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3Ldkの城・?
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1:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
?は、↓です。
http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1132987687/-52005-12-19 14:05:00 -
130:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
132サン
ありがとぅ(>д2005-12-23 23:44:00 -
131:
あゆみ
はじめて書き込みするケド、ずっと読んでるょ?読みやすくて、書き方がすごぃ情景が想像できるからハマってます?頑張ってね?
2005-12-24 00:08:00 -
132:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
上着を脱ぐ彼は、幸せそうに笑いかけてくる。
ざわめく‥胸。
陽平は、表情を曇らせた。
「ただいまっ」
夜風で赤く冷え切った頬に手を当て、花がリビングに入ってくる。2005-12-24 00:17:00 -
133:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
あゆみチャン(_
2005-12-24 00:20:00 -
134:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
相当‥楽しかったのだろう。2人は、勢いよく会話を続けている。
陽平の手は、新聞紙にシワを作っていく。
「あ、千草。これ‥ありがとう」
追い打ちをかけるかのように、花は首に巻いたマフラーを彼に手渡した。
その光景を眺める陽平は、ある物を目にし‥目が点になる。2005-12-24 00:26:00 -
135:
名無しさん
しおり
2005-12-24 00:34:00 -
136:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
モヤモヤとした感情が、背後から覆い被さってくる。
たった数時間で、こんなにも近くなって‥帰ってくるなんて。
微笑み合う2人を見つめ、陽平は冷や汗をかいた。
‥付き合ったん?
口には出せない質問が、頭の中をグルグルと回っていく。2005-12-24 00:40:00 -
137:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
139サン(>д
2005-12-24 00:41:00 -
138:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
‥30分後。
「ん?‥どうしたん?」
千草が体を暖めている頃、先に風呂から上がった花は‥コットンを化粧水で濡らしていた。
彼女は、いつもと変わらないジャージ姿で‥髪の毛をお団子に結いでいる。
しかし、どこか楽しげで‥明るい表情が目立っていた。2005-12-24 00:58:00 -
139:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
陽平は、表情を1つも変えずに‥彼女のスッピンを眺めている。
「‥何よ?‥肌荒れてる?」
手前にある鏡に顔を近づけ、花は不安げに問いかけた。
そんな彼女の態度に、陽平は目つきを鋭くする。2005-12-24 01:06:00 -
140:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「似合ってるよ、ピアス」
刺々しく、皮肉を口にする。
「あ‥うん。‥ありがとう」
花は、耳に向けられる視線から逃れるかのように‥目を逸らした。2005-12-24 01:10:00 -
141:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「楽しかった?デート」
気まずそうな彼女の振る舞いが、余計に苛立たせていく。
陽平は、無表情のまま‥質問を投げ続けた。
シーンと静まり返ったリビングでは、逃げ場など‥見つからない。
花は開き直り、彼を見た。2005-12-24 01:18:00 -
142:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「なんやぁ?妬いてんのかぁ?」
彼女は、明るい口調で彼をからかった。ニカニカと歯を見せて、笑いかける。
しかし、視界に映るのは‥真面目な顔。
花は、言葉を失った。次第に、笑顔も乾いていく。2005-12-24 01:26:00 -
143:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
陽平は、鋭い視線で彼女の体を凍らせた。張り詰めた沈黙が、彼女の体に突き刺さっていく。
「マフラーまで借りて、えらい仲良ぉなったんやな」
囁かれる言葉は、彼女の不安を増していく。
「好きになった?千草のこと」2005-12-24 01:37:00 -
144:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
陽平は、震える唇に力を込めて‥問いかけた。
「そんなんじゃ‥」
花は、慌てて否定しようとした。だが、開きかけた唇を‥再び閉じる。
頭の中によぎった‥千草の笑顔。振り向かせようとする‥必死な姿。
花は、視線を落としていく。2005-12-24 01:52:00 -
145:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
戸惑う彼女の姿に、陽平の苛立ちは頂点へと達した。
次の瞬間、彼はテーブルの上にヒジを置き‥身を乗り出していく。
急な彼の行動に、花は驚いて‥動けない。2005-12-24 01:57:00 -
146:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
後頭部に触れる‥大きな手。
近づいてくる‥真剣な顔。
乾いた唇に重ねられた‥柔らかい感触。2005-12-24 02:00:00 -
147:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
‥彼の前髪が、左目を撫でていく。
花は、1度‥まばたきをした。
だが、思考回路は停止し‥何も浮かばない。
2005-12-24 02:07:00 -
148:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
閉じていた彼のまぶたは、ゆっくりと開いた。
そして、まばたきもせず‥静かに唇を離していく。
数センチ離れた距離から、陽平は彼女の顔を眺めた。
花は、一点を見つめたまま‥凍り付いている。
彼は視線を逸らし、リビングを後にした。2005-12-24 02:15:00 -
149:
ぁ?チャン
リァルタイム????初??カキコだぁ???頑張ってね??
2005-12-24 02:16:00 -
150:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
1人‥残された彼女は、呆然とする。
そして数秒後、右手の中指で‥そっと触れた部分をなぞった。
‥キス‥された?
2005-12-24 02:19:00 -
151:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
アーチャン(o^ー^o)ありがとうです!!!!
2005-12-24 02:20:00 -
152:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
状況を把握しようとしても、脳内は混乱し‥はっきりと読みとれない。
彼女は、両手で口を塞いだ。
波打つ鼓動は、急な早さで動いていく。
‥突然のキスに、花の思考は混乱の渦に巻き込まれていた。2005-12-24 02:29:00 -
153:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
【つづく】
2005-12-24 02:32:00 -
154:
きさ
めっちゃ更新されてうれしい???これからどぅなるんかめっちゃ気になる??
2005-12-24 02:49:00 -
155:
闇読者
また、ええとこで
終わっとるがな?(OДO;)
BOOKMARKOK(゚∀゚)ъ2005-12-24 02:54:00 -
157:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
きさサン、闇読者サン、読んでくださっている方々へ。いつもありがとぅです(>∀
2005-12-25 04:49:00 -
158:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
パタン‥。
部屋へと移動した陽平は、閉めたドアにもたれ掛かる。
真っ暗な部屋の中で呆然と立ち尽くし、彼は瞳を閉じた。
自己の突発的な行動は、彼自身も驚いていた。
彼女に触れた唇を前歯でなぞり、荒々しく髪の毛を乱していく。2005-12-25 05:10:00 -
159:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「‥‥何やってんねん、俺は」
今更‥悔やんでも、消すことの出来ない行為。
髪の毛を掴んでいた手のひらは、スルスルとずれ落ちていく。
‥びっくりしていた彼女の顔が、目に焼き付いて‥離れない。
陽平のため息は、六畳一間の闇に吸い込まれていった。2005-12-25 05:39:00 -
160:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「ちょっとぉ‥ちゃんと聞いてくれてますぅ?」
日中‥あくびばかりする彼女に、リンリンはムッとした顔をする。
「‥あ、うん。‥聞いてるよ」
花は、すまなさそうに両手を合わせた。
「‥でねっ、何回も電話したんやけど‥拒否られてて‥連絡取られへんようになってねっ」2005-12-25 05:55:00