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??ノンフィクション??

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  • 1:

    ナナコ

    小説にして色んな人たちに伝えたいお話があります??すべて実話です?色々忙しくてすぐに更新出来ない時もあるかもしれませんが頑張って最後までお話します?拙い稚拙な文章ですがよければ読んでやってください?

    2006-11-15 02:37:00
  • 71:

    ナナコ

    「あんたさっきからうるさいで!」若い女の人が出て来て怒られた。私は頭を下げて「すみません。」と言って謝った。するとその女の人は「205号室の○○さんやったら朝ゴミ出しん時に会ったで。だからいてはるのは確実やけど今出掛けてはるんちゃう?さっきあんたが来る前ドアがバタンと閉まる音したしね。」 と親切に教えてくれた。私は深々と頭を下げ「ありがとうございます」と御礼を言った。女の人は「あんた○○さん(さーりちゃんの名字)の友達?○○さん最近ちょっとおかしいみたいやで。ガリガリに痩せてるし、夜中よく怒鳴り声聞こえてくるし壁叩く音もするしで。うちのマンションは壁が薄いから物音丸聞こえなんよ。前は会ったら必ず挨拶してくれはったのに最近は目も合わさんし。あんたなんか知ってはる?まあ人には色々事情ってもんがあるんやろうけど。○○さんに会ったら物音だけは控えてくれってそれとなく言っといてくれへん?」と言った。私は「わかりました。言っておきます。わざわざ教えていただいてありがとうございます。」と言った。女の人は軽く会釈をして部屋の中へ入っていった。

    2006-11-24 02:07:00
  • 72:

    名無しさん

    主さん書いて

    2006-11-24 06:55:00
  • 73:

    ナナコ

    私はさーりちゃんが帰ってくるまで部屋の前で待ってみることにした。30分…1時間…さーりちゃんはなかなか帰って来る気配がない。少しお腹が空いてきた。時計を見たら昼の12時過ぎだった。私はどこか腹ごしらえができそうな店を探すことにした。駅に向かって歩いて行くと商店街を通る。商店街をぶらぶら歩いた。特にこれと言った店もなかったがタコ焼き屋の前を通るととてもいい匂いがしてきたのでそこで腹ごしらえをすることに決めた。そのタコ焼き屋は店内でも食べれるようになっていたので注文をして中で腰かけた。外は天気はいいがとても寒かったので一瞬気が緩んで眠たくなった。できたてのタコ焼きが出て来た。タコ焼きを頬張りながら何気に外を眺めているとさーりちゃんによく似た女の人が店の前を通った。私は一瞬自分の目を疑った。まだ食べかけのタコ焼きを残してすぐに会計を済まし、外へ飛び出した。

    2006-11-25 00:23:00
  • 74:

    ナナコ

    私はさーりちゃんらしき女の人の歩いて行った方向へ走って追い掛けた。黄味がかったストレートヘアの髪。華奢で小さい体。間違いない。やはりその女の人はさーりちゃんだった。私は走って「さーりちゃん!」と言って肩を叩いた。さーりちゃんは振り向くとギョッとした顔をして「えっなんで…」と言った。私は「やっぱりほっとかれへんねん。このままやったら嫌やねん。偽善かもしれへん。所詮他人かもしれへん。でもさーりちゃんの助けになりたいねん。」と言って必死で自分の熱意をぶつけた。さーりちゃんは困惑しきった表情で「えっあっ…えっと、この間はごめん。あんなこと言ったのにまた来てくれたとか嬉しいけど…うち、今最低な奴やからなんかまた嫌なこと言ってしまいそうで怖いねん。」と言った。私は息を切らしながら必死で「さーりちゃんが最低な奴でもいいよ。それでもうち、さーりちゃんの友達でおりたいねん。みんなもそう思ってるはずやで。お節介かもしれへんけど、このままやったら嫌やったから来てん。」と言った。

    2006-11-26 03:07:00
  • 75:

    ナナコ

    さーりちゃんはうつむき加減で「ありがとう。こんな奴でも友達でいいん?」と尋ねてきた。私は「もちろんやん。さーりちゃんはうちらの大事な友達やから」と言った。さーりちゃんは少し照れた様子で「寒いし、うち来る?」と言ってくれた。私はうん、とうなずき、さーりちゃんについて行った。久しぶりに二人横並びで歩いた。さーりちゃんはまだ少し気まずいのか無言のままだった。私も気をつかって無理に話しかけようとはしなかった。マンションに着くと同時にさーりちゃんは「部屋、かなりぐちゃぐちゃやけど…。ほんまはこんなん恥ずかしくて見せれへん。びっくりするかもやけど…いい?」と聞いてきた。私は何も考えず「えっ?部屋が汚いぐらいで別に驚かんよー。」と答えた。さーりちゃんは少し深刻そうな顔つきで部屋の鍵を開けた。

    2006-11-26 03:24:00
  • 76:

