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??ノンフィクション??
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1:
ナナコ
小説にして色んな人たちに伝えたいお話があります??すべて実話です?色々忙しくてすぐに更新出来ない時もあるかもしれませんが頑張って最後までお話します?拙い稚拙な文章ですがよければ読んでやってください?
2006-11-15 02:37:00 -
574:
ナナコ◆7qVChUwGb6
そうゆうて照れくさそうにしてたん今でもよう覚えてる。
それから何年後かに結婚してユウスケが生まれて次にあんたが生まれた時ほんまに《菜々子》って名付けたんやで。よっぽどあんたが生まれた時嬉しかったんやろな。
それぐらいあんたは愛されて生まれてきた子なんや。だからフトシを嫌わんといたってほしいんや。あいつはあいつで不器用な奴やから愛情に乏しいって思われがちやけどほんまは誰よりもあんたのこと大好きやねんで。それだけでもわかってやって?な?2007-11-03 04:32:00 -
575:
名無しさん
上げ??
2007-11-06 22:22:00 -
576:
ナナコ◆Ek5NastWnM
おっちゃんはフトシが大好きや。」
そう言って菅原さんは私の肩をポンポンと叩いた。
私は何も言わず下を向いて指をモジモジさせていた。菅原さんはそれ以上何も言わず、「勉強頑張りや。お休み。」と言って私の部屋を出て行った。
2007-11-08 00:40:00 -
577:
ナナコ◆7qVChUwGb6
トリップ間違えました。ごめんなさいm(__)m
2007-11-08 00:42:00 -
578:
ナナコ◆7qVChUwGb6
私は勉強など手につかず、部屋を真っ暗にしてベッドに潜り込み布団をかぶった。
暗い部屋の中、天井の方を見上げてタバコに火をつける。吐いた白い煙を見つめながらボーっとしていた。物思いにふけるとはこうゆうことなのだろうか。
そして菅原さんに言われた言葉の一つ一つが頭から離れなかった。子供の頃のことを、父のことを思い出していた。2007-11-08 01:00:00 -
579:
ナナコ◆7qVChUwGb6
確かに父は昔からぶっきらぼうで寡黙だった。真面目で頭はいいが人付き合いが決してよくないためなかなか1つの仕事をずっと続けることができなかった。今でこそ10年程現在の会社に勤務し、落ち着いているが、私が生まれる前は職を転々と変えていたとゆうのだから、母もさぞかし苦労したのではないか、と思う。元々体の弱かった母が病気で入退院を繰り返すようになったのも、父が職を変えたり、今の会社に落ち着いたと思えば単身赴任で家族をほったらかしにしたりと身勝手なことばかりをしていたからなのではないだろうか、とこの頃の私は前述でも述べた通りとにかく父を憎んでいた。
しかし、心の底ではただ寂しかっただけなのかもしれない…。2007-11-08 02:26:00 -
580:
ナナコ◆7qVChUwGb6
母が病気で入院するようになり、兄はグレて家に帰らない毎日、私を大学に行かせるため祖母はパートと趣味の料理教室で家にいない…それもこれも父の身勝手さからこうなったのだと。家族が家にいないのを父のせいにしていた。今思えばまだまだ子供だったあの頃の私は、寂しさからただただ誰かのせいにしないと自分を保てなかったのだ。父のせいにしないと毎日の生活を普通に生きて行くことが出来なかったのだ…。
そんな子供だった私が今思うのは、あの時父のせいにばかりしないで、自分の人生は自分で切り開いて行くべきだったと思う。いつまでも父を憎んで、恨んで、でも親に甘えて自分では何をすることもできない。そんな矛盾した自分がいることにすら気付かなかったあの頃。
2007-11-08 02:39:00 -
581:
ナナコ◆7qVChUwGb6
きっとあの時、自分の力で現状を変えようと努力することができていたら、何かが変わっていたのかもしれない―――。
少しずつ忍び寄る黒い影。運命の別れ道が刻一刻と迫っていた―――。
2007-11-08 02:46:00 -
582:
ナナコ◆7qVChUwGb6
そんな寂しさに浸りながらベランダの戸を開ける。風が冷たく私の頬を突き刺す。
空を見上げて息を吐く。白い吐息が闇に舞うのを見るとなんだか哀しくなる。
けれど、なんだか心が落ち着くのは気のせいだろうか。
真っ暗な雲がかった星1つ見えない都会の空を見上げるといつもそんな気分になる。
今の私をすべて吸い込んでくれるような、そんな安らかな気持ちににれる。
『明日の入試頑張ろう』
家族のこと、さーりちゃんのこと、マサヤのこと、とりあえず今は目の前のことを片付けなければ前に進めない。子供で不器用な私はすべてをうまくまとめることはできないのだから、1つずつ解決していくのがベストなのだ。2007-11-08 02:59:00 -
583:
ナナコ◆7qVChUwGb6
結局一睡もしないまま朝を迎えた。いつも6時半に合わせている携帯のアラーム音が鳴り響くと同時に支度を始めた。
下へ行くと母と祖母が朝食の用意をしていた。
母は具合がよいのか、菅原さんが来て嬉しいのか、鼻歌混じりに私に「今日は第一志望の入試やな!ナナコ頑張ってな!」と言って沢山の朝食をテーブルに並べた。
母のそんな顔を見ると何もかも頑張れる気がした。2007-11-08 03:06:00