らん…
    『ぇえ〜♪じゃぁチーの席決定ぃぃい♪エヘッ』
    チーことチアキは、何のためらいもなくりゅうがの膝の上に座った。
    ━━━━プチン。

    2006-09-26 02:17:00
  • 165:

    みぁさ

    あたしは、怒りのあまり完璧にりゅうがとチアキを無視し、手にもっていた開けたばかりの缶ビールを一気に飲みほした。
    『みぁ酔った!!寝るわ♪』
    笑顔で、リキくんに言うと、隣の部屋に入った。
    ヤバイ……泣くかも…。

    2006-09-26 02:23:00
  • 166:

    みぁさ

    泣きそぅになっているのをこらえていると、部屋にリキくんが入ってきた。
    『みぁちゃん、大丈夫?』
    『平気で〜♪ごめんよ!!リキくん飲みやぁ☆』
    …とゆうか、泣きそうだから一人にしておいてほしい。
    『そっか♪安心した!あんまり無理したらいかんで??俺、家歩いてすぐやし今日は帰るわ!おやすみ☆』

    2006-09-26 02:28:00
  • 167:

    みぁさ

    爽やかな笑顔でそう言うと、リキくんは帰って行った。いやし系や…。
    リキくんに癒され、さっきのことは寝て忘れようと思っていたら、また部屋に誰か入ってきた。
    りゅうがだ…。
    『みぃぁちゃーん♪俺も寝る♪』
    りゅうがは、勝手に布団の中に入ってくる。チアキといちゃついてたのに、何で平気であたしの布団の中に入ってくるねん!!……と、少し思ったけどやっぱ惚れたら負け……正直少しうれしかった。

    2006-09-26 02:35:00
  • 168:

    みぁさ

    けど、嬉しいとか死んでもりゅうがには言えないあたし。
    りゅうがが話しかけてきても、無視。
    『みぁたん??寝ちゅうがぁ(寝たん)??』
    りゅうがは、あたしを抱き締める。からかわれてるのかもしれない、ただ寂しいだけなのかもしれない…でも、あたし今幸せかも…。
    『あぁーりゅうがくんおったぁぁ♪♪寝ゆぅがぁ??チーもぉぉ』

    2006-09-26 02:44:00
  • 169:

    みぁさ

    ━━━━━ぷっちーん
    勝手に布団に入って来るチアキ。
    ……もぉ無理
    あたしは、無言で起きあがると、部屋を出てあっくんに『帰るわ』と伝えて外に出た。
    『おいっ!!どぉしたがな!?みぁ!!』

    2006-09-26 02:48:00
  • 170:

    みぁさ

    りゅうががすぐに追い掛けて来たけど、あたしは無視して車まで歩く。
    『みぁ?怒っちゅうが??』
    当たり前やろ……怒ってなかったら無視とかせんやろ普通。
    『待てって!!』
    りゅうがは、あたしの手を掴んで離さない。

    2006-09-26 02:53:00
  • 171:

    みぁさ

    『待ってぇえ!!りゅうがくんみぁどぉしたがぁぁ!?』
    出た…チアキ。
    『あたし帰るきよ、じゃ!!』
    これ以上この女と一緒にいたくない。

    2006-09-26 02:59:00
  • 172:

    みぁさ

    『えぇぇ!?そぅかぁおやすみ☆』
    チアキの顔がやたら嬉しそうに見えた。
    『俺も帰る!みぁ結構飲んだろ?運転こわいし、俺が運転しちゃおき(したるから)』
    『りゅうがくん帰るがぁ!?!?チー話し相手おらんくなるやん↓↓』
    もう……限界

    2006-09-26 03:04:00
  • 173:

    みぁさ

    『あぁ??りゅうがおいてくし!おんしゃ(お前)のツレの女ばっかりやに、話し相手おらんとか笑える理由、もうちょい頭ひねって別の考えた方がマシじゃない!?あと、ぶりっ子するのいいけど、正直あんたぶりっ子似合ってないしやめたマシじゃなぃ?ほな、さいなら!!』

    はぁぁ〜〜〜すっきりした☆

    2006-09-26 03:11:00
  • 174:

    名無しさん

    気になる★バリ楽しい?

    2006-09-26 21:49:00
  • 175:

    まぢ先が気になる♪♪
    頑張ってくださぁい(幸*'U`*)ノ

    2006-09-27 01:02:00
  • 176:

    バリええやぁン??
    おもろLI?

    2006-09-27 01:30:00
  • 177:

    みぁさ

    >>193サン気になるとかバリ楽しいとか……バリバリ嬉しいやんかぁーo(*゜∀゜*)oありがとうござぃます☆メッチャはげみになってまぁーす♪
    >>194Mサン読んでいただけて光栄ですッッ(^皿^)v これからまだ長くなりそぉーだけど…よかったら最後まで付き合ってねン♪頑張りますd(∀≦`●)
    >>195さんうれしいやン(≧∀≦)♪文章下手クソなみぁさですが……これからもよろしくo(*゜∀゜*)oアハ

    2006-09-27 05:48:00
  • 178:

    みぁさ

    『グスン……チーぶりっ子じゃないのにぃぃ……エッエッ』
    そうゆうのがぶりっ子って言うのだよ?…と教えてやりたいのはやまやまだったけど、これ以上チアキの顔を見たくないあたしは、泣くチアキを無視し、車に乗り込み帰宅の途についた。
    はぁぁぁ。
    家に帰って安心したのか、何だか涙が出てきた。
    りゅうがに腹は立つ。でも、付き合ってるわけでもないあたし達。チアキといちゃつこうが、付き合おうが、あたしはとやかく言える立場じゃないんだよな…。そう思うと、つらくてしょうがない。

    2006-09-27 06:04:00
  • 179:

    みぁさ

    ピロリンピロリン
    一人で泣いていると、誰かからメールが来た。
    こんな時間に誰だろ?そう思いながら、携帯を手に取る。
    [リキだよん☆今日はなんかしんどそうやったけど大丈夫??また皆で飲もうな♪てか、見たい映画あるがやけど良かった一緒に行かん??]
    何だか癒される。こんな人を好きになったら良かったな…何て思いながら、いつの間にか寝てしまっていた。

    2006-09-27 06:12:00
  • 180:

    みぁさ

    朝起きると、携帯には不在着信の嵐…相手はもちろんりゅうが。
    メールは二件…りゅうがとチアキから。
    まずは、夜中に来ていたりゅうがのメールを見る。
    [こらぁ!!電話出なさい(*_*)今家帰ってきた☆チーちゃん慰めるの大変やったぞ↓まぁ、明日仕事休みやろ?ツーリングあるき、行くぞ!おやすみ☆起きたらメールくれ!]
    …ちゃんと家に帰ったんや。もしかしたらチアキと一緒に寝てるかも…なんて思っていたあたしは、これだけで少し機嫌が良くなった。…なんて簡単な女。

    2006-09-27 06:22:00
  • 181:

    みぁさ

    次は、朝来たチアキのメールを開く。
    [みぁ、昨日はごめんょ!!反省しちゅう(してる)き、友達やめんといて?]
    ……昨日はあれだけ腹が立っていた…けど、中1からの友達。男の前のチアキは嫌いだけど、普段のチアキは好きなあたし…。
    少し考えたけど、仲直りすることにした。

    2006-09-27 06:34:00
  • 182:

    みぁさ

    [わかった!でもりゅうがのこと好きやったら好きって言うて?昨日のはやりすぎやけど、遠慮せんでかまんき]
    あたしは、少し返事にドキドキしながらもこのメールを送った。
    もし、チアキが好きなんだったら諦める…。自分の中でそう決めていた。
    だって…あたしはフラレた身。あたしが、ちょっかい出すな!!って他の女を閉め出してたら、りゅうがの恋のチャンスを奪うかもしれないから。

    2006-09-27 06:44:00
  • 183:

    みぁさ

    [好きじゃない!!酔っててからんでしまった。]
    セーーーフ!!
    まぁ、ちょっと良い人ぶったこと書いてしまったけど、チアキからの返信にやっぱりホッとしたあたし。気分は、ボスを倒したマ〇オのごとし…チャッチャラチャチャーン♪
    しかし…あたしはすっかり忘れていた。マ〇オには、ステージごとにボスがいることを。

    2006-09-27 06:52:00
  • 184:

    起きて早速Checkした?

    2006-09-27 06:52:00
  • 185:

    みぁさ

    >>203サン イヤン♪ありがとぉd(∀≦`●)でも、今から用事あるからまたヒマあったら速攻書きまするッ(^皿^)v

    2006-09-27 06:56:00
  • 186:

    待ってまぁす??

    2006-09-27 06:57:00
  • 187:

    名無しさん

    あたしも待ってます??

    2006-09-27 16:44:00
  • 188:

    みお

    今日いっきに読みましたぁ☆おもしろいぃ(´∀`*)
    楽しみにしてるんで、頑張ってください☆

    2006-09-27 18:39:00
  • 189:

    みぁさ

    その日は日曜日で、仕事も休みだったあたしは、りゅうが達とツーリングとゆう名の暴走に行くことにした。
    りゅうがは、単車大好きで、昔は暴走族に入っていた。ちなみに、特攻服は今でも押し入れの中で眠っている。
    あたしも時々ケツに乗せてもらったり、車でついて行ってたりしていた。
    昨日のご機嫌取りか、今日のりゅうがはやたらに優しい…。

    2006-09-28 01:40:00
  • 190:

    みぁさ

    『みぁ、ケツ乗るやろ!?寒いき、暖かい格好しちょきよ♪今から迎えに行くきね☆』
    …………きもっ。
    いつもは、『着いたきはよ下りてこい!』とか命令系なりゅうが。悲しいかな、最近そんな言われ方に慣れていたあたしにとって、今日のりゅうがはちょっと……きもち悪い。
    まぁ、長くは続かないだろう…。
    すぐにりゅうがが迎えに来て、一緒に集合場所に向かう。

    2006-09-28 01:50:00
  • 191:

    頑張って??

