小説掲示板?レモンティー?のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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?レモンティー?

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  • 1:

    ◆JnfMMe0Bsg

    『志乃チアァァ〜ン!』
    『おう。』
    『おあよッ♪好きッ♪そろそろ付き合え♪』
    『おう。また今度な。』
    お決まリのご挨拶で今日もまた1日が始まる。

    2006-09-07 00:52:00
  • 396:

    ◆onZQ.5tYv6

    『志乃。』リョウマがアタシを呼ぶ声と重なる様に、鳴るケータイ。〔着信:周助〕
    『もしもし。』
    ―バタンッ―…
    アタシはリョウマを無視して、事務所から出た。
    ――また、同じ。カナコのバーに行った時と。

    2006-10-07 01:10:00
  • 397:

    ◆iXh8IxtcLk

    追い掛けては来ない、誰も。

    また、同じ。

    ――また、"逃げた"のだ。アタシは。2人から―――。

    2006-10-07 01:13:00
  • 398:

    ◆iXh8IxtcLk

    『まだですか?』
    『ん。今上がってる。もう店の前。』
    『そうですか。』―ブチッ――ガチャッ―

    店の前で服を整え、店に入った。『おかえりなさい』『ウン。』指定席。周助の隣。頬杖をつき、伝票をパラパラとめくる。

    2006-10-07 01:17:00
  • 399:

    ◆iXh8IxtcLk

    『コレ、ありがと。』
    置かれたレモンティーを手に取る。すると、
    『アレ?インカム。』と、周助。―――忘れた。
    『何しに行ったんですか?笑』『ホンマそれ…。笑』
    ――笑ける。タクシーの時も同じ。何をそんなに焦っていたのか――。

    2006-10-07 01:20:00
  • 400:

    ◆iXh8IxtcLk

    何にそこまでビビッてるのか。そして――何でまだ、焦っているのか。

    その焦燥感を、落ち着かす様にレモンティーを一気に飲み干す。そのカンカンを見つめてたら、浮かんでくる顔――。

    ――ハル――。

    2006-10-07 01:24:00
  • 401:

    ◆iXh8IxtcLk

    時計に目をやる。*AM0:20*――アイツも仕事中かな?
    メールを送る。「仕事中?」―♪♪♪―速攻返事が来た。
    「今日休み(o・v・o)♪てか初めてメールくれたぁぁ♪感激ス-!!☆☆チゥチゥ(>3

    2006-10-07 01:36:00
  • 402:

    ◆iXh8IxtcLk

    「今日会える?」
    ―♪♪♪―すぐまた返事。「めっちゃゴメス(;_;)いつもの邪魔者タチと前々からの先約がある↓泣 やだ(;_;)んまゴメンょ↓チゥチゥ」

    ―パカッ―ケータイを閉じる。
    『先約…か。』"いつもの邪魔者タチ"――いつも連れタチか。皆で遊んでるんとか想像したら楽しそやなぁ。

    2006-10-07 01:46:00
  • 403:

    ◆iXh8IxtcLk

    『仕方ない…か。』――でも、会いたかった―…な。そんな事を考えてたら、ボールペンでほっぺたをツンツンされた。
    『…周助。アンタ最近また生意気さが増してきてナィ?』『何をゆうんですか。笑 まぁまた飯でも連れてってくれたら慕うんですケドね。』―周助、ニッコリ。
    しゃあないな。なんか今日は、帰りたくないし。どうせ周助に終了報告行ってもらうつもりやし――。

    2006-10-07 02:02:00
  • 404:

    ◆iXh8IxtcLk

    『行こか。何食いたいねん?笑』『…ありやす♪笑』

    *AM3:00*――営業終了後、何やかんやで遅くなりながらも、周助のリクエストで最近出来たらしいチョットこじゃれたレストランバーへ。

    『お疲れ様です。』

    2006-10-07 02:07:00
  • 405:

    ◆iXh8IxtcLk

    『おつー。』
    とりあえず、ビールで乾杯。なんか今日は飲んでしまいそうな予感。明日ミーティングやし、気をつけなくては。。そんな気を張り、適当に飯を食いながら周助と会話。するといきなり――
    『なんかありました?』と、周助。『何がよ?』
    グラタンをスプーンで口に入れながら、答える。

    2006-10-07 02:12:00
  • 406:

    ◆iXh8IxtcLk

    『麗が、志乃サンが怒ってインカム投げたって。笑』と、アタシのスーツをイスにかける周助。やっぱ几帳面やなぁ。
    『あぁ。笑』――それね。『それに。』周助はサラダを取りながら続ける。
    『さっきリョウマくんが「志乃は?」って聞いてきたから。』『そうなん。』
    『リョウマくんが聞くんって珍しいから。ね。』
    ――そうなんや。

    2006-10-07 02:18:00
  • 407:

    ◆iXh8IxtcLk

    薄赤い灯りの店内に、落ち着いた洋楽。綺麗な木製のテーブル。それがやたら似合う周助が、アタシの目の前にいる。リョウマと出会ってなかったら、出会う事もなかった奴だろうな。なんて考える。
    『それに、ボーイ達が噂してたん聞いちゃって。』
    『噂?』『ウン。なんか「志乃サン可哀想〜」とかなんとか。よくワカンナイですケド。』

    ――インカム、通ってたんやな…。やっぱり、あの女わざと。

    2006-10-07 02:25:00
  • 408:

    ◆iXh8IxtcLk

    店の従業員は、女も男も大体、アタシとリョウマが付き合ってるのを知っている。わざわざ言ってはナィが見てたらわかるハズ――。
    『そっか。』ビールを一気。『だから何かあったんかなって。てか、ペース早くないです?笑』と、アタシにメニューを差し出す周助。
    聞きたい?周助。聞いたらどんな顔すんねやろ?
    今日カナコにされた事――。

    2006-10-07 02:29:00
  • 409:

    ◆iXh8IxtcLk

    嫌な事、思い出す。
    『秘密。』『教えて下さいよ。笑』――飲みたくもなるんやって。

    『…てゆうか、アンタこそどおなんよ?』『何がです?』料理が一通りなくなった頃、案の定、少し酔いが周り始める。
    『麗の事やん。てゆか、ホンマのホンマにちゃんとした女おらんの?アンタ。』

    2006-10-07 02:35:00
  • 410:

    ◆iXh8IxtcLk

    『秘密です。笑』
    『うざッ!!何なんそれっ。笑』
    『志乃サンの真似。笑 てゆうか顔赤いですよ。酔ってます?』――ムム。。
    もう顔に出てるか。今日はホンマにヤバ気やなぁ。控えとこかなぁ。そう思い、メニューを閉じた瞬間
    ――カランカランッ――…入口の鐘の音に目をやった。

    2006-10-07 02:40:00
  • 411:

    ◆iXh8IxtcLk

    『――あ。』
    『え?』

    そこには、ハル。黒いシャツにコートを着て、バッチリ決めて。隣には、いつか彼らと戯れていた女の子。髪の毛巻き巻きのミニスカート。キャバ嬢風の。
    「邪魔者タチと前々からの先約」―――なるほどね。

    2006-10-07 02:49:00
  • 412:

    ◆iXh8IxtcLk

    ハルは、アタシに気付いたみたいで一瞬目を反らした。『あれって…』周助が口にする前にアタシはハルを呼んでやった。
    『ハ〜ルく〜ん♪』
    チョット気まずそうなハルと、「誰?」って顔の彼女。
    ――おもしろすぎる。
    アタシの意地悪心に火がついて。

    2006-10-07 02:53:00
  • 413:

    ◆iXh8IxtcLk

    こっちに歩いてくる2人。ハルの腕だけ引っ張って、耳打ち。
    『…何してんの〜?お姉さんとの約束断って。笑』
    『―……。』黙るハルに、『…誰?』と口を開く彼女に、
    『どうも〜。ハルくんの"お友達"で〜す。』とニッコリ笑う。
    その時、見えた。繋いでる手を、ハルが離したのを。

    2006-10-07 03:01:00
  • 414:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…こんばんは。』彼女は軽く会釈すると『行こ。』とハルの腕を引っ張り違う席へ歩いて行った。
    『フゥ〜…!周助、行こか、二軒目!』残りのビールを飲み干した。
    『…NOとは言えないみたいですね。笑』
    ――そうして、ハルと彼女を横目に、店を出た。
    ハルは心ナシか、下を向いていた気が、する。

    2006-10-07 03:06:00
  • 415:

    ◆iXh8IxtcLk

    二軒目は、アタシがたまに行くショットバー。
    『乾パ〜ィ♪』まだまだ、飲めそう。回るケド――。 『何なんですか、さっきのは。笑』そんなアタシに、子供をあやす様に笑いかける周助。カウンターに、頬杖をついて。『…別に?たまにはアタシだって意地悪する側に回ってもいいやん?笑』
    カウンターに肘をつき、グラスをクルクルしながら、アタシも周助を見て笑った。
    思いっ切り、笑ったってイイやん――?

