-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
金魚
-
1:
名無しさん
ノンフィクションです?私の体験談です。読んでもらえるとうれしいです!
2006-12-14 13:21:00 -
2:
名無しさん
私の名前は蘭。今はミナミでキャバクラで働いている。もう親とは何年も会ってない。もぅ…あんな家には帰りたくない…
2006-12-14 13:23:00 -
3:
名無しさん
私の父親は離婚している。それも4回も…私には2つ違いの兄貴がいた。部屋に入って一歩もでてこなぃ。いわゆるひきこもり…おじいちゃんがいたんやけど、再婚した継母に施設に入れられてしまった…
私にはペットがいた。夏祭り、屋台の金魚すくいをした。その時に持って帰った金魚が5年も生きた。でも…その5年間は…2006-12-14 14:00:00 -
4:
名無しさん
蘭17才。。。
『お疲れ様でェす』やっと仕事が終わった。仕事はキャバ嬢。キャバは16才から働いていた。当時は14才なんて子もいた。まだそんなに風営方が厳しくなかったから、すんなりと働けた。当時、寮に住んでいて、一緒の店で仲良かった子も寮に住んでいた。名前はサチ。私より1才年下だった。2006-12-14 14:06:00 -
5:
名無しさん
蘭『サチィ!腹へったからご飯食べにいこやぁ』
サチ「いこかァ!ってか、その後ボーリングいかへん?」 蘭『ぇえなぁ!ボウリングもいこか?』
いつものお決まりコース(笑)私らは松屋に行ってまず腹拵え。
サチ「なぁ?何で蘭っていつもミネキュア赤なん?」蘭『んー…別にィ…』2006-12-14 14:13:00 -
6:
名無しさん
↑スイマセン マネキュアの間違いでした?
2006-12-14 14:14:00 -
7:
名無しさん
サチ「ふゥん…そぅなんやァ…まぁ飯も食べたしボーリングいこかァ!」
蘭『おぉッ!いこかァ?』
心斎橋のラウンドワンに行くコトにした。歩いていたら、前カラ、ホストが声をかけてきた。私はホストが大嫌い…別に何もされたわけぢゃないけど、何かチャラそぅなイメージばっかで。
でもサチは結構ホストがスキみたいで、キャッチされてまんざらでもない感じで話していた。ホスト「?人でドコ行くンー?」 サチ「今カラ、ボーリング行くねん」 ホスト「えーそんなん言わんと俺らと飲みにいこやァ☆」 サチ「えー?蘭どうするゥ?」 蘭『いいわァ。あんた行くンやったら行っておいでや?』 サチ「みたぃやから、今日はヤメとくわぁ?ごめんなぁ!」2006-12-14 14:29:00 -
8:
名無しさん
するとホストの?人が私に名刺を渡してきた…
蘭『紅葉…こうよう?もみじ?どっち?』
ホスト「俺かぁ?もみじやッ☆気ィむいたらメールちょうだいや」と言われ、パッと顔をみたら鼻と口と眉毛にピアスが開いていた。私はビックリして『きゃぁ』と声をあげてしまった。紅葉「人の顔みて、きゃぁはないやろー!笑 まぁええわ。またなぁ?」と言ってどこかに行ってしまった?
サチ「蘭がホストにしゃべりかけんの初めてみたぁ?なんでェ?ぁあぃうのタイプ??笑」 蘭『別になんもないけどなぁ…なんとなく!それよりはよボーリングいこやァ?』2006-12-14 14:40:00 -
9:
名無しさん
ラウンドワンについた。私らは5ゲームの投げ放題にすることにした。
サチ「蘭!早くなげてェ」 蘭『ごめんやけど、私めっちゃ下手やからッ』サチ「………」 ガーター… 蘭『…』サチ「あんたいつまでたっても下手くそやなぁ!」蘭『うっさいわァ』
とか言いながら、5ゲームが終わり、眠いので帰るコトにした。2006-12-14 14:53:00 -
10:
名無しさん
今日はここまでにします?読んでくれる方がいればうれしいなぁと思います??
2006-12-14 14:54:00 -
11:
名無しさん
読んでマスょ?
がんばってね?
2006-12-14 17:48:00 -
12:
名無しさん
11さん ありがとうございます?頑張りまぁす?
2006-12-15 17:08:00 -
13:
名無しさん
その帰りタクシーに乗りながら、サチとこんな話をした
サチ「なぁ?蘭のオトンとオカンってどんな感じなァん?」
蘭『ん〜……だるぃやつらやわ?それだけやでェ。何でなん?』
サチ「蘭ってさぁ、自分の話全然しやへんよなぁ?…何か闇のイメージやわッ笑」
蘭『闇ってなぁ??笑 別に話たくないわけちゃうでェ。話すことないだけやァ。』 サチ「ふぅん…」
タクシーがマンションの下に着いたので、タクシーから降りてエレベーターを乗っていた。私の部屋は10階。サチは4階だった。
蘭『サチ、4階やでェ。お疲れェ?』と言ってサチの方を見ると、ぷくっとふくれた顔をしていた。蘭『どないしてん?』
サチ「今日、蘭の家泊まってぃぃ?」なんかサチが可愛くみえて、『ぃぃょ』っと言って、サチと一緒に私の部屋に向かった。2006-12-15 17:17:00 -
14:
名無しさん
サチ「蘭の部屋ってどんなん?」
蘭『ん?別に普通。ゴキブリはおらんから安心しろや?笑』
実はサチが私の家に来るのは今日が初めてだった。
サチ「めっちゃドキ?するゥ」 蘭『あほちゃうか。笑』
私の家の前に着いた。 ガチャ… サチ「お邪魔しまぁす」蘭『はい。どぉぞ』2006-12-15 17:21:00 -
15:
名無しさん
サチ「えー?蘭の部屋、真っ赤やンッ?何で?何でェ?」 蘭『別に意味はないよ?ビール飲む?』 サチ「あっ!うん飲む?」
当時、私の部屋はベッドカバーも、カーテンも、テーブルも赤だった。まぁめったにこんな部屋の人もいないかもしれなぃけど、私にとって赤色はきってもきれない色だった…2006-12-15 17:25:00 -
16:
名無しさん
〈カンパーイッ〉
とりあえず飲むことにした。サチ「真っ赤の部屋もかわいぃなぁ?」
蘭『そぅかぁ?まぁ気にいってるけどなぁ☆』
サチ「蘭はミステリアスやなァ」 蘭『おまえミステリアスの意味わかってんのかよッ?』サチ「わかってるわぁ」トカ言いながら、ビールを3本ぐらい飲み終わった時、サチが「スエットなぃー?着替えたい?」と言いだしたので、私も着替えることにした。スカートのポケットの中に何か入っていたので取り出してみると、ホストの名刺がくしゃくしゃになって入っていた。『紅葉か…』と心の中でつぶやきながら、テーブルの上にぽんッと置いた。それをみたサチが「でたでたぁ?蘭のホスト嫌いがぁ?」と言ってきた。蘭『嫌いってよりも興味なしッ?それよか着替えよぉ?』と着替えた。『…そぉいえばサチの前で着替えるの初めてやなぁ。。。何か聞いてくるかな?』とか思っていた。私は腰に金魚の和彫をいれていた。でもサチは確かに私の腰を見たのに何も聞いてこなかった…『…サチなりに気ぃつかったんかな?』と思ったケド、あえて私からは話さなかった。2006-12-15 17:41:00 -
17:
名無しさん
サチが私の部屋の隅に置いてあった、空の金魚鉢を見つけた。その時のサチの目はすごく悲しそうだった。
サチ「蘭、何か悩みごととかあったら、サチに話してなぁ…」 サチは私からみて、すごく可愛らしい子だ。いいも悪いもハッキリ言うし、愛敬があり、見た目もお人形の様に可愛かった。サチは私と正反対のタイプだった。周りカラ見れば変な組み合わせやったと思う…私はサチに『ありがとぅ。でも今は悩みごとはないよ?』とだけ伝え『お風呂入る?』と明るく切り返した。 サチ「うん?入るわァ?」2006-12-16 00:23:00 -
18:
名無しさん
私はバスルームに行きバスタブにお湯をためた。『今日の入浴剤何にしようかなぁ?』私のスキな香りのローズにした。部屋に戻ってサチに声をかけようとした。『サチィ…』サチはもぅ眠ってしまっていた。『サチ。化粧ぐらい落として寝たら?』 サチ「んー……」 『アカンはッこいつ熟睡やァ』私はブランケットをサチにかけて、1人でお風呂に入ることにした。
私はお風呂に入りながら色々考えた『オトン…今何してンねンやろー…おじいちゃん、施設でうまくやってるかな?兄貴は引きこもりやめたんかな?オカンは………』そこまで考えて私はくらくら目眩がしてきたので、私はバスタブを出て、シャワーを浴びた。鏡に写った腰元に目をやった。 金魚…赤…紅葉……。『そぅいえば今日、紅葉ってホストと会ったなぁ。何かいかつい変なホストやったなぁ…まぁ連絡することもないし、私には関係ない人やわ。さぁお風呂でよー』2006-12-16 00:58:00 -
19:
名無しさん
お風呂から出て、部屋に戻るとサチがソファーから落ちて床で大の字で寝ていた。『こいつ寝相悪ッ』あまりの寝相の悪さに笑えた。とりあえずサチにブランケットをもう一度かけてあげて、私も寝ることにした。『サチおやすみぃ』と言うと「うん。」と返事がかえってきた。『起きてんの?』と聞くと「Zzzz。。」いびきがかえってきた。『何や起きてるかと思ったァ』 なんだか私もウトウトしてきていつの間にか寝てしまった…
2006-12-16 01:18:00 -
20:
名無しさん
夕方目を覚ますと、サチがいなかった。ふとテーブルに目をやると置き手紙があった。〔ちょいと出掛けますッ!夕方ぐらいにまた蘭の家に帰るから、セット一緒にしにいこ??BY☆サチ〕と、めっちゃでかい字で書いてあった。 『何やこいつは…ってか字汚ッ?』 とりあえず、私はお風呂に入ることにした。バスタブにつかっていると、ドンドン玄関の扉をたたく音がした。 「蘭???あけてェ」 『はいはい?』と言いながら、玄関に向かった。扉をあけるとスッピンのサチ。外が寒かったのか、鼻が真っ赤になっていた。そんなサチをみて少し笑えた。 『サチ何買ってきたん?』「へへっ。内緒ッ?」と言い残して、スタスタ部屋に戻って行った。私はまだお風呂の途中だったので、また入りなおした。
2006-12-17 19:26:00 -
21:
名無しさん
お風呂からあがると、サチが得意気そぅに私をみていた。 蘭『何ィ?』と言った時、私の目に金魚が目に写った。 サチ「金魚鉢あんのに金魚おらんとかありえへんやろォ?だから買ってきてん?」 かなり得意気そぅだった。サチ「アカンかった??」と聞いてきたけど、私は少しいぢわるをしようと思って、 蘭『うん。いらんかった』と言うとサチは半泣きになってきたので、『うそやァ?』 サチ「ホンマびっくりしたしぃ?」
2006-12-17 19:36:00 -
22:
名無しさん
とりあえず、化粧をすることにした。サチはとにかく化粧に時間がかかる…私はほぼ化粧はしなかったので、サチの化粧は未知の世界だった。 サチが用意できたので、ミナミに向かうことにした。
2006-12-17 19:39:00 -
23:
名無しさん
いつもセットしに行ってる美容院に着いた。 サチ「さぁ?今日も気合い入れて頑張るかぁ?」 蘭『私はいつも気合いなんかいれへんけど、あんたはいつも元気やなぁ』 サチ「ってゆうか、蘭はもうちょっと気合い入れて、愛想よくした方がぃいで?」 【言われてしまった】 苦笑いの私に サチ「まぁ、そんな蘭でもお客さんおんもんなッ」 蘭『そんな蘭はよけいやろ?』 と話ていたら、店員さんが、[お席空きましたので、こちらにどぅぞォ] と案内された。サチと隣の席だった。
2006-12-17 19:44:00 -
24:
名無しさん
とにかくサチはしゃべる。たぶん、さんま並に…横から「なぁ?蘭!あんな」と言う台詞を何度聞いただろぅ… セットが終わり、美容院を後にした。まだ出勤時間まで時間があるので、ご飯を食べることにした。 喫茶店に入って、サチはオムライスやら何やら注文しまくっていた。 『こいつ食べ過ぎやろォ』と思っていたけど、あえて突っ込まなかった? サチ「蘭は何食べんの??」 『私はホットコーヒーでいぃよ。』 私はもともと、あまり食べる方ではなかったし、水商売をするようになって、更に食べなくなった。
2006-12-17 19:52:00 -
25:
名無しさん
サチ「だから蘭はガリガリやねん?」 蘭『別に食べへんのんとちゃうで。食べる気がないの』 そうこう言っていると、サチか頼んだご飯と私のホットコーヒーが届いた。 サチはこれでもかと言うぐらい食べて、お腹がでていた。 本当に私はサチがスキだった。ずっとこんな会話を交わしていけると思っていた… まさかサチが あんなことに なるなんて……
2006-12-17 20:08:00 -
26:
名無しさん
それから何事もなく毎日が過ぎていった、ある日のこと。 私は寝坊をしてしまい、だいぶ遅刻をした。夜9時にもなると、ひっかけ橋にはホストのキャッチだらけだから、あまり通りたくはなかったけど、時間もないので、ひっかけ橋を通って店に行くことにした。
2006-12-17 20:12:00 -
27:
名無しさん
『うわぁ?ホストだらけやぁ??最悪ッ。無視オンリーで行こッ』 [なぁなぁどこ行くの?]やっぱりきたかぁ?と思ったケド、無視しつづけていると、前カラスーツを着たいかつい顔のホストが私に【久しぶりィ!】と声をかけてきた。 私は『は?』と思ってそいつの顔をみると、サチとボーリング行った時にキャッチされたホストだった。 【今から仕事??】 うざいと思いながら、『そぅ。急いでんねん。』と言うと【冷たァ?しかもメールくれへんかったやろ?バリへこむわ?】とか色々言われたケド、めんどくさかったので、『また今度送るわッ』とだけ伝えて、その場から逃げた。
2006-12-17 20:19:00 -
28:
名無しさん
店に入ると結構お客さんがはいっていた。 『そっかぁ?今日金曜日かぁ??』私はすっかり忘れてしまっていた。 ボーイが私に《蘭さん、斎藤さんきてますよ》と言ってきた。 斎藤と言うお客さんは私にとって太客だったけど、どうも苦手だった。 『斎藤さん、遅くなってごめんなさい。』 コクン。と首を縦にふるだけ…この人はめったにしゃべらない。なぜ私を気にいって指名してくれているのか、わからなかった。
2006-12-17 20:24:00 -
29:
名無しさん
私は斎藤さんに色んな話題をもちだしてしゃべりかけるのだが、斎藤さんは首を縦、横にふるだけ… 『あぁ疲れたァ?帰りたぃ…』 と思っていながら、サチの姿を探したケド、サチは出勤していなかった。 『休みとか言ってなかったのにな…』と思っていると、斎藤さんが初めて口をきいてくれた。と思ったら、〔蘭ちゃん。ドンペリ一気して。〕 『…まじでッ!』と思いながら、ボーイを呼んで、『ドンペリ下さいッ』と頼むと横から、〔5本ね〕 『………斎藤さんッ、他の女の子もこの席よんでいいですかッ?』 と聞くと コクン とまた首を縦にふるだけだった。他の女の子達も席にきてくれ、何とか助かったけど、私は結局2本のドンペリを一気した。私は普段酔わないけど、さすがにやられた… 斎藤さんがチェックした後、私はトイレに直行した。『ホストちゃうねんからなぁ??』と思いながら、トイレとお友達になっていた。
2006-12-17 20:38:00 -
30:
名無しさん
それからも忙しく、また結構飲んでしまった。 久しぶりに仕事をして酔ってしまった私は店を閉める前に帰ることにした。 タクシーを拾おうと歩いていると、後ろから 〔あれ?ドコ行くのォ?〕と声をかけられた。
2006-12-17 20:42:00 -
31:
名無しさん
酔っていて、人の顔が4つに見える… 『あ?この間のホストやん。何なん?』 〔いや何もないけど、ってゆうか自分酒くさァ??〕『仕事してきてん。てか何やねん。』 〔家どこなん?帰れるん?タクひろったるわー?〕 『大丈夫やわァ?帰れるわ』 〔ってか、この間、一緒に歩いてた友達、今おれの店にきてんで?〕 『えっ?サチが?』