    2006-09-28 01:51:00
  • 192:

    みぁさ

    チアキとゆう敵もいなくなったし、今日は、あたしの大好きなツーリング。あたしはとにかくウキウキだった。
    集合場所につくと、単車と車がもぅ結構集まっている。
    りゅうがとあたしは、単車をおりて友達達に絡むことにした。
    和気あいあいと話していると、一人の女が近付いてくる…。
    『みぁさちゃん?みぁさちゃんじゃない!?』

    2006-09-28 02:01:00
  • 193:

    みぁさ

    ん!?!?…………誰!?
    話しかけられながら、誰か分からないあたし…。
    『カナやけど覚えちゅう!?〇〇中学やった』
    ……………あぁ!!!やっと思い出した。カナは、私立の中学に通っていた子。カナのお姉さんが、バリバリのヤンキーで昔可愛がってもらっていて、カナとも知り合い時々話したりとかしていたのだ。
    『久々〜!!びびった!覚えちゅうよ(てるよ)♪』

    2006-09-28 02:12:00
  • 194:

    みぁさ

    名前聞くまで忘れてました!なんて言えるはずもなく、笑顔で接するあたし。
    4年ぶりに会ったカナは、すごく綺麗になっていた。
    昔のカナは、普通の中学生って感じでバリバリヤンキーのお姉さんに比べて、失礼だが地味な子だなぁ…なんて印象だった。地味といっても、カナが通っていた中学の中ではかなり派手な方で、その中学の子からは恐れられている存在だったとか…さすが、お姉さんの妹。
    カナは、友達とギャラリーをしに来たようで、携帯の番号を交換すると友達が待ってるから、と言って車に戻って行った。

    2006-09-28 02:32:00
  • 195:

    みぁさ

    >>211さんいつもいつもありがとぉd(∀≦`●)

    2006-09-28 02:35:00
  • 196:

    みぁさ

    これが、第2ステージのボス…かなとの再会であった。
    かなが去った後、男達は紹介しろ!だとか、合コン組んでもらえ!だとか、勝手に盛り上がっていた。
    そんな盛り上がりの中、早速カナからメールが来た。
    [隣に居た人彼氏!?]
    隣に居たのは、りゅうが☆あたし、またもや上機嫌♪

    2006-09-28 02:53:00
  • 197:

    みぁさ

    [違うよ!!友達で☆つか、ツーリング終わったら遊ぼう♪]
    カナからは速攻、イイヨ♪の返事…また盛り上がる男ども。
    この時、誘わなければ…なんて後悔したのはまだ先のことである。

    2006-09-28 03:02:00
  • 198:

    待ってるよ?
    頑張って?

    2006-09-29 07:59:00
  • 199:

    名無しさん

    あげ?

    2006-09-29 23:27:00
  • 200:

    名無しさん

    ・ω・

    2006-10-02 17:55:00
  • 201:

    みぁさ

    携帯壊れてしまって………旦那の携帯から書きしまぁす(*_*)

    遅くなってすいません!!カキコありがとう(*`▽´*)

    2006-10-03 00:56:00
  • 202:

    みぁさ

    その日のツーリングは、りゅうがのケツにのってるってこともあってか、めちゃくちゃ楽しかった。
    ………りゅうがの背中は、おっきくって、見てるだけでニヤケまくるあたし…。客観的に見ると、だいぶ気持ち悪い…。
    ツーリングを存分に楽しんだあたし達は、そのままあたしの家に向かった。もちろん、ビールは購入済み☆
    カナとカナの友達のアイと、りゅうがとマサとしんチャンと、タイキで飲むことになった。

    2006-10-03 01:08:00
  • 203:

    みぁさ

    皆でカンパイ♪
    少し人みしりをするカナを気づかってか、喋りまくるりゅうが。奴がホストをすれば、絶対人気が出るだろう……。
    皆テンションも上がってきて、酒も進み、良い感じになってきた。今日はりゅうがも、誰ともいちゃついてないし…あたしはかなり上機嫌♪
    「みぁ〜♪俺眠い☆」
    りゅうがが、あたしの膝の上に頭を乗せてきた。………可愛いすぎる。

    2006-10-03 01:26:00
  • 204:

    みぁさ

    「おいー!!いちゃいちゃすんなやー!!」
    しんチャンが、あたしとりゅうがをちゃかす。
    「しんちゃんだるいっちゃぁ(ってば)!!いちゃいちゃとかしてないし!!」
    否定するあたしは、照れを隠すために、ビールを飲みまくる。カナがニヤニヤしながら、あたしに耳打ちしてきた。
    「みぁ、りゅうが君のこと好きながやろ??(笑)」

    2006-10-03 01:32:00
  • 205:

    みぁさ

    「えぇ!?何で!?」
    図星すぎて、明らかに動揺してしまうあたしに、カナはまたニヤケながら耳打ちする。
    「だって、みぁりゅうが君に膝まくらさせられた時、めちゃ嬉しそうやったもん♪」
    ………あら、顔に出ちゃってましたか。
    「…………うん。好き。けど、振られたけどね…」

    2006-10-03 01:37:00
  • 206:

    みぁさ

    いつのまにか、あたしの膝の上でイビキをかいているりゅうがを見つめる。
    …やっぱり、好きやなぁ。
    「振られたの!?でも、良い感じっぽいやん??頑張りや♪」
    頑張れ……か。あたしは、今のままで満足している。彼氏、彼女でもない、セフレでもない……ただの幼なじみのりゅうがとあたし。
    でも、誰よりも一緒に居るあたし達。今は、りゅうがと居る時間が一番幸せだから。

    2006-10-03 01:43:00
  • 207:

    みぁさ

    そんな思いを語るのは少し恥ずかしくて、その話しは流してカナのことを聞いてみた。
    カナは、今好きな人がいるらしい。でも、セフレの関係で、今悩んでいるらしい…。
    「みぁがうらやましいわぁ…。いつも一緒に居られて。りゅうがくんめっちゃ話しやすいし、かっこいいし♪」
    その時、何故かわからないがみょうな胸騒ぎを覚えた。

    2006-10-03 01:49:00
  • 208:

    みぁさ

    まさかその胸騒ぎが、現実になるとも知らずに、その日はお開きすることにした。
    りゅうがは、もうベットに潜りこんでいる。
    あたしは、散らかった部屋を少し片付けながら寝る準備をする。
    古い建物ながら、あたしの部屋はかなり広い。部屋は二部屋だけど繋げて使っているから、12畳はある。その部屋に、ロータイプのダブルベットをおいている。
    クローゼットの中には、りゅうがの服なんか沢山入っていて、なんだか新婚さんのようだ。

    2006-10-03 02:01:00
  • 209:

    みぁさ

    いつかほんとに、りゅうがと結婚できたらいいな…。
    そんな淡い願いを祈りながら、りゅうがの隣で眠りについた。

    朝は、いつも通り、朝御飯とお弁当を作ってりゅうがを起こす。
    愛妻……じゃなくて愛友弁当を持って、りゅうがは仕事に行った。

    2006-10-03 02:13:00
  • 210:

    みぁさ

    りゅうがを送りだして、掃除、洗濯、買い物。
    10時には、りゅうがからメールが来る。一回目の休憩の時間。次は12時にメール、お弁当の何がおいしかったよ♪なんて報告が来る。その次は、3時の休憩。そして、仕事が終わった♪の電話。
    ………幸せ。日課になった、休憩の時に来るメールに幸せを感じずにはいられない。
    電話をうけたら、お風呂を沸かして、ご飯の用意。

    2006-10-03 02:28:00
  • 211:

    みぁさ

    自分で言うのもなんだが、良いお嫁さんになるだろう!!(笑)
    「ただいまー♪」
    「おかえり♪お風呂わいちゅうで☆入りや♪」
    あたかも夫婦のような二人………でも、ただの幼なじみなんだよなぁ…。
    りゅうががお風呂から出たら、夕御飯。片付けはりゅうががしてくれるから、その間にお風呂に入って、テレビを見ながらあたしは仕事の準備☆

    2006-10-03 02:34:00
  • 212:

    みぁさ

    八時半には家を出て、店までりゅうがに送ってもらう。
    でも、もうすぐお店に行くこともなくなるのだ。大検に受かったあたしは、専門学校に入学が決まっていた。親に、専門学校のことを話すとかなり喜んでいて、費用は全てもつからホステスは辞めなさい。とゆうことだった。
    ホステスも好きだけど、学費を出してもらうってのはかなり大きかったし、りゅうがも、早くやめろって言ってたから辞めることにしたのだ。
    「みぁちゃん、お疲れ様!!」

    2006-10-03 02:48:00
  • 213:

    みぁさ

    今日で最後の出勤。お客さんや、ママや従業員が、皆でお祝いをしてくれた。
    お花も沢山貰って、嬉しさと、寂しさで、あたしは少し泣いてしまった。
    感動のお別れをして、あたしは両手いっぱいに花をもち、お店を出ていつものりゅうがとの待ち合わせの場所に向かった。
    …………助手席に誰か乗ってる。

    2006-10-03 02:57:00
  • 214:

    みぁさ

    近付いてよく見てみるとカナだった。
    「みぁ〜おつかれさま♪カナ、しんちゃんに誘われて、りゅうが君らぁと遊びよった♪みぁも一緒に行こう♪」
    何やろ………。この気持ち。カナには好きな人が居ること知ってるのに………。嫉妬した。りゅうがの助手席は、あたしなのにって思ってしまった自分がいて…。
    「そうながや♪楽しそうやんかぁ☆でも、あたし今日はラストやったし疲れたき、帰って寝るわ☆ごめんよ!!」
    ………カナ、もしかして。

    2006-10-03 03:06:00
  • 215:

    みぁさ

    後部座席からカナを見ていると、何となくなく嫌な予感がした。
    恋する目…。好きな人を見る時の目をしてる。
    その先にいるのは、りゅうが…。
    もしかして、カナはりゅうがを好きになったの?

    2006-10-03 03:09:00
  • 216:

    名無しさん

    めちゃぉも∪ろぃゃん??今初めカラ全部読んだ∪ぃεε(ノ?>?)ノ?続きが気になるッッ??頑張れ??

