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1:
愛 ◆YLdWB0/d2s
あんたの事【親友】やと思ってたよ。
それは、私だけなんかな??違うよな・・・
大事な大事な愛の親友やで。あの時まではー。2006-04-04 23:46:00 -
11:
愛 ◆YLdWB0/d2s
お互いを励まし椅子に座った。
部活内容は行事でみんなの写真を撮り、掲示板に貼ったり卒業アルバムに載せる為にたくさん写真を保存したりするとの事だった。
基本的に行事が多かった学校だったからそんなに暇ではなかった。
次の行事は文化発表会だ。クラスで練習している所を撮影したり、ピアノ演奏者、指揮者、などなど私が興味を示す人を撮影していた。2006-04-05 00:45:00 -
12:
愛 ◆YLdWB0/d2s
そんな中で、部活が楽しかった。
私の父は厳しくもなく、口うるさくもなく、転校先で楽しく生活している私を見て安心していた。
私は父の母方の家で家族仲良く暮らしていた。母親はいないし、決して裕福な生活ではないが幸せだった。おばあちゃんも孫の私を凄く可愛がってくれていた。2006-04-05 01:15:00 -
13:
愛 ◆YLdWB0/d2s
毎日行く部活が楽しくて仕方がなく、学校が終わっても友達と遊ぶ事もなくなった。
部活では杏里がいて杏里と過ごす時間が多くなっていった。
杏里は私の事を『仲のいい友達ができてよかった☆私から絶対離れんといてな』とよく言っていた。私も杏里のその言葉が凄く嬉しく思い、また私も杏里を1番の友達と思うようになった。2006-04-05 01:19:00 -
14:
愛 ◆YLdWB0/d2s
中2になり、杏里と同じクラスになれた。2人共、嬉しくて抱き合ったのを覚えている。
中1の子が入学してきたから早速勧誘しようとの事で中2初日に部室で宣伝チラシを作っていた。
杏里は、私の事を『愛ちゃん』から『愛』と呼ぶようになり、私も『杏里ちゃん』から『杏里』と呼ぶようになった。
杏里は私と同じクラスになれた事が凄い嬉しかったらしくその日1日はしゃいでいた。私と杏里の他に美季も同じクラスだった。中1の時は杏里と私は違うクラスだったから美季と私はほとんど一緒にいた。だから中2になった時も美季と同じクラスになれて嬉しく感じていた。2006-04-05 01:24:00 -
15:
愛 ◆YLdWB0/d2s
でも、そんな嬉しさを感じていたのは美季と私だけだった。杏里は・・・違うかった。
杏里『愛・・・??私から絶対離れんといてな・・・??美季チャンとあんまリ仲良くせんといてやぁ。』
私『え・・・??何で??美季チャンはめっちゃいい子やで♪杏里、小学校一緒やったんやろ??みんな仲良くしたらいいやん♪』
杏里『嫌。無理。絶対無理。何がなんでも無理やわ』一瞬杏里の顔つきが変わった。いつもニコニコしているのに、急に暗くなったとゆぅか・・・何とゆぅか・・・。何も言う事ができなかった。2006-04-05 01:28:00 -
16:
愛 ◆YLdWB0/d2s
沈黙が流れていた。嫌な空気だ。この中から早く抜け出したいー。そんな空気を破ったのは杏里だった。
杏里『なんせ、仲良くせんといて!!特に杏里の前では!!喋るなとは言わんから』私『・・・・・・・・・。』
杏里『わかった??』
コクンー。と私は頷いた。その時の私は杏里が恐かった。何て表現したらいいかわからないけど、私はきっとあの時の杏里とあの空気に圧倒されたんやと思う。2006-04-05 01:31:00 -
17:
愛 ◆YLdWB0/d2s
杏里・・・あの時私が杏里の事もっと見てたらよかったね?
あの時は私は自分の事しか考えてなかった・・・今なら許してくれる?
杏里・・・私がもっと杏里の話し聞いてあげたらよかったね。本間ゴメンナサイ。届いてますか?2006-04-05 01:34:00 -
18:
愛 ◆YLdWB0/d2s
杏里はしばらく眉間にシワを寄せていたが、私がなだめるといつもの杏里に戻った。ホッと胸を撫で下ろす自分と、イラッとした自分がいた。なぜ、私はこんなに杏里に束縛されないといけないのか・・・こん時の私は知るよしもなく・・・
中2の生活も中1の生活も変わらなく楽しかった。ただ1つ変わったのは、私を監視し、束縛する杏里だった。2006-04-05 01:38:00 -
19:
愛 ◆YLdWB0/d2s
杏里の行動は段々エスカレートしていった。最初は、私が美季や他の子たちと話すだけで泣いたりスネたりして私が『ゴメンな??』となだめると『杏里から離れんといて』と言ッて抱きついてきたりしていた。この時は杏里が可愛く思えたし、別にウザくもなかった。
ただこの時から美季と話すだけで美季に嫉妬して美季に対して嫌がらせしたりするようになった。2006-04-05 01:42:00 -
20:
愛 ◆YLdWB0/d2s
ある日、杏里が風邪で学校を休んだ。
私は美季とずっと一緒にいた。杏里は休んでいるから美季と一緒に交替で授業中にノートを書いて、杏里が学校に来て授業に遅れないようと思って必死にノートに書いていた。
美季『伊藤サン、早く良くなるといいなぁ☆』美季は本間にいい子やなって思った。杏里は・・・美季の事良く思ってないのに・・・。2006-04-05 01:46:00