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??ノンフィクション??

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  • 1:

    ナナコ

    小説にして色んな人たちに伝えたいお話があります??すべて実話です?色々忙しくてすぐに更新出来ない時もあるかもしれませんが頑張って最後までお話します?拙い稚拙な文章ですがよければ読んでやってください?

    2006-11-15 02:37:00
  • 484:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    当時マスターは別の店の従業員だったが2年前に独立し、自分の店を持った。私は相談できる友達もあまりいなかったし、家族も家にいないことのほうが多かったので何か嫌なことがあったり、勉強で息詰ったりするとマスターのお店に顔を出した。ローカル店なので客足もまちまちだったが若いのにしっかりしたマスターの人間性に惹かれ、馴染みのお客さんは結構いた。

    2007-03-06 08:21:00
  • 485:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    《カランカラン…》久しぶりに店のドアを開く。
    マスター「ナナちゃん!久しぶりやん!勉強大変やったんかぁ?」私「3ヶ月ぶりぐらいやね!毎日勉強漬けやわ!」マスター「カレーあるけど食べる?」私「うん☆食べる!」
    料理上手なマスターは気まぐれで作ったメニューにない料理を毎回お客さんに出していた。
    久しぶりのマスターの手料理に私はがっついて2杯もお代わりをしてしまった。

    2007-03-06 08:28:00
  • 486:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    お腹いっぱいになった私はいつも飲むマスターのオリジナルドリンクを頼み、煙草に火をつけた。
    マスター「ナナちゃん勉強頑張りすぎちゃうかぁ?顔疲れてんで!」私「そっそうかなぁ?」マスター「あんまり無理したらあかんで。なんかあったんやろ?お兄さんに話してみ?」
    私は別にマスターに話すつもりで来たわけではなかったが勘の鋭いマスターには全てお見通しだったようだ。

    2007-03-06 08:35:00
  • 487:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私はマスターにすら深い話はあまりしたことがなかった。ただどんな些細なことにも気付いてくれ、優しく気遣かってくれるマスターが大好きだったのでこの店に来るだけで私の元気の源になっていた。
    私は始めは言おうか言わまいか迷ったが思い切って自分の蟠りや悩みをマスターに打ち明けてみた。

    2007-03-06 08:39:00
  • 488:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    さーりちゃんとのこと。マサヤに言われたこと。勉強や進学のこと。1時間近くかけてがむしゃらに話した。マスターはうんうんと頷き、真剣に聞いてくれた。私は話しているうちに涙が出てきた。マスターはティッシュを差し出し「最近顔見てない思ったらそんなことがあったんか。辛かったな。」と言って優しく私の頭を撫でてくれた。

    2007-03-06 08:45:00
  • 489:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私は何かが切れたようにわぁーっと子供のように泣いた。声を出してなくのは本当に久しぶりだった。家にいる時ですら母や祖母に聞かれまいと声を殺して泣いていたから。

    マスターはそんな私を見て黙って肩を摩ってくれていた。どれぐらい泣いただろう。しばらくしてようやく落ち着き、顔をあげるとマスターは「笑った顔が1番可愛いで!」と言って私に笑顔を向けた。私はニッコリと微笑み、「マスターありがとう!」と言ってマスターに御礼を言った。

    2007-03-06 08:55:00
  • 490:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    ただ私はマスターに母の病気のことは話さなかった。そのことを話すことによって母の病気の現状をまた思い知らされる気がしたからだ。私はそのことをそっと胸にしまい込み、次のドリンクを注文した。
    《カランカラン…》店の扉が開く音がして振り返るとマスターの美人の彼女《ユリさん》だった。ユリさんは「ナナちゃんや〜ん!久しぶりぃ!何?泣いてたん!?大丈夫かぁ!?」と言って私に抱き着いてきた。なんとも愛嬌があってかわいらしい人なのである。

    2007-03-06 09:07:00
  • 491:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    『来てよかった☆』私は心底そう思った。
    マスターは特別に普段はお客さんに出さないとゆうあまり入らない珍しいリキュール?でオリジナルのカクテルを作ってくれた。
    それがとっても美味しくてついつい飲み過ぎてしまった。私はほろ酔いでいい気分のうちに帰ろうと思い、チェックを頼んだがマスターは「勘定はいらんから早く帰ってゆっくり休み!」と言ってくれた。私は話まで聞いてくれて色んなお酒を振る舞ってくれたマスターに「そんなんあかん!」と言って財布を出した。マスターはそれでも「ええからええから!」と言って半ば無理矢理私をドアまで見送った。

    2007-03-06 09:16:00
  • 492:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    「元気出しや!」そう言ってマスターは手を振り私を見送った。私はその姿がなんだかヤスノリと重なってしまった。『みんなありがとう』みんなの気持ちが本当に嬉しかった。

    その夜。私は『さーりちゃんと仲直りすること』と『マサヤともう一度ちゃんと話し合おう』とゆうことを心に決め、久しぶりに深い眠りについた。

    2007-03-06 09:22:00
  • 493:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    今さらですが>>523の12行目。
    『ヤスノリと私は会場が隣同士だった』じゃなくて『ヤスノリと私は教室が隣同士だった』の間違いです?すみません?
    また続き時間があれば書いていきます??

    2007-03-06 09:29:00
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