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駅のホーム あの子のピアス
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1:
俺の初めてやった熱い気持ちを、ここに書きます。
君に伝える気はない。伝える術もない。そうしたところでどうなるわけでもない。
俺の願いは、願わくば、君の幸せが永遠に続きますように―" " "06/12/11 17:162009-01-05 21:40:00 -
31:
真
俺は息をのんだ
理由は、それがいつもマリカちゃんの耳についてるやつと同じやったから…
長い髪の毛の間でたまに見え隠れするピアス。
すぐに拾ってタクに見せた2006-12-12 12:41:00 -
32:
真
そのピアスは某有名ブランドのやつやった。
タクが言ったように、マリカちゃんの雰囲気の割には派手やったから目についたのを覚えてる。
俺はそのピアスをきっかけに君に話しかけるつもりやったねん。2006-12-12 12:48:00 -
33:
真
「シンそれでマリカちゃんに話かけるつもりやろ(笑)」
「当たり前やろ〜!チャンスチャンス!お前邪魔すんなよ〜」
「心配せんでもせーへんわ!せやけどいつ話かけんねん?いつもマリカちゃんの隣にはテルヤっちゅーやついてるやんけ」
タクに言われて我に返った。2006-12-12 12:52:00 -
34:
言われてみたらそーやった。
「まぁ、一人でおるとこ見つけるまで気長に待つわ。あいつ隣におったらなんか気にくわんしな」
俺は言った。早くマリカちゃんとしゃべりたくて
大事にポケットに彼女のらしきピアスを閉まった―" " "06/12/12 13:012006-12-12 13:01:00 -
35:
真
2人でしゃべれる時を待って3日ほどたった時、
俺はいつものホームでタクと電車を待ってた。
タクが急に言った
「あっ!今日は一人やで!」2006-12-12 18:20:00 -
36:
真
俺はタクのその声きくなりすぐに階段の方を振り返った
一人は一人やけど…マリカちゃんとちゃうかった。テルヤが一人私服でおった。2006-12-12 18:24:00 -
37:
真
「期待してもーたやんけ…」
俺はため息まじりでタクに言った。
「なんで今日はあいつ一人なんやろな?私服やし」
タクが喋ってきたけど、俺はマリカちゃんとちゃうかったからどうでもよかった。
興味なかった。2006-12-12 18:27:00 -
38:
真
そしたらそいつが俺らのすぐ近くまできてタバコを吸い出した。
あの時なんか妙に俺は気が張りつめてタクとの会話も止まったねん
その沈黙を破ったのが女の声やった。けどその声はマリカちゃんやなかった…2006-12-12 18:30:00 -
39:
真
「あれー!?今日テルヤくん一人なん?マリカは?私服なんか着てさぼり〜?どこ行くんよぉ?」
俺が思ってたこと全部代弁してくれたその子は、そいつとマリカちゃんの友達らしかった。
「おぉ〜!頼むわマリカに黙っといてくれへん?」
テルヤが言った。2006-12-12 18:36:00 -
40:
真
「何よ、怪しいことちゃうんやろな!変なことやったらソッコーでマリカにちくるで!」
俺とタクはしばらくその会話を聞いてた。
「ちゃうちゃう、そんなんやないって…」2006-12-12 18:39:00