2006-12-17 20:47:00 -
32:
名無しさん
サチはホストにはちょこちょこ行っていたみたいやけど、仕事を休んだりしなかった。 『今日、休んでたのに…何でやろ…』私は考えた。今カラ、このホストの店に行ってサチに文句をいってやろうか、家に帰るか……
その時、私の頭の中に 〈ほっといて!あんたは私の子じゃないんやから、でしゃばるな〉 『……そっか…サチあんたの店いてんねんやッ!あんま金つかわんように見張っててやァ』 〔え?俺見張り役?〕 『頼んだわッ?』 とだけ伝えてタクシーにのりこんだ。 『…サチが初めてズル休みした……しかも何で今更、あいつを思い出すねんッ。もぅ私とは関係ないんや……』2006-12-17 20:56:00 -
33:
名無しさん
寮の前にタクシーが着いた。 私は転がりこむように部屋に入った。飲み過ぎて頭がぐるぐるする… 私は夢をみた… 秋…山…紅葉…真っ赤な世界…… ……父の再婚相手…… ……はさみ… …血… …夏祭りですくった、水槽の中の金魚… …私が消えた日……… なぁ、おじいちゃんホンマの私はどれ……? 蘭ぢゃない私はどんな感じやった…? …私は一体………
2006-12-17 21:02:00 -
34:
名無しさん
目を覚ますとまだ昼前だった。喉が乾いていたので、冷蔵庫をあけると、ビールしかない… 『しかたない…コンビニ行くかぁ?』 信号待ちをしていると、1台のタクシーが止まっていて、ふと目をやると、サチが乗っていた。その隣にはホストらしき人が座っていた。 『…サチ………昨日飲みに行ってたホストクラブの子かな?』と思って見つめていたら、サチと目が合った。 私は手を降ってみたけど、サチは気付かなかった…そのホストにべったりだった。
2006-12-17 21:09:00 -
35:
名無しさん
『まぁサチからまた話してくれるかぁ。』 と思い、私はコンビニに向かった。 『烏龍茶とこんにゃくゼリー。あとワインにチーズに、ビール、するめに、つぶ貝パックに、ツナ缶…』 私は自分のかごの中に入っている商品をみて、嫌気がさした。『おっさんの買い物みたいやな…』 まぁ仕方なぃ。お酒すきなんやからッ!自分に言い訳をして、買い物をすませた。
2006-12-17 21:14:00 -
36:
名無しさん
部屋に戻ってカーテンをあけた。『まぶしぃ??…布団でもほすかなぁ?』 私は布団を干すことし、テレビをつけると、いいとも!がやっていた。 『見るン久しぶりやぁ』 テレビを見ていたら、お腹が減ってきたので、ご飯を作ることにした。 私は小さい時、継母が料理を作ってくれなくって自分で作ることが多かったので、和洋中なんでも作れた。 冷蔵庫を開けてみる。冷凍庫に豚バラ肉があり、野菜室には玉葱、人参、キャベツ、ピーマンがあった。 『酢豚つくるかぁ?』
2006-12-17 21:33:00 -
37:
名無しさん
30分後、久しぶりの手料理が完成した。 食べてみると… めっちゃおいしかった。 『また今度、サチにも何か作ってあげよう』 その時、サチが昨日、当欠したことを思い出した。 『今日出勤してきたら怒ったろ??』とか考えていると、また眠くなってしまい、ソファーでまた寝てしまった。
2006-12-17 21:38:00 -
38:
名無しさん
目を覚ますと4時だった。 とりあえず、バスタブにお湯をいれる。 その間におこうをたく。 音楽をガンガンにかける。ビールをひと飲み。 たばこに火をつける。ちょうとたばこを吸いおわったら、バスタブにお湯がたまっている。
2006-12-17 21:41:00 -
39:
名無しさん
楽しく読まさせてもらってます??
がんばって下さぃ???2006-12-18 06:07:00 -
41:
名無しさん
私はかなりのヘビースモーカーなので、お風呂でもタバコを吸う。 ビールもお風呂で飲む。 毎日半身浴をしているけど、これぢゃ意味がないと思いつつも、これが私のスタイル。 お風呂カラ上がると、ビールを飲みながら化粧をする。 これで私の1日がやっと始まる。
2006-12-18 18:39:00 -
42:
名無しさん
『今日は少し早く用意できたから買い物でもいこうかなァ?』 そぅ思い、私はいつもより早くミナミに向かうことにした。 ほぼ毎日サチと一緒に出勤するけど、サチはホストと一緒だろうと思って、私1人で行くことにした。
2006-12-18 18:43:00 -
43:
名無しさん
ミナミに着き、タクシーから降りる。相変わらず、にぎわってるミナミ。 私は行きつけのショップに向かった。 春の新作がもぅ店頭には並んでいた。 【いらっしやいませ】 いつもの店員さん。この店員さんは、すごくかわいくて、とてもセンスが良かったので、私はこの店員さんにいつもアドバイスを聞いていた。
2006-12-18 18:47:00 -
44:
名無しさん
〔春物、少し入荷したんですけど、このワンピとかどうですか?きまわしできますよぉ?〕 と勧められたワンピはすごく気にいったので、即買うコトにした。 あと私は春物のジャケットやインナーなどを買って、会計をすませた。
2006-12-18 18:50:00 -
45:
にゃん
39です?完結まで一緒にお付き合いさせて下さい??
2006-12-18 18:54:00 -
46:
名無しさん
店を後にした時に携帯がなった。 ピリリー♪ サチからだった。 『もしもしィ?どうしたァ?』 「いんやぁ何もないけど、もぅ家でたん?」 『ぅん。今日買い物したかったから☆今日は先に店いっとくわぁ』 「わかったぁ。ぢゃぁまたあとでねェ」 電話をきって、時計を見るとまだ美容院に行くまで時間があるので、お茶することにし、喫茶店を探していた。 〔蘭ちゃん!〕
2006-12-18 18:54:00 -
47:
名無しさん
名前を呼ばれ振り返ると紅葉というホストだった。 〔ドコ行くん?ってか荷物重そうやから持ったるわぁ!〕 『ぃゃ…ィィよ。今からお茶すんねん。』(何でこいつ私の名前知ってんねんやろ?) 〔ぢゃぁ、俺も行く☆〕半ば強引に一緒にお茶することにした。
2006-12-18 18:57:00 -
48:
名無しさん
顔にピアスを3つもあけているやつとまさかお茶をすることになるとは思わなかった。 〔蘭チャン何飲む?俺はミックスジュースとホットケーキ♪〕 『私ホットコーヒー。ってかどうでもいいけど、何であんた私の名前知ってんの?』 〔んー?サチちゃんが教えてくれた。「あっ、すいません。ホットコーヒーとミックスジュースとホットケーキ下さい」〕 『サチが?…ってかサチこの間、お金いっぱい使ってなかった?』 〔初回やから、安かったでぇ〕 『初回って何やねんッ!』 私はホストの仕組みがよくわからなかったので、色々聞いてみた。 〔ってか蘭ちゃんホスト行ったことないん?〕 ないから聞いてんねんやろ、ぼけ。と思いつつ、気持ちを落ち着かせて 『ないよ。』と答えた。 〔まぁいかんほうがぃいと思うでぇ。ってか僕にメール送って下さい 泣〕 『メール送ったら、どうせ営業かけるやろぉ。私、店行く気ないし、そんなんいややから、無理』 〔いや、俺は営業とかホストとか抜きで、蘭ちゃんとメールしたいねん。〕 と予想どうりの答えが返ってきた。 (まぁ、アド教えるくらい、いいか。ウザかったら返さんかったらいぃし…)と思い、アドを教えた。
2006-12-18 19:10:00 -
49:
名無しさん
〈お待たせ致しました〉頼んでいた商品がテーブルに届いた。 〔いただきまぁす〕 (こいつ蜂蜜かけすぎやろ) 『あんた甘党なん?』 コーヒーにミルクも砂糖も入れない、ブラックをすすりながら聞いた。 〔あんたぢゃなくて、紅葉や。〕真剣な顔をして、そぅいわれたので、私は 『紅葉は甘党なん?』と聞きなおすと、 〔ははッ。蘭チャンおもろいなぁ〕 と言われた。私には何がおもしろいかわからない。 それからも紅葉は、色んな話を楽しそうに話していた。けど私は半分しか聞いていなかった。 せっかくの1人の時間を邪魔されて少しムカついていた。 紅葉がホットケーキを食べおわると私の携帯を手にとり、何やから自分の携帯に電話をかけ、勝手に自分の番号を登録した。 (勝手なやつ?) と思いながらもほっていたら、写メまでとりだして紅葉カラ電話がかかってきたら画面に紅葉の写メがでるように設定した。 『いらんことせんでぃいし。』 〔えぇやんけ。ケチやなぁ〕 と少しスネていた。 私は時計をみるともぅ美容院の時間なので、紅葉にそのことを伝え、2人で店を出ることにした。
2006-12-18 19:24:00 -
51:
名無しさん
〔俺が出すからぃいよ〕と言われたケド、初対面と言ってもいい人に出させるのは気がひけるので、 『半分出すから』 と言って財布を出すと、 〔今度おごって〕 と言われた。 (今度なんてないのに。)と思ったけど、 『ぢゃぁごちそぅ様』と言うと、何故か紅葉は満足そうだった。
2006-12-18 19:30:00 -
52:
名無しさん
〔なぁ俺の名刺もってる?〕 『ぁあ机の上にあるょ』 〔ぢゃぁ、これは財布用に☆この名刺レアやから大事にしてや〕 『うん…』 …よく名刺をみると紅葉… 店長 『え?紅葉って、店長ッ!?』 〔うん。何で?〕 『え…だってキャッチしてるし…それに顔をピアスいっぱいやし…』 〔いや、暇やからキャッチとかしてただけやし、ピアスは関係ないかと…〕 『まぁそぅやけど…以外…』 〔そぅ?それよりも時間大丈夫なん?〕 しまった!あと10分しかなぃ。 『ゴメン。急ぐわ。ごちそう様』 〔今日仕事終わったらメールしてッ〕 紅葉の声は聞こえたケド、聞こえないふりをして急いだ。
2006-12-18 21:16:00 -
53:
名無しさん
美容院につきセットをすませて、店に急いだ。 サチはまだ来ていない。 とりあえず着替えをすませて、更衣室で化粧をなおしていると、 「ぁあ?さむッ」と言う聞き慣れた声がしてきた。サチが来た。 『サチあんた昨日なんで休んだん?』 「ぁぁちょっと…」 少し話をしようと思ったケド、他の女の子が来たのでやめた。 今日は土曜日、忙しそぅだ。サチは早めにあがるそぅだ。 私は何故サチが早くあがるかわからなかった。
2006-12-18 22:43:00 -
54:
名無しさん
土曜日というだけで忙しかった。 私は指名のお客さんがかぶり、サチが帰ったのに気づかなかった。 気がつけばもぅ朝6時だった。 サチもいないので、私は真っすぐ家に帰ることにした。
2006-12-18 22:52:00 -
55:
名無しさん
家に着いて、スグにお風呂に入るコトにした。 お風呂カラあがって携帯をみると、 ゛着信、メールあり¨ となっていた。 携帯をひらいてみると、紅葉カラだった。 {仕事まだおわらんの?もしかして帰ったトカ?} とメールに入っていた。 (そぉいや、メールしてっていうてたなぁ。めんどくさいからほっとこぉ) と思ったら、紅葉カラ電話がかかってた。 『もしもし?』 〔今どこぉ?〕 『え?家?』 〔仕事終わったら連絡してって言うたやん?まぁいいやぁ。それとサチちゃんが飲み過ぎて、ダウンやからミナミまで迎えにきてくれへんか?〕 『…うん。わかった。スグ行くわ。』 私はお風呂からあがったばっかりなので、化粧をしていなかった。でも化粧をする暇はないので、サングラスをかけてタクシーに乗り込んだ。
2006-12-18 23:47:00 -
56:
名無しさん
紅葉に指定された場所に行くと紅葉とサチの口座がいた。サチは熟睡状態だった。 『ほら、サチ起きやぁ』 「Zzz。。。」 私はサチの口座に 『あんまりサチ酒つよくないねんから、これからあんま飲まさんようにしてや』とだけ言って、サチをタクシーに座らせ 『紅葉、連絡してくれてありがとう』 それだけ言ってタクシーに乗り込み、寮に帰った。
2006-12-18 23:52:00 -
57:
名無しさん
今日はここまでにします?
2006-12-18 23:54:00 -
58:
名無しさん
凄い楽しく読ませてもらってます?更新楽しみにしてます?頑張って下さいね?
2006-12-19 02:28:00 -
60:
リカ
気になる?おもしろいです。頑張って下さい??
2006-12-19 11:08:00 -
61:
名無しさん
[はい。着きましたよ]タクシーの運転手が私に声をかけた。 私はお金を渡し、サチをかついで、歩かせようとしたけど、サチは全く動かなかった。 『ほらっサチしっかりして!歩いてよ?もぅッ』 頭にきたッ?おんぶしてやる。 [お姉ちゃん大丈夫?腰いわさんかぁ?] 『だっ大丈夫…?』 くそっ、ヒールなんてはいてくるぢゃなかった。 私はパンプスをぬいで、裸足でサチをおんぶして歩く。足が冷たい… やっとの思いで、部屋につき、サチをベッドに寝かせた。 「ん〜……もう一杯?」 あほかぁ!飲めるかぁ? 私はお風呂に急ぎ、足を洗う。さっき裸足で歩いた時にベティキュアがこすれ、剥がれてしまっていた。 『あ?ぁ…これ気に入ってたのにな?』まぁ仕方ない。 お風呂を出て部屋に戻るとサチがいびきをかいて寝ている。 『ホンマ幸せなやつ…寝よ』 ピリリッ♪ “新着メールあり” 〔帰れたか?ホンマは今日、蘭とご飯行こうと思ってたんやけど……まぁ明日ご飯食べに行こうや?おやすみぃ〕 紅葉カラだった。 『店長のあんたとなんか行くわけないやん。。。』 そぅつぶやいて ‘返信’ 『また暇があればね?今日はどうも?お休み』 とだけメールをいれ、私も寝ることにした。
2006-12-19 11:10:00 -
62:
名無しさん
サチの話し声で私は目を覚ました。 「うん。今日も仕事終わったら行くから?またメールする。ぢゃぁねぇバイバイ」 『……おはよ。』 「蘭ッマジで昨日はゴメンッ!」 『おまえなぁ?おんぶしてんぞぉ』 「マジでッ?ホンマゴメン?」 『まぁいいよ。金魚のお礼』 「ありがとぉ?」 『ってかあんた今日もホスト行くの?何でこの間も店休んでホスト行ってたん?あのホストすきなん?』 「……この間は、りゅうじカラ電話かかってきて、どうしても今カラ店来てくれへんかって…言われて……サチな…りゅうじのことスキになってもぅた……」どうやら、りゅうじと言うのがサチの口座らしい…。 『…そっか。でも仕事休んだらあかんで。こう言うこと続けてたら、あんた寮住まれへんくなるで?』 「…うん。わかってる。」
2006-12-19 11:20:00 -
63:
名無しさん
それだけ言うと私は、お風呂にお湯をために行った。 サチは何故か正座をして今にも泣きだしそうだった。『大丈夫。あんたのことは嫌いにはならんから。』 そぅ言って、お香をたいた。 「サチ…この匂いスキ。何か落ち着くねん」 私は何も言わずほほ笑み返して、冷蔵庫カラ、ビールをとりだした。 「…サチに水ちょうだい」私は冷蔵庫カラ、ミネを取り出して、コップに注ごうとしたけど、 「ペットボトルごと頂戴?」 ん… グビグビグビッ ぷはッ サチはほぼ1.5?を一気飲みして私に 「今日は頑張るッ」 いつものサチに戻っていた。 私はタバコを手にとり開けてみると1本も入っていない。 『ふぅ‐』 ため息をつくとサチが鞄をがさがさあさり、 「ぢゃぁんッ!昨日買いましたッ」 私の目がキラキラ光る? 『Thank You?』 私はカルティエのタバコを吸っていたので、なかなか売っていない。 「サチえらいやろぉ?」 単純なやつやなぁ。と思ったケド、そんなサチが可愛くてスキだった。
2006-12-19 11:33:00 -
64:
名無しさん
リカさん ありがとうございます?頑張ります?
