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キミと毎日キスしたかった
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1:
緋恋
なぁ…あんたと出逢って丁度一年たつんやな。
今どうしてる?
誰かと一緒にいるん?
あたしの疑問もため息も全部
毎日の中に沈んでいく。あんたと過ごした短い時間と一緒に2006-12-01 18:54:00 -
747:
緋恋◆lZf.ArgVp2
一留を許せへん。
それ以上に自分が許せへん、嫌い、惨め。
一留を探す事をやめたから代わりに自分の落ち度が見つかる。
ひとつ、ふたつ、数え切れない。2007-04-19 22:56:00 -
748:
緋恋◆lZf.ArgVp2
その頃、学校のグループ展の締切が間近になりあたしは嫌でも何か作品を作らなければならなかった。なにも思いつかないし……
仕事以外の大半の時間、学校もろくに行かず寝て過ごした。いよいよヤバいというところで今度はろくに眠らずに作った。自分でも何やってるのか何がしたいのかわからなかったのに手は動いた。
作ってる間は楽だ。あまり何も考えなくていい。
あまり何も考えたくない。2007-04-19 23:06:00 -
749:
緋恋◆lZf.ArgVp2
なんとか間に合わす事ができた。ほんと“なんとか”という感じの出来。時間がないのと力不足でとても稚拙なものだった。
ギャラリーに二週間ほど展示していた。
展示期間がすぎクラスの子達と遣わしてもらったギャラリーを片付けた。
その時、見に来てくれた人に書いて貰うアンケートを読んだ。
結構事細かに作品に対する批評と感想が書き込まれている。自分がアンケートを真面目に書いた事がないので感心しながら読ませて貰った。2007-04-19 23:16:00 -
750:
緋恋◆lZf.ArgVp2
その中にあたしの作品に対してのコメントを見つけた。自分の作品に対する批評は嬉しい反面、正直怖い。
そこには短い文でこう書かれていた。
“傷ついても傷ついても諦めなかった記録のように思いました”
2007-04-19 23:20:00 -
751:
緋恋◆lZf.ArgVp2
あたしは思わず外に飛び出した。
自分の作っているものがなんなのか自分でよくわからなかった。
人の意見を通して気づいた。
あたしは自分の気持ちそのままを言葉にできない何かを吐き出していたんだ。
そしてそれは全く知らない誰かに伝わった。2007-04-19 23:26:00 -
752:
緋恋◆lZf.ArgVp2
外の夏の日差しが肌に刺さる。リアルにそれがわかる。体の中の熱が涙と一緒に流れて落ちる。
あたしを追いかけてきた友達が隣に座った。
「柚奈はこんなん言ったら嫌かもしれんけどあたしは柚奈が一留クンに出会ってつらい思いしたん知ってるし柚奈が一留クンに会わんかったら良かったって思うねん」
ジワジワと蝉が鳴いている。その声は大きくなったり小さくなったりしながら精一杯の命のひたむきさで夏の空をあたし達の座り込むヒンヤリとした建物の影を満たしながら時間を刻む。2007-04-19 23:38:00 -
753:
緋恋◆lZf.ArgVp2
「…でもな、一留クンと付き合ってる時の柚奈はとってもとっても可愛かったで」
あたしは笑った。
「せやろ〜」
あたしは精一杯、一留を愛したのかもしれない。傷ついても傷ついてもその気持ちを守りたかった。一留よりもその気持ちが大切だったのかもしれない。難しすぎてわからないけどでもなにより一留に笑って欲しかった。2007-04-19 23:46:00 -
754:
緋恋◆lZf.ArgVp2
その為に精一杯鳴いて泣いた。間違っていたかもしれないけど全部あたしが選んできたこと。
だから
2007-04-19 23:50:00 -
755:
緋恋◆lZf.ArgVp2
あたしは自分を許そうと思った。
2007-04-19 23:50:00 -
756:
緋恋◆lZf.ArgVp2
一留の事も許したい。
本当は憎み続けるのしんどかった。
一留がやっぱり大好きだから。2007-04-19 23:52:00