    ナナコ

    部屋のドアが開いた瞬間私は絶句した。部屋の中は散らかっているどころじゃなかった。荷物とゆう荷物が全て散乱し、テレビや本棚も倒れていた。壁にはたくさんの染みがあり、何かをぶつけたらしき跡がいくつかあった。さーりちゃんは「やっぱびっくりした?ごめんなこんな部屋で。座るとこ、ベットしかないけど。」と言って散乱した物を通り道を作るように拾い始めた。私はどんな顔をしていいかわからなかった。「なんでこんなことに?」と聞こうとしたが言いかけて、自分に待ったをかけた。変に追求してもさーりちゃんも嫌だろうし、後々気にしてしまうんじゃないかと思ったからだ。私は黙ったまま拾うのを手伝った。

    2006-11-26 03:38:00
  • 77:

    ナナコ

    そして二人共ベットに腰かけた。さーりちゃんはキッチンの方へ行き冷蔵庫のドアを開け、「冷たいのは烏龍茶しかないや。暖かいのは紅茶ぐらいしかないけどどっちがいい?」と聞いて来た。私は紅茶がいいと答えた。さーりちゃんはお湯を沸かし始めた。待っている間なんとなく気まずい。私は何を話せばいいのかわからず指をモジモジさせていた。さーりちゃんは紅茶の入ったカップを2つ持って「お待たせ。はいどーぞ。ナナちゃんは確か砂糖ミルクどっちもいらんかったよな?」と言って私に紅茶の入ったカップを手渡した。二人共無言のまま紅茶をすすった。私は何か話さなきゃと思い、「外寒かったな。風邪とか引いたりしてへん?」と聞いた。さーりちゃんは大丈夫と言ってまた紅茶をすすった。そして「はい。灰皿」と言って灰皿を手渡してくれた。私は緊張したり苛々すると煙草を無性に欲する。さーりちゃんは私が緊張してるとゆうのをお見通しだったようだ。

    2006-11-26 07:47:00
  • 78:

    ナナコ

    あたしは「ありがとう」と言って灰皿を受け取り、煙草を吸った。あまりおいしくかんじなかった。さーりちゃんは黙ったまま紅茶をすすっていた。私は天井を見上げたまま「あんな、さーりちゃん最近予備校来てへんみたいやけどどないしたん?」 と思い切って聞いてみた。さーりちゃんは言いにくそうな顔で眉をしかめている。二人の間に微妙な空気が流れた。さーりちゃんは消え入りそうな声でそっとつぶやいた。さーりちゃん⇒「だって辛いから。」私は何がどう辛いのか、と聞き返した。すると「毎日が。生きてるのが苦痛やから。もう人間そのものに嫌気がさしたかんじ。いくら他人でも人と人とのつながりがある限り、何か問題が生じてくる。そんな毎日がうちはしんどい。」と言いながら下を向いた。私はさーりちゃんの言わんとすることがよく理解出来なかった。だから単刀直入に「そうなった原因はなんなん?」と聞いてみた。さーりちゃんは「ナナちゃんはうちの話聞いて後悔せーへん?聞かんかったらよかったとか思わん?」と問い掛けてきた。私は一瞬戸惑ったが、息を飲んで「さーりちゃんがうちに話して後悔しないならいい。」とだけ言ってさーりちゃんの目を見た。さーりちゃんは冷ややかな顔付きで「ナナちゃんみたいになりたい。」と言った。私は意味がわからなかったのでキョトンと首をかしげると、さーりちゃんは「うちはナナちゃんみたいに懐の広い人間になりたいわ。」と言って少し間を空けて「うち、キャバクラで働き始めてん。」と付け加えた。

    2006-11-29 02:18:00
  • 79:

    ナナコ

    私はビックリして自分の足元に煙草の灰を落としてしまった。「え!?なんで!?いつから!?」と声をあらげて聞いた。さーりちゃんは天井を見つめながら「1ヶ月ぐらい前かな。多分。お金がほしかったしな。」と言った。私は「なんでお金がいるん?今大事な時期やのに夜働いて大丈夫なん?ただでさえさーりちゃん人と関わるんがしんどいみたいやのに…」と問いただした。さーりちゃんは「親とちょっともめてさ。いいねん、もう。」とだけ言って私の顔を見ようとしなかった。私はそれ以上もう何も聞かず黙った。少しの間沈黙が続いた。すると突然、さーりちゃんは「ごめん、何から話せばいいかわからんし、話すのもしんどいや。」と言った。私は「話したくないならいいし、話すのもしんどいならそれでええよ。うちと一緒におってもしんどいやろし今日はもう帰ったほうがいいかもね。無理におしかけてごめんな。」と言ってカップを流しに持って行こうと立ち上がった。

    2006-11-29 02:35:00
  • 80:

    ナナコ

    さーりちゃんは「いいよ、うちがやる。」と言って半ば無理矢理私の手からカップを取り上げた。私は「ありがとう。」と言って鞄を持って帰る支度をした。さーりちゃんは「今日はごめんね。」とだけ言って黙々と洗い物を続けた。二人の間には微妙な空気が流れていた。私はドアを開け、「また、落ち着いたらでいいから連絡待ってるな。今日はありがと。バイバイ。」と言って部屋を出た。バタンとドアの閉まる男が妙に虚しくこだました。同時に私の心の中も虚しく、やり切れない気持ちで一杯になった。何だかわからないが涙が込み上げてきて目の前がぼやけた。涙がこぼれそうなのをこらえてマンションの階段を降りていった。

    2006-12-02 02:23:00
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