    2006-10-03 03:11:00
  • 217:

    みぁさ

    その日は、しんちゃん達のところにカナを送って、りゅうがと二人で帰ることにした。
    「カナと何喋りよったが〜?」
    「んー。恋バナ!?自分からコクる方?とか、好きになるのどんな子?とか聞かれた☆」
    不安が大きくなった。
    その日から、カナと遊ぶことが多くなって、不安が確信に変わってきていた。

    2006-10-03 03:17:00
  • 218:

    みぁさ

    2006-10-03 03:22:00
  • 219:

    みぁさ

    もし、あたしの想像通り、カナがりゅうがを好きになっているのなら、あたしは身を引いた方がいいのかもしれない。
    りゅうがが、あたしを好きになることは無いはず…。
    一緒にいるのだって、生まれた頃からずっと一緒で、りゅうがにとってあたしは、家族みたいなものだから。
    表面上は、そこ抜けに明るいあたしだが、実は結構ネガティブで、その時期はかなり悩んでしまっていた。

    2006-10-03 03:28:00
  • 220:

    みぁさ

    あたしがりゅうが以外を好きになろう…。
    悩んだ結果、りゅうがとばかり一緒に居るのをやめて、他の人と遊んでみることにした。
    前から、ずっと映画に誘ってくれていたリキくんと一緒に映画を見に行くことに…。話しも合うし、一緒に居て楽しい。
    リキくんと一緒に居る時間が増え、比例してりゅうがとカナが一緒に居る時間が増えていった。
    「みぁちゃん、付き合ってください。」

    2006-10-03 03:36:00
  • 221:

    ????

    さッきもカキコ∪たょ?? まぢ続き気になるから頑張れるとこまで書ぃて?(?≧?≦)???

    2006-10-03 03:41:00
  • 222:

    みぁさ

    >>241MAチャン??昨日はごめん(´・ω・`)爆睡しちゃってました…↓今から更新しまぁす☆

    2006-10-04 02:54:00
  • 223:

    みぁさ

    リキクンと、二人で海に遊びに行った時だった。
    突然の告白……真剣な目のリキクン。
    リキクンは、顔もタイプで、優しくて、楽しくて……この人ならきっと幸せにしてくれるだろう。
    「………………ごめん」
    でも………あたしはりゅうがが好き。

    2006-10-04 02:59:00
  • 224:

    みぁさ

    「そっかぁ…まぁ、分かっちょったよ!みぁちゃんは、もうちょっと素直になった方がいいで?」
    リキクンは、優しく微笑みながら、あたしの頭をポンポンと軽く叩いた。
    リキクンは、本当に優しくて…その優しさが、何だか痛くて、涙が出てしまった。
    「おい〜!!泣くなちや〜。泣きたいのは俺ぞ〜??(笑)これからも友達やき!心配するなや☆」
    笑顔でそう言ってくれるリキクンに、あたしはただ頷くことしかできなかった。

    2006-10-04 03:10:00
  • 225:

    みぁさ

    その日、家に帰ってテレビを見ていると、久々にりゅうがが家に来た。
    最近、あたしはリキクン、りゅうがはカナと一緒に居ることが多くて、みんなで会うことはあっても二人で会うことはなかったのだ。
    「久々やん♪リキとどう?最近俺と全然遊んでくれんけど!」
    りゅうがが居る所にカナがいる。何だか二人を見ているのがつらくて、あたしはりゅうがから逃げていた。

    2006-10-04 03:16:00
  • 226:

    みぁさ

    「別にー?普通やけど?そっちこそカナと良い感じやないが?」
    そんな話しをしているとカナからメールが来た。りゅうがを放置して、メールを開く。

    一瞬頭が真っ白になったが、すぐに、やっぱり…って思いがわいてきた。カナはやっぱりりゅうがを好きなんだ…。
    綺麗な顔だけど、特別かっこいいわけじゃない…、面白いけど、うるさいくらいに喋るし、自己中な言わゆる俺様。カナもあたしも、どうしてこんなヤツに惚れてるんだろ?………友達がライバルに変わるくらいに。

    2006-10-04 03:28:00
  • 227:

    みぁさ


    テレビを真剣に見るりゅうがの隣で、カナにメールを送った。
    この場所は、誰にも渡したくない。この気持ちは、誰にも負けない…。
    その日は、りゅうがの腕枕で眠った。

    2006-10-04 03:35:00
  • 228:

    みぁさ

    今日は、あたしの親友リナも旦那と一緒に単車で来ると言うので、かなりウキウキ。
    カナや、しんちゃん、マサ、あっくんなどなどみんな集まるらしい。
    あたしとりゅうがは、支度をして単車で一度りゅうがのお兄ちゃんの家に行った。
    「おーみぁさ!久しぶり♪おかんから聞いたぞ☆お前ら付き合いゆうがやろ?」
    ニタニタするりゅうがのお兄ちゃん…その名は、しょうり。

    2006-10-04 04:05:00
  • 229:

    みぁさ

    「え〃っ!?みぁらぁ(達)付き合いやせんで!!」
    あたしは、しょう兄の勘違いをすぐに打ち消した。
    「嘘!?おかんが、みぁさとりゅうがは一緒に住みゆうし、結婚するがやないろうか?って喜びよったぞ!?」
    …………おばちゃん。勘違いしすぎやんか。
    困惑するあたしとしょう兄を見ながら、りゅうがは大笑いをしている。

    2006-10-04 04:11:00
  • 230:

    みぁさ

    「まぁ、おばちゃんに訂正しちょいて!てか、しょう兄も暴走行くろ!?みっこチャンは!?」
    みっこチャンは、しょう兄のお嫁さん。しょう兄は、19の時に16歳だったみっこチャンとつくっちゃった婚をしてもう結婚をしてもう5年になる。
    「みっこは、今年は下のチビが産まれたばっかりやし、実家に里帰りしちゅう☆今年は、シン後ろにのっけるわ♪」
    久々に会ったしょう兄と話しがとまらなくて、シンちゃんを迎えに行くのが少し遅れてしまったくらいだった。
    やっぱり一年で一番でかい暴走だけあって、かなり楽しかった。

    2006-10-04 04:22:00
  • 231:

    みぁさ

    りゅうがのケツに乗っているあたしに対する、カナの鋭い視線は、かなり突き刺さって来ていたけど…。
    あたしは、もう自分の気持ちに嘘を付きたくなかった。カナにとったら、自分の好きな男が、他の女と仲良くしてる姿を見て腹が立つし、つらいだろう…なんてことも分かってはいるつもりだった。
    でも、きっと分かりきれてなかった。…分かれるはずがなかった。

    2006-10-05 02:50:00
  • 232:

    みぁさ

    暴走を終えたあたしとりゅうがは、そのままりゅうがの実家に向かった。……と言っても、あたしのアパートと目と鼻の距離なのだが。
    「みぁさ〜あけましておめでとう!!りゅうがと仲良くやってくれゆうみたいで、おばちゃん安心しちゅうで♪そうそう!学校ちゃんと行きゆうかね!?あ〜なっちゃん(みぁのママ)元気!?」
    ……さすが、りゅうがのお母様。昔から変わらぬマシンガントークは健在で、喋るすきを与えない。
    「あけましておめでとうございます♪てか!!りゅうちゃんとは付き合ってないよ!!」
    おばちゃんは、明らかに落胆している。その後も、家に居る間中、付き合うことをかなりおすすめしてくれていた。

    2006-10-05 03:00:00
  • 233:

    みぁさ

    「付き合いたいのはやまやまですが、お宅のりゅうがくんが付き合ってくれません」
    …なんて、言ってしまいそうになる程おばちゃんの押しは強かった。
    でも、好きな人のお母さんにここまでおすすめされるのは、結構うれしいものである。
    「おかぁ!!みぁ困っちゅうやん!みぁ!部屋行くぞ!」
    ……いや!結構うれしいんですけど……なんて思いながら、りゅうがの部屋で一眠りすることにした。

    2006-10-05 03:07:00
  • 234:

    みぁさ

    起きると、もう外は真っ暗…時計を見て見ると、八時を少しまわっている。
    ……やばっ!!みんなで飲む約束しちゅうがやった!
    約束は、九時。あたしは急いで、りゅうがを起こす。
    「りゅうちゃ〜ん!!起きて??」
    「ん〜もうちょっと〜」

    2006-10-05 03:13:00
  • 235:

    みぁさ

    余程疲れていたのか、なかなか目を覚まそうとしない。
    スヤスヤ子供みたいに眠るりゅうが…。この寝顔が、あたしだけのものになったらな…。
    ………おおっと!!だめだめ!おこさなくては。
    あたしは、りゅうがの耳元で大きい声を出してやろうと思い顔を近付けた。
    …………チュッ。

    2006-10-05 03:19:00
  • 236:

    みぁさ

    一瞬のことで何が起こったのかわからなかった。
    りゅうがの腕に、抱きすくめられたあたしの唇に、りゅうがの唇が重なって…。
    抱きしめられた腕から…あたしをすっぽり包みこむ胸から…重なった唇から…りゅうがの温度が伝わって……。
    あたしの温度が上昇していく、このまま蒸発してなくなってしまうんじゃないの?って思えるくらい…何度も…何度もキスをした。

    2006-10-05 03:32:00
  • 237:

    みぁさ

    「ごめん」
    唇をはなした瞬間、りゅうがはあたしに誤ってきた。
    抱きしめられた温度を残したまま、りゅうがはあたしから離れる…………拒絶されたかのような沈黙。
    ごめんって何……?
    その一言が、喉につまって言葉にできない。

    2006-10-05 03:39:00
  • 238:

    名無しさん

    面白い★頑張って(´艸`)

    2006-10-05 22:20:00
  • 239:

    みぁさ

    >>259サン ありがとお(´∀`人)うれしいです☆涙がちょちょぎれるくらぃ(*´艸`)

    2006-10-05 23:54:00
  • 240:

    みぁさ

    抵抗も何もしなかったのに、あやまってきたりゅうがに困惑するあたし。
    「…みんな待ちゆうし、行くぞ。」
    沈黙を切り裂いたりゅうがの言葉にただ頷いて、りゅうがの後に着いて行く。
    りゅうがは、何を考えてるの?
    ……あたしは、りゅうがの何ですか?

