-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
3Ldkの城・?
-
1:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
?は、↓です。
http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1132987687/-52005-12-19 14:05:00 -
161:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
リンリンは、気を取り直して‥再び語り出す。
昨夜‥彼氏に振られた彼女は、朝からずっと彼氏への未練を訴えかけてくる。
ところが、花は睡眠不足で‥話の大半は耳を通していない。
目に涙を浮かべるリンリンの隣で、彼女はぼんやりと昨夜の出来事を思い出していた。2005-12-25 06:14:00 -
162:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
ゆうべの‥キス。
昨晩、花は一睡も出来なかった。
なんで、あんなことするん?
どんなに考えても、答えは出てこなかった。
そして‥どんな顔をして接しればいいのかわからず、明け方から用意をして‥足早に家を出てきた。2005-12-25 06:28:00 -
163:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
彼らが出勤する時間には、それとなく女子トイレに閉じこもり‥姿を隠す。
花の頭の中は、いまだに整理が出来ていなかった。
「もぉーっ!!また聞いてないでしょぉ!!」
ぼんやりと考えごとをしている彼女を見て、リンリンは泣き叫ぶ。
その声で我に返り、花は慌てて彼女に謝った。2005-12-25 06:44:00 -
164:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
一方、静かな社内で千草は彼女に異変を感じていた。
「俺‥なんかしたかな?」
ポツリとつぶやきながら、首を傾げる。
起きた頃には、彼女はとっくに出勤していた。そして、駅でも姿は見あたらなかった。
どう考えても‥おかしい。2005-12-25 06:57:00 -
165:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
あの花が早起きしたり‥見送ってくれへんとか、絶対‥おかしい。
千草は、昨日の言動を振り返り‥考え込む。
‥だが、特に思い当たることはない。
「‥俺じゃなかったら」
彼は、ふと陽平を見た。2005-12-25 07:04:00 -
166:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「花のやつ、何かあったんかなぁ?朝‥見送ってくれへんとか、おかしいと思わん?悩み事でもあるんかな?」
千草は、彼の隣に並んで‥カマをかける。
案の定、彼の表情はかたくなる。
千草は、それを見逃さなかった。2005-12-25 07:10:00 -
167:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「‥‥さぁ」
陽平は素っ気なく返答し、スタスタと去っていく。千草は、鋭い瞳で彼の背中を眺めた。
「‥ビンゴ」
‥花が避けてるのは、コイツか。
千草は“2人に何かあった”と確信した。
2005-12-25 08:51:00 -
168:
名無しさん
略‥ナシ。
【つづく】2005-12-25 08:52:00 -
169:
かな
しおり?
完結楽しみにしてます?2005-12-25 15:53:00 -
171:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
かなサン、名無しサン、ありがとぅです(_
2005-12-25 23:20:00 -
172:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「でも今思えば、あの男‥“梅子”って名前で引いてたし。スッピン見て、機嫌悪くなるし。別れて正解かもっ」
リンリンの悲しみが怒りに変わる頃、花の気持ちも落ち着きを持ち始めていた。
窓ガラスを拭きながら、花は昨日の彼を思い返す。
‥あんな真剣な顔。
千草とデートしたことを、妬いているかのような発言。2005-12-25 23:33:00 -
173:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
‥陽平は、あたしのことが‥好き?
自惚れ‥かもしれない。
でも、やっぱり‥期待してしまう。
口元は緩み、身の動きも軽くなる。
花の心は、陽平への想いを再発させていた。2005-12-25 23:42:00 -
174:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「お姉ぇさんっ、上の方‥ちゃんと拭けてないでぇ」
ぼんやりと外を眺め‥ガラスを拭いていると、背後から注意を受ける。
聞き覚えのある声に、ピタリと動きが止まる体。
花は、恐る恐る‥振り返る。
「代わりに拭いたろか?」2005-12-25 23:49:00 -
176:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
驚く彼女に、彼はケラケラと笑っている。
「‥千草」
声の主は、ベンチに腰掛け‥ネクタイを緩めていた。彼の姿を見て、花の胸は複雑になっていく。
「なんで?まだ4時過ぎやで」
彼女は、時計を眺め‥問いかけた。2005-12-25 23:58:00 -
177:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
‥まだ仕事中じゃないん?なんで、こんなところにおるん?
頭の上で、ハテナを浮かべる。
すると彼は、彼女に近づき‥スプレーと雑巾を奪い取る。
「基盤先に行くついでに、寄った。‥今日、まだ会ってなかったから」
そう囁きながら、スプレーを片手に‥届かなかった場所を拭いていく。2005-12-26 00:05:00 -
178:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
179サン、ありがとぅです(T_T)
2005-12-26 00:06:00 -
179:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
花は、彼の横顔を眺め‥うつむいた。
「‥陽平から聞いた」
ぎこちない彼女の態度を横目に、千草は再びカマをかける。
その台詞で、彼女は複雑な表情で顔をあげる。
‥やっぱり。‥何があったんなよ?2005-12-26 00:10:00 -
180:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
千草は、平然を装いながら‥ツバを飲む。
彼女が流す沈黙に、不安が増していく。
彼は、静かに彼女の声を待った。
「‥陽平、何て言うてた?」2005-12-26 00:15:00