2006-12-19 11:34:00 -
65:
名無しさん
‐ピンッ‐ 部屋に私のデュポンのライターの音が響く。 サチが私のライターをまじまじとみて、 「なぁ…蘭。この…S・Kって何?暗号?」 こいつはどうやら、イニシャルも知らないらしい。 『そぅ暗号。秘密や』 「えー?気になるゥ???」 『ゴメン、サチ灰皿とビールとって』 「うん?ぢゃなくってぇ?」 『クスクス。お風呂はいっておいでや。あんた化粧時間かかるやろ?』 サチは私の言うとうりにお風呂に入りに行った。 お風呂カラはサチの歌声が聞こえた。 『S・Kかぁ…』 そぅいえばそんな人もあたな。そぅつぶやいて、ビールをひと飲みした。
2006-12-19 11:46:00 -
66:
名無しさん
スイマセン↑↑ そんな人もいたな。でした。ゴメンなさい?
2006-12-19 11:48:00 -
67:
名無しさん
サチはずっと歌を歌っている。今日は機嫌がいいのか、あゆをずっと歌っていた。サチは機嫌が悪かったり落ち込んでいると、演歌を歌う。何故、サチが演歌を知っているのか不思議だった。 『サチのやつ遅いな。私も入ろう。』 待っているのもめんどくさくなってきたので、お風呂に、ビールとタバコを持って向かった。 『邪魔すんでぇ』 サチの目がまるまるとなっていた。 「きゃぁ蘭のエッチ?」 『うれしそうやん?』 「別にィ?」 私はビールを飲み干した。「何でそんなに急いで飲むのぉ?」 『ビールは鮮度が命やから?ちょっとサチ、半身浴したいから、あんた出て、体でも洗って』 「ほいほい」 サチはシャワーをだしながらもしゃべりかけるので何を言っているかわからなかったけど、 『うん。うん。』 と返事だけしておいた。
2006-12-19 11:59:00 -
68:
名無しさん
私はサチを先に上がらせ、化粧を早くするよぅにサチに言った。 私がお風呂カラ上がるとサチは半分ぐらい化粧が完成していた。 私は冷蔵庫カラ、ビールを取出し、化粧を始めた。
2006-12-19 12:10:00 -
69:
名無しさん
また夕方更新しにきます??
2006-12-19 12:11:00 -
70:
名無しさん
続き書いていきますねェ?
2006-12-19 14:54:00 -
71:
名無しさん
私の化粧は10分程度で終わってしまう。顔は濃いほうなので、薄化粧でもしっかりメイクにみえる。 あとはサチの化粧を待つだけ。 「……ん‐できたッ☆どうバッチリッ!?」 『お〜ぁゅみたいに可愛いわ』 「ムカツク…?」 そんなコトを言いながら、タクシーに乗り込み 《ミナミまで》 そぅ運転手に伝え、ミナミに向かう。 また私のいつも通りの1日が始まる…… ……はずだった……
2006-12-19 15:00:00 -
72:
名無しさん
店に着いた。 『今日はどのドレスにしようかなぁ』 黒のロングドレスにした。サチは、淡いピンクのドレスを着ていた。 開店までの間、一服をしよぅとタバコに火をつけた。そこにボーイが買い出しカラ帰ってきた。 袋の中には、缶ビールが入っている…… 『1本ちょうだいッ』 {え、もぅ飲むん?} と言いながらも1本渡してくれた。 私はいつも酒を飲んでテンションをあげないと接客できなかった。 グビグビ 『んまッ』 「ってかあんたの血液アルコールちゃうか?笑」 サチにそぅ突っ込まれ思わず 『きっとそぅ…笑』 あれこれ話ているうちに開店の時間になった。 なぁ…サチ…まさか今日があんたの運命の別れ道の1歩やと思わへんかった… あんたの運命は、私の運命でもあってん………
2006-12-19 15:09:00 -
73:
名無しさん
日曜のミナミ。 12時を過ぎると客の入りも、まばらだった。 フリーの客の接客をしていると、 {蘭さんお電話です!} でかいボーイの声。 『誰?』 {林さんです} この客は斎藤さんに続く太客だった。 電話をかけなおした。 『もしもし?林さん?』 〈おぉ蘭かぁーいつ聞いても色っぽい声やなぁ☆〉 『そぅですか?(私には酒でやけてきて明らかオバハンの声に聞こえるけど…)』 〈また冷たい言い方やのぉ。まあえぇわ。あと30分ぐらいで店着くわ。しっかり接客してやぁ〉 『はぃ。わかりました。待ってますね』 ブチッ。 電話を切り、ボーイに林さんが来ることを伝えると {ぢゃぁ、蘭ちゃんそれまで休憩しててぃぃよ。} と言ってくれたので、私は更衣室に戻り、タバコを吸っていた。
2006-12-19 15:21:00 -
74:
名無しさん
コンコン 更衣室のドアをノックする音。 『はぁいっ』 ガチャッ 鏡ごしにみていると入ってきたのはサチだった。 『えっ?サチもぅあがり?』 「あっ、うん?」 『そっかぁ。気をつけてなぁ?』 その日、私は朝7時まで仕事をした。 林さんが珍しくプレゼントもくれたので気分もよく、店をあとにした。
2006-12-19 15:47:00 -
75:
名無しさん
いつものようにタクシーに乗り込む。 部屋に着いた。 ピリリー♪ 紅葉カラ着信。しかもムカツクことにウィンクしてる写メがうつしだされている。 一応出ることにした。 『もしもし。』 「もっしもぉぉしッ蘭ちゃぁんですかぁッ?」 『何ベロ酔いやん?』 「だってぇイベントやったんやもぉん☆蘭〜ご飯食べにいこぉ?」 『いかんはッボケッ。はよ帰って寝ぇや。』 「冷たッ?もぅ俺は怒ったぞぉ。まって……」 ブチッツーツー。 いや、話の途中で電話きれてるんですけど… 私は紅葉の店が イベントってことに 全然違和感を持たなかった…… このイベントが サチの運命を狂わした んだ…
2006-12-19 15:58:00 -
76:
名無しさん
また夜に更新しにきます?
2006-12-19 16:01:00 -
77:
名無しさん
リアルタイム?又?覗かせてもらいます?
2006-12-19 16:09:00 -
78:
名無しさん
?
2006-12-19 19:31:00 -
80:
名無しさん
紅葉カラの電話をきると私はお風呂に入ることにした。 何故か胸騒ぎがする… でもたいして気にとめず、寝ることにした。
2006-12-19 21:51:00 -
81:
名無しさん
『ぃぃよ。大丈夫やったん?』 「うん。まぁ何とか…店泊したわ。蘭今日は仕事?」『うぅんー休みやけど?何で?』 「ぢゃぁ、デートしよッ☆」 『はぁ?なんで私が…』 「とにかく、9時にミナミのビクドの前おるから、絶対きてやッ!んぢゃぁ」 『ちょっッ』 ブチッツーツー… あの私まだ話終わってないんですけど… 別に行きたくないんですけど… でも待ってるって言うてたし… ちょっと待って、私デートとかしたことないねんけどッ 服何着ていこうッ!? もぅッ何でもいぃやんッ私のあほッ えぇいッこの間買ったワンピでいぃや…
2006-12-19 22:03:00 -
82:
名無しさん
私は化粧を始めた。 時間はまだある… 何故か鏡の前に正座し、自分の姿を見ていた。 『まだ時間あるし髪でもまこうかな?』 久しぶりに自分でセットした。 『ちょっとまきすぎたか…』 私は男性経験がまったくなかった。しかも相手は紅葉。ホストであり同業者の彼にこんなこと絶対に気づかれたくなかった。
2006-12-19 22:08:00 -
83:
名無しさん
8時30分。 そろそろ家を出よう。 シャネルのチャンスを一振り。 マンションを出、タクシーをひろう。 《ミナミまで》 いつもと同じ台詞。 でも今日の私は何かが違う… 『紅葉とあうからッ!?いっ否絶対違うッ』 {はいよっミナミやで}タクシーのおっちゃんが私に呼びかける。 『あっ、ありがとぅっ!はい、おっちゃんお金』 おつりをもらいタクシーを降り、ビクドの前へ急ぐ。
2006-12-19 22:43:00 -
84:
名無しさん
皮のジャケットを着た、いかつい兄ちゃんがビクドの前に立ち、タバコをふかしていた。 『紅葉だ……』 深呼吸をし、気持ちを落ち着かせ 『おっお待たせ』 ダッサ…声が裏返ってしまった。 〔おぅッ!ってかなんか今日感じ違うくないッ?俺のためにお洒落してきてくれたん??〕 『はぁ?ちゃうし。ドコ行くん?』 くそッ、バカにされた感じ…… 〔とりあえず、俺、車あるから取りにいこか☆〕 『うん…』
2006-12-19 22:49:00 -
85:
名無しさん
パーキングに着いた。紅葉が係員に札を渡し、奥の方から紅葉の車がでてきた。 …これって… 『なぁこの車ってまさか』〔ん?ハマーやけど、何?〕 『いっいや。』 〔蘭?乗って?〕 『あっうん…』 なんとも、ホストの店長というものはこんなにすごいものなのか…
2006-12-19 23:02:00 -
86:
名無しさん
しばらく車を走らせ、神戸に着いた。 何やら紅葉おすすめの店があるとか… 車をパーキングに止め、その店に向かった。
2006-12-19 23:05:00 -
87:
名無しさん
{いらっしゃいませ} 落ち着いた雰囲気のお店だった。 店員に案内された所は個室だった。 〔このコース料理で…〕何か紅葉がいつも違うくて、すごく大人っぽくみえた。
2006-12-19 23:09:00 -
88:
名無しさん
{少々お待ちくださいませ} 店員が部屋からでていくと、 〔蘭?今日来てくれるか俺めっちゃ心配やったしぃ〕…いつもの紅葉に戻った。『私は約束は守るよ』 〔そぉいうトコすき?〕 『ってかウッゼぇ?』 ってかちょっと待って。紅葉と私の距離近いで? その個室は壁にテーブルがひっついていて、ソファーがテーブルに向かって1つしかなかった。 紅葉は私の肩の後ろに手をまわしながらタバコに火をつけた。
2006-12-19 23:18:00 -
89:
名無しさん
ちょっと待ってや。緊張するやん… そんな私を無視して紅葉は色々話をしていたけど、私はあまり頭に入らなかった… 〔なぁ蘭?〕 『ん?どうしたん?』 〔蘭はホストが嫌いかぁ?〕 そのあまりにも唐突な質問にビックリした。 『…嫌い…』 〔何で?〕紅葉のやさしい問い掛けだった。 『…ん。だってな皆チャラいし、あまりにも女をどっぷりハマらせる。同業なだけにあんまりスキになられへん…まぁそんな私もお客さんに同じことしてんねんけどな…』 〔そっか…なぁ蘭は何で水商売始めたん?〕 『実家が嫌で家でたくて、出たけど、行くあてもないし、財布みたら千円しかなかったから!それだけ。紅葉は?』 〔ん?俺は……蘭に会うためぇ〕 『あんたッ、私正直に答えたのにッ!』
2006-12-19 23:35:00 -
90:
名無しさん
{お待たせ致しました} コース料理の1品目がテーブルに届いた。 〔ここの焼酎おいしいねん。蘭、焼酎飲めるかぁ?〕『私何でも飲めるよ』 〔ぢゃぁ焼酎頼むなぁ〕 焼酎を頼んだらすぐにテーブルに届いた。 ボトルで頼んだので、アイスペールも一緒にきた。〔蘭?俺に接客してぇ〕 『えっ?休みやのに?』 〔こぅいぅのは女の子がするものなのッ〕 そぅなのか……私はうまく紅葉にのせられ、紅葉に『水割りですか?』 〔ロックでお願いします〕『笑。』 何故か紅葉といると落ち着いた。 今日初めてまともに会話したのにそんな気が全くしなかった。
2006-12-19 23:44:00 -
91:
名無しさん
料理もつぎつぎと運ばれてきた。 私は小食なのけれど、残したら悪いな。と思って、ガンバって食べていたら 〔蘭、お腹いっぱいやったら無理して食べやんでいいで?〕 何でわかったんやろー私そんな苦しそうに食べてたかな…? 『うん。ありがとぅ。あっ、紅葉グラスあいてるやん。飲む?』 紅葉の目を見てそぅ聞いたら、紅葉が私をじっとみて、 〔…うん。飲む。〕 私は紅葉から目を話せなかった。 紅葉の目は深くて、全てを見抜いていて、私の全てを見透かせていて、全てを吸い込んでしまいそぅな目だった。 でも、すごく冷たそぅな、淋しい目をしていた。
2006-12-19 23:50:00 -
92:
名無しさん
×目を話せなかった。〇目を離せなかった。 誤字ばかりでスイマセン??
2006-12-19 23:52:00 -
93:
名無しさん
『あっ、紅葉はまだロック飲む??』 〔ロックでいいよ。〕紅葉のやさしい微笑み。 『わかった?あっ、』 アイスをテーブルに落としてしまった。 『へへっごめん』 そぅ言って、拾おうとしたら、紅葉の手が私の手を包んだ。私はビックリして紅葉をみていると {お待たせ致しました。デザートになります} 店員が入ってきて、私はパっと手を離した。
2006-12-19 23:58:00 -
94:
名無しさん
おもろいッ??