    2006-10-07 03:14:00
  • 416:

    ◆iXh8IxtcLk

    『いつもいじめられてるから?笑』『…そう。』
    『リョウマくん、それに…カナコさんに?笑』
    『…そうや!』
    ――ウォッカを一気。コレは、やり過ぎ?てゆうかコレは――『ヤケ酒?笑』『まさか。』『ハル君が女といたんも気にいらないんでしょ??笑』
    嫌味な位、可愛く笑う周助が、憎たらしいケド、愛しく思うのは、アルコールのせい?

    2006-10-07 03:22:00
  • 417:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…まさか…。』
    『ホンマに大丈夫ですか?』ぐったりカウンターに倒れるアタシの背中を擦る周助の手、あったかい――。
    あったかすぎて、我を忘れてしまいたくなる。
    『…周助。アタシ、おかしい?』
    そう、小さく聞くアタシの頭を撫でながら、周助はまた笑った。

    2006-10-07 03:26:00
  • 418:

    ◆iXh8IxtcLk

    『少し…欲張りですね。笑…多分、不器用な分。』
    『…意味不明。』
    そう言って――。

    彼のこの言葉の意味がわかるのは、まだ、少し先の話――。

    2006-10-07 03:30:00
  • 419:

    ◆iXh8IxtcLk

    ――ハル?
    アタシ、ちょっとショックやったで?自己中な話やケド。アタシの事「好き好き」ゆってたアンタが、他の女と。
    可愛い女と、手、繋いだりして、正直、ちょっと、イヤ、だいぶ。腹ただしかった。アタシは、リョウマが好きで、一応彼女で、その事でアンタに色々してんのにな。

    ――この事?「欲張り」って。

    2006-10-07 03:38:00
  • 420:

    ◆iXh8IxtcLk

    なぁ周助――?



    ――――――――――――

    2006-10-07 03:56:00
  • 421:

    ◆iXh8IxtcLk

    ―♪♪♪―『ンッ…ぅ…。』

    PM4:00――いつもとは違うアラーム音に違和感を感じながら重い瞼を開いた。

    手探りにケータイを探す――。―ボスッ、バサッ、ドンッ―!『―…!?』

    2006-10-07 04:01:00
  • 422:

    ◆iXh8IxtcLk

    隣には、スヤスヤと寝息を立てる、素肌の見える――…
    『うっそでしょ…。』
    ―バサッ!慌てて自分の体を見る。セーフ…服着てる。
    『…ン…あ、…はよざいます。』隣で、ノソノソと起き上がる彼に恐る恐る聞いてみた。
    『…してないよな!?周助ッ…!』

    2006-10-07 04:08:00
  • 423:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…しました。バッチリ3回戦。笑』
    眠そうに、微笑む。上半身は、裸――…
    『…ッそぉ〜…』頭を抱えるアタシ。それを見て、更に笑って言った。
    『…嘘。笑 んなヘタ打ち僕がする訳ないでしょ。笑』『…焦らせんなよ…。』
    ――どうなってんの全く。

    2006-10-07 04:14:00
  • 424:

    ◆iXh8IxtcLk

    いったん落ち着いて見渡し、ココがアタシの"巣"である事を確認。
    『…何でおんの?アンタ。』 『失敬な。笑』周助の話によると、昨日、とゆうか朝方、あのバーで潰れたアタシをココまで運んだらしい。が…ずっとヤカラれて離してもらえなかった周助は――
    『しゃあなし居てたら、寝ちゃってました。笑』
    『……。』
    ―――マヂフィス?

    2006-10-07 04:21:00
  • 425:

    ◆iXh8IxtcLk

    とりあえず、コーヒーをご馳走。とりあえずすする。
    『…上の服は?』
    『…はぎとられました。笑』――襲おうとしたって事?アタシが?周助を?
    とりあえず――『ゴメス…』『ホンマに…ねぇ。笑』
    ありえないね、アタシ。苦い、コーヒー。

    2006-10-07 04:25:00
  • 426:

    ◆iXh8IxtcLk

    『風呂入ってく?』
    『イヤ…さすがに。笑 帰ります。』――ですよね。笑ベットから落ちてた周助のスーツを拾い上げ、手渡す。
    『…極秘で。お願い。笑』『もちろんです。笑 …じゃぁ、また後程。』
    ―バタンッ―…
    ありえない。事をやらかしたな――。。

