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金魚

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  • 1:

    名無しさん

    ノンフィクションです?私の体験談です。読んでもらえるとうれしいです!

    2006-12-14 13:21:00
  • 20:

    名無しさん

     夕方目を覚ますと、サチがいなかった。ふとテーブルに目をやると置き手紙があった。〔ちょいと出掛けますッ!夕方ぐらいにまた蘭の家に帰るから、セット一緒にしにいこ??BY☆サチ〕と、めっちゃでかい字で書いてあった。     『何やこいつは…ってか字汚ッ?』 とりあえず、私はお風呂に入ることにした。バスタブにつかっていると、ドンドン玄関の扉をたたく音がした。     「蘭???あけてェ」  『はいはい?』と言いながら、玄関に向かった。扉をあけるとスッピンのサチ。外が寒かったのか、鼻が真っ赤になっていた。そんなサチをみて少し笑えた。 『サチ何買ってきたん?』「へへっ。内緒ッ?」と言い残して、スタスタ部屋に戻って行った。私はまだお風呂の途中だったので、また入りなおした。

    2006-12-17 19:26:00
  • 21:

    名無しさん

     お風呂からあがると、サチが得意気そぅに私をみていた。         蘭『何ィ?』と言った時、私の目に金魚が目に写った。           サチ「金魚鉢あんのに金魚おらんとかありえへんやろォ?だから買ってきてん?」           かなり得意気そぅだった。サチ「アカンかった??」と聞いてきたけど、私は少しいぢわるをしようと思って、          蘭『うん。いらんかった』と言うとサチは半泣きになってきたので、『うそやァ?』          サチ「ホンマびっくりしたしぃ?」

    2006-12-17 19:36:00
  • 22:

    名無しさん

     とりあえず、化粧をすることにした。サチはとにかく化粧に時間がかかる…私はほぼ化粧はしなかったので、サチの化粧は未知の世界だった。       サチが用意できたので、ミナミに向かうことにした。

    2006-12-17 19:39:00
  • 23:

    名無しさん

     いつもセットしに行ってる美容院に着いた。   サチ「さぁ?今日も気合い入れて頑張るかぁ?」  蘭『私はいつも気合いなんかいれへんけど、あんたはいつも元気やなぁ』   サチ「ってゆうか、蘭はもうちょっと気合い入れて、愛想よくした方がぃいで?」            【言われてしまった】 苦笑いの私に      サチ「まぁ、そんな蘭でもお客さんおんもんなッ」 蘭『そんな蘭はよけいやろ?』          と話ていたら、店員さんが、[お席空きましたので、こちらにどぅぞォ]    と案内された。サチと隣の席だった。

    2006-12-17 19:44:00
  • 24:

    名無しさん

     とにかくサチはしゃべる。たぶん、さんま並に…横から「なぁ?蘭!あんな」と言う台詞を何度聞いただろぅ…         セットが終わり、美容院を後にした。まだ出勤時間まで時間があるので、ご飯を食べることにした。   喫茶店に入って、サチはオムライスやら何やら注文しまくっていた。     『こいつ食べ過ぎやろォ』と思っていたけど、あえて突っ込まなかった?   サチ「蘭は何食べんの??」            『私はホットコーヒーでいぃよ。』       私はもともと、あまり食べる方ではなかったし、水商売をするようになって、更に食べなくなった。

    2006-12-17 19:52:00
  • 25:

    名無しさん

     サチ「だから蘭はガリガリやねん?」      蘭『別に食べへんのんとちゃうで。食べる気がないの』           そうこう言っていると、サチか頼んだご飯と私のホットコーヒーが届いた。  サチはこれでもかと言うぐらい食べて、お腹がでていた。          本当に私はサチがスキだった。ずっとこんな会話を交わしていけると思っていた…              まさかサチが      あんなことに      なるなんて……

    2006-12-17 20:08:00
  • 26:

    名無しさん

     それから何事もなく毎日が過ぎていった、ある日のこと。         私は寝坊をしてしまい、だいぶ遅刻をした。夜9時にもなると、ひっかけ橋にはホストのキャッチだらけだから、あまり通りたくはなかったけど、時間もないので、ひっかけ橋を通って店に行くことにした。

    2006-12-17 20:12:00
  • 27:

    名無しさん

     『うわぁ?ホストだらけやぁ??最悪ッ。無視オンリーで行こッ』     [なぁなぁどこ行くの?]やっぱりきたかぁ?と思ったケド、無視しつづけていると、前カラスーツを着たいかつい顔のホストが私に【久しぶりィ!】と声をかけてきた。       私は『は?』と思ってそいつの顔をみると、サチとボーリング行った時にキャッチされたホストだった。  【今から仕事??】  うざいと思いながら、『そぅ。急いでんねん。』と言うと【冷たァ?しかもメールくれへんかったやろ?バリへこむわ?】とか色々言われたケド、めんどくさかったので、『また今度送るわッ』とだけ伝えて、その場から逃げた。

    2006-12-17 20:19:00
  • 28:

    名無しさん

     店に入ると結構お客さんがはいっていた。    『そっかぁ?今日金曜日かぁ??』私はすっかり忘れてしまっていた。    ボーイが私に《蘭さん、斎藤さんきてますよ》と言ってきた。        斎藤と言うお客さんは私にとって太客だったけど、どうも苦手だった。    『斎藤さん、遅くなってごめんなさい。』       コクン。と首を縦にふるだけ…この人はめったにしゃべらない。なぜ私を気にいって指名してくれているのか、わからなかった。

    2006-12-17 20:24:00
  • 29:

    名無しさん

     私は斎藤さんに色んな話題をもちだしてしゃべりかけるのだが、斎藤さんは首を縦、横にふるだけ…  『あぁ疲れたァ?帰りたぃ…』          と思っていながら、サチの姿を探したケド、サチは出勤していなかった。   『休みとか言ってなかったのにな…』と思っていると、斎藤さんが初めて口をきいてくれた。と思ったら、〔蘭ちゃん。ドンペリ一気して。〕        『…まじでッ!』と思いながら、ボーイを呼んで、『ドンペリ下さいッ』と頼むと横から、〔5本ね〕   『………斎藤さんッ、他の女の子もこの席よんでいいですかッ?』     と聞くと コクン とまた首を縦にふるだけだった。他の女の子達も席にきてくれ、何とか助かったけど、私は結局2本のドンペリを一気した。私は普段酔わないけど、さすがにやられた…           斎藤さんがチェックした後、私はトイレに直行した。『ホストちゃうねんからなぁ??』と思いながら、トイレとお友達になっていた。

    2006-12-17 20:38:00
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