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キミと毎日キスしたかった
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1:
緋恋
なぁ…あんたと出逢って丁度一年たつんやな。
今どうしてる?
誰かと一緒にいるん?
あたしの疑問もため息も全部
毎日の中に沈んでいく。あんたと過ごした短い時間と一緒に2006-12-01 18:54:00 -
637:
緋恋◆lZf.ArgVp2
それがわかるからしんどい思いをしてても側にいれた。
けどみてや、一留。あたしもうボロッボロや。
2007-03-14 22:59:00 -
638:
緋恋◆lZf.ArgVp2
「あたしは別れる気やで」
“好きだから別れる”
そんな事有り得ないと思っていた。なのに今まさにそんな瞬間が訪れている。
このまま嫌いになるまで……。一留があたしを色んな意味で食い尽くして、あたしが一留から自然に離れたいと思う迄…そんな“一緒”なら実現できると思う。2007-03-14 23:14:00 -
639:
緋恋◆lZf.ArgVp2
あたしは一留と毎日笑ってキスしたい。
だからサヨナラやねん。
一留が何か言ってる。一生懸命。あたしはそれを冷静に聞く。涙は底なしに流れる。一留が話してる事の内容なんて最早どうでもよくて。聞こえてくる声そのものが愛おしくて可愛くて。
もう一留を納得させる言葉も拒絶する言葉も失ったあたしは2007-03-14 23:24:00 -
640:
緋恋◆lZf.ArgVp2
ただ繰り返すしかなかった。
「ごめん」
一留の他に大切な人がいなかったらよかったのに。あたしが男で一留が女だったらよかったのに。もっとあたしが今より色んな事わからない若い頃だったらよかったのに。2007-03-14 23:28:00 -
641:
緋恋◆lZf.ArgVp2
そうだったら一留意外のもの捨てられたかな?
そうしたら一留は愛してくれたかな?
自分で思って呆れた。2007-03-14 23:31:00 -
642:
緋恋◆lZf.ArgVp2
不意に一留が泣いているのに気付いた。一留は実は結構よく泣く。
「…泣きなや」
自分の方がもっと泣いてる癖に少しだけ笑ってそう言った。「俺と別れたい?」
かすれた声できいてくる。
「…………うん」2007-03-14 23:37:00 -
643:
緋恋◆lZf.ArgVp2
「…こんだけいうても無理ならわかった」
「……うん」
二人して泣いた。泣いたってどうにもならない事はお互いよく知ってるのに。
「……柚奈」
「うん?」2007-03-14 23:40:00 -
644:
緋恋◆lZf.ArgVp2
お互い馬鹿みたいに鼻をグシュグシュさせていた。
「俺の事、好きけ?」
「は?なに?」
「言えや、もう嫌いけ?」
なんでそんな事を聞くんだろうと思った。答えは一留、あんたが一番知ってるはずや。2007-03-14 23:44:00 -
645:
緋恋◆lZf.ArgVp2
“もう嫌いけ?”
そう聞いてきた一留の意図を計りかねて適当に返した。
「嫌いやったらとうに終わってるわ」
「……言うてくれ」
「はぁ?」2007-03-14 23:49:00 -
646:
緋恋◆lZf.ArgVp2
「好きか?」
この人は一体何が欲しいんだろう。お金が欲しかったならもういいだろうに。絞れるだけ絞ったんだから。あたしの気持ちなんて聞くまでもないのに。あたしは…………………………………
「……………好きやで」
あのちっぽけな後ろ姿を思う。見慣れたら可愛らしいけどたいして男前なわけでもなくて。甲斐性があるわけでも性格がいいわけでもない。いいとこより悪いところの方が多い。一留はそんな男。2007-03-15 00:00:00