    2006-10-07 04:29:00
  • 427:

    ◆iXh8IxtcLk

    『ハァ…。』
    自分のケータイを見つけ、開くと着信2件――。
    リョウマとハル。
    『ハァ〜…!』タメ息炸裂。。記憶が飛ぶ程、潰れたのは初めてだ。こんな事が、ホントにあるなんて。。
    『とりあえず…シャワー。。』アルコールは、魔薬だ。

    2006-10-07 04:33:00
  • 428:

    ◆iXh8IxtcLk

    こんな、ありえない事が起きても、アタシはいつもの日常に戻る。
    『ぅしッ。』新しいシャツを着て、スーツをはおって、香水をふって。マフラーを巻いて。鏡を見た。
    ――行ってきます。―バタンッ―…

    「戻れる」と、思っていた――。

    2006-10-07 04:38:00
  • 429:

    ◆iXh8IxtcLk

    390サン、カキコありがとうございます。コレカラもっとぐちゃぐちゃになってく予定なんで…笑 また読んでやって下さい。
    終わります。

    2006-10-07 05:05:00
  • 430:

    名無しさん

    しゅうちゃんとくっつけばいいのに〜?

    2006-10-07 05:44:00
  • 431:

    名無しさん

    うん、うちも何気にしゅうちゃん一番好き?ワラ

    2006-10-08 00:11:00
  • 432:

    名無しさん

    めっちぁおもろい?ヤバス 笑

    2006-10-09 04:17:00
  • 433:

    名無しさん

    周助萌え?ゎら

    2006-10-09 05:28:00
  • 434:

    名無しさん

    はよかけ

    2006-10-09 09:27:00
  • 435:

    名無しさん

    ↑早く続きが読みたぃならもっと素直になればいいのにね?

    2006-10-09 22:01:00
  • 436:

    てか皆マジで感想ここにかくのやめよ?感想スレあるんやし?

    2006-10-10 00:38:00
  • 437:

    名無しさん

    2006-10-10 06:22:00
  • 438:

    名無しさん

    2006-10-11 03:59:00
  • 439:

    ◆iXh8IxtcLk

    え〜と…感想ありがとうございます。出来たら、コレカラは感想スレの方に書いてくれたら嬉しいです。
    では続き書きます。

    2006-10-11 18:32:00
  • 440:

    ◆iXh8IxtcLk

    *PM7:00*――
    『はよございます。…ではではミーティング始めます。』店内のソファにズラーッと並ぶ従業員を前に、ミーティング開始。と、言っても別に特に話す事もなく――。
    『しんぼく会いつするん〜』などぼやく女の子数名。『ん。来週位しましょか』『志乃チャン毎週ソレゆうてるやん!笑』ドッと笑いが生まれる。よしよし、今日も何も変わりなし――。

    2006-10-11 18:39:00
  • 441:

    ◆iXh8IxtcLk

    ――が、そこに笑っていない娘が一人。
    『麗?どした?』彼女は顔を上げ真っ直ぐアタシを見た。
    『ちょっと…イイです?』
    『?』隣に居る周助と顔を見合わし、ミンナの視線が集まる中、ミーティングを終了。非常階段に麗を呼び出した――。
    『どうしたん?』

    2006-10-11 18:43:00
  • 442:

    ◆iXh8IxtcLk

    白いドレスを壁につけ、座り込む麗。彼女の次の一言にアタシはおったまげる。

    『私、周クンと寝ました。付き合ってます。コレって色なんですか?』

    ――イヤ、イヤイヤ――あの。。『…ですかと聞かれても…。』何でアタシに暴露する?とりあえず煙草を1本。落ち着こう――。

    2006-10-11 18:49:00
  • 443:

    ◆iXh8IxtcLk

    『私は本気で好きです。』――と、言われましても…『そお、なんや。』
    ソレしかいいようがないし。『志乃チャンは聞いてたんじゃないですか?』
    『イヤ、しらんよ。聞いてない。』――煙が昇る。沈黙――…
    『…志乃サンは代表とお付き合いされてるんですよね?』

    2006-10-11 18:55:00
  • 444:

    ◆iXh8IxtcLk

    『ウン…まぁ。』ポリポリと頭をかく。周助、助けて。笑『昨日、店に来てた女の人は誰なんですか?』
    ――質問責めか。
    『あの人は、系列で出来たバーの店長。』
    『そうですか…。』
    そしてまたしばしの沈黙の後、麗が口を開く。

