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━━Rain-?━━
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1:
CHIKA
すれ違う人達は、色とりどりの傘をさし足早に歩いていた。
今日は雨が降った…
行き場のない気持ちがまた胸をしめつけ、俺は一人…立ち止まる。2006-11-05 15:49:00 -
162:
CHIKA
「いつから?」
「ずっと前から」
俺は何も知らずに次々に質問してしまっていた。2006-11-26 11:18:00 -
163:
CHIKA
「親は?一緒に住んでないの?」
「うん、ずっと兄ちゃんと二人だよ。親はいないんだ」
健太郎くんはまた淡々とそう答えた。そんな姿が俺にはなぜかすごく大人に感じられる。強さのような…そんなものを持っているように思えた。2006-11-26 11:33:00 -
164:
CHIKA
「俺と健太郎は10歳も離れてんだよね」
龍さんがそう言いながら料理を運んで来てくれる。どれもこれもうまそうなものばかりだった。
「そうなんすか?てことは健太郎くん今14歳?」2006-11-26 11:36:00 -
165:
CHIKA
「そうだよ」
龍さんと健太郎くんの仲のいい理由が少し分かった気がした。
決していい生い立ちではなかった二人、でもそんな二人だからこそ今こうして幸せに笑い合えるんだ。
三人で飯を食いながら、俺はそう思った。2006-11-26 11:39:00 -
166:
CHIKA
「そろそろ遊びに行ってくるよ、涼真くんまた遊びに来てね」
しばらくすると健太郎くんはどこかへ遊びに行ってしまった。
「お前眠くないの?」2006-11-26 11:42:00 -
167:
CHIKA
「あ、全然大丈夫っす。もう帰るんで。ごちそうさまでした。すげーうまかったです」
満たされた食欲。久しぶりに食った家庭の味。母親が倒れるまでは毎日当たり前のように食卓には飯があった。
でも入院してから食卓の上に皿が置かれることは一度もない。2006-11-26 11:46:00 -
168:
CHIKA
誰もいない家ってゆうのはすげー静かでなんだか冷たい気がする。
母親が入院してからは俺は家にはほとんど帰らなくなった。ホストを始めたからってこともあったけど、一人でいる時間は基本的に好きじゃない。
元々一人暮らしなら話は別だが、誰かと一緒に暮らしていた場所に一人でいるのは何だかすごく寂しいものだから。2006-11-26 11:51:00 -
169:
CHIKA
「つーか帰るの?お前」
龍さんがタバコの煙をはきながら俺にそう聞いた。帰るの?って…泊まってっていいってことなのか?
「え?どういう意味っすか?」2006-11-26 11:53:00 -
170:
CHIKA
「泊まってけよ」
ラッキー♪(・∀・)いやいやそうじゃねぇよな…
「えっほんとにいいんすか?」2006-11-26 11:56:00 -
171:
CHIKA
「おー。だってどうせ寮に帰るんだろ?あんなとこでゆっくり寝れるわけねえじゃん。」
俺はその言葉を聞いてホッとしていた。やった!今日はざこ寝しなくていいんだ。イビキに悩まされることもない。
寮というのは名前だけで、広い13帖のワンルームにホスト5〜6人が日々入れ替わり状態でただ寝るためだけに帰る場所だった。2006-11-26 12:03:00