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キミと毎日キスしたかった
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1:
緋恋
なぁ…あんたと出逢って丁度一年たつんやな。
今どうしてる?
誰かと一緒にいるん?
あたしの疑問もため息も全部
毎日の中に沈んでいく。あんたと過ごした短い時間と一緒に2006-12-01 18:54:00 -
441:
緋恋◆lZf.ArgVp2
………………………………………………………
2007-01-24 02:30:00 -
442:
緋恋◆lZf.ArgVp2
相変わらず毎日は慌ただしく過ぎていく。一留と一緒にコンビニにいた。季節はもうすっかり春。
一留とコンビニの角で中学生みたいにしゃがんで話していた。
それが恥ずかしいのと一留と三つも年が離れているから姉弟にしか見えないだろうと感じるのとで、付き合い始めの真冬はそわそわしていたっけ。
そんな事を思いながらタバコの煙の先を見る。春の空気の中で煙は暖かそうに揺らめいて消えていく。2007-01-24 02:42:00 -
443:
緋恋◆lZf.ArgVp2
あたしは一留に学校の話をしていた。停留所でバスを待っていた時にみた毛虫の話。
あたしは、度重なる不安でどんよりしていた。その時、木から落ちたのか歩道を一心不乱に這う毛虫を見つけた。2007-01-24 02:46:00 -
444:
緋恋◆lZf.ArgVp2
毛虫は人が行き交う道でいつ踏みつぶされるかもわからないのに力強く進んでいった。あんなに小さいのに。こんなにまわりの世界は大きいのに。
あたしはなんか励まされて、一留にこの面白くともなんともない話を話していた。
一留はぼけーっとタバコを吸っている。けどちゃんと聞いてくれてるのはわかった。2007-01-24 02:51:00 -
445:
緋恋◆lZf.ArgVp2
「…………柚奈、やっぱお前かわってんねぇ」
一留があたしの顔をまじまじと見た。バカにするわけでも、ましてやすごいと思っているわけでもなさそう。ただまじまじと。
「俺やったら、毛虫なんてうわぁーキモチ悪っっ!て踏み潰して終わりやけど?」
「別に毛虫をきもちいいとか思てるわけちゃうよ。ただなんかすごいな思てん」2007-01-24 02:58:00 -
446:
緋恋◆lZf.ArgVp2
「あっそういえば…」
一留が道路の方を指差した。
「俺、今日朝あそこで人ひかれたんみた」
「えっ…どうなったん」
「救急車きて、運ばれていったけど…あれは逝ったやろー」2007-01-24 03:03:00 -
447:
緋恋◆lZf.ArgVp2
「なんかキモいおっさんやったけど」
あたしは悲しくなった。あたしを今日励ましてくれた毛虫も一心不乱に進んだ結果、バスに踏み潰された。世の中は甘くないのだ。
「ま〜いいやんけ、おっさんも毛虫も別に生きたい思とったわけちゃうかもやし」
一留の言うとおり、何も知らないあたしがかわいそがったりする事じゃないのかもしれない。
「………………」2007-01-24 03:10:00 -
448:
名無しさん
俺もこんなん思われてたんかな・・・自分を外から見られた感じやわ
2007-01-24 03:13:00 -
449:
緋恋◆lZf.ArgVp2
「俺はお前の、そんだけ人にはいりこめるとこすごいと思うけどな。俺にはできんし。」
一留は優しい部分もほんまに持ってる。今あたしが自分の事を浅はかに思って恥じたのをわかって、そう言ってくれたんだと思う。
わけのわからん理屈で切れる一留。
人の微妙な心の変化に気づける一留。2007-01-24 03:18:00 -
450:
緋恋◆lZf.ArgVp2
一留の色素の少し薄い茶色の目は天気のいい春の日差しでビー玉みたいに綺麗だった。あたしのまっ黒で輪郭のハッキリした目とは全然ちがう。
その目を本当にすきだと思った。一留の中にある優しくて綺麗な所。それがそのまま現れたような瞳だと思った。2007-01-24 03:38:00