2006-12-19 23:59:00 -
95:
名無しさん
デザートは小さなパフェだった。 〔わぁいッパフェだいすき?〕紅葉は子供のようにはしゃいだ。 『紅葉って甘いのんスキやなぁ』 〔うん。蘭と同じぐらいスキ?〕 思わずそのことばにドキッとしてしまった。 紅葉はホストやから…これは深い意味ではないんや… そぅ自分に言い聞かせて 『そぅ?ありがとう』 あくまで平然にさらりと流した。 〔俺、本気やのになぁ〕
2006-12-20 00:04:00 -
96:
名無しさん
〔料理も酒もなくなったし、蘭はこの後予定ある?〕 あるって言え!あるって言え! 『ないよッ』 私のあほ… 何故か紅葉にはうそをつけなかった。 〔ぢゃぁちょと俺に付き合ってくれへんか?〕 『…?いいけど?』 どこいくんやろー? ここからそぅ遠くないので、歩いて行こう。と紅葉。 場所は三の宮。東門。 『こんなとこきてドコいくの?』 そこは明らかに夜の飲み屋街。
2006-12-20 00:10:00 -
98:
名無しさん
〔ここや☆ここッ〕 とあるビルに着いた。 エレベーターで4階へ… 〔さぁ着いた?蘭ッ俺から離れるなよ。〕 えっ!?そんな危ない店?帰ろうかな……。 ♪カランカラン♪ 《いらっしゃいませ》 えっ?ホストやん…?どういうこと?
2006-12-20 00:16:00 -
99:
名無しさん
紅葉につめようと思ったらすかさず、役職っぽい人が紅葉にしゃべりかけた [よぅっ久しぶりやなぁ‐元気しとった?ってか今日はえらいべっぴん連れてるやん♪] 今日は…? 一気に不機嫌になる私。 〔蘭ッ何ぼけっとしてんねん!こっちこっち〕 と言いながら、私の手を引っ張った。 思わず私は手をほどいてしまった。 そんな私の行動を紅葉は振り向いて確認したけど、 〔蘭ッ?あの奥のテーブルいこ?〕紅葉の優しい微笑み。でもその微笑みは今はうっとおしくてしょうがなかった。
2006-12-20 00:23:00 -
100:
名無しさん
テーブルに案内され、おしぼりを渡された。 さっき紅葉に話かけていた人はやっぱりその店の店長だそぅだ。 店長と代表が私たちのテーブルを囲み話かけてくる。 [名前なんて言うの?] 『…蘭。です…』 [蘭チャン何のむかなぁ?] ちらっと紅葉の方を見るとニコっと笑って、 〔スキなの飲み?〕 『…ぢゃぁ、、、』 ビールでッ。と言おうとした瞬間、 《3番テーブルからドンペリ頂きましたぁ》 代表と店長は〈ちょっと〉とだけ言い残して、席を立った。マイクを通したでかい声。あまりにもびっくりして思わず紅葉の腕にしがみついてしまった。 〔大丈夫?ごめんな。今日この店イベントやねん。あの代表、俺の兄貴…〕 はッ? だってあんたと顔全然違うやんッ! そぅ思ったけど、あまりにもビックリしたので声にできなかった。 〔だから顔だしたかってん。ごめんな。すぐ、チェックするから。〕 そぅ説明しているときも紅葉はずっと手をつないでくれた。
2006-12-20 00:35:00 -
101:
名無しさん
『紅葉…早く帰りたい…』 気がつけばそんなことを口走ってしまった。 私はなんてことを言ったんやろうッ! 恥ずかしくなって、下を向くと、紅葉が顔をのぞかせて 〔蘭。でよか〕 コクン 〔ちょっと待っててや〕 そぅ言うと紅葉は代表である、兄貴の所へ行き何やら話していた。 すぐに紅葉がテーブルに帰ってきて、〔いこか?〕と手を差し伸べた。 私は紅葉の手を無言でつなぎ、店を後にした。
2006-12-20 00:42:00 -
102:
名無しさん
『…』あまりの恥ずかしさに黙っていると紅葉が沈黙をやぶり、 〔飲みなおそうかぁ☆〕 『うん。』 それから近くのバーに連れて行ってくれた。 〔蘭、何飲む?〕 『テキーラバック…』 〔大丈夫なん?〕 『いけるしなッ』 〔ぢゃぁ俺も。〕 テキーラバックを2つ頼んだ。 『紅葉は色んな女の子がまわりにおるやろ?』 〔うん?まぁ、仕事上なぁ…〕 『やろ?せやのに何で今日は私を誘ってお兄さんの店連れて行ったん?』 〔蘭がスキやから…〕 『ホンマにッ!?真面目答えてやッ!』 〔真面目やで…?〕 『私は嘘はつかへん性分やねんッ』 〔俺もせやで?〕 …何であんたは ホストやろ?… 『そぅなん?まぁいいや☆楽しく飲もうッ?』 〔…おぅッせやなッ〕 私は一心不乱のよぅに お酒を飲んだ。 だんだん私の視界が 揺らいで行った。 〔蘭っ?〕 遠くで紅葉の声が聞こえた。 『何?』そぅ返事できたのかできていなかったのか… ゆらゆら揺らぐ世界… 私は金魚… 水の中でしか生き続け 水の中で死んでいく 水の中で… 音をさえぎり、 光をさえぎる… そんな生活の中 紅葉…あんたが表れてん 一筋の光… でも恐かった その光が恐かった
2006-12-20 01:14:00 -
103:
名無しさん
今日はここまでにしますね?
2006-12-20 01:15:00 -
104:
58
うわぁ先が気になります?マメに更新されてるので読みやすいです?遅くまで?お疲れ様でした?
2006-12-20 02:48:00 -
105:
にゃん
むちゃ進んでて嬉しかったしぃ??
気になる???2006-12-20 14:13:00 -
106:
名無しさん
?
2006-12-20 16:59:00 -
108:
名無しさん
あげ
2006-12-21 03:09:00 -
109:
名無しさん
2006-12-21 13:27:00 -
110:
名無しさん
どこからかクラシックが聞こえてくる… 夢かな…?? ん?ちょっと待って。私昨日どうしたんやったけ?たしか紅葉とバー行って、それでかなり飲んで…… あれ?これ私のベッドぢゃないッ 〈ガバッ〉 起きるとかなりでかいベッド… 隣には紅葉…… 〔……んー?蘭起きたん?〕 『…ここは…???』 〔ラブホ。〕 はッ? 服を見るとバスローブに着替えさせられていた。 『紅葉のあほッ最低』 バチンッ ビンタをくらわせた。 〔ちょー待ってぇ俺何も手だしてないでッ〕 『でも私着替えさせられてるやんッ!』 〔おまえ昨日めっちゃゲロ吐いて服汚れてたから着替えさせてあげてんやん!でもゴメン!見やんよぅにしようと思ってんけど、下着姿はみてもうたッ…〕 『………』 〔あ、服は洗っといたからそこに干してるわ。〕 私は急いでベッドを降り、窓際に行くと、半乾きの私の服がハンガーにつるされ干されてあった。
2006-12-21 13:40:00 -
111:
名無しさん
『………ホンマに何もしてないのッ?』 声が震える。 〔してないよ。〕 紅葉が真剣な顔で答えた。 私は少しホッとした。 と同時に、下着姿を見られた恥ずかしさと、吐いた所を見られた恥ずかしさが一気にこみあげてきた。 〔…?蘭、顔赤いケド大丈夫?〕 『うるさいわッ!私、お風呂入るッ』 〔ん。どうぞ〕 何で私、ありがとうって言わへんかってん! 自己嫌悪………
2006-12-21 13:49:00 -
112:
名無しさん
ザァー シャワーを浴びていると、脱衣所で物音がした。 〔蘭?バスタオルここ置いとくで!〕 『うん。早く部屋戻って!』 〔蘭はけちやなぁ。〕 紅葉ののんきな答えが返ってきた。 脱衣所からお風呂場は絶対見えないのに、かなり恥ずかしかった。 心臓がドクンドクン波打つのが分かった。 聞こえるはずないのに、私の心臓の音が紅葉にも聞こえるような気がした。
2006-12-21 13:57:00 -
113:
名無しさん
?
2006-12-22 12:52:00 -
114:
名無しさん
更新少なくてスイマセン?また更新していきます
2006-12-23 23:34:00 -
115:
名無しさん
シャワーを浴び終わり、私は服を着ようと思ったが服は乾いていないし、その服をとりに行こうと思っても紅葉の前をバスタオル1枚でとおりすぎなければいけない… どうしよ… とりあえずバスタオルを取るとバスタオルの下に、バスローブが置いてあった。 仕方ない…これ着るかぁ… なんだか少し前かがみになっただけで胸がはだけてしまいそうな感じがした。
2006-12-23 23:51:00 -
116:
名無しさん
あげ?
2006-12-31 16:24:00 -
117:
ななみ
続きが気になるです。
完結までゆっくり頑張ってくださいね?2006-12-31 18:38:00 -
118:
名無しさん
読んでくださっていた皆様スイマセン?色々と忙しくなかなか更新できませんでした?少しずつ更新していくので完結までお付き合いお願いします??
2007-01-04 23:56:00 -
119:
名無しさん
バスローブを身につけお風呂場を後にした。 部屋に戻ると何やら、ぃぃ匂い。 テーブルに目をやると朝食が並んでいた。 『何これ?』 〔見たらわかるやん。朝ご飯〕 『でも私コーヒーだけでいいや。あっゴメン紅葉、私のタバコ知らん?』 〔あっ、はい。ってかせっかく頼んでんから、一緒に食べようやぁ?〕 『せやねぇ。はいはい食べます?』 《いただきまぁす》
2007-01-05 00:10:00 -
120:
名無しさん
私はまずタバコに火をつけ、コーヒーに手を伸ばした。 私はブラックがダイスキ。こんな女の子はめったにおらんやろうけど…… 紅葉はコーヒーに私の分の砂糖とミルクをたっぷりいれていた。 私は紅葉のコーヒーを見てるだけでお腹いっぱいになった。 〔蘭!野菜食えッ!野菜ッ!〕 『食べる?ちょっと待ってよ』
2007-01-05 00:15:00 -
121:
名無しさん
紅葉がフォークを私に渡してくれたけど私はとりそこねて、落としてしまった。 前かがみになりフォークを拾おうとしたら 〔ストップッ!〕 『えっ?』 〔俺が拾うから。〕 といい紅葉が広って渡してくれた。 『……?ありがと……』
2007-01-05 00:29:00 -
122:
名無しさん
私は『何で紅葉拾ったんー?』て言う顔をしていると 〔……胸、見えそうやったから……〕 とぶっきらぼうに言われた。 その時何だか紅葉が可愛くて微笑んだ。 〔蘭が笑うん初めてみたぁ〕 『え?私いっぱい笑ってたやん。』 〔蘭の笑顔はホンマもんぢゃないで。今のがホンマの笑顔。〕 そぅかな? 私今まで笑えてなかった? いつから? ぼーっと考えながらタバコを吸う私に紅葉が 〔でもそんな蘭がスキなんやぁ。〕 と一言。 『ん?ありがと。さぁ食べよ。いただきます。』 〔俺の告白無視かいっ!〕『サラダ食べや。おいしいで』 〔食うわァ!ぼけェ!〕
2007-01-05 00:45:00 -
123:
名無しさん
朝食を終え、2人で一服していると紅葉がお風呂に入ると言うので私は化粧することにした。 私が化粧を終わると同時に紅葉もお風呂からあがってきた。 パッと紅葉に目をやるとパンツ一丁ッ! 『きゃぁ!紅葉服着ぃやぁ!』 思わず目を反らした私に紅葉が 〔えっ?普通やん?何で?〕 『いいから着てやっ!』 〔ぢゃぁ、蘭とお揃いのバスローブ着ぃよぉ☆〕 『はいはい。』
2007-01-05 00:55:00 -
124:
名無しさん
少ないですが今日はここまでにします?また明日も少し更新します?おやすみなさい?
2007-01-05 00:57:00 -
125:
名無しさん
〔みてみてぇ☆蘭とお揃い??〕 『よかっなぁー』 と返事を返すと紅葉が携帯を取出した。 〔蘭と写メとるゥ?〕 『は!?絶対とらへんからッ!』 しばらく口論が続きここは公平にジャンケンと言うコトになり、 《ジャンケン》 紅葉 グー 私 チョキ 負けた… 『くそォ負けたァ?』 〔ぢゃぁとろぉ?〕 仕方なく パシャッ? 〔蘭かわいぃ?これ待ち受けにしよぉ〕 『はぁ?せんでいいから。あんたホストなんやろー!私そんな写メあんたのお客さんに見られてごちゃごちゃ言われるの嫌やでッ』 と言いタバコに火をつけた。 〔蘭はそんなに俺が嫌いかぁ…?〕 少し紅葉がいつもと違う真剣そうな顔で聞いてきたので、 『紅葉は嫌いぢゃないよ。でもホストって言う職業は嫌い』
2007-01-05 13:31:00 -
126:
名無しさん
タバコをふかしていると紅葉は 〔俺もホストはあんまりスキやない……いつか辞めんねん……絶対。〕 なんかわけありそぅな感じがしたので、深く聞き込まず、 『そぅなんや?でもそれまでは頑張りや。』 とだけ紅葉に伝えた。
2007-01-05 13:35:00 -
127:
名無しさん
あげ?
2007-01-05 13:41:00 -
128:
名無しさん
そろそろホテルを出よう。と紅葉が言いだしたので、私も服を着ようと思い服が吊されてある窓側に向かった。 〔乾いてるかぁ?〕 『んー乾いてるわぁ!ってか着替えたいからあっち向いててッ!』 〔えっ!?見たい?〕 『殺すで?』 〔はぁいッ!向こうむいてまぁす?〕 私は紅葉に背を向け、ハンガーから服をはずし、急いでワンピースを着た。 着替え終わり、紅葉のほうに目をやると紅葉が私の方に向きかえていた。 と言うことは、着替えてるのをずっと見てたってことッ!?
2007-01-05 13:44:00 -
129:
名無しさん
『ちょっと!紅葉どういうッ』 私が言う言葉をさえぎり、紅葉が 〔蘭!腰にタトゥー何いれてるん?金魚やんな?〕 『…えっ!?そぅやけど…』 〔俺も…〕 『はッ!?』 〔俺も腰に金魚のタトゥーいれてる!〕 と言いバスローブを上半身だけ脱いで私に腰を見せた。
2007-01-05 13:49:00 -
131:
名無しさん
じぃーと紅葉の腰をみた。 『え?紅葉……タトゥーなんかはいってないやん!……………………ん?』 何か紅葉の右腰あたりがほのかに赤みがでてきた。 『……えっ?何これ!?』さっきまで紅葉の腰には何もなかったのに、今はハッキリと金魚が紅葉の腰に浮き出ていた。
2007-01-05 13:54:00 -
132:
名無しさん
〔これ浮き彫りや。体の体温が上がったら絵がでてくんねん。〕 へぇ!聞いたことはあったけど実際みたのは初めてだった。 『へぇー!お酒飲んだりとか、お風呂はいったりとかしたら出てくんねんやんなぁ?』 〔そぅッ!今は蘭の着替える姿みて興奮して出てきた。〕 『最悪やなぁ!』 〔ゴメン!だって気になって仕方なかってん〕 とひたすら謝る紅葉に私は 『あんたわひやァ!』 〔ゴメンなさい。お昼とってもおいしいご飯食べにいきましょー!〕
2007-01-05 14:05:00 -
133:
名無しさん
『あんたわひやァ』× 『あんたわびやァ』〇 でした。ごめんなさぃ? とりあえずここまで更新します。また夜にきます?
2007-01-05 14:07:00 -
134:
名無しさん
続き書いていきまぁす?