    2006-10-05 23:59:00
  • 241:

    みぁさ

    あっくんの家での、早すぎる新年会も素直に楽しめない。
    「どおしたな!みぁさ!」
    低い野太い声が、頭の上の方からして、ビックリしながらそちらに振り向く。
    「つかッち!!つかッち!?久しぶり!!」
    あたしがつかッちと呼ぶ男は、どお見てめ危ない関係の方…とゆう風貌で年齢は、33歳……と言いたいところだがりゅうがとおない年の21歳、こう見えても二児のパパである。

    2006-10-06 00:08:00
  • 242:

    みぁさ

    「おお!久しぶりやにゃ〜♪」
    つかッちとは、大の仲良しだった。中学も違うし、年も違うつかッちとは最初に出会ったのは、あたしが中学1年の時で。マミコってゆう親友と、二人でいる時につかッちに声をかけられたのが出会い。
    マミコもあたしも、りゅうが達とヤンチャなことはしていたものの、つかッちを見た瞬間ヤバイ!!殺される…って思うほど怖かったことを覚えている。
    かなり名前が知られていて、目があっただけで殺される…とか、人を半殺しにするまでシバクのが趣味だ…とか、異常な噂を聞いていたことと、おっかなすぎる顔にビビってしまったのだ。
    しかし、喋ってみると、噂とは正反対…強引な部分もあるけど、すごく優しいし、相談なんか昔から真剣に聞いてくれたりする人だった。そんなつかッちとは、りゅうが達とつかッちが仲良くなったのもあってか、りゅうがの次に良く一緒にいた人物なのである。

    2006-10-06 00:56:00
  • 243:

    みぁさ

    やよいチャンは、つかッちの嫁はんである。
    「おお!円満やきにゃ♪みぁは男おらんがか?」
    ………せっかく、久々に会えたやぁん♪とかってテンション上がってたのに。つかっちのバカ……。
    「……………聞くなっ!」
    「ははっ♪りゅうがと付き合えや!(笑)」

    2006-10-06 01:11:00
  • 244:

    みぁさ

    つかっちは昔から、何かある度にこう言う。口癖のようなものだ。
    「………あはは。ないない!」
    昔のような反応ができない。特に今日は…。
    「何へこんじゅうがな(でんねん)!?」
    つかっちには、不思議と何でも言えてしまう。恋愛相談であたしが素直に深いところまで語れる人は、アユリか、マミコかつかっちくらいのものだろう。

    2006-10-06 01:23:00
  • 245:

    みぁさ

    「ふぅ〜ん。りゅうがは、元カノのことで病んじゅうらしいきにゃ(病んでるらしいからな)〜まぁ、良いことゆうちゃお☆頑張れ!!」
    つかっちに相談したのが間違いだった…いつも相談した後に思う。
    ってか、元カノ…。そう言えば、あたしがまだトモキと付き合ってる時に言ってたな。《大事な女》って…。

    2006-10-06 01:30:00
  • 246:

    みぁさ

    つかっち………頑張れ!!とか励ますんなら、元カノのこと言わないでくれ。ちょっとつかっちにやつあたり…。
    ……元カノかぁ。
    感傷にひたっていて、周りを全く見ていなかったあたし。
    気付くと、りゅうがの姿がない………カナの姿も。

    2006-10-06 02:10:00
  • 247:

    みぁさ

    カナが行動に出たのだろうな。
    何故か極めて冷静なあたし…。
    何十分か後に二人は戻ってきた。戻ってきてからのりゅうがは、何だかカナによそよそしいくて、すすめられるままにビールをカブのみしている。
    ………どうしたんやろ?

    2006-10-06 02:16:00
  • 248:

    みぁさ

    気になったけど、今日のことがあったから、何となくりゅうがの近くに行きずらい…。

    「帰る〜ぞ〜みぃいあ〜〜」
    宴会が終わる頃には、泥酔状態になったりゅうがを連れて、アパートに帰った。
    その日のりゅうがは、かなり泥酔していて家についてからも、ロレツが回らないながら喋っていた。

    2006-10-06 02:25:00
  • 249:

    みぁさ

    「女らぁー信用できん〜」
    いきなり、りゅうががそうつぶやきながら泣きだした。
    「りゅうちゃん?どうしたが??」
    「みぁ〜??どーせお前も俺すてる」
    「りゅうちゃん?みぁは、りゅうちゃんの側におりたいよ?」

    2006-10-06 02:30:00
  • 250:

    みぁさ

    いつもいつも明るいりゅうが…泣いている姿なんて初めて見る。
    「嘘や…俺こあい…グスっ…みぁが…離れて行くの…こわい……グスッ」
    子供のように泣くりゅうがを、あやすように頭をなでる。
    「みぁも、こわいよ?りゅうちゃんが離れていくの…。でも、みぁは、今、りゅうちゃんの隣におれて幸せで?りゅうちゃんが、好きやき(好きだから)」
    「俺も…グスッ…俺もみぁが好き…」

    2006-10-06 02:40:00
  • 251:

    みぁさ

    そう言って、りゅうがはあたしを痛いくらいに抱きしめた。
    片想いって思ってた。
    叶わない恋だって、逃げようとした。
    痛いくらいに愛しくて、これ以上傷付くのは嫌で…二人して逃げてたんだね?あたし達。
    恋愛ってね、傷付くものなんだよ?

    2006-10-06 02:46:00
  • 252:

    みぁさ

    でもね…、それ以上に幸せなものなの。
    だって、こんなにあなたが大切って思えるもん。
    きつく抱きしめる腕の中は、こんなにもあったかい。
    「………みぁ?俺の女になって?」

    2006-10-06 02:52:00
  • 253:

    みぁさ

    涙が出て声が出なくて、あたしは、何度も何度もうなずいた。
    「泣くなや!!バカみぁ〜??一生はなさんけど、かまん(いい)?」
    「うん」って一言が、うまく言えなくて…また、何度もうなずいた。
    その日は、朝になるまで二人で話した。
    りゅうがの腕の中で、幸せをかみしめながら…。

    2006-10-06 03:02:00
  • 254:

    みぁさ

    あたしは幸せすぎて忘れてしまっていた…この幸せの裏には、泣いている人間がいることを。

    その日から、あたし達は《同棲している友達》から、《同棲している恋人同士》になった。
    前と変わらない生活だった。変わったのは彼女と彼氏になったってこと。

    2006-10-06 03:23:00
  • 255:

    みぁさ

    「付き合いだしたらしいやん??」
    あたし達が、付き合いだして一ヶ月くらいした時に、またあっくんの家で飲むことになった。まっ先に、こう言ってきたのは、つかっちだった。
    「うん☆付き合いだしました♪」
    「まぁ、俺は分かっちょったけど?(笑)」
    つかっちは、今やから言うけど…なんてブッチャケトークをしてくれた。

    2006-10-06 03:31:00
  • 256:

    みぁさ

    実は、あたしと会うよりも先にりゅうがとつかっちは会っていたらしい。
    その時に、りゅうがは、好きな女がいるんだけど…っていう相談をしていたんだそうだ。
    「まぁ、俺ぐらいになったら、話し聞きよってみぁってすぐ分かったけどにゃ〜。」
    満足そうに、鼻息をフンフンするつかっち様。
    ……うれしいけど、何故りゅうがもあたしもつかっちに相談したんだろう…。なんて首をかしげていると、一番会いにくい人が部屋に入ってきた。

    2006-10-06 03:39:00
  • 257:

    みぁさ

    そう………カナだ。
    りゅうがと付き合い出した時に、一応メールで報告はしておいたが、この一ヶ月返事は返ってきていなかった。当然のことかもしれない、と思いあえてそれ以上連絡を取ることはしなかったのだ。
    「みぁ♪りゅうが君♪おめでと☆」
    一瞬誰に声をかけられたのかわからなかった。振り向くと、笑顔のカナ。
    よかった…。無視されるのを覚悟していたあたしは、心底ホッとした。

    2006-10-07 03:53:00
  • 258:

    みぁさ

    あたしが話しかけても、カナは前のように笑顔で話してくれる。
    わだかまりは消えたんだ…そう思っていた。
    数日後…、親友のマミコから電話がかかってきた。
    「みぁ!!あんた、サイトにボロクソ書かれちゅうで!!」
    電話に出た瞬間、マミコが叫んだ言葉の意味が飲みこめなかった。……サイト?何それ?

    2006-10-07 04:00:00
  • 259:

    名無しさん

    気になる☆あげ

    2006-10-08 01:50:00
  • 260:

    みぁさ

    >>281サン カキありぁーす´∀` 最近忙しい、&体調がぁまりよろしくないので…更新ポツポツになるかもですけど…よかったらみぁにお付き合い下さいませq(´▽`)p

    2006-10-09 01:25:00
  • 261:

    みぁさ

    携帯のサイトなんかに疎かったあたしには、何のことだかいまいちわからない。
    「とりあえず、サイト送るき見て!!」
    マミコは、電話を切るとすぐにメールを送ってきた。
    サイトに接続してみる。
    ………………はぁ?

    2006-10-09 01:29:00
  • 262:

    みぁさ





    …………何?これ。

    2006-10-09 01:38:00
  • 263:

    みぁさ

    いくつもの、あたしの悪口…。
    鳥肌がたった。誰かも分からない奴が、あたしを知っていて、ありもしないコトを書いてある…。
    反論をしてくれているものも何個もあった。

    2006-10-09 01:53:00
  • 264:

    みぁさ





    こんな、反論をしてくれていて、誰だか分からなかったけど、ありがたくて涙が出るほどうれしかった。

    2006-10-09 02:03:00
  • 265:

    みぁさ

    しかし、反論も無視で、中傷は続いている。


    …りゅうがを騙してる?整形?何それ。自分のことを書かれているのに、何だか赤の他人のことみたい…。

    2006-10-09 02:10:00
  • 266:

    みぁさ

    りゅうがを騙して付き合ってるわけでもないし、整形もしたことはない。
    なのに、何でこんなに書かれてるの?
    その日は、マイコ以外の子からもこのサイトのことで電話やメールが来て…皆、あたし以上に腹をたててくれていたし、とても心配をしてくれていた。
    あたしは、顔が見えない相手なだけに、腹立ちと、気味の悪さを感じた。
    ……誰なんだろ?

