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3Ldkの城・?
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1:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
?は、↓です。
http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1132987687/-52005-12-19 14:05:00 -
301:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「俺‥残ってる仕事あるから、先‥行くわ」
「あ、ほんま?気ぃつけてなぁ」
調子が狂った陽平は、パンを片手に玄関へと向かう。花は、そんな彼を明るく見送った。
‥パタ‥ン。
彼がドアを閉めると、同時に花は呆然となる。2006-01-07 11:24:00 -
302:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「どうしたん?ボーッと突っ立って」
コーヒーカップを口の前にし、千草は彼女の様子を伺った。
「‥あ、何もないよ」
彼の声で我に返った花は‥平然を装い、テキパキと用意を済ませていく。
花は、ゆうべ‥眠れずにいた。そして、朝方‥数時間だけ眠り、起きたときに決意した。陽平に、明るく接していくことを。2006-01-07 11:30:00 -
303:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
千草は、2人の間に何かあったことを察知していた。
だが、見て‥見ぬフリをする。
これに関われば、きっと自分は‥つらい思いをする。
彼は、無理やり明るく振る舞う彼女から‥目を逸らした。2006-01-07 11:35:00 -
304:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
【つづく】
2006-01-07 11:44:00 -
305:
みぃ?
名無しなんか気にせんと頑張ってなぁ??
めっちゃ応援してるし?2006-01-07 17:04:00 -
306:
削除削除されますた
あぼ~ん -
307:
削除削除されますた
あぼ~ん -
308:
名無しさん
昨日、見つけて全部読みました?展開が面白いー?続き楽しみにしてまぁす?
2006-01-07 17:51:00 -
309:
削除削除されますた
あぼ~ん -
310:
削除削除されますた
あぼ~ん -
311:
名無しさん
あの〜荒らしなんか無視したらいーんぢゃないですか? 反論するから荒らされるんすよ?
2006-01-07 18:58:00 -
312:
名無しさん
やかましい
2006-01-07 19:32:00 -
315:
アユコ ◆vlwsLLt5WQ
お久しぶり??ずっと覗きにきてたでぇ?続きが予想できひんくてドキドキやわぁ???頑張ってねぇ?
2006-01-07 23:42:00 -
317:
夏菜
はじめまして。
めっちゃハマりました★
携帯の充電切れる位一気に読んだょ(◎`・ω-)ノ
完結楽しみにしてます♪2006-01-08 16:07:00 -
318:
アユコ ◆vlwsLLt5WQ
頑張れ☆☆☆☆みんな芽衣ちゃんの小説楽しみにしてますよ♪負けないでください☆
2006-01-08 23:51:00 -
319:
きさ
更新されてる???バリバリ嬉しい?主さん荒らしとかおるけど無視やで?相手にせんときなぁ?完結まで頑張ってネン??応援してるよ?
2006-01-09 02:12:00 -
320:
名無しさん
前は大好きだったのにちょっと前から読んでてもイライラしかしない‥。すごく残念。でも応援はしてるよ!最後までがんばれ!感じ悪かったけど、最後の感想なので許してください。
2006-01-09 04:19:00 -
321:
削除削除されますた
あぼ~ん -
322:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
お久しぶりの方も、はじめましての方も、いつも書いてくださる方も、最後の方も、本当にありがとうございます。様々な感想を肥やしにして頑張りますo(_ _*)o
2006-01-09 07:36:00 -
323:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「桜井、流石やなぁ」
職場の同僚たちが、成績のグラフを眺め‥陽平を誉めている。
昼食を終えた千草は、デスクから彼に目を向けた。
最近、陽平は残業をしたり‥基盤先を妙に増やしまくっている。
がむしゃらに働く彼は、昼食も食べずにパソコンに向かっていた。2006-01-09 07:46:00 -
324:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「常盤さんっ」
陽平に目を奪われていると、手元にマグカップが置かれる。
千草は、声の主に振り返った。
「‥今晩、空いてます?」
誘いを持ちかけてくるのは、事務員の女の子。2006-01-09 07:51:00 -
325:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
彼は、ニッコリと微笑んだ。
「空いてるよ」
最近、千草はこうやって‥日々の予定を女で埋めている。理由は、花のことを忘れるため。
この事務員の女の子とは、前に1度ご飯を食べただけ。
いちいち上目遣いで見てくるから‥、花にふられた次の日に誘ってみた。2006-01-09 07:59:00 -
326:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「やったぁ」
事務員の彼女は、満面の笑みを見せて喜んでいる。
千草は、彼女に待ち合わせ場所を知らせて、再度パソコンへと目を向けた。
‥女って簡単。1度飯食っただけで、その気になって‥身なりが派手になる。2006-01-09 08:04:00 -
327:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
‥花以外は、簡単に落とせるのに。