2007-01-05 22:02:00 -
135:
名無しさん
それからホテルを後にし、紅葉の車で神戸市内を走らせ、北野坂にある洋食屋さんに連れて行ってもらった。 〔ここのオムライスめっちゃおいしいで〕 『ぢゃぁオムライス食べるわ』 〔スイマセン〜!オムライス2つ〕 テーブルで紅葉と向き合い、よく紅葉の顔を見てみると、ほどよく整った美顔だった。なのにどうして顔にピアスをあけてしまったのか……理解できない… 『なぁ何で紅葉、顔にピアスあけたん?』 〔ん?趣味?みたいなもん。笑〕 笑ってなんやねん!笑 私は紅葉に 『なぁ私のことスキって言うケドたとえばどんなトコがスキなん?』 〔何で?気になる?〕 といぢわるな質問をされたので 『もぉええわ!』 〔蘭のなぁスキなトコ……何か内に蘭って秘めてる部分あるやん?そぉ言うミステリアスなトコに引き付けられたけど、今は実は恋愛したことない蘭にひかれてる?〕 私、恋愛したこと ないの気づかれて るやん………。 『はッ!?』 あまりにも恥ずかしくてうつむく私に、紅葉が 〔おちょくってるんと違うで。ホンマにそぅ思ってる。〕 ホンマに真剣な顔をして言われたので 『ありがとう。』 そぅ言うだけでも私にはいっぱいっばいだった。
2007-01-05 22:18:00 -
136:
名無しさん
テーブルにオムライスが2つ店員さんによって並べられた。紅葉はシャツにナフキンをひっかけ 〔これはケチャップ対策やぁ!〕 とちょけたことを言っていたケドいざ食べ始めると無言でがつがつ食べ5分もかからない内に全部食べおわってしまった。 私は、と言うとまだ3分の1も食べてなかった。 〔ホンマ蘭は食べるん遅いし小食やなぁ!蘭はタバコとコーヒーとアルコールで生き延びそうやなぁ!〕 思わず私もその言葉に吹き出してしまった。
2007-01-05 22:27:00 -
137:
名無しさん
ガラス張りの店内を見ながら一服していると何やら紅葉は買うアクセサリーを見つけたみたいで、お金を払っていた。 私がタバコを吸いおわると同時に紅葉も店内から出てきて 〔お待たせェ?〕 とオカマ声で言われた。『何買ったん?』 〔オカマ声には触れてくれへんねんやッ!?プレゼント買ったぁ〕 へぇ。お客さんにでもあげるのか…ホストって大変やなぁ。
2007-01-05 22:47:00 -
138:
名無しさん
『いやッ!紅葉言ってることおかしいッ!』 〔蘭はいい子やから、大丈夫〜〕とのんきな答え。 『私がめっちゃ悪いヤツやったらどうすんのぉ?』 〔いや、蘭は大丈夫。というコトで引っ越しは来週の俺の休みの日なッ!ぢゃぁ、またねぇ☆〕 と言い、走りさってしまった。 『ホンマ勝手なヤツ。』 そぅつぶやき、自分の部屋に転がりこんだ。
2007-01-05 23:00:00 -
139:
名無しさん
家に入り、すぐにサチが私に買ってくれた金魚にエサをあげた。 『あんたはいぃね。私も金魚になりたい。金魚になって水の中で生き続けたい。そんな世界ってこの世にはないんかな………』 ソファーに座り、テレビをつけた。つまんない番組… アハハハハ テレビの中で笑う人達。 …つまんない… テレビを消してカーテンを閉めた。 紅葉、何で金魚のタトゥー入れてたんやろ? 金魚好き? まさか…… 私と仲間。 急に笑けてきた。紅葉のコトを考えると楽しかった。タバコに火をつけ、冷蔵庫からビールを取り出した。 ぼぉっと金魚鉢をみていると、金魚が私をじってみているような気がした。 『そぅや。あんな名前なかったな。今つけたるわ。何にしよぅ……』 そうや。 紅葉にしよう。 『紅葉。』 金魚に話し掛けてみる。 金魚はゆらゆら揺れながら口をパクパクしていた。 もぅ一度『紅葉』と呼んでみた。 この時サチがいっぱいいっぱいになってたなんて気づかなかった。 サチ……あんたは今でも私の一番大切な友達やで。でもあんたはドコに行ってもぅたん? もしかしたらサチも金魚になってしまったんかな? もぅあんたは呼んでも返事返してくれへん…… なぁサチ。私の声聞こえてる………?
2007-01-05 23:23:00 -
140:
名無しさん
今日はここまでにします?
2007-01-05 23:24:00 -
141:
にゃん
毎回楽しみにしてます??
2007-01-06 14:10:00 -
142:
?マリー?
うちも楽しみにしてまぁす?
2007-01-06 17:02:00 -
143:
名無しさん
にゃんサン覗いてくれたんですねぇ?ありがとうございます? ?マリー?サンもありがとうございます。 誤字多いですがガンバって完結させますのでお願いします???
2007-01-06 23:19:00 -
144:
名無しさん
次の日のお昼すぎ。自然と目が覚め、ゆっくりお風呂に入ることにした。 入浴剤は最近、肌が乾燥しぎみだったのでニベアを選んだのを今もハッキリ覚えている。 何故か気分がよく生活防水がついたCDデッキを持ってお風呂場に持って行った。レゲーがダイスキだったのでダンスホールをガンガンにかけてお風呂に入っていた。 もし……この時に 音楽をかけなければ… もぅ少し音量を下げて 聞いていれば…… もぅ少しお風呂に入る 時間をずらしておけば ……もぅ少しだけ 私が遅く目覚めれば… 着信音に気付けたのに…… サチを救えたかもしれなかったのに…… サチ…… ごめんな…?
2007-01-06 23:31:00 -
145:
名無しさん
私はその日1時間半もかけて半身浴をし、お風呂からあがった。 まず冷蔵庫へ急ぎ、ビールを取出しひとのみした。 そしてソファーへもたれながら携帯を開くと “着信15件” 『誰や。こんな早い時間から』 と思い、着信履歴をみると全部サチからだった。 どうしたんやろ?と思いかけなおしてみても話中でつながらなかった。 『まぁ今日出勤やし、会うからまぁいいか』 と思い、それ以上サチに電話はかけなかった。
2007-01-06 23:38:00 -
146:
名無しさん
私はいつもどうりにタクシーに乗り込み、いつもどうりに運転手に 『ミナミまで』 と伝え、いつもどうりにセットに向かいいつもどうり店には30分前に着きタバコを吸って開店時間を待っていた。 まわりの女の子達は今日は締日やから、お客さんいっぱい呼んだぁ。と話していた。 『そっかぁ今日は締日かぁ忘れてたぁ』 私は呑気に店の子達と話していた。 開店15分前。 サチがまだ来ない… 『どぉしたんやろー』と思い、サチに電話をかけた。 プルルー……… なかなかサチは出ない。もぅ切ろうかと思った時 「もしもし…」少し元気なさげなサチの声。 『もぅ店始まるで?向かってる?』 「あっ!うん今向かってるよー。ってかッさっむぅー!」いつものサチの元気そぅな声だった。 『はよおいでや。また後でなぁ』 と言い、電話を切った。
2007-01-06 23:53:00 -
147:
名無しさん
開店5分前。やっとサチが来た。 「ひゃぁ、遅刻ギリギリぃ?」 『早くしぃよォ』 と声をかけた。私はどうせお客さんもよんでいなかったので当分は暇だろうと思い、サチに声をかけにいった。 『サチぃ?今日電話なんやったん?』 「………あっ、あのな…」[蘭さんッ]とボーイに呼ばれた。私、指名のお客さんが来たのですぐに席につけ。とのことだった。 『ごめん。サチまた仕事おわってからゆっくり聞くわ?』 と言い、ざわつく店内に戻った。 サチ……あんたはあの時私に勇気ふりしぼって言おうとしてくれててんな… ごめんやで。あんたがあんたことになるくらいやったら、接客なんかしやんかった。 あんたは更衣室にこもってた15分くらいの間、1人で何を考えてたん……?
2007-01-07 00:08:00 -
148:
にゃん
リアル?
2007-01-07 00:09:00 -
149:
名無しさん
私は最強に忙しく、気がつけばもぅ6時だった。 うんざりしながら店内を見渡すとサチの姿がない。 でも席をはずすことはできないので早く閉店の時間を首を長くして待っていた。 やっと営業が終わり、タバコを手にとり、携帯でサチに電話をかけた。 プルルー…… 留守番電話サービス… つながらなかった。 ちょうどボーイが通ったので、 『サチ何で今日早くあがったん?』と聞くと [さぁ…?]と頼りない返事が返ってきた。 なんぢゃそら。と思いサチにもぅ一度電話をかけてみても繋がらなかった。 『もしかしてッ紅葉の店に行ったんかな?』と思い、紅葉に電話をかけることにした。
2007-01-07 00:53:00 -
150:
名無しさん
にゃんさんありがとぅございます?
2007-01-07 00:54:00 -
151:
名無しさん
〔もしもしッ!蘭から電話かけてくれるとか初めて?〕 『そんなことより、サチ今、紅葉の店おる?』 〔え?サチちゃん来てないでぇ〕 『……そっか。ぢゃぁいいやァ。途中でサチ帰ったカラ心配で。でもしかしたら紅葉の店かな?と思って電話しただけ。ごめんな。仕事ガンバって。』 と言い電話を切ろうとすると、 〔待った待った!蘭、来週火曜日俺のマンションに引っ越しやから準備しとけよぉ!〕 『うれしいけど…やっぱ…』 〔無理無理!ぢゃぁそぅ言うことで!向かえに行くカラちゃんと用意していくように!でわッ〕 と強引に電話をきられた。 私は浮かれていた。初恋ともまだ気づききれていない自分… すごく幸せな時間。ずっと続くと思ってた。 でもそぅ長く続かなかった。 紅葉に恋することがどんなにつらいことか…… サチとの距離も遠ざけてしまうことを…… 神様…… やっぱり私は金魚に産まれたかった… そしたら、紅葉とサチにも会わずに悲しさも知らずに生きていけたのに…… ずっと1人でゆらゆら水のなかで揺らいでいられたのに…… なぁ。神様…違うかな? 誰か…私の思考回路止めて………
2007-01-07 01:07:00 -
152:
名無しさん
少ないですが今日はここまでにします?毎回更新少なくてスイマセン?もぅ少しまとめて書いたほうか皆さん読みやすいですよね?? 明日は少しまとめて書けるようにします?
2007-01-07 01:11:00 -
153:
にゃん
主サンも忙しいんならゆっくりでもィィと思いますよ?
2007-01-07 09:23:00 -
154:
ななみ
区切りも綺麗で読みやすいです?
自分が勝手に読ませてもらってるんで気にしないで書いてぐださいね?2007-01-07 16:24:00 -
155:
名無しさん
にゃんさん、ななみさんありがとうございます?感謝です?自分のペースでガンバっていきます?
2007-01-07 17:10:00 -
156:
名無しさん
私はのほほんとした気持ちで寮に帰った。 紅葉の火曜日に向かえにくると言うことばが私の頭の中をぐるぐると回り、私の体温を上げた。 お風呂に入ろうと思ったが、ハッとサチのコトを思い出し、サチに電話をかけた。 プルルー…… 留守番電話サービス… やっぱり繋がらない。 諦めお風呂に入った。サチから電話がかかってきてもすぐに気づけるように、脱衣所に携帯を置いてお風呂に入ることにした。 シャワーをだしている時も耳をすましながら、携帯が鳴るのを待っていた。 お風呂から上がって鳴っていないと確信していた携帯をのぞいてみる。 …やっぱり着信なし… その後、ベットに入っても携帯をにぎりサチからの電話を待ったけど、結局一度も携帯は鳴る事無く、私は眠りについてしまった。
2007-01-07 17:20:00 -
157:
名無しさん
午後3時ごろだったかな?私の携帯に一件のメールが届いた。 寝呆けながらメールボックスを開くと?サチ?と画面に表示された。 急いでメールを開く。 「昨日ごめんなぁ!別にたいした話ぢゃなかってん?ただ蘭が金魚にエサあげてるか聞きたかっただけぇ?笑 それと最近しんどいから仕事は今日から早めに上がることにした??その代わり同伴とかしようと思ってるから、これからは別々で出勤しよ?あと昨日電話寝てて気づかへんかったぁ?ごめりんこ?また店でね??」とのことだった。
2007-01-07 17:26:00 -
158:
名無しさん
なんや……そんなことか。良かった。私は胸をなでおろしサチに返信した。 『エサあげてますよ?笑 体しんどかったら無理しなや?また後でな?同伴がんばれ?』と返した。 目が覚めたので一服しながら、ボーっとしていると、サチからメールが届いた。「サチ寮でるかもしれへん???りゅうじの?に住む?」 えっ!?かなり焦り急いで返信した。 『ホストの子と一緒に住むの?』 サチも返事が早かった。 「うん?この間付き合った?」 と返ってきた。 私は何か急に悲しくなった…… 『そぅなんやぁ?幸せになぁ?』 それだけ送り返した。
2007-01-07 17:35:00 -
159:
名無しさん
サチ…おらんくなるんや…… そぅ思うと紅葉の家への引っ越しに踏ん切りが着き私も寮を出ようと決心した。 来週の火曜日、私はこの家とさよならする。 心の中で自分にそぅ言い、身の回りの物を片付け始めた……
2007-01-07 17:44:00 -
160:
名無しさん
それからの一週間は忙しかった。仕事と家の往復。しかも毎日大量にお酒を飲んでいたので体もだるかった。 サチは毎日、1時には店を出るようになり、前みたいに話すこともあまりなかった。 紅葉は毎日私にメールをくれ、私が『火曜日何時ぐらいに家迎えにきてくれんの?』とメールを送った時はすぐに電話をかけてきて、〔朝ッ!朝に行くからぁ?〕とかなりハイテンションのようだった。 私達3人はきっとうまくいくと思って自分の選んだ選択を間違っているなんて思いもしなかった。 きっとそれが間違いやってんな………
2007-01-07 17:51:00 -
161:
名無しさん
一旦中断してまた書きにきます??
2007-01-07 17:52:00 -
162:
にゃん
待ってまぁ?(?O?)
2007-01-07 21:56:00 -
163:
名無しさん
面白い?主さん頑張って完結してなぁ?
2007-01-07 22:55:00 -
164:
名無しさん
昨日、用事できてかけませんでした??ごめんなさい?続き書いていきます? にゃんさんいつもありがとうございます? 名無しさんもありがとう?
2007-01-08 10:32:00 -
165:
名無しさん
紅葉のマンションに引っ越す2日前。サチが寮から出た。 私は荷物の整理を手伝った。 サチの部屋のクローゼットにはたくさんのお客さんからの貢ぎ物のブランド品があったのに、もぅなかった。 『サチ、ここにあったブランドはどうしたん?』 私がサチに尋ねる。 「あー……先にりゅうじの家においてきてん!引っ越しの業者にとられたら嫌やろッ笑!」 そぅいうことか。 その後も着々と準備をすませ、業者がサチの部屋へやってきた。 次々に運び出されて行く荷物達。 その作業を見つめる私たち。 あっという間に空っぽになった部屋に私とサチはただつったっていた。
2007-01-08 10:44:00 -
166:
名無しさん
とうとう私の引っ越しの火曜日がやってきた。 前の夜に紅葉から電話があり、明日、朝の10時に迎えに行くとのことだった。私は荷物が少なく、紅葉が従業員の車を出すと言っていたけど、それほど荷物もない。と言って断った。 だってスーツケース1つに段ボール5個で納まってしまったから。ベッドや家具などは次、寮に住む子が使うかもしれないから、いらないなら、置いていってほしいと店長に言われたのですべて置いていくことにした。 段ボール5個しかないと紅葉に言うと、 〔荷物少なすぎッ!〕とバカにされた。
2007-01-08 11:15:00 -
167:
名無しさん
10時すぎ少しソワソワ緊張していた私の携帯が鳴る。 ピリリー♪ 紅葉から。 『もしもし。』 〔あ?蘭?今、マンションの下におんねん。荷物とりに行くから、部屋何階か教えて?〕 『あっ!10階やわ』 〔わかった。すぐ行くわ〕 エレベーターの前で立って紅葉を待つことにした。エレベーター横の階表示をじっとみつめる。 1階…2階……… 9階まできた時、私の心臓は最大限に達していた。10階と表示された時、顔を正面に向けるとピアスを3つつけた紅葉の顔がエレベーターのガラス越しに見えた。
2007-01-08 11:41:00 -
168:
名無しさん
“ドクン”
2007-01-08 11:42:00 -
169:
名無しさん
私の体が波打つのが わかった……
2007-01-08 11:46:00 -
170:
名無しさん
エレベーターが開くと紅葉はいつもと代わりなく私に 〔蘭?おはよぉ〕 と明るい声で言う。 あまりにも緊張してる私は『うん。部屋こっち』 とそっけない態度。 そんな私の後を紅葉は鼻歌を歌いながら着いてくる。
2007-01-08 11:50:00 -
171:
名無しさん
ゎぁ初リアルタィム??いつも楽しく読ませてもらってます?頑張ってくださぃ?