    2006-10-10 02:22:00
  • 267:

    みぁさ

    りゅうがにも友達から連絡が来たらしく、あたしよりもりゅうがが切れていた。
    「俺、何となく書き込みした奴分かった!!カナやと思う」
    りゅうがは、1月1日のことをあたしに話してくれた。
    カナとりゅうがが消えた時に、りゅうがはカナに告白をされたらしい。
    「そん時、好きな女が居るって言うたら、カナがみぁ?って聞いてきたき(きたから)、まぁな!って言うたらお前の悪口言いよった…」

    2006-10-10 02:29:00
  • 268:

    みぁさ

    …カナが?
    「えっ…何て?」
    「みぁは、男たらしや…とか、リキとエッチしちゅうとか…、カナの悪口を裏で言いゆうとか…」
    …………はぁ?何それ。
    カナは、そんな嘘をつく子じゃないって思ってたのに…。

    2006-10-10 02:34:00
  • 269:

    みぁさ

    信じたくはない…でも、りゅうががこんな嘘をつくわけない…。
    「本間なが?」
    サイトを見た時よりもショックで…、涙が目にたまって視界がぼやける。
    「………うん。みぁには言わん方がいいかなって黙っちょった。」
    だからとゆって、サイトの書き込みがカナだと決まったわけじゃない。サイトの掲示板には、誰でも匿名で書き込みをすることができてしまう。

    2006-10-12 04:29:00
  • 270:

    みぁさ

    だが、あたしのカナに対する不信感が消えたわけじゃない。
    友達だと思ってた…でも、カナにとってはそうではなかったんだろう。それがひどく悲しく、ひどく腹だたしかった。
    サイトの中傷は、カナとゆう証拠はないが、りゅうがにありもしないことを言ったのは事実だ。
    一度腹が立つと、口に出して相手に言わないとおさまらない性分のあたし。
    次の日、早速カナを呼びだした。

    2006-10-12 04:43:00
  • 271:

    みぁさ

    「何?」
    会ったとたん、やたらにふてこい態度のカナに、ぷっつんしてしまいそうになりそうだ。
    「カナに、聞きたいことあってよ。カナ、りゅうがに何言った?」
    カナは、だるそうに立って、あたしと目を合わせようとしない。
    「はぁ?何なが?言いたいこと言ったら?」

    2006-10-12 04:50:00
  • 272:

    みぁさ

    ………ぷつ。何だ、この態度。
    「いや、みぁが質問しゆうがやん(してるんやん)?カナの口から聞きたいし」
    今にも殴りかかってしまいそうな感情を押し殺し、カナに話しかける。一言あやまってくれさえすれば…あたしは許せるかもしれない。
    カナの気持ちも全く分からないわけじゃないから…
    「…チッ。ダルイ」

    2006-10-12 04:55:00
  • 273:

    みぁさ

    ━━━━ぷっちーん。
    「おんしゃー(お前)なめちゅうがか?あぁ゛!?ごらぁ!!」
    この年になって、舌を巻くなんて恥ずかしい……なんて思っていたけど、あまりのカナの態度の悪さに昔のあたしが顔を出す。
    「りゅうが君に聞いちゅうがやろ?何でワザワザカナに聞くわけ?バカ?」
    カナもあたしと張り合うくらいに気が強い。

    2006-10-12 05:04:00
  • 274:

    名無しさん

    女は恐いね(ラ?。∀゚)ワラ

    2006-10-12 15:41:00
  • 275:

    みぁさ

    >>298さん 間違いないですね(´▽`)p女同士のいざこざは大変醜いものです☆(笑)

    2006-10-13 05:31:00
  • 276:

    みぁさ

    バカ!?確かに、バカだけど!?アルファベット最後まで書けないけど!?
    ……こな女にだけは言われたくない!!
    「なめちゅうが(てるん)?何でありもせんコト言うたが?」
    「はぁ?あんたが嫌いやき!!終わり♪あは♪」
    ━━━パンッッツ!!

    2006-10-13 05:37:00
  • 277:

    みぁさ

    もう子供じゃないから、手はださないでいようって思ってた。
    でも、カナの人を小バカにした態度につい我慢しきれなかった。
    「……ッ。痛いわや!!」
    「やかましいわ!!あんたは、もし自分が陰であるコトないコト言われよっても平気なが!?」
    あたしは、ほとんど叫びながらカナに自分の気持ちをぶちつける。
    「…………みぁはいいやん!!りゅうが君がおるやん!!」

    2006-10-13 05:44:00
  • 278:

    みぁさ

    カナはおっきい目から涙をポロポロ流しながら、叫んできた。
    好きだったんだよね?
    好きで…好きで…どうしようもなかったんだよね…きっと。
    あたしは、カナの頭をゆっくり撫でた。
    「泣かれたら、みぁが悪者やんか〜。…ごめんよ。あたしも、りゅうががどうしようもないくらい好きながね。カナには渡せれんき。」

    2006-10-13 05:50:00
  • 279:

    みぁさ

    「………ッほんま、あんた…バカ。あやまるの…カナやん…ッごめん」
    カナは、泣きながら、あたしに誤ってくれた。強がりで、気が強いカナらしい誤り方。
    ほんま、そういうところ、あたし達よく似てる。
    泣きやんだカナは、サイトに書き込みをしたのも自分だと白状してきた。
    「あんたもアホや!!書き込みしたのばらさんかったら、一生わからんかったかもしれんに〜」

    2006-10-13 06:04:00
  • 280:

    みぁさ

    あたしが笑いながらそう言うと、
    「一時の自分の嫉妬で、みぁみたいに何でも言い合える子を失いたくないって思ったが!」
    なんて、苦笑いしながら可愛いことを言ってきた。
    人は、誰しも間違いを起こすことはある。
    その間違いに対して、どう責任をとるか…そして、同じ過ちを繰り返さないこと。それが大事だと思う。

    2006-10-13 06:10:00
  • 281:

    みぁさ

    カナとは、この一件から前以上に近い友達になれたのだった。
    ……これで、りゅうがとやっと安心してラブラブな日々がすごせるのね(*^_^*)

    ………なんて、思っていたが、悩みってのは本当に尽きないものだ。
    りゅうがと付き合いだして二ヶ月がたっていた。

    2006-10-13 06:14:00
  • 282:

    みぁさ

    皆、彼氏とは付き合ってどれくらいでエッチをしますか?
    付き合う前から一緒に住み、キスもすませているあたし達。
    ………今だに、キス以上の発展なし。

    2006-10-13 06:17:00
  • 283:

    みぁさ

    りゅうがが奥手なんて聞いたことがない。
    前に本人から「付き合って一週間以内にやる」って聞いたことがあるくらいだ。
    な・の・に!!付き合って二ヶ月…キスして…いちゃいちゃして…まではあるもののそれ以上の発展を見せない。
    女として、魅力がないのですか?

    2006-10-13 06:22:00
  • 284:

    みぁさ

    友達期間、19年…女とゆうよりも妹としてしか見られていないんじゃないだろうか?
    いや…でもあたし彼女なんだし…。
    くだらない悩みなのだが、あたしの中ではかなり重大な悩みだった。
    正直…好きな人と一緒の布団に寝て、キスして………そっから何もない…なんて、女ながらに何だか悶々してしまって…完璧な欲求不満におちいってしまっていたのだ。
    「エッチしよ♪」

    2006-10-13 06:29:00
  • 285:

    みぁさ

    なんて言えないし…。
    でも、好きな人に触れて欲しい、一つになりたいって思いはある。


    りゅうがは、そんなこと思わないの?

    2006-10-13 06:32:00
  • 286:

    みぁさ

    女って、とことん自分勝手な生き物だ。
    求められてばかりだと「体目的なんじゃないの?」と疑い、求められないと「愛されてないの?」と不安になる。
    こう言う時には、マイコに相談するに限る。
    マイコは、子供と一緒に家にまで来てくれた。
    三才になった勇心は、マイコにソックリでかなりの男前だ。

    2006-10-13 06:40:00
  • 287:

    みぁさ

    そんな勇心に癒されつつ、やっぱりマイコに相談。
    「マイコ。勇平くん(マイコのダァリン)と付き合ってどっぱあ(どのくらい)でやった?」

    ブ━━━ッッツ
    マイコは、口にふくんだミルクたっぷりのコーヒーを勢いよく吹き出した。

    2006-10-13 06:44:00
  • 288:

    名無しさん

    主さンなんかかわゆス(ノ∀`*)頑張ッて☆

    2006-10-14 01:17:00
  • 289:

    みぁさ

    >>312さん、あたしがカワユスとか………どっちかゆうとキモスですよん(´∀`人)(笑)ありがとぅ☆頑張りますq(´▽`)p

    2006-10-14 07:09:00
  • 290:

    みぁさ

    「ママばっちぃ!!ばっちぃ!!」
    勇心が、ちょこまか走りながら暴れている。
    「みぁどうした!?!?………勇平とは付き合って…確か一週間くらいでしたけど。何!?りゅうが君そんな早かったが!?」
    マイコは、吹き出したコーヒーを拭きながらも、少し照れている。…………このラブラブ夫婦め。
    「でね〜。みぁも、正直付き合った日とか、2週間以内やったがやけど………りゅうがとまだながってね。」

    2006-10-14 07:16:00
  • 291:

    みぁさ

    「……………え━━━━━━━━━ッッツ!!」
    いや…マイコさん、あなた驚きすぎですから!
    「マジで!?りゅうが君が!?つか、みぁとりゅうが君一緒に住みゆうろ!?」
    マイコも、中学こそ違うものの、昔からりゅうがのことを知っている。
    昔のりゅうがは、手が早い…と言うか、遊び人と言われている方で、二ヶ月も手を出さないなんて考えられない人だったのだ。

    2006-10-14 07:22:00
  • 292:

    みぁさ

    「一緒に住みゆうよ。やき(だから)悩んじゅうがよ!!女として魅力ないがかな!?」
    我ながら、ほとほとバカらしい悩みだと思う…しかし、今のあたしの頭の中は、さながら中学男子…どうすればエッチができるかでいっぱいなのだ。
    「あ〜ね〜。まぁ、友達期間長いしね〜。どうやろね……エロイ下着でせまってみるとかは!?」
    倦怠期の夫婦かよ!!とつっこみを入れそうになったものの…その日の夜には、実行してみることにした。………あたしって何て単純。
    名付けて“エロ下着でエロエロ気分に♪”作戦。

    2006-10-14 07:38:00
  • 293:

    みぁさ

    お風呂を出て、いつものジャージに身をつつまずに、ピンクの下着に、少し透けているベビードールに身をつつむ。
    「りゅ〜ちゃん♪」
    ドキドキしながら、部屋に入る。りゅうがは、あたしを見ると近付いてきた。
    …作戦成功!?
    初エッチなのね!?あたし達結ばれちゃうのね!?……ちょっと上め使いにりゅうがを見つめるあたし。心の準備はばっちりだ!!