    2006-10-11 19:00:00
  • 445:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…よくワカラナイんです。周クンが私の事ホンマに好きなんか。』
    ――うわぁ、ウザイ系。笑
    デッカイクリクリ目に、鼻筋の通った鼻に、栗色のセミロング。細くて折れそうな腕、足。"可愛い"。可愛いのに。
    『…志乃チャンから、周クンに聞いてくれません?』
    ――これじゃアカンわな。周助は…。。

    2006-10-11 19:06:00
  • 446:

    ◆iXh8IxtcLk

    『アタシが聞いたらバレるやん?麗がアタシに言うたって』 『バレてうざがられたら、そこまでやったって事です。』――なるほど。ね。
    『わかった。聞いとくわ。一応ウチも店内恋愛は禁止やから、他の子にはゆわんといてな。』
    立ち上がり、タバコを踏む。『スイマセン。ありがとうございます。』と微笑む麗。

    『――戻ろか。』

    2006-10-11 19:12:00
  • 447:

    名無しさん

    2006-10-11 20:26:00
  • 448:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…何て?』アタシの方を見ずに聞く周助。
    『おるから、また後で。』『了解。』
    スグ近くで待機してる麗。話は後だ。なんか、ダルィ事になりそうな予感。。
    ―♪♪♪―『ん?』ケータイを開く。《新着メール1件》
    大体予想はつく。

    2006-10-11 23:18:00
  • 449:

    ◆iXh8IxtcLk

    From:ハル
    「昨日ゎごめん。ってゆうのも何か変やけど俺、志乃チャンが好き。」

    『…フゥ。』ケータイを閉じる。――"好き"か。ハルはアタシとどうなりたいんやろうか。
    麗の「本気で好き」の「本気」は、アタシの「本気」とは真逆な気がする――。。ハルは――「本気」なのだろうか。

    2006-10-11 23:25:00
  • 450:

    ◆iXh8IxtcLk

    ――何が何だか。ワカラナイ。

    『…志乃サンって酔ったら結構激しいんですね。笑』
    『あッ?笑』急に届いた彼の声にビックリして、待機場を見渡した。
    『大丈夫。接客中です。』周助の言葉通り、奥の席で接客する麗の姿を確認する。

    2006-10-11 23:31:00
  • 451:

    ◆iXh8IxtcLk

    『そんな激しくはナィはず。笑』安心して、彼を見ると、楽しそうな顔で言う。
    『…脱がされるとは思わんかったなぁ。笑』
    ――コレだ。この顔。この顔が少しだけリョウマに似てる。『アタシもヤッてないとは思わんかったわ。笑』
    『あそこまで泥酔いじゃ色気もクソもないですよ。笑』『黙れ。笑 酔ってなくてもアンタはアタシには手出さんやろが。』『…ですね。笑』――何て真面目な奴。

    2006-10-11 23:39:00
  • 452:

    ◆iXh8IxtcLk

    『男の癖に変な奴。笑』
    『僕は理性ありますよ。笑酔ってても何しても。』―――やろうなぁ。
    素晴らしい奴。周助の体内のコンピューターは、四六時中、狂う事はなさそうだ。ある意味、羨ましいな。
    アタシは、"リョウマ"と言うウイルスにだけは、糸も簡単に惑わされてしまう。いつも――。
    そしてソレにも、限界は近づいていた。

    2006-10-11 23:46:00
  • 453:

    ◆iXh8IxtcLk

    *PM2:30*――
    『行ってくる。待ってて』リョウマからの呼び出し。『大丈夫ですか?』日報を受け取る際の、周助の一言がヤケにあたたかく感じた。『大丈夫。』一言答えて、事務所への向かう。
    「麗の事で周助と話すから彼を待たしている。」
    たまたまこじつけれた"理由"を頭の中で復唱し、ドアを開けた。―ガチャッ―
    ――今日はしたくない。

    2006-10-11 23:53:00
  • 454:

    ◆iXh8IxtcLk

    『お疲れ。』珍しく、優しく微笑む様なリョウマの笑顔。――…"ダメだ。"
    見たいケド、見たくない。『…お疲れ様です。』
    ――カツカツと歩き、渡すモノを机に一気に置く。―バサッ―そして予習通り――。
    『…麗の事で、周助と話があるので、失礼します。』―よし、オッケ。コレでいい。帰れ、早く。歩け――。。すぐ様ココから出ようとした。が――、

    2006-10-12 00:00:00
  • 455:

    ◆iXh8IxtcLk

    『――…ッ。』後ろからブラ線を掴まれ、立ち止まった。『…やめて。』『んなちょっと待って?』――ズルイその言葉に仕方なく彼の方を振り返る。ダメなのに。『何をそんな急いでんの?』―…この、笑顔を見てしまったら。ダメだとわかっているのに。
    ――コンピューターは既に崩壊寸前。周助のと交換したい。絶対に狂うコトのない、"確実"なモノ。惑わされないモノ。周助は、"ソレ"を持っているんだろうか――。

    2006-10-12 00:17:00
  • 456:

    ◆iXh8IxtcLk

    『周助、待ってるんで。』『ふぅん。』椅子に座り、ボールペンをクルクル回しながら、不服そうな顔を見せるリョウマ。この顔も好きだ。『お前昨日も周助とどっか行ってたんやろ?』
    『…ご飯行ってました。』『その後は?』『帰り―…』『飲んでたってアイツゆうてたケド?』
    重なる様にリョウマの台詞。――あのバカ。どこまで言ったか言えって…。
    『志乃?』その声に顔を上げると、立ち上がり、伸びてくるリョウマの手は、アタシの顎を捕えて、こう言った。

    2006-10-12 00:31:00
  • 457:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…した?周助と。』

    ―ドクンッ―…!その言葉に、一瞬心臓が固まった気がした。
    『…何を、言ってるんですか。する訳ないでしょ?』――すると離れて行く顎にあった感触。ソレと同時に
    『冗談やん。おいで?志乃…。』と、催眠術の様な、彼の柔らかい声に黙ってしまい、手を引かれる。

    2006-10-12 00:41:00
  • 458:

    ◆iXh8IxtcLk

    ―ガタッ―…『アッ…』
    机の上に座らされ、その前に立つ彼。アタシの太股の横につく両手は、"追い詰められる"感覚を生み出す。『――…ンッ…』―チュッ―…優しいキス。―チュッ―『…ッ』ほんの少し唇を離しては、重なりの繰り返し。次第に両手は彼の手に覆われる。あったかい――。
    やがてその唇が離れた瞬間、口にした彼の言葉に、我に返る――。
    『…志乃の胸、ヤバィ位気持ちいいって。』――――。服の上から、胸をまさぐる。リョウマの手の平に。

    2006-10-12 00:56:00
  • 459:

    ◆iXh8IxtcLk

    『やめ―…アッ…!』―ギュッッ―『…どっち?カナコに触られた方。』
    アタシにとって、コレ以上ない卑猥な言葉を囁きながら左胸を回す様にユックリと揉んだ後、『こっちやったっけ?』と、右胸を痛い位に揉み込んだ。―ギュゥッ―!
    『ぃッ…たぃッ…!』その時の、彼の楽しそうな表情と言ったら、もう皮肉な位―アタシの悲痛な声さえ、
    『大丈夫?笑』と笑みを溢して楽しんだ。ありえなくない――?愛しい彼の手。でも、憎い。
    どうしたらいい――…

    2006-10-12 01:12:00
  • 460:

    ◆iXh8IxtcLk

    『志〜乃?顔見せて?』
    『――…ッ。』

    ――その手で、カナコを、あの人を触るん?抱いてるん?それであの人は、昨日アタシを触ったあの手でリョウマに触れてるん?好き勝手に。
    ――リョウマはアタシにまだ望むの?こんな、おもしろくない、アタシにとって最も不愉快な"アソビ"を――。。

    2006-10-12 01:29:00
  • 461:

    名無しさん

    しおり

    2006-10-15 09:28:00
  • 462:

    名無しさん

    2006-10-15 12:42:00
  • 463:

    名無しさん

    書けや

    2006-10-15 20:37:00
  • 464:

    名無しさん

    ↑何様やねんきもちわるい

    2006-10-15 23:54:00
  • 465:

    名無しさん

    はよ書けや

    2006-10-16 01:07:00
  • 466:

    名無しさん

    あげ

    2006-10-16 15:42:00
  • 467:

    名無しさん

    はよ書けや

    2006-10-16 17:20:00
  • 468:

    名無しさん

    はよ書けや

    2006-10-16 18:57:00
  • 469:

    名無しさん

    はよ書けってボゲェ

    2006-10-16 20:51:00
  • 470:

    名無しさん

    ↑この小説好きなら好きって言えばぃぃのにぃ??

    2006-10-16 21:04:00
  • 471:

    名無しさん

    あほ

    2006-10-16 21:17:00
  • 472:

    名無しさん

    ほたる?

    2006-10-16 21:22:00
  • 473:

    名無しさん

    ルビー?