2007-01-08 12:03:00 -
172:
名無しさん
私の部屋に案内し、紅葉に荷物を渡した。 〔ホンマにこれだけぇ?まだあるやろー?〕 と言い部屋に上がりこむ紅葉。 一瞬動きが止まり、紅葉が口を開く。 〔……蘭。赤色すき……なん?〕 『………すきっていうか、私にとって、切ってもきられへん色かな……』 〔そうなんやぁ。いやぁ俺、全部赤色やからビックリしたわぁ〕 といつもの明るい紅葉。 〔家具とかはいいんか?〕『うん。次住む子が使うかもしらんし…』 〔そうなんや?コンポは?〕 『コンポくらい車に積めるよな?』 〔うん。持っていく?〕 『うん。』 そぅ言うと紅葉はコンポをいじり、何故かCDをかけだした。そぉいや、マライアキャリーのアルバムを入れっぱなしだった。 〔…………蘭は、どの曲がスキなん…?〕 『私はOPEN ARMSかなぁ?』 〔……そぅなんや。〕
2007-01-08 12:05:00 -
174:
名無しさん
コンポの前に座りこみポケットからタバコを取り出す紅葉。 私もつられて一服。 そしていつもの様に冷蔵庫の前へ行く私。 缶ビールがまだ1つ残っていた。 プシュッ 『引っ越し祝い。』 私のことばに紅葉が笑う。〔半分くれや。〕 『飲酒運転……』 〔ハハハ。毎日や。〕 笑う私と紅葉。 コンポの前に2人で座りこみ、一緒にビールを半分こしながら一服した。
2007-01-08 12:13:00 -
175:
まゆ◆LwpD6Ghaf.
あ
2007-01-08 12:15:00 -
176:
名無しさん
酒好きの2人には350?の缶ビールはあまりにも早くなくなり、ビールがなくなった缶を紅葉はくしゃっと一気にへっこました。 〔そろそろ行こかッ!〕 『うん』 荷物をすべて運び出し、私はまだ大事な荷物がある。と紅葉に言うと紅葉も着いてくると言ったので一緒に部屋に向かった。
2007-01-08 12:20:00 -
177:
名無しさん
まゆさんありがとう?
2007-01-08 12:21:00 -
178:
名無しさん
部屋へあがり私はサチにもらった金魚を抱き抱え 『これ…私の大事なもの……何かけっこう、この部屋と別れるの寂しいわぁ』 と紅葉につぶやいた。 〔そぅか……〕 黙る私に 〔さぁ?僕の胸に飛び込んでおいで?ハニー?〕 『あほちゃう?』 そぅ紅葉に言い放ち、玄関に向かった。 パンプスを履き玄関の扉を閉めた。 なぁサチ……あんたは 寮でていく時どんな 気持ちやったん? 私みたいに寂しかった?
2007-01-08 12:28:00 -
179:
名無しさん
紅葉の車に乗り込み、引っ越し先のマンションに向かった。 しばらく無言が続き先に沈黙を破ったのは紅葉だった。 左ハンドルで窓に肩肘をのせて運転する紅葉をみて私は思わず息をのんだ… 〔……なぁ蘭……真剣に俺と付き合うこと考えてくれへんか…?〕
2007-01-08 20:18:00 -
180:
☆
しぉり?
2007-01-08 20:24:00 -
181:
名無しさん
私は膝にかかえていた金魚鉢に目をそらした。 まだ春先の冷たい風が私の頬をなでた。 金魚がパクパクさせながら私をみた。 『………ゴメン……私、人をスキになったことないから…あんまり付き合うとかわからへん……それに……』 〔それに…?〕 『……全然、人を信用できひんねん。』 〔そっか…〕 車内を駆け巡る風が私達の会話を途絶えさせた。
2007-01-08 20:31:00 -
182:
名無しさん
☆さんありがとうございます?
2007-01-08 20:32:00 -
183:
名無しさん
〔でも俺、真剣や。遊び違うで。ホストとか抜きで考えてほしい。〕 『……わかった……』 私の膝の上の金魚はゆらゆら揺れながら私と紅葉を見つめる。 〔まぁこれからもよろしくッ〕 と私を見ながら紅葉が言う。 『脇見運転。前方不注意。』 くすくす笑う私を見てつられて笑う紅葉。 あの時の太陽の光はまぶしかったけどすごい暖かかった。 隣に紅葉がいてたからかな? なぁ紅葉もそう思った?
2007-01-08 20:42:00 -
184:
名無しさん
荷物を運び出し部屋へ案内してもらった。 これから私の住居は22階になるらしい。 真剣に私は空気が薄くないか心配になり 『空気薄くない?』 紅葉に尋ねた。 〔……若干、薄いかも……〕 今のうちに酸素をためておこうと深呼吸をする私に紅葉が 〔蘭ってホンマおもろいッ〕 お腹をかかえながら笑った。 静かで広いエントランスに紅葉の笑い声が響いた。
2007-01-08 20:57:00 -
185:
名無しさん
エレベーターに乗り込み22階のボタンを押す。 『ってかこのエレベーター、ハイスピードやなッ!』かなり変な所で興奮しぎみな私。 ずっと笑いっぱなしの紅葉。 〔着いたよ〕 ガチャッ 『………………………!!』
2007-01-08 21:02:00 -
186:
名無しさん
扉を開けると広い玄関が私たちを迎えた。 直ぐ様私はパンプスを脱ぎ金魚鉢の水をこぼさないよう、走った。 リビングは広くカウンターキッチンがあった。 他に部屋は2つあり、どれも十分すぎるぐらいの広さだった。 バスルームは広く、洗面台にはシャワードレッサーがあった。
2007-01-08 21:11:00 -
187:
にゃん
りぁる(?uзu。)ノ?
2007-01-08 21:15:00 -
188:
名無しさん
〔気にいった?〕 洗面台でシャワードレッサーをみてる私に紅葉が鏡越しに言う。 『うんッ!』 〔家賃いらんで。〕 『えっ!?払うわッだって……そんなん』 〔このマンション買ってん!去年払い終わったし。〕あくまで、さらりと言う紅葉。 『……ホストってすごいなぁ!』 〔………別に……〕
2007-01-08 21:16:00 -
189:
名無しさん
にゃんさんいつもありがとうございます?
2007-01-08 21:17:00 -
190:
名無しさん
ふいと紅葉は鏡から姿を消してしまった。 私も洗面台から離れ、紅葉の後を追った。 『紅葉ぃ………』 〔どうした?蘭?〕 いつもの優しい紅葉の笑顔。 『朝ご飯……食べた?』 〔まだ。〕 『お礼に作ってあげる。』〔マジで!?〕
2007-01-08 21:23:00 -
191:
名無しさん
ハイテンションの紅葉と一緒に買い出しに行った。ついでに近所の案内をしてもらった。 駅もコンビニもスーパーも近くすごく便利な場所だった。 そぅミナミからも遠くないので通勤も楽そうだった。
2007-01-08 21:25:00 -
192:
名無しさん
何食べたい?と紅葉に尋ねるとあっさり系。と返事が返ってきたので、魚をたくことにした。 あとは野菜を適当にかごの中にほりこんだ。 買い物をすませ、私はさっそく料理にとりかかった。くわえ煙草をしながらフライパンをふる私をみて 〔蘭シェフッ!今日のポイントはそのくわえ煙草にあると言っても過言ではないですかッ!?〕 『なんでインタビュー形式やねん。笑』 ちょける紅葉。 それからも紅葉はちょこちょこキッチンを覗きにきては 〔蘭まだか?俺、腹減った……〕その繰り返しだった。
2007-01-08 21:36:00 -
193:
名無しさん
やっと作り終え、テーブルに並べた。 〔うまそぉ!いただきまぁすッ〕 がつがつ食べる紅葉。 〔………蘭。料理うますぎ……〕 そのことばに照れながらも『当たり前やん』 と言いながらビールを開ける私。 〔蘭食べへんのぉ?〕 『魚だけ食べる』 箸を手にとり魚をつまもうとすると紅葉が全部骨をとってくれていた。 『ありがとう紅葉。えぇとこあるやん!?』 素直に言えない私に 〔大事な蘭が骨つまって息できひんくなったら嫌やろ?〕 今思えばいつも紅葉は素直で偽りなかったよな…… 紅葉ごめんな…… でもあの頃の私はわからへんかった。
2007-01-08 21:43:00 -
194:
名無しさん
ご飯を食べ終え、私は部屋がかなり綺麗に掃除されていることに気づいた。 『なぁなぁ紅葉もしかして掃除してくれたん?』 〔……おうッ〕 そっぽ向いて紅葉が答える。 『そぅなんや!ありがとう』 そぅ言いタバコに手をのばす私。 つられて紅葉も一服。 ピンッ 私のライターが静かな部屋に響いた。 ピンッ 紅葉のライターもデゥポンだった。 この前ご飯食べに行った時は違ったのに…… そっか。お客さんにもらったんや…… 勝手な私の解釈…… ねぇ紅葉…… もしもこの私の考えたことが小さな嫉妬やとしたら 私達の形はすでに 崩れてたんかな…… そぅやとしたら私らに 始まりってなかったんかな…………?
2007-01-08 23:23:00 -
195:
名無しさん
紅葉はソファーにもたれながらウトウトしぎみだった。 『紅葉。そこで寝たら風邪ひくで』 〔ぉお〜〜ってかマジ寝かけやったわァ!よっしゃ俺、寮帰るわぁ〕 『わかった。ありがとうなぁ』 〔えぇよ。ってかまた夕方ぐらいまた来るわ。飯いこや〕 『わかった。待ってるわ』 そぅ言い下まで送ると言うと紅葉は玄関までて言いと言うので玄関まで送った。 『じゃぁね』 と言い扉を閉めようとした時、紅葉の大きい手が私の動作を邪魔した。 〔………蘭ッ!俺マジやからなッ〕 無邪気に笑う嘘のないその純粋な笑いに 私は心を奪われたのを 実感した。
2007-01-08 23:38:00 -
196:
名無しさん
この時に私が 素直に気持ちを 伝えてたら どうなってた?
2007-01-08 23:40:00 -
197:
名無しさん
紅葉が来るまでに荷物の整理をした。 段ボール5箱の荷物はあっと言う間に片付けられ、私は時間を持て余していた。 紅葉がもたれていたソファーへ座る私。 ここに紅葉が座ったと思うだけで私は体の体温が上がった。 サチからもらった金魚はリビングのテレビの横におくことにした。 金魚をみながら紅葉のことを思い出す。 頭がポーッとしてきて段々ねむたくなってきた。 私はいつの間にか眠りについた。
2007-01-08 23:47:00 -
198:
名無しさん
ピリリー♪ すっかり眠ってしまった私は静かすぎる部屋に大きく鳴り響く着信音で目を覚ました。 着信“紅葉” 『もしもし?』 かすんだ声の私。 〔寝てたぁ?今から向かうから用意しててぇ〕 『わかったぁ〜』 まだ寝呆けている私。 それでもタバコを探し、口へ運ぶ。 やばい……また寝そう…でも紅葉来るから起きやなぁ……… ピンポーン ………………ん? 夢かなぁ?まぁいぃや …………………………
2007-01-08 23:55:00 -
199:
名無しさん
ピリリー♪ すっかり眠ってしまった私は静かすぎる部屋に大きく鳴り響く着信音で目を覚ました。 着信“紅葉” 『もしもし?』 かすんだ声の私。 〔寝てたぁ?今から向かうから用意しててぇ〕 『わかったぁ〜』 まだ寝呆けている私。 それでもタバコを探し、口へ運ぶ。 やばい……また寝そう…でも紅葉来るから起きやなぁ……… ピンポーン ………………ん? 夢かなぁ?まぁいぃや …………………………
2007-01-08 23:56:00 -
200:
名無しさん
↑2つのせてしまいました?
2007-01-08 23:57:00 -
201:
名無しさん
遠くから足音の様な音が聞こえてくる。 夢だと思い寝続ける私。 急にソファーが沈む。 びっくりして目を 開けた… と同時に私の唇に やわらかい……何かが口をふさいだ。
2007-01-09 00:03:00 -
202:
名無しさん
遠くから足音の様な音が聞こえてくる。 夢だと思い寝続ける私。 急にソファーが沈む。 びっくりして目を 開けた… と同時に私の唇に やわらかい……何かが口をふさいだ。
2007-01-09 00:04:00 -
203:
名無しさん
あれ?また2つのせちゃいました?スイマセン?? きりわるいですが明日朝早いのでここまでにします?今日は成人式ですね? 成人の皆様おめでとうございます?
2007-01-09 00:07:00 -
204:
にゃん
毎回楽しみにしてます??
2007-01-09 12:53:00 -
205:
☆
しぉり?
2007-01-09 13:06:00 -
206:
名無しさん
にゃんさん、☆さんありがとうございます?
2007-01-09 22:32:00 -
207:
名無しさん
え?何………? ゆっくりと目をあけてみる……… そこには綺麗な顔なのに、顔に3もピアスをあけている紅葉の顔だった。
2007-01-09 22:36:00 -
208:
名無しさん
『きゃぁッ!何すんのよッ!』 紅葉を突き飛ばしてできるかぎり紅葉より遠くに離れた。 私が突き飛ばしたので紅葉はテーブルに頭をぶつけたようだった。痛そうに頭を押さえながら 〔いったぁ〜!!!〕 『痛いってか………あんた何なん?調子のらんといてよッ!』
2007-01-09 22:44:00 -
209:
名無しさん
〔ごめんッ!ついッ〕 と私に土下座して謝る紅葉……… 別に嫌だったわけぢゃない。ただ私の気持ちとか許可もなしにキスしたことに腹が立った。 …とにかく…気持ちを落ち着かせよう… テーブルの上にあるタバコを手にとり、火をつけた。
2007-01-09 22:53:00 -
210:
名無しさん
ピンッ… ライターの音が響いた。 〔ホンマにごめん…でも…寝てる顔がかわいくて……つい……〕 かわいいッ? 『何をアホなこと言ってんの?私は紅葉に営業とかされても店いかへんよッ!そんなん考えてるんやったら、家も出て行くし……』 〔………そんなんちゃうってぇ…〕
2007-01-09 23:03:00 -
211:
名無しさん
『…………』 何故かムカツクはずなのに、どこか許してる自分がいてるような複雑な気持ちで……… 『……私…許さへんよ…でもお腹減ったわ。』 〔蘭〜!これから真面目にやるからぁ見逃してぇ〕 真面目に?何を?笑 変な日本語に笑いそうになったけど我慢して 『今日はどこ連れていってくれんの?』 〔俺の隠れ家ッ!〕 『そぅ。じゃぁ早く行こう。』
2007-01-09 23:11:00 -
212:
名無しさん
車を少し走らせ着いたのは何ともお洒落なレストランだった。 車からおり 『何の料理食べれるん?』〔フランス料理や!テーブルマナーできるかぁ?〕 にやけながら意地悪そうな顔で聞いてくる紅葉。 『残念やけど………』 〔あっ?できひん?でも大丈夫やで!〕 気を使いながら私にご機嫌をとる紅葉。 『……私、テーブルマナー完璧やねん』 〔俺をバカにしたなぁ?〕怒る紅葉。 『紅葉って百面相やな。』そぅ言いレストランに入った。
2007-01-09 23:19:00 -
213:
名無しさん
そぅ他愛もない会話をしていた時。 シャカシャカ♪ 紅葉の携帯が爆音で鳴った。 〔えっ?マナーモードにしたつもりやったのにッ〕と言い、電話を切った。 きっとお客さんからだろうと思い 『切ったら怒られるんと違うん?』 〔ってか今、仕事ぢゃないからいいし。〕 『ふぅん……ってか休みやのに営業とかしやへんの?』 〔休みやから遊ぶねんやんけッ!〕 そんなもんかなぁ………?