    2006-10-14 07:44:00
  • 294:

    みぁさ

    「寒くないが?ほら!これ着て♪」
    …………へっ?
    「こんな薄着で風邪ひいたらどうするがなや〜!?みぁは体弱いがやき☆」
    せっせとジャージを着せるりゅうが。
    …………作戦失敗。

    2006-10-14 07:47:00
  • 295:

    名無しさん

    あげ

    2006-10-16 20:20:00
  • 296:

    みぁさ

    「マイコ…失敗やったって〜」
    次の日、早速マイコに電話で、昨日のことを伝えると、マイコは爆笑。
    「どんなボケ方よ!ほんまうけるわ!!…じゃぁ、ちょっとエッチ系なビデオかりて来て見るとかは!?」
    マイコさん、あんた完璧に楽しんでませんか?
    まぁ、その日ビデオかりてきましたけど………f^_^;

    2006-10-17 02:50:00
  • 297:

    みぁさ

    りゅうがが、仕事から帰って来てから一緒に見ることに…。
    暗くした部屋に、お香をたいて、お酒を飲みながらのビデオ鑑賞。
    ムードはばっちり。ちなみに、可愛い下着もばっちり着用。

    後はベットシーンを待つだけ…。

    2006-10-17 02:55:00
  • 298:

    みぁさ

    ドキドキしながら見ていると、ビデオは何だかエロイ雰囲気に…。
    ━━━━━━キター!!


    りゅうが?あたし達も………。と、りゅうがの方を向くと…

    2006-10-17 02:58:00
  • 299:

    みぁさ

    ━━━スースー
    寝てる…。
    りゅうがはとっくに夢の世界に入りこんでいた。
    ……そんなに、そんなにあたし魅力ないの?
    仕事で疲れているからしょうがないよね…。

    2006-10-17 03:03:00
  • 300:

    みぁさ

    次の日、しんちゃんとつかっち達と皆で居酒屋に行くことになった。
    あたしは、うっぷんを晴らすかのように飲みまくっていた。
    「おい!りゅうが〜みぁと毎日パコパコしゆう場合やないぞ〜♪」
    つかっちが、下品な話題をふってくる……一回もしてないから!!
    「まぁ♪毎日愛しあってますから〜♪にゃぁ(なぁ)!みぁ!」

    2006-10-17 03:09:00
  • 301:

    みぁさ

    そう言って、りゅうがはあたしの肩を抱き寄せてきた。
    ……毎日?まだ一回もしてないのに?
    なのに…皆の前では嘘つくんだ。平気でそんなこと言えるんだ。
    「あはは♪ほんま、りゅうが毎日求めてきすぎ〜♪」
    本当のことなんて言えるわけもなく、あたしは笑いながら冗談を言った。

    2006-10-17 03:14:00
  • 302:

    みぁさ

    あたしは、心が狭い。器がちっさいんだろう。
    つかっちの言葉に真剣に本当のことを返せるわけがないことくらい…あたしが一番よく分かってるはずなのに、酔ってるからかな?さっきのりゅうがの冗談は、心臓にちっさな棘がささったみたいにチクチク痛んだ。
    本当に女として愛してくれてるの?
    りゅうがのあたしへの愛…それって、妹に対する愛なんじゃないの?

    2006-10-17 03:22:00
  • 303:

    みぁさ

    家に帰った時には、あたしはかなり大酔いだった。
    「みぁ?大丈夫かぁ?着替えよか??ほら♪バンザイして?」
    まるで子供をあやすような喋り方に、何だか無償にイライラする。
    「やっ!!」
    あたしは、支えてくれているりゅうがを突き飛ばした。

    2006-10-17 03:40:00
  • 304:

    みぁさ

    「みぁ〜痛いわや〜。ほらっ♪着替えるの嫌やったらそのまま寝えや♪」
    また子供あつかい。
    「…………いや。」
    「はぁ…。どうしたいがかね〜わがままみぁチャンは!?」
    あたしは、無言で服を脱いで、りゅうがに抱きついた。

    2006-10-17 03:45:00
  • 305:

    みぁさ

    「………エッチして。」
    静かな部屋に、あたしの言葉はハッキリと響いた。
    沈黙が流れる……。
    「酔いすぎ!今日は寝なさい♪」
    りゅうがは、あたしの頭をポンポンと軽く叩いた。

    2006-10-17 03:49:00
  • 306:

    みぁさ

    こらえていた涙が溢れてくる。
    「みぁ…りゅうちゃんの何なが?本間に彼女?本間に好き?」
    聞きたくて…でも、聞くのが怖かった質問を、泣きながらりゅうがにぶつける。
    「彼女やし!本間に好きやし!」

    2006-10-17 03:53:00
  • 307:

    みぁさ

    「嘘や!みぁは、りゅうちゃんにとって女やないやん!」
    大粒の涙が、頬を流れていく。
    「女やし!大事な女やき!!」
    泣き続けるあたしを、ギュッと抱きしめるりゅうが…。
    「じゃあ何でエッチしてくれんがよ!!」

    2006-10-17 03:58:00
  • 308:

    名無しさん

    ぎゃ〜〜〜(゚д゚)気になるっ!!頑張ってねぇ♪

    2006-10-17 11:22:00
  • 309:

    名無しさん

    この話めッちャ好き(∩∀`?)??

    2006-10-17 13:56:00
  • 310:

    名無しさん

    今一気に読んだよ??続きめっちゃ気になる?早く書いてやぁ??

    2006-10-18 21:58:00
  • 311:

    名無しさん

    めた気になる??

    2006-10-19 17:28:00
  • 312:

    みぁさ

    >>332サン 長らくお待たせしました(*_*)ありがとう!!頑張ります☆
    >>333サン めっちゃ好きとかめっちゃうれしいわぁ♪ありがとう(●゚ω゚●)
    >>334サン ありがとう´∀`今から書きますね♪
    >>335サン お待たせしました*゚Д゚*

    2006-10-20 02:04:00
  • 313:

    みぁさ

    「お前、昔言いよったこと忘れちゅうが!?」
    …………へ?昔言ってたこと?何だそれ…。
    「昔、俺が一週間以内でやる!って言うた時に、みぁはそんなん嫌や!せめて三ヶ月越えてからじゃないと大事にしてもぉてないみたいや!!って言いよったやん…」
    あっ…そう言えば、そんな話しを中学の時に話したことがある。
    「……じゃあ、りゅうちゃんは三ヶ月我慢しようと思うてくれちょったが?」

    2006-10-20 02:11:00
  • 314:

    みぁさ

    何だか一気に酔いが冷めてきた。
    「うん…みぁのこと大事やし。」
    あたしの勘違いだったんだ。
    りゅうがは、昔あたしが言ったことをちゃんと覚えててくれて、あたしを大事にしてくれていたのに…勝手に落ち込んで、ひねくれて………。
    あまりの恥ずかしさに、りゅうがの顔が見れない。

    2006-10-20 02:15:00
  • 315:

    みぁさ

    「みぁ?ごめんよ?不安にさせよったのに気付かんかって…でも、本間にお前が大事やきにゃ?」
    りゅうがは、口が悪くて、お調子者で、馬鹿なことばっかり言ってて………
    でも…あたしを一番愛してくれてる男。
    「疑ってごめん……。みぁもりゅうちゃんが大事やき…。」
    そう言いながら、何度も何度もキスをした。

    2006-10-20 02:21:00
  • 316:

    みぁさ

    そして…。
    りゅうがに初めて見せる……いや、十何年ぶりに見せる産まれたままの姿。
    あたしの体は、昔と違って真っ白じゃない。背中に入った、龍やら自分で刺した刺青や、根性焼きのあと。
    「いやや…汚いき、見んといて!」
    今まで見られたこともあるのに、急に恥ずかしくなって布団にくるまった。

    2006-10-20 02:29:00
  • 317:

    みぁさ

    「隠すなや…これが全部あって、みぁながやき。綺麗やき…」
    りゅうがは、背中にキスをしながら、優しく…優しく…さわってくれる。
    りゅうがの背中にもある龍の刺青に、あたしもキスをする。
    …ねえ?りゅうが?

    2006-10-20 02:36:00
  • 318:

    みぁさ

    運命の赤い糸ってあると思う?

    あたしは、今、あると思ったよ?

    だって、あたしの糸は、あんたに繋がってるんだもん。

    2006-10-20 02:41:00
  • 319:

    みぁさ

    次の日、起きると、りゅうがはまだスヤスヤと眠っている。
    …昨日、結ばれちゃったんだよな〜。
    何て、一人でりゅうがの顔を見ながらニヤけてしまうあたし。ちょっと気持ち悪い。
    幸せだな…本当に、幸せ。

    2006-10-20 02:47:00
  • 320:

    みぁさ

    幸せと不幸は、平等にやってくるもの何だよね。

    ようするに、幸せばかりはそう続かないってこと。

    この時のあたしには、そんなこと思ってもみなかったけど。

    2006-10-20 02:51:00
  • 321:

    みぁさ

    初エッチも済ませて、ますますラブラブになったあたし達。
    りゅうがのママとパパにも報告をしに行って、家が近いこともあってかかなり仲良くしてもらっていた。
    ただ、あたしのママとはやっぱりなんとなく疎縁なまま…。
    16の時に、ママの彼氏のことで家出をしてから、いまいち素直になれないでいた。
    彼氏は、すごく優しくて真面目な人。どこにも憎むところなんてないし、嫌うところだってない。

    2006-10-20 03:03:00
  • 322:

    みぁさ

    そればかりか、専門学校のお金まで出してくれて……良い人だと思う。
    16の時のあたしは、ずっと自分だけのものだったママが、彼氏ができたことに対して嫉妬して、被害者ぶって困らせてばっかりだった。
    もうすぐ20歳になる今、自分が悪かったことも分かるし、二人には幸せになってほしいと思いつつ、何だか素直になれないでいた。
    「みぁ〜?お前の実家行こうや!おばちゃんにあいさつもしたいし!」

    2006-10-20 03:11:00
  • 323:

    名無しさん

    あげ(ー∀ー)

    2006-10-20 22:05:00
  • 324:

    名無しさん

    楽しみにしています?

