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依存・・・

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  • 1:

    愛 ◆YLdWB0/d2s

    あんたの事【親友】やと思ってたよ。
    それは、私だけなんかな??違うよな・・・
    大事な大事な愛の親友やで。あの時まではー。

    2006-04-04 23:46:00
  • 6:

    愛 ◆YLdWB0/d2s

    その日に杏里は私に『じゃホームルーム終わり次第、ウチの教室の前におってくれる??部室に案内するわ☆』と言い教室に帰っていった。
    少し楽しみだった。写真にもともと興味があった私。興味と言っても私は撮るのが好きなだけだ。それは21になった今も変わらない。1日1日を写真に撮り、アルバムに残すのが好きだ。まぁ趣味の1つなのかもしれない。
    授業もうわの空だった。新しいクラスメイトに新しい教科書、見慣れない先生たち・・・全てが新鮮だった。

    2006-04-05 00:08:00
  • 7:

    愛 ◆YLdWB0/d2s

    ホームルームも終わり、帰る支度をしていると私の席の隣の美季が話しかけてきた。
    美季『愛チャン☆一緒に帰らへん??』
    私「ごめん!!今日なぁ部活勧誘されてさぁ・・・写真部に行かなあかんねや〜。あッ、美季チャン部活してないのぉ??してなかったら写真部入りーや☆人足りひんらしいよ(笑)だから愛入る☆」美季『写真部ッてさぁ・・・伊藤サンがおるんやんなぁ??』私「伊藤サンッて杏里チャン??」美季『・・・。愛チャン・・・こんなん言うんアレやけど・・・伊藤サンには気を付けよ・・・??』
    私は美季チャンが何を言うてるのかわからなかった。

    2006-04-05 00:14:00
  • 8:

    愛 ◆YLdWB0/d2s

    私『えっ??!!何で??よくわからんのやけど・・・』
    美季「私なぁ〜伊藤サンと同じ小学校やってさぁ・・・あの子チョット変なとこあるから・・・(-ε-)あんまり関わるんはヤメときな☆部活だけの仲にしときや??」
    私『うん・・・わかったぁ』私は美季の言う意味が全然わからんかったし、特に気にもしてなかった。この時に理由聞いてればよかったかな・・・??美季の忠告をきちんと聞いてたらよかッたのに・・・今になれば美季の言うてる意味わかるよ。大人にならなわからん事ってこの事かな・・・??

    2006-04-05 00:20:00
  • 9:

    愛 ◆YLdWB0/d2s

    美季『ゴメン!!変な事言うてもて・・・まっなんせ頭に入れといてや☆ぢゃ、また明日ね!!ばぃばぃ♪』
    私は笑顔で手を振りカバンを持ち杏里のクラスまで向かった。
    杏里のクラスはまだホームルームをしていた。私は教室の前で待ちながらさっき美季が言ってた言葉を思い出していた。なんだか複雑な心境だ。そんな事を1人下を向いて考えていた・・・バンッッ!!『ゴメーン!!待ったやろ??』はッ!!として顔を見ると杏里に肩をたたかれた。
    私「いやいや☆大丈夫やで♪」

    2006-04-05 00:34:00
  • 10:

    愛 ◆YLdWB0/d2s

    杏里『さっ!!行こう〜♪』と私の腕を掴み部室へと走って行った。
    部室には私と杏里の2人しかいなかった。
    私『ってかなぁ、ここ何人いてるん??』
    杏里『私と愛チャンの2人☆あとはみんなヤメてもた・・・おもしろくないとかッて』私『えッ??2人??愛入るまで杏里チャン1人やッたん??』杏里『せやで☆だから廃部にするッて先生が言うから必死で勧誘しまくッてたねん。でも愛チャンが入ってくれてよかッたわ〜まぁあと1人ぐらい欲しいかな♪』私『そうなんや・・・(笑)ビックリしたわ(>_

    2006-04-05 00:41:00
  • 11:

    愛 ◆YLdWB0/d2s

    お互いを励まし椅子に座った。
    部活内容は行事でみんなの写真を撮り、掲示板に貼ったり卒業アルバムに載せる為にたくさん写真を保存したりするとの事だった。
    基本的に行事が多かった学校だったからそんなに暇ではなかった。
    次の行事は文化発表会だ。クラスで練習している所を撮影したり、ピアノ演奏者、指揮者、などなど私が興味を示す人を撮影していた。

    2006-04-05 00:45:00
  • 12:

    愛 ◆YLdWB0/d2s

    そんな中で、部活が楽しかった。
    私の父は厳しくもなく、口うるさくもなく、転校先で楽しく生活している私を見て安心していた。
    私は父の母方の家で家族仲良く暮らしていた。母親はいないし、決して裕福な生活ではないが幸せだった。おばあちゃんも孫の私を凄く可愛がってくれていた。

    2006-04-05 01:15:00
  • 13:

    愛 ◆YLdWB0/d2s

    毎日行く部活が楽しくて仕方がなく、学校が終わっても友達と遊ぶ事もなくなった。
    部活では杏里がいて杏里と過ごす時間が多くなっていった。
    杏里は私の事を『仲のいい友達ができてよかった☆私から絶対離れんといてな』とよく言っていた。私も杏里のその言葉が凄く嬉しく思い、また私も杏里を1番の友達と思うようになった。

    2006-04-05 01:19:00
  • 14:

    愛 ◆YLdWB0/d2s

    中2になり、杏里と同じクラスになれた。2人共、嬉しくて抱き合ったのを覚えている。
    中1の子が入学してきたから早速勧誘しようとの事で中2初日に部室で宣伝チラシを作っていた。
    杏里は、私の事を『愛ちゃん』から『愛』と呼ぶようになり、私も『杏里ちゃん』から『杏里』と呼ぶようになった。
    杏里は私と同じクラスになれた事が凄い嬉しかったらしくその日1日はしゃいでいた。私と杏里の他に美季も同じクラスだった。中1の時は杏里と私は違うクラスだったから美季と私はほとんど一緒にいた。だから中2になった時も美季と同じクラスになれて嬉しく感じていた。

    2006-04-05 01:24:00
  • 15:

    愛 ◆YLdWB0/d2s

    でも、そんな嬉しさを感じていたのは美季と私だけだった。杏里は・・・違うかった。
    杏里『愛・・・??私から絶対離れんといてな・・・??美季チャンとあんまリ仲良くせんといてやぁ。』
    私『え・・・??何で??美季チャンはめっちゃいい子やで♪杏里、小学校一緒やったんやろ??みんな仲良くしたらいいやん♪』
    杏里『嫌。無理。絶対無理。何がなんでも無理やわ』一瞬杏里の顔つきが変わった。いつもニコニコしているのに、急に暗くなったとゆぅか・・・何とゆぅか・・・。何も言う事ができなかった。

    2006-04-05 01:28:00
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