    主サン頑張って(ハ・3・)?

    2006-10-17 10:35:00
  • 474:

    ◆iXh8IxtcLk

    遅くなってすいません。
    書きます。

    2006-10-18 13:13:00
  • 475:

    ◆iXh8IxtcLk

    『…――めて!』
    ―バサッ―…リョウマの手を思い切り振り払ったと同時に、机の上に重ねてあった資料やノートが無造作に床に散らばった。―カサ―…
    ユックリと、それを彼が拾い上げる。『……。』
    気まずい。。『何で怒んの?』そのリョウマの問掛けに、アタシは何も答えるコトが出来ず、下を向いた。ちょうど、その時――
    ―コンコンッ―…

    2006-10-18 13:19:00
  • 476:

    ◆iXh8IxtcLk

    ドア腰しから、奴の声――『僕です。ちょっと発注のコトでいいですか?』
    ―――『……待って。』リョウマがそう一言掛けると同時にドアへ早歩きした。『志乃。』『今日はなんか嫌…。』それだけ答えて、ドアを開けた。―ガチャッ―
    『ナイス。下で待ってるわ。笑』そう小声で伝え、ドアの前に立つ彼、周助とすれ違いに歩いた。

    2006-10-18 13:26:00
  • 477:

    ◆iXh8IxtcLk

    ―カンカンカンッ―…

    『ハァ…。』階段を下りたところでしゃがみ込み、タバコに火をつけた。周助が来なかったらどうなってただろう。また流されてたんかな――。漠然と広がる何か。アタシはどうしたいんだろう?リョウマを楽しませたい?独り占めしたい?
    ――違う。かと言って、楽しく、デートして、トカでもない。
    とりあえず、何にしろあのルール違反は許せない。

    2006-10-18 13:31:00
  • 478:

    ◆iXh8IxtcLk

    カナコに対しての劣等感。それがアタシの意地になり、小さなプライドさえ傷つられて、動けなくなる。

    ――嫌いなモノに"負けを認める"のは、こんなに悔しいコトなのか。

    『ヤンキーがいてる。笑』

    2006-10-18 13:35:00
  • 479:

    ◆iXh8IxtcLk

    『おう。お帰り。』
    振り返ると、階段の上に周助。カンカンと下りてくる。
    『座り込むんやめましょうよ。笑 汚ギャルですよ。』『久しぶりに聞いたわ。笑てか、ナイスやわ。アンタ。』
    アタシも立ち上がり、ビルを出て繁華街を歩く。
    『喧嘩してたんですか?』『ん〜、喧嘩じゃナイケド。まぁちょうど良かってん。』『何すか、ソレ。笑』2人少し笑いながら、肌寒い街を歩き、いつものラーメン屋に向かう。

    2006-10-18 13:42:00
  • 480:

    ◆iXh8IxtcLk

    『はいおまち-。味噌ラーメンと餃子セットね。』

    とりあえず、食う。この時間は唯一アタシがお腹を鳴らす時間。ソレを見てる周助。『相変わらずいい食いっぷりですねぇ。笑』
    『アンタが小食やねんて。てかアタシもこの時間しか食べへんし。』『1日一食?』『ウン。』『どうりでそんな細い訳や。笑 何キロ?笑』『レディに失礼やろが。笑』何気なくこう会話しつつ思う。周助とおる時、アタシ一番喋るカモ。

    2006-10-18 13:50:00
  • 481:

    ◆iXh8IxtcLk

    何か、喋りやすいんよな。すごく、自然に口が動く。とゆうより周助がそういう相手に話させる"オーラ"を持ってる気がする。
    『で、麗はなんて?』
    『え?あぁ。そうそう。笑 「私は真剣なんですケド周クンは色ですか?」って。笑』――本題に入り、周助苦笑い。『志乃サンなんて答えたんです?』『「アタシに聞かれても」。』
    答えると、次はいつもの様に微笑む様な顔で笑う。
    『志乃サンっぽいです。笑』『そう?てかソレをアタシからアンタに聞けって。どうなん?笑』その表情につられ、アタシも自然と笑顔になる。

    2006-10-18 14:01:00
  • 482:

    ◆iXh8IxtcLk

    『好きですよ。』
    『本気?』『半分位。笑』『何やねんなソレ。笑』周助の言葉にまた笑ける。半分位ってどん位やねん。笑
    『だから、こん位。』そう言うと餃子の皿から半分餃子を自分の皿に移した。
    『わっからん奴やな。笑 前は色やゆうてたやん?』『自分でも良くわからないんですよね。笑 "好き"ってどんなんです?』餃子を口に入れながら聞いてくる周助。そんなん、アタシにだってワカラヘン。