2007-01-09 23:46:00 -
214:
名無しさん
少しイライラしぎみな私の元に料理が運ばれてきた。 紅葉はお客さんと寝たりするんやろうか…… 色営業とかするんやろうか…… 今までどんな人と付き合ってきたんやろ… 色々考えながらのフランス料理はあまりおいしくなかった。
2007-01-09 23:54:00 -
215:
名無しさん
レストランを後にし紅葉は 〔何か俺今日はっちゃけたぁいッ!蘭は音楽は何聞くんッ?〕 『私?レゲーが多いなぁ。』〔ぢゃぁクラブ行かへんッ?〕 『今日ッ?あー…でも私、今日身分証明証なにも持ってきてないし……』 (ってかあるケド17やから入られへんしッ) 〔大丈夫。大丈夫。俺顔パスきくし。〕 『はぁ?』 〔ってかただ単に連れが働いてるだけやねんけどッ〕『なんや…そぅ言うこと。』
2007-01-10 00:01:00 -
216:
☆
しぉり
2007-01-10 10:18:00 -
217:
名無しさん
☆さん、いつもありがとうございます?昨日は寝てしまったみたいで切り悪い終わりかたしてしまいました?続き書いていきまぁす↓
2007-01-10 18:04:00 -
218:
名無しさん
それから、またミナミに戻りアメ村のクラブに行くことに。 『ってかさぁ、こんな時間に私と歩いてる所お客さんに見られへん?大丈夫なん?』 〔大丈夫ってか、見られても平気ぃ☆〕 あくまでいつもどうりにマイペースな紅葉。 チケット売場にいる人がどうやら紅葉の知り合いらしい。 【紅葉久しぶりやんけぇ!またえらいべっぴん連れてんなぁー!彼女なんて名前?】 『蘭ですッ』 〔ホンマ久しぶりやなぁ!ってかこの子、今日ID持ってきてへんねんけど入れるー?〕 【えぇよ!ってか全然18未満にみえへんしッ!】 私は必ずと言っていいほど17才にはみられなかった。 〔ぢゃぁ2人分ちょうだい〕 紅葉のポケットから現金がでてきた。 一体どれくらいお金を持ち歩いているんだろぅ…しかも裸で…… 【ドリンクのチケット1人、2枚づつあげるわぁ!楽しんでいってなぁ!】 〔おぅッ!サンキュ☆〕
2007-01-10 18:16:00 -
219:
名無しさん
私は紅葉の知り合いの人に頭を下げ紅葉を追い掛けた。 〔蘭ッ!荷物ロッカーの中いれとけぇ!〕 『はいはい。あッでも化粧とか途中直したいし…』 〔そんなんせんでぃいやんッ!邪魔やしいれときぃ〕『……そ、そう?』 紅葉に丸め込まれ、ロッカーに全ての荷物を預けフロアに行った。
2007-01-10 18:21:00 -
220:
名無しさん
人が多くて紅葉のすぐ側を歩けず少し離れてしまった。 私が立往生してると紅葉が戻ってきてくれ、私の手をとり耳元で 〔はぐれたらアカンから手離したらアカンで〕 そう言ってぎゅっと私の手をにぎった。 (もぅさっきからハズいねん〜〜!!) 私は顔が、かっかして熱でもあるような熱さだった。なのに、紅葉は平然とした顔。 そんな紅葉をみると 『女なれしてんねんなぁ』と思い少し悲しかった。
2007-01-10 18:33:00 -
221:
名無しさん
〔テキーラショット2つッ!〕 『………ホンマにするん?笑』 〔当たり前ッ☆ヨーイドンッ!〕 ヨーイドンッ?笑 2人でテキーラ勝負をした。 何とか2人とも10杯まではまだ余裕…… 15杯を越えた時、私はおしくもギブ。 〔やったぁ!俺の勝ちィ☆〕 ってか、紅葉ろれつ回ってないやん… 苦笑いな私を見て紅葉は 〔さぁ蘭、踊りに行こう〜☆〕
2007-01-10 18:49:00 -
222:
名無しさん
紅葉はものすごくはっちゃけムード。 DJブースの前から離れようとしなかった。 お酒の力もあり私のテンションも上がり2人ではっちゃけた。 時々、紅葉は私を抱き寄せて 『蘭ッ!スキやねん』 と言い何回も頭をなでてくれた。
2007-01-10 18:54:00 -
223:
名無しさん
朝まで2人ではっちゃけ帰りは2人ともベロベロだった。 『紅葉もぅ運転やめときぃー!』 〔そぅするわ〜…蘭の家で寝かせてェ〕 (えー!どうしよー!でも紅葉の寮どこかわからんしなぁ……仕方ないかぁ…)『……わかった。でもあんた変なことしたら承知しやんでッ』 〔わかってるよぉ!〕
2007-01-10 19:03:00 -
224:
名無しさん
タクシーをつかまえ、家まで帰ることに。 紅葉は千鳥足になりフラフラだった。 部屋に入り紅葉の靴を脱がせてあげ、ベッドまで連れて行った。
2007-01-10 19:12:00 -
225:
名無しさん
〔ん〜……蘭もこっちおいでぇ〕 『行かへんわぁ!んぢゃ寝ときなぁー』 そぅ言ってベッドから離れようとした時だった。
2007-01-10 19:18:00 -
226:
にゃん
しぉり?
気になる??2007-01-10 20:39:00 -
227:
☆
しぉり
2007-01-11 00:28:00 -
228:
☆
しぉり?
気になります?2007-01-11 00:28:00 -
229:
名無しさん
ジェスチャーやろ?
2007-01-11 01:41:00 -
231:
名無しさん
ぐいッ 『……!?』 紅葉が私の手をひっぱりベッドに押し倒した。 あまりにもびっくりして声がでない。 紅葉は真っすぐ私を見下ろしていた。 それは深い瞳で私はその瞳から逃れられない。
2007-01-11 18:15:00 -
232:
名無しさん
だんだん紅葉の顔が私に近づいてくる… 私の心臓は爆発寸前…… 『……紅葉、約束ちゃうやん………』 ギシッ 〔………ごめん……〕
2007-01-11 18:18:00 -
233:
名無しさん
紅葉はベッドから立ち去り、キッチンの方へ向かった。 〔ちょっと…酔いすぎたな…蘭、悪い………〕 そぅ言いコップを手にとり水道の蛇口をひねった。 ぐいッぐいッ 一気に水を飲み干し 〔やっぱ帰るわ。ゴメンな気悪い思いさして……〕
2007-01-11 18:22:00 -
234:
名無しさん
そう私に告げると玄関の方へ向かっていった。 帰ってほしくない… 紅葉を追い掛け後ろから 『紅葉は…飲んだ後は何食べたい派?私は…味噌汁……』 紅葉は振り返り 〔俺も……味噌汁。〕 『ぢゃぁ、味噌汁つくるから代わりに何かおもろい話してや……』
2007-01-11 18:27:00 -
235:
名無しさん
やばい。ハズい。顔が赤くなってるのが自分でも分かる。 すぐ様キッチンに向かった。 後ろでは紅葉が小さい声で〔よっしゃッ〕 と言っていたのが聞こえた。 キッチンに立っていると紅葉がやってき、 〔具は何いれるん?〕 と目を輝かせながら聞いてきた。 …まるで子供みたい… 『紅葉がホストの店長なんてッ……信じられへん…』私はため息まじりに返した。 〔そぅぢゃなくて具は?〕『具は白菜ッ!だしはかつをッ!味噌は合わせ味噌ッ!他に質問は?なかったらソファーに着席ッ!』
2007-01-11 18:35:00 -
236:
名無しさん
〔はぁーい〕 そぅ返事し、ソファーに座った。 そぅいえば……紅葉っていくつなんやろ? そぅ年いってるように見えへんよな…… でも、若くして店長とかなられへんよなぁ… 聞いてみようかな……? ちょうど味噌汁もできたので、テーブルまで運び 『なぁなぁ紅葉ー?』 〔うまそー!何やねん?〕
2007-01-11 18:40:00 -
237:
名無しさん
『紅葉ってさぁ…なん……』 才なん?と言い掛けた時、サチを思い出した。 そう言えばサチって口座の子にホンマの年令言うてんのやろうか……? もし言ってなかったら… 紅葉に年令を聞くと、私も年令をたぶん聞かれるだろう… サチが話ていないとややこしく発展しかねない……
2007-01-11 18:46:00 -
238:
名無しさん
『何個ピアスあけてるん?』 〔は?いきなり何ッ?〕 味噌汁をすすりながら 〔たぶん耳は9個?あと顔と……あつッ!〕 『別に何もないねんけど気になったからッ』 ふぅ…危なかった 『いただきます。』 〔いただいてます。〕
2007-01-11 18:50:00 -
239:
名無しさん
紅葉はあっと言う間に完食。 〔おかわりある?〕 『ホンマよぉ食べるな…』〔俺のモットーや☆〕
2007-01-11 18:54:00 -
240:
名無しさん
紅葉はきれいにすべて食べつくし、作ってくれたお礼に。と食器を洗ってくれた。 私はその間、金魚にエサをやり金魚鉢の前で座りこんでいた。
2007-01-11 18:57:00 -
241:
☆
しぉり?
更新楽しみにしてます?2007-01-12 04:17:00 -
242:
ななみ
続きが気になるぅ〜(*´艸`)
このままゆっくり頑張ってくださいm(__)m
2007-01-12 06:02:00 -
243:
名無しさん
アゲ?
2007-01-12 21:44:00 -
244:
名無しさん
?
2007-01-13 23:01:00 -
245:
名無しさん
あげ
2007-01-15 07:02:00 -
246:
名無しさん
遅れてすいません?更新していきます?
2007-01-17 22:01:00 -
247:
名無しさん
私は金魚鉢の前に座りながら一服していた。 金魚鉢の中の金魚はゆらゆら揺れながら、エサをぱくぱく食べていた。 〔蘭?洗い物できたぁ☆〕パタパタとスリッパの音をさせながらリビングに戻ってきた。 『……なぁ紅葉ぃ?…』 〔んー?〕 『紅葉は何で金魚のタトゥーいれたん?』 〔……金魚なぁ、俺すきやねん〕 『ふぅん。そぅなんや。何で…スキなん…?』 〔…思い出やから…〕 後ろを振り向いて紅葉の顔を見ると哀しげな顔をしていた。 『そぅなんや。何となくさ…気になって……』
2007-01-17 22:12:00 -
248:
名無しさん
私は金魚鉢から離れ、ソファーに座り直した。 〔蘭は?蘭は何で金魚のタトゥーいれたん?〕 『……忘れへんため…』 〔何を?〕 『私の金魚を…』 〔そっか……〕 そぅ言うと紅葉は私の隣に座りこう私に言った。
2007-01-17 22:17:00 -
249:
名無しさん
〔俺ら仲間☆〕
2007-01-17 22:18:00 -
250:
名無しさん
私は思わず笑った。 だって、仲間って。 私と同じこと考えてる。 〔何で笑うねんッ!クサイこと言ったとか思ったやろォ?〕 『違うよ。私もこの間、同じこと考えてた。』 〔ホンマに?俺ら気ぃ合うなぁ!〕 『そやな…ちょっとだけな。』
2007-01-17 22:22:00 -
251:
名無しさん
それから紅葉は酒も少し抜けたので寮に帰って行った。 1人、私はソファーに座りながら紅葉のコトを考えていた。 さっき別れたばかりなのに、会いたくて仕方なかった。 頭は紅葉一色で、私の頭の中は赤でうめつくされた… やっぱり…… 私は… 紅葉がすき……
2007-01-17 22:28:00 -
252:
名無しさん
私はベッドルームへ行き、携帯を手に取り、メールを打った。 『また、おいしいご飯食べに連れて行って。今度はしゃぶしゃぶが食べたい』 紅葉に送信した。 すぐにメールが返ってきた。 〔しゃぶしゃぶまかせろ?俺のお姫様?〕
2007-01-17 22:33:00 -
253:
名無しさん
メールを読み なんてチャラい男だと思いながら、そんな男がスキだという自分もチャラいと思いながらも、ニヤけている私だった。 幸せな気持ちで私は眠りについた……
2007-01-17 22:37:00 -
254:
☆
しぉり?
2007-01-17 23:11:00 -
255:
名無しさん
がんばれッ?
2007-01-18 08:47:00 -
256:
名無しさん
☆さん、名無しさんありがとうございます? 続き書いていきます???
2007-01-18 17:43:00 -
257:
名無しさん
夕方すぎ… うるさい携帯のアラームで目をさました。 もぅ夕方か…… 今日からまた仕事。 少しうんざりしながらも早々支度にとりかかった。 紅葉のマンションに引っ越しして、バスタブが広くなったので毎日の入浴は楽しかった。 とりあえず、冷蔵庫から、ビールを取出し、お風呂に入ろうと思った時、
2007-01-18 17:50:00 -
258:
名無しさん
ピリリー♪ 着信“サチ” 『もしもしぃ?』 「あ?蘭??今日、久しぶりに一緒にセット行かへん?」 『せやなぁ!久しぶりやし一緒に行こうかぁ☆』 「ぢゃぁいつもの喫茶店で待ってるわ」 私は電話を切った後すぐにお風呂に入り、急いで用意をした。 電話越しだったけど、サチはもぅ家を出てる様子だったカラとにかく急いでミナミに向かった。
2007-01-18 17:59:00 -
259:
名無しさん
カランカラン♪ 《いらっしゃいませ》 いつもの喫茶店に着いた。やっぱりいつもどうり、水商売系のお姉さんや、スカウトと面接を受けている人など何とも独特の喫茶店だ。 サチの姿を探すまでもなく、私はサチがドコに座っているかは知っていた。 一番奥の一番角…… 入り口からは絶対に見えない席に必ずサチは座っている。
2007-01-18 18:07:00 -
260:
名無しさん
『サチ。』 やっぱり今日も一番奥の一番角に座っていた。 私がテーブルに近付き声をかけるとサチは顔をあげニッコリ笑い 「おはよ」 と小さな声で言った。 すぐに店員さんがきて私はいつもと同じホットコーヒーを頼んだ。
2007-01-18 18:11:00 -
261:
名無しさん
『久しぶりやんッ何かあんま最近しゃべられへんかったもんなぁ』 「そぅやなぁ……ッてか蘭はどうなんッ?紅葉くんとッ!」 『えッ?別に何もないよッ!』 「……蘭。顔にスキになってもうたって書いてんで…」 サチにはバレバレの様子だった。
2007-01-18 18:15:00 -
262:
名無しさん
一旦中断してまたきます???