キーボードを触る手は、ピタリと動きを止めた。
千草は、花の笑顔を思い出す。そして、ため息をついた。2006-01-09 08:07:00 -
328:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「花も‥一緒か‥」
そう呟いて、指を無理やり動かせた。
‥花かって、他の女と同じように浮かれたりしていた。
ただ‥それは、俺の前ではなく‥陽平に対して。
千草は、手に入らない彼女に‥虚しさを募らせていた。2006-01-09 08:13:00 -
329:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「基盤先に行ってきます」
「お。直帰か?」
「いえ、帰ってきますよ。残業するつもりなんで」
陽平は、上司に一言を告げて‥会社を出た。2006-01-09 08:15:00 -
330:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
夕焼けが落ちる空の下、彼はポケットから携帯を取り出した。
そして、アドレス帳から‥滅多に出すことのないメモリを引き出す。
画面に映されたのは‥元嫁の名前。
陽平は、深呼吸をして‥発信ボタンを押した。2006-01-09 08:20:00 -
332:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
今の生活に行き詰まりを感じている。
そろそろ‥動き出した方がいいのかもしれない。
はっきりさせて、花からも‥離れるべき。
耳元で鳴り響く呼び出し音に、陽平の胸はざわめき始める。2006-01-09 08:25:00 -
333:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
そして、呼び出し音が切れる。同時に‥懐かしい声が聞こえてきた。
陽平は、表情を引き締めて‥口を開けた。
「‥俺やけど、元気か?」
空には1本の飛行機雲。彼は今‥意を決し、動き出そうとしていた。2006-01-09 08:33:00 -
334:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
【つづく】
2006-01-09 08:36:00 -
335:
名無しさん
?
2006-01-09 09:04:00 -
338:
名無しさん
ギャー??気になる?全部読んできました?主サンいつもかいてくれて本当にありがとう?
2006-01-09 15:06:00 -
340:
あや
あげ?
2006-01-10 15:22:00 -
341:
名無しさん
更新まだですか?
2006-01-10 23:14:00 -
342:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
更新遅れてスミマセン(>д
2006-01-11 16:02:00 -
343:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
もう少し後で書き始めます。
2006-01-11 16:02:00 -
344:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「近々、マジで‥出ていってもらいたい」
数日後、朝食時にその台詞を告げられた。
静まり返ったリビング、テレビのCMだけが途切れず流れている。
花と千草は声を忘れ、まばたきだけ繰り返していた。2006-01-11 16:58:00 -
345:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
ここ何日か、3人の生活は派手にずれていた。
毎日残業の陽平は、日が変わる前後に帰宅する。
千草は、帰ったり帰らなかったり。帰っても、酔っ払ってて‥すぐ寝てしまう。
花は、通常通りに‥仕事と家の往復だけ。「夕飯は外で食べてくる」という2人の言葉で、夕食は簡単なものを調理してきた。
“寝るだけの場所”と化した家で、3人は久しぶりに顔を合わせた。そして、「話がある」と陽平に呼びかけられる。2006-01-11 17:07:00 -
346:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「‥実は、子供を引き取ろうと思ってんや。ずっと前から‥決めてたことやねん。だから、この家から出ていかんと‥生活してた」
返事を返さない2人に、陽平は理由を説明する。
花は、引っ越し当時に見た‥あの写真を思い出す。
「‥すまんな」2006-01-11 17:13:00 -
347:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
うつむき‥謝る彼。
「‥わかった。部屋探すわ」
千草は、指で挟んでいた煙草を灰皿にすり付けた。
以前から、部屋を出ることを考えていた彼は‥すんなりOKの返事を出した。
そして、チラリと花を見る。2006-01-11 17:16:00 -
348:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
彼女は、一点を見つめ‥沈黙を続けている。
その姿を、陽平は見て見ぬ振りをしていた。
そして、彼女の返事を聞かずに話を進めていく。
「まだ、話は決まったわけじゃないねんけどな。絶対‥引き取るつもり。血ぃもつながってない父親とおるよりは、環境えぇやろ」2006-01-11 17:22:00 -
349:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「まぁ、そうやな。向こうは、手放す気ないん?」
千草は、彼の決意に頷いている。
2人の会話の中で、花は胸を痛めていた。
‥陽平は、絶対に‥振り向かない。
彼の思いを耳にし、改めて‥自分の気持ちが無謀なものだったと‥気づかされる。2006-01-11 17:30:00 -
350:
芽衣 ◆rd1jJ3btsE
「あぁ。“あんたには渡さへん!”って、キチガイみたいに怒鳴ってた」
陽平は、冷静に答える。
「厄介やなぁ」と苦笑いをする千草の横で、花はクイッと顔を上げた。
「出来るだけ‥早く部屋探すなっ」
彼女は、明るい笑顔を陽平に向ける。2006-01-11 17:35:00