    2006-10-21 00:37:00
  • 325:

    みぁさ

    >>348サン あげありがとぉ(>∀>349サン 楽しみにしてくれてありがとぉ(〃ω〃)すごく励みになります♪

    2006-10-21 00:59:00
  • 326:

    みぁさ

    「今度、今度って…いっつもそればっかやにゃ。」
    そう言うと、あたしの手を引っ張って無理矢理車に乗せた。
    「ちょ!!待って!!どこ行くが!?りゅうちゃん!?」
    あたしの叫びは無視して、りゅうがは車を進めた。
    行き先は………あたしの実家。

    2006-10-21 01:06:00
  • 327:

    みぁさ

    車ですぐそこの実家なのに、なんだかひどく懐かしい道…。
    16歳で家を出てからは、一度も帰っていない、あたしの家。
    「………降りる。降ろして!!」
    何でこんなことを言ってしまうのか分からない。今のあたしは、まるでだだをこねる子供…。
    りゅうがは、静かに道のはじに車をとめた。

    2006-10-21 01:14:00
  • 328:

    みぁさ

    「……分かった。降りたいなら降りや。けどにゃ、一言ゆうちょくわ。……素直になりや。」
    りゅうがは、あたしよりもずっと…ずっと大人だ。そして、何よりもあたしを分かってくれついる…あたしと言う人間を。
    あたしは、子供のままだ。
    「………わかった。行く。」

    2006-10-21 01:25:00
  • 329:

    みぁさ

    あたしの言葉を聞くと、車は静かに動き出した。
    大人になりたい

    ……大人になろう。
    車は、なつかしい家の前に止まった。ちっちゃいけど、あたしの本当のパパがたてた家。

    2006-10-21 01:34:00
  • 330:

    みぁさ

    呼び鈴を押すと、ママが出て来た。
    「おかえり。」
    突然帰ったのに、驚くこともなく、自然に迎えてくれた。
    「た…ただいま…」
    自分の家なのに、変に緊張してしまいどもってしまう。

    2006-10-21 02:16:00
  • 331:

    みぁさ

    「なっちゃん!久しぶり!俺もおじゃまします☆」
    りゅうがは、あたしのママのことを昔からなっちゃんと呼んでいて、すごく仲が良い。
    二人して、家の中に入ると、食卓には四人分の料理がすでに用意されていた。
    「あれ?ママ、誰か来るが?」
    不思議に思いながらママに聞くと、ママとりゅうがが何だか顔を会わせて少し笑った。

    2006-10-21 02:26:00
  • 332:

    みぁさ

    「あんたらぁ(達)の分よえ!まぁ座り!!」
    …………え??
    わけの分からないまま、料理の前に座らされた。
    目の前には、ママの彼氏が座っている。
    四年ぶりに見るママの彼氏は、何だかちっちゃくなっていた。でも、昔と変わらない笑顔で………顔をくしゃくしゃにした笑顔で、こう言ってくれたんだ。

    2006-10-21 02:37:00
  • 333:

    みぁさ



    「おかえり」

    そう言って、涙を流してくれた。

    2006-10-21 02:39:00
  • 334:

    みぁさ

    元気でよかったって…帰ってきてくれてありがとうって…、こんな自分勝手で家を出たあたしに、涙を流して言ってくれたんだよ?

    あたしは、何て子供だったんだろ?
    昔から言ってくれてたのにね?笑いかけていてくれてたじゃない…。
    「…ごっ……ごめんなさい……」

    2006-10-21 02:45:00
  • 335:

    みぁさ

    四年分の涙が流れて行く。
    気の強い、めったに泣かないママまで泣いている。
    「りゅうちゃんも居るし、料理冷めるし、ほら!泣くのやめー!!」
    ママは、自分の目を拭きながらビールを出してきた。
    りゅうがは、笑いながらあたしの頭をポンッと叩いた。

    2006-10-21 02:53:00
  • 336:

    みぁさ

    それから、四人でビールを片手にママの料理を食べながら色々話した。
    一番ビックリしたのは、四年前からずっとりゅうがはこの家に来ていたらしい。
    あたしが家出をしてから、ずっと…。
    「ママね、正直、みぁのこと諦めようって…捨てようって思った時もあったがよ?…でもね、じゅんちゃん(彼氏)と、りゅうちゃんに怒られた。みぁにとって、血が繋がっちゅう母親はお前だけやきって…待ってあげって…」
    …ごめん。ごめんなさい。皆、あたしのことをこんなに考えてくれていたのに…、あたしは自分のことしか考えてなくて。

    2006-10-21 03:49:00
  • 337:

    名無しさん

    めちゃいぃ??早く続き読みたい?頑張って下さいね?

    2006-10-21 03:50:00
  • 338:

    みぁさ

    「みぁね…ママが取られた気がしたが…。」
    あたしは、泣きながら自分の思っていたことを話しはじめた。
    「みぁが、三歳の時にパパ死んだやん?その時から、ママとみぁはずっと二人やったやん?ママに彼氏ができても、みぁが一番やった。ママの笑顔は全部、みぁのもんやと思うちょったがね?」
    ママも、じゅんちゃんも、りゅうがも、真剣にあたしの話しに耳をかたむけてくれている。

    2006-10-21 03:56:00
  • 339:

    みぁさ

    >>362サン ありがとう(´∀`人)もう少し書きますね☆

    2006-10-21 03:59:00
  • 340:

    みぁさ

    「けど、みぁが悪さばっかりしてママを困らせてばっかりの時に、じゅんちゃんが来て…みぁは、ママを泣かせてばっかりやのに、じゅんちゃんはママを笑顔にして。その時、みぁのママ取られたって思うてしまったが…。」
    ママもじゅんちゃんも泣いている…。
    「ママ?じゅんちゃん?本当にごめん…。みぁ、子供やった。今なら分かる…。じゅんちゃんが、どれだけママを支えてくれよったとか、ママを笑顔にしてくれよった(くれてた)とか……ありがとう。それから、りゅうが?みぁを素直にしてくれてありがとう。」
    りゅうがも嬉しそうに泣いていた。

    2006-10-21 04:07:00
  • 341:

    みぁさ

    人は、自分が気付かない所で大切に思われているものだと思うのね。
    ううん…それは、気付かないふりをしているだけなのかもしれない。
    あたしは、気付かないふりをしていたんだ。
    きっと、可哀想な自分ってのが居心地が良かったんだろうね。
    でもね、それって違うんだよね。今、気付いたよ。

    2006-10-21 04:13:00
  • 342:

    みぁさ

    大切にされる…誰かに必要とされる…それってね、可哀想な自分でいるよりもずっと居心地がいいんだよ?
    意地はって、可哀想な自分を守ることに必死になっちゃってたあたしだけど…素直になることで大切にされること…大切にするってことがやっと本当に分かった気がするんだ。

    りゅうがのおかげだよ。ありがとう。

    2006-10-21 04:20:00
  • 343:

    みぁさ

    この日を境に、あたしとママとじゅんちゃんは、空白だった四年間を埋めるように、時々ご飯を食べたり、出かけたりしていた。
    もちろんりゅうがも一緒だ。
    あたしとりゅうがが付き合いだして八ヶ月が経った、真夏。
    あたしも夏休み、りゅうがもママもじゅんちゃんも、お盆休みが取れたので、四人で旅行に行くことになった。
    提案者は、りゅうが。

    2006-10-21 04:26:00
  • 344:

    みぁさ

    「ボーナス入ったし、旅行行こうか!じゅんちゃんも、なっちゃんも温泉行きたいって言いよったし!」
    その一言で決まった旅行。旅費は全部りゅうがが出してくれた。
    じゅんちゃんは、涙ぐみながらりゅうがに感謝していて、その姿が可愛くて、ママと二人で笑ってしまった。
    初めてての四人での旅行。
    あたしとりゅうがが、墨が入っていることもあって、家族風呂があるところを予約した。

    2006-10-21 04:46:00
  • 345:

    みぁさ

    あたしとママは、宿につくとすぐに一緒にお風呂に入ることにした。
    「やぁ〜♪温泉やぁ♪ママ、何年ぶりやろね!?一緒にお風呂入るの♪」
    あたしは、かなりハイテンション。
    「……うん。そうやね……。」
    ……ママ?ママの目線は、あたしの刺青にいっている。

    2006-10-21 04:55:00
  • 346:

    みぁさ

    あたしが刺青を入れていることは知っていたママだったけど、ちゃんと見るのは初めてなのだ。
    背中の龍…胸の蓮…太股の鳳凰…。
    軽い気持ちで入れたわけじゃないけど、ママの顔を見ると何だか胸が痛んだ。
    「……ほんと、馬鹿娘!!でも、綺麗やか!!」
    「………ごめんなさい。」

    2006-10-21 05:05:00
  • 347:

    みぁさ

    何だか謝ってしまったあたしを、気づかってなのか、ママは舌をペロッと出しながらこう言った。
    「そんな綺麗やったらママも入れようかなぁ♪」
    おちゃめなママの言葉に笑いながら、二人で背中の洗いっこをしたり……幼い頃に戻ったみたいで、楽しくて…幸せで。
    少しずつ空白の四年間が埋まっていっていた。
    やっと取り戻せた家族だった…。

    2006-10-21 05:15:00
  • 348:

    名無しさん

    ほんまおもろい???
    いつも更新楽しみにしてます?

    2006-10-21 09:56:00
  • 349:

    名無しさん

    続き読みたい?

    2006-10-21 13:13:00
  • 350:

    みぁさ

    >>373サン 更新楽しみにしてくれてありがとぉ(´∀`)♪
    >>374サン ありがとぉ☆今から書きまする(>∀

    2006-10-22 02:35:00
  • 351:

    みぁさ

    着信は、じゅんちゃんから。
    時刻は、23時をまわっている…いつもなら、ママもじゅんちゃんも寝ている時刻のはず…。
    胸さわぎがした。
    「もしもし…?」
    「みぁさ!!!なっちゃんが!!なっちゃんが!!」

    2006-10-22 02:48:00
  • 352:

    みぁさ

    じゅんちゃんが動揺しているのが、電話ごしにすぐに分かった。
    「何!?落ち着いて…じゅんちゃん?ママがどうしたが?」
    パニックになるのを押さえながら、ゆっくりじゅんちゃんに質問する。隣に居るりゅうがも、心配そうにあたしを見つめている。
    「心臓が…息がなくて…救急車で…病院で…」
    じゅんちゃんは、動揺してうまく喋れていなかったけど、ママが運ばれた病院を聞いて電話を切った。

    2006-10-22 02:55:00
  • 353:

    みぁさ

    りゅうがに車を運転してもらいながら、体が震える…。
    「りゅうちゃん…?ママ…平気で…ね?」
    震えで、歯がカタカタ鳴る…。
    「……うん。」
    りゅうがは、あたしの手を強くにぎりしめてくれた。

    2006-10-22 03:00:00
  • 354:

    みぁさ

    そんなに遠くないはずの病院に、いつまで経ってもたどりつかないような気がして…。
    焦る気持ちばかりがつのって、何もできない自分に歯がゆさを感じた。
    祈るしかできない…。祈ることしか…それしかできなくて…。
    ……神様。
    「お願いだからママを助けて下さい」

    2006-10-22 03:05:00
  • 355:

    みぁさ

    神様は残酷だね。
    あたしへの罰ですか?
    自分勝手なあたしへの罰ですか?
    ならば、神様?罪を犯したのはあたしです。どうか……どうか……
    ━あたしに罰をお与え下さい━

    2006-10-22 03:09:00
  • 356:

    みぁさ

    病院につき、どうやってママのところに辿りついたのかは分からない…正確に言うと、覚えていない。
    「……娘さんですか?……残念ながら…お母さまは……」
    そんなことを言われたような気がする。
    …何言ってるんだこいつ。
    「ママ?みぁで!!何寝ゆうが?よっぱらっちゅうが??」

    2006-10-22 03:14:00
  • 357:

    みぁさ

    ママは動かない…。揺さぶっても、抱き上げようとしても、起きなくて…。



    「みぁを一人にせんといてやぁぁああ!!!お願いやから!!ママ起きてぇぇええ!!」

    2006-10-22 03:18:00
  • 358:

    みぁさ

    急性心不全…。
    ママは、パパと同じ病気で、いきなりあたしの前から居なくなった。
    何の前ぶれもなく…突然。
    それからは、ママのお通夜やお葬式の準備なんかで忙しくて…悲しみに浸る暇なんてなくて。

    2006-10-22 03:23:00
  • 359:

    みぁさ

    じゅんちゃんとママは、籍を入れてなく、あたしが喪主をつとめた。
    ママの血が繋がった家族はあたしだけで…当然あたしもママだけで…。
    ママの骨だけになった姿を見て…

    ━この世で独りぼっちになった気がした━

    2006-10-22 03:28:00
  • 360:

    みぁさ

    小柄なママの骨は、白くて…小さくて…。
    この間まで笑っていたじゃない?
    なんでこんな小さなつぼにおさまっちゃうの?
    抱き締めてよ…笑ってよ…みぁって呼んでよ。

    2006-10-22 03:31:00
  • 361:

    みぁさ

    パパが亡くなってから、二人で生きて来た。
    笑ったり、怒ったり、泣いたり…。そうやって二人で生きてきたよね?

    あたしはママの骨の前で泣き崩れた。

    2006-10-22 03:39:00
  • 362:

    みぁさ

    赤ちゃんみたいに泣いて…泣きわめいて…。
    そのまま、意識を失った。


    夢を見た。

    2006-10-22 04:29:00
  • 363:

    みぁさ

    パパとママが笑っていて…りゅうがも、じゅんちゃんも、マイコも、アユリも…他の皆もあたしの周りにいて…笑いかけてくれる。
    良かった…あたし一人じゃないんだ…。
    そう思って、あたしも笑顔になった瞬間に、皆がいなくなった。
    暗くて…広い空間の中には、あたし一人。叫んでも、泣いても、誰も居なくて…。
    ━一人は嫌だよ…怖いよ…寂しいよ…━

    2006-10-22 04:37:00
  • 364:

    みぁさ

    「……さ?……ぁさ?」
    誰かの声に、重いマブタを開けた。
    「大丈夫か?疲れちょったがやな?」
    目の前には、優しく語りかけてくれているりゅうがが居た。
    「りゅうちゃん!!みぁを一人にせんといて!!!」

    2006-10-22 04:42:00
  • 365:

    みぁさ

    りゅうがは目の前に居るのに、さっきの夢みたいにどっかに行ってしまうんじゃないかって思って…あたしは必死にりゅうがにしがみついた。
    りゅうがは、あたしの頭を撫でながら、抱き締めてくれる。
    「居るよ?みぁは一人じゃないよ?…一人じゃないき。つらかったな?でも…皆おるき…。それに、ママが泣いてばっかりやったら、赤ちゃんも悲しくなるで?」
    …………赤ちゃん?

    2006-10-22 04:51:00
  • 366:

    みぁさ

    「赤ちゃん…?」
    りゅうがの言葉が理解できないあたし。
    「俺と、みぁの赤ちゃん…この中におるがやと。」
    りゅうがは、あたしのお腹に手をあてた。
    ……そう言えば、生理が来ていない。

    2006-10-22 04:59:00
  • 367:

    みぁさ

    「嘘…?ほんまに?みぁ妊娠しちゅうが?」
    りゅうがは大きく頷いた。
    「なっちゃんが居らんなって、みぁが一番つらいと思う…。でも、みぁもなっちゃんみたいに強くならないかんな?……この子のために。」

    2006-10-22 05:05:00
  • 368:

    みぁさ

    ━2年後━みぁさ22歳現在。
    「りゅうちゃん!ナツミといちゃつきゆう場合やないで〜!!」
    菜津美…ママの名前の菜津江から名前を少しもらったよ?あたしとりゅうがの最愛の娘です。
    ママに似て笑顔が素敵な女の子だよ?
    そうそう。じゅんちゃんのこと、じいちゃんって呼ばせてもらってるんだ!

    2006-10-22 05:19:00
  • 369:

    みぁさ

    それからね、あたしすごく強くなったよ!

    それはりゅうがのおかげだと思うんだ。
    ママの子に産まれて良かったと思うの。
    りゅうがに、最愛の人に出会えたから。

    2006-10-22 05:25:00
  • 370:

    みぁさ

    ━りゅうがへ━
    りゅうちゃんとは、産まれた時から一緒やね。みぁは、あんたのうるさい声に励まされながら…笑わされながら生きて来たと思うよ!
    やき、これからもりゅうちゃんの隣で笑いよりたい。
    一年後も二年後も…これから先もずっとね。
    あんたを一番愛しちゅうき……。

    2006-10-22 05:33:00
  • 371:

    みぁさ

    ☆幼なじみ愛羅武勇☆



    ━━━━完━━━━

    2006-10-22 05:34:00
  • 372:

    みぁさ

    ☆皆様へ☆
    書きたいことがたくさんありすぎて、まとまりのない文章になってしまいましたが……これまで応援して下さった皆様本当にありがとうございます。
    みぁさは言いたいことや、伝えたいことが多すぎて、まとまりのない文章になってしまいましたが(∀ ̄;)
    最後に一言。
    「貴方は一人じゃないよ。」

    2006-10-22 05:43:00
  • 373:

    マリン

    感動しました!!
    陰ながらずっと見てましたよ☆ベビちゃんおめでとぉございます(*^_^*)
    これからもお幸せに…☆

    2006-10-22 14:08:00
  • 374:

    名無しさん

    めっちゃよかった??

    2006-10-22 18:49:00
  • 375:

    みぁさ

    >>401マリンちゃん ずっと見ていて下さったなんて感激です(´∀`人)ありがとぉございます♪また小説書くので良かったら見て下さいね(´∀`人)
    >>402サン ありがとうございますm(__)mみぁの下手っぴ文章でおもしろかったと喜んで頂けて……みぁは幸せものです(´∀`)

    2006-10-23 01:19:00
  • 376:

    みぁさ

    ☆一応お知らせ☆
    新しい小説を書きはじめました♪
    タイトルは「なっちゃんはね♪」です☆フィクションですが、ママの人生をモデルに書いて行きたいと思います☆お暇であれば、暇つぶし程度に覗いてやって下さいまし(´∀`人)
    ちなみに、今回は大阪弁で書いてみるつもりなので、間違った言い回しがあれば指摘して下されば嬉しいです(´∀`人)

    2006-10-23 02:44:00
  • 377:

    全部読んだあ〜♪
    めっちゃよかった?
    わしも旦那ほしなってきた(笑)

    2006-10-27 14:32:00
  • 378:

    名無しさん

    はぁぁぁ
    いい話やったぁ
    今はどうしてるんですか?

    2006-10-29 04:12:00
  • 379:

    名無しさん

    2006-11-03 12:47:00
  • 380:

    名無しさん

    2006-11-03 12:50:00
  • 381:

    名無しさん

    2006-11-03 13:39:00
  • 382:

    名無しさん

    2006-11-03 13:53:00
  • 383:

    名無しさん

    2006-11-03 14:09:00
  • 384:

    名無しさん

    2006-11-03 14:12:00
  • 385:

    名無しさん

    2006-11-03 14:28:00
  • 386:

    名無しさん

    む〜っちゃ良かった??お母さんとみぁさちゃんのやり取りに涙したわ???生まれてからずっと一緒に支え合っていきてきた人と一緒になれてみあさちゃんは幸せや?
    結婚したくなっちゃったわ???

    2006-11-05 00:14:00
  • 387:

    みぁさ

    携帯が完璧に壊れ…携帯の無い日々を過ごしておりました(PД≦q)お返事大変遅くなってすいません(´-ω-)
    皆さん書き込みありがとぉございました(*〃ェ〃*)すっっごくうれしぃです♪旦那とも仲良くやってますょ(艸*∀*嬉)

    2007-01-29 20:48:00
  • 388:

    名無しさん

    めっちゃよかった??うち何個も小説読んでたけど、こんだけ読み入った小説って初めて?辛いコトもあったと思うけど、読んでてすごい幸せな気持ちになリました???みぁさちあンがすごくかっこいい女に思えた????これからも末長く幸せに暮らしてくださいね(?uωu。)ノ??#・゚??

    2007-02-02 03:40:00
  • 389:

    みぁさ

    417サン☆下手クソな小説なのに、そんなに誉めていただぃて…本当にみぁさは幸せ者です(ノ∀*)かっこいぃだなんて…ただのぉ馬鹿ですょ(ノ>д

    2007-02-02 05:13:00
  • 390:

    名無しさん

    はぁ〜ええ話し?
    みぁちゃんゎ元気なんやろかぁ〜

    2007-05-01 00:24:00
  • 391:

    名無しさん

    これ好きやわ〜アゲ
    完結してるし、いい話し♪みぁさチャン元気なんかな?

    2008-01-27 03:15:00
  • 392:

    名無しさん

    めっちゃ良かったぁ

    2008-11-13 14:22:00
  • 393:

    名無しさん

    読んでみて?なかなかおもろい

    2009-01-21 09:31:00
  • 394:

    名無しさん

    これ好き〜

    2010-02-10 23:29:00
  • 395:

    名無しさん

    良かった(δ∀δ*)

    2010-02-22 11:37:00
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