2007-01-18 18:16:00 -
263:
名無しさん
気になるゥ〜★完結までがんばって書いてェ☆
2007-01-18 19:13:00 -
264:
名無しさん
『……うん…。スキ……かも…………』 「別にサチにまで隠すことないやぁん!」 サチはぷくっと頬をふくらませて私を、恨めしそうににらんでみせた。 『……ってかなぁ、あんま自分でもよくわからんねん。スキはスキやねんけどさぁ…ほらぁ私付き合ったりとかしたことないし…』 「まぁ、そのうち、いてもたってもおられへんくなるわぁ!」 と私にいぢわるそに笑いかけた。
2007-01-19 08:47:00 -
265:
名無しさん
〈お待たせ致しました〉 私のホットコーヒーが運ばれてきた。 砂糖とミルクを入れずブラックをすする私をみてサチは 「……サチなぁ、今の店やめようと思って………」
2007-01-19 08:51:00 -
266:
名無しさん
『えッ!?』
2007-01-19 08:51:00 -
267:
名無しさん
『えッ!?ちょっと待って!急にどうしたん?誰かにまた何かされたん?』 サチは半年ほど前に、同じ店の女の子に陰湿ないやがらせを受けたことがあった。 「……いや。違う…」 『ぢゃぁ何でぇ?』 「……………。」 とりあえずタバコを吸うことにした。
2007-01-19 08:56:00 -
268:
名無しさん
ピンッ 「サチなぁ……」 私のライターの音とサチの声が被った……
2007-01-19 08:58:00 -
269:
名無しさん
「…………サチなぁ……ちょっとお酒飲むんしんどくなっちゃったぁ…」 『店をやめるってか、キャバをやめるってこと……?』 「………まぁそんな感じ…かな……」
2007-01-19 09:01:00 -
270:
名無しさん
『………キャバぢゃない仕事……すんの…?』 「……うん…。」 『………………。』 ただ単にサチがお酒を飲むのがしんどいから、キャバを辞めるって……… そんなの嘘なことぐらい私にも分かった……。 せっかくのホットコーヒーはもぅ湯気もたってなく、生温いコーヒーを私は口に運んだ。
2007-01-19 09:06:00 -
271:
名無しさん
『…………何の仕事するん?』 「……とりあえず、セクキャバ行こうと思って…」 『……そうなんや。』 りゅうじに、セクキャバ行けって言われたん? って思わず言いそぅになってしまった言葉をのみこんだ。 「……何かゴメンな。」
2007-01-19 09:10:00 -
272:
☆
しぉり?
2007-01-19 19:06:00 -
273:
名無しさん
☆さん。いつもありがとう?
2007-01-20 21:40:00 -
274:
名無しさん
『……ってか、私に謝ることないやん。サチがんばりやぁ!』 「……うんッ。ありがとう。」 『でも……あんまりホストはまりなや…。』 「うん……」 そぉ言うとサチは氷の溶けたアイスティーをストローで吸い上げた。 『そろそろ、セットしに行こうかッ!』 「うんッ!」
2007-01-20 21:45:00 -
275:
名無しさん
私達は喫茶店を後にし美容院に向かった。 いつになくサチは元気がなく、静まり返っていた。 何か常に考えこんでいる様子だった。 セットが終わり美容院を後にし店に向かうまでの間もサチはずっと無言だった。 『…なぁサチ?』 「ん?」 『ホンマはセクキャバなんか行きたくないんぢゃないん?』 「…まぁ本音はなぁ…。でももぅしんどいから。」 『………』 「あッ!?でもあれやで?店いてるまでは頑張るしッ!それに…店変わっても、また遊んでな……?」 そぅ言うサチの目は不安でいっぱいだった。 『当たり前やん!』 そう言うとサチの顔にはいつもの笑顔が戻った。
2007-01-20 21:55:00 -
276:
名無しさん
店に着いた。サチは店長に辞めることを話てくると言い更衣室を私より先に出た。 サチはすぐに更衣室に戻ってき、 「話したわ…今週いっぱいでやめるかとになった。」『そっか……頑張りや!さぁもぅ時間やからいこうかぁ!』 「うんッ!頑張ろうッ!」
2007-01-20 22:10:00 -
277:
名無しさん
2007-01-20 22:11:00 -
278:
名無しさん
《お疲れ様でしたぁ》 今日はサチが最後の出勤日だった。 従業員の皆と店が終わってから小さなパーティーをした。 サチに花とケーキをプレゼントし、シャンパンを皆で飲んでいた。 朝6時をまわるとサチはしきりに時計の針を気にしだし、携帯もずっと鳴っているようだった。
2007-01-20 22:18:00 -
279:
名無しさん
そろそろ帰ろう。と店長が言いだしたので皆で帰ることにした。 店から出、サチはとても慌ててるようだった。 ずっとソワソワしっぱなしだった。 『サチ、これから予定あんの?』 「あー…うん。ゴメン急ぐわぁ!皆お世話になりましたぁ!ありがとうッ。」 そぅ言いサチはコツコツとヒールの音をさせながら小走りで心斎橋商店街に消えて行った……
2007-01-20 22:27:00 -
280:
名無しさん
もぅこの頃から 私のダイスキなサチは 音を立てて崩れていった…
2007-01-20 22:28:00 -
281:
名無しさん
私はサチが店をやめてからも相変わらずな毎日を送っていた。 紅葉とは毎日連絡はとっていた。 紅葉の店の店休日には休みをとっていた。 紅葉から遊びに行こうと誘われてはいたけど、あえて遊ばなかった。 と言うよりも遊ぶ気にならなかった。頭からサチのことが離れず、心配で仕方なかった。
2007-01-20 22:41:00 -
282:
名無しさん
そんなある日サチから電話がかかってきた。 『もしもしッ!?どうしたん?』 「………。」 サチは泣いているようだった。 『サチッ?泣いてるん?どこいてんのッ?』 「………今……つるとんたんの近く……」 『そこおって!すぐ行くからッ!なッ?』 「うん………」 そぉ言い電話を切った。
2007-01-20 22:50:00 -
283:
名無しさん
たまたま私が休みでよかった。 マンションを出すぐにタクシーをつかまえ 『ミナミまで!なるべく急いで下さい!』 運転手にそぅ伝えた。
2007-01-20 22:55:00 -
284:
名無しさん
サチは…今まで私の前で一度も泣いたことなんてなかった。 店の女の子にひどい、いやがらせをされても、付き合っている男に浮気されても一度も泣かなかった… サチ…… 一体どうしたん? あんたをそこまで そぅさせるのって……
2007-01-20 22:59:00 -
285:
名無しさん
今日はここまでにしまぁす?
2007-01-20 23:00:00 -
286:
☆
しぉり?
2007-01-21 00:05:00 -
287:
?
続きが楽しみです?頑張ってくださいね?
2007-01-21 02:52:00 -
288:
名無しさん
がんばれ
2007-01-21 05:25:00 -
289:
名無しさん
長い間スイマセン?最近忙しくて?続き書いていきます? ☆さん、?さん、名無しさんありがとう?
2007-01-24 20:54:00 -
290:
名無しさん
つるとんたんの前でタクシーを止めてもらい、おつりももらわずに飛び降りた。 つるとんたんの横にサチはうづくまるように座っていた。 『……サチ…大丈夫?』そぅ声をかけるとサチはゆっくりと顔をあげた。 サチは少し痩せていて、いつも綺麗にしていた化粧は涙で流れてしまい、髪もボサボサだった。 私はその場にしゃがみこみ、 『……落ち着くまでここおろか……』 そぅサチに言うとまたサチは泣きだしてしまった。 まだまだ寒い春のミナミの夜風が私たちをなでた。
2007-01-24 20:59:00 -
291:
名無しさん
30分ぐらいたっただろうか…… よくやくサチは泣きやみ、ゆっくりと 「……ちょっと……喫茶店いかへん…?」 サチの可愛い笑顔がこぼれた。 『そうやな…歩けるか…?』 そぅ言うと私はサチの腕をとりミナミの喫茶店に向かった。
2007-01-24 21:06:00 -
292:
名無しさん
喫茶店に入り、私達は一番奥の一番角の席に座った。 ホットコーヒーとホットミルクティーを頼んだ。 『……で、サチどうしたん?別に話したくなかったら言わんでもいいよ…』 「………あんな………」 〈お待たせ致しました〉ホットコーヒーとミルクティーがテーブルに運ばれてきた。 「…………昨日…りゅうじに怒られて……」 何となくは私も気づいていたけどやっぱそうか…… 『何で怒られたん?』 そぅ言いコーヒーを口に運んだ。
2007-01-24 21:25:00 -
293:
名無しさん
「……サチの稼ぎが少ないって……だから…出ていけって言われて…それで……サチが嫌やって泣き付いたら…………」 『………どした?』 「………殴られて……」 『ひどく殴られたん?』 「…うん…結構…」 正直、腹が煮え繰り返っていた。 『サチはこの先どうしたいの…?』
2007-01-24 21:31:00 -
294:
名無しさん
「……りゅうじのことスキやから、一緒におりたい。」 『……………そこまでされてもスキなん?』 「………うん。スキ」 なんて声をかけて言いかわからず、タバコに火をつけた。
2007-01-24 21:37:00 -
295:
名無しさん
りゅうじに腹がたった反面、こんなに人に愛されてうらやましいとも思った。またサチのそこまで人を愛せる心もうらやましかった……… 『……また仕事変えるつもり………?』 「…うん…風俗いこうって…」
2007-01-24 21:41:00 -
296:
名無しさん
私のダイスキなサチが崩れていく……… 可愛くて綺麗な肌も少しくすんでいた。 髪の毛もプリンになり、 顔にはあざができている。笑顔も少し疲れていて、 目の下にはくまができている。 白い肌にあざはよく目立った。
2007-01-24 21:48:00 -
297:
名無しさん
私はその時に自分をせめた…… あの日ボーリングになんて行くんぢゃなかった… そしたら、サチはこんな目にあわずにすんだのに 私もサチを失わずにすんだのに……… 神様は私には微笑んでくれへん………
2007-01-24 21:52:00 -
298:
名無しさん
きりがいいので中断します?
2007-01-24 21:52:00 -
299:
名無しさん
しおり?
2007-01-24 22:07:00 -
300:
名無しさん
あげ
2007-01-25 15:53:00 -
301:
名無しさん
あげ
2007-01-26 04:38:00 -
303:
名無しさん
それから数日が過ぎた。サチはヘルスに転職し、日の出ラストで働いていた。久しぶりに会った時には、さらに痩せていた。 りゅうじの暴力もひどくなる一方の様だった。 それでもサチはスキだから、大丈夫。と私に笑ってみせた。 数ヵ月前のサチの面影は全くなく、別人の様だった。
2007-01-26 09:38:00 -
304:
名無しさん
そんな時、紅葉から電話があり、〔明日、休みやから久しぶりに遊びに行こう〕とのことだった。 『久しぶりやし…』 そぅ思い、ΟΚした。 私は仕事を終え、タクシーを拾おうと、御堂筋まで歩いていた時だった。
2007-01-26 09:41:00 -
305:
名無しさん
ふいに私の頭の中に1つの考えがよぎった。 『1回紅葉のお店行ってみようかな…。りゅうじに文句言ってやりたいし…』 私は来た道をひきかえし、財布から紅葉の名刺をとりだし、そのビルに向かった。
2007-01-26 09:44:00 -
306:
名無しさん
ビルの見た目は思っていたより少し古ぼけた感じだった。 来たのはいいのだけど、いざとなるとなかなか、緊張して、エレベーターに乗り込むことすらできなかった。 でも……りゅうじムカツクし… 私はその怒りだけをかりて、エレベーターに乗り込んだ。
2007-01-26 09:50:00 -
307:
名無しさん
4階につき、紅葉の店を探すまでもなく、1軒だけトランス音がガンガン聞こえてくる店があった。 『………あそこか。』 ドクン。 ドクン。
2007-01-26 09:53:00 -
308:
名無しさん
カランカラン
2007-01-26 09:54:00 -
309:
名無しさん
《いらっしゃいませ》
2007-01-26 09:55:00 -
310:
名無しさん
緊張して頭が真っ白な私に1人の従業員が声をかけた。 〈ご新規の方ですか?〉 嘘くさい笑顔…。 『そうなんですけど、紅葉いてますか?』 「店長、ご指名ですかぁ?お席に案内いたします。」
2007-01-26 09:59:00 -
311:
名無しさん
店内はお客さんもそこそこ多く、にぎやかな声と爆音のトランスが頭に響いた。 初回はフリードリンクだと言うことで私はビールを頼んだ。 真っ白な店……。 ソファーも壁もカウンターも全て白だった。
2007-01-26 11:54:00 -
312:
名無しさん
ヘルプの男の子と他愛もない会話をした。 何やら今日で入店3日目だそうだ。 今の私にとって、新人の子の話なんて、どうでもよかった。 …早く…紅葉……
2007-01-26 11:57:00 -
313:
名無しさん
ぐるっと私は 店内を見渡してみた…
2007-01-26 11:58:00 -
314:
名無しさん
一番奥のボックスに紅葉をみつけた。 お客さんとかなり顔を近付けて話している…… …ホストってわかってたけど… いてもたってもいられない気持ちになった。
2007-01-26 12:00:00 -
315:
名無しさん
やりきれない気持ちになった。 新人の子は私の気持ちを察したのか 〈そんな顔しんといて下さいよぉ!楽しみましょう〜もぅ店長こられますからぁ!〉 『……せやね…ありがと。』 それから、10分ぐらいたっただろうか… コツコツ… だるそぅな足音が近づいていた。 〈あッ!じゃぁ僕退散しますね!楽しんで下さいね〉
2007-01-26 12:04:00 -
316:
名無しさん
うつむく私に、そのだるそうな足音の持ち主は
2007-01-26 12:06:00 -
317:
名無しさん
〔どうも。初めまして。店長の紅葉です。〕
2007-01-26 12:07:00 -
318:
名無しさん
ゆっくりと顔をあげてみた…… 『……紅葉……』 〔………え……?蘭…?〕 私はこんな顔した紅葉は初めてみた……
2007-01-26 12:10:00 -
319:
名無しさん
〔…………何…で…店きたん……?〕 『………ちょっと確認したいことがあって…』 〔確認したい……こと?〕『うん……』 〔何や?〕 そぅ言いながら紅葉は私の灰皿を手早く替えた。 『………りゅうじって子のことで…ちょっと…』 そぅ言うと紅葉はソファーに深く腰掛けた。
2007-01-26 13:37:00 -
320:
名無しさん
〔うん。何でも話して?〕 紅葉の深い目が私に向けられた。 思わず私は目をそらしてしまいビールを口に運んだ。 『サチおるやん?最近、りゅうじって子と付き合って同棲始めたみたいやねんけど……暴力ひどいらしくて……』 〔で?〕 『りゅうじって子に文句言いたいねん!だからこの席に呼んでほしくて…でも勝手にしたらよくないと思って………確認しにきた…』〔……………〕
2007-01-26 13:45:00 -
321:
名無しさん
〔ハッハッハッ!〕 急に紅葉が笑いだしきょとんとしていると 〔蘭ッ!