    2006-10-18 14:08:00
  • 483:

    ◆iXh8IxtcLk

    『アレやろ?"ジェラシーこそ情熱的な愛"やっけ?笑』
    『言いましたね、僕。笑』アタシが痛感した、いつかの周助の言葉。って事は――『感じる事あんねやろ?ジェラシー。笑』周助は頬杖をつきながらマジマジと答える。『…まぁ、ね。笑 でも実際、そのジェラシーが愛情かはワカラナイでしょ?笑』――んん?ソレもそうか?そうか。だってアタシ、周助に慣れ慣れしいカナコにしても、昨日のハルの隣にいた見ず知らずの女にしても、感じるモンなぁ。"ジェラシー"。
    『ウン、ワカラン。』ラーメンをすすりながら、いつになく深い会話に、頭を悩ませた。
    「好きとは何か」――。うぅん…ムツカシィ。。

    2006-10-18 14:21:00
  • 484:

    名無しさん

    2006-10-19 18:17:00
  • 485:

    名無しさん

    頑張って下さいね?

    2006-10-21 14:20:00
  • 486:

    名無しさん

    2006-10-21 15:00:00
  • 487:

    名無しさん

    500?

    2006-10-21 23:37:00
  • 488:

    名無しさん

    はよ書けや

    2006-10-22 05:20:00
  • 489:

    名無しさん

    2006-10-22 09:15:00
  • 490:

    名無しさん

    続き楽しみ?あげ

    2006-10-22 19:24:00
  • 491:

    名無しさん

    お前放置しすぎじゃ。荒らすぞ

    2006-10-23 05:57:00
  • 492:

    名無しさん

    書いて???

    2006-10-23 20:32:00
  • 493:

    名無しさん

    >>501>>504

    性格悪すぎやろ?
    引くわ??

    こんな奴の知り合いには
    なりたくないな……

    普通に
    待ってますトカ言われへんの?

    2006-10-24 00:00:00
  • 494:

    名無しさん

    2006-10-24 00:49:00
  • 495:

    名無しさん

    あ〜カナコむかつくっ?(≧д≦)

    2006-10-24 03:09:00
  • 496:

    名無しさん

    >>506言われへん。はよ書けこのデブスが

    2006-10-24 13:26:00
  • 497:

    頭大丈夫??ストレスたまってんの?続き楽しみなんやろ?そういう言い方やめたげて。

    2006-10-24 21:35:00
  • 498:

    名無しさん

    あらせ

    2006-10-24 23:15:00
  • 499:

    ↑↑

    そんなんゆうから書いてくれへんねん??

    2006-10-24 23:57:00
  • 500:

    名無しさん

    アゲアゲーン?

    2006-10-25 00:26:00
  • 501:

    名無しさん

    続き楽しみにしてます??

    2006-10-25 03:39:00
  • 502:

    名無しさん

    じらされてよろこんどるがな
    このドMが・・・

    2006-10-25 16:31:00
  • 503:

    名無しさん

    私も楽しみにしてます?

    2006-10-26 15:47:00
  • 504:

    ◆iXh8IxtcLk

    遅くなってスイマセン。応援してくれてる方、ありがとうございます。

    2006-10-26 21:33:00
  • 505:

    ◆iXh8IxtcLk

    そんな深い話に入ろうとした、ちょうどその時。
    『いらっしゃあい。』
    『あッ。』『あ。』―ガラッと開いた入口に、派手頭が4匹。
    『志乃チャン!!』『よ。色男。』――話は途切れた。。『ちょッ!いっすか!』
    ズカズカとアタシと周助に割って入ってきたのは、まさに昨日アタシに"ジェラシー"を感じさせた男。「ハルくん」

    2006-10-26 21:46:00
  • 506:

    ◆iXh8IxtcLk

    『あ!ハルッす。ちわっす』『あぁ、こんばんわ。笑』礼儀正しく周助に頭を下げるハル。何なんやコイツは!『…アンタ、戻りや。友達サンとこ。』そういうアタシに、『あッ、いっすよ!僕らはいらないんで。お前ずっとそこおれボケ!笑』と、ケラケラこちらを見て笑う派手頭ボーイ達。
    『いらないって。笑』ニヤける周助。どうやらコイツはハルが好きみたいだな。

    2006-10-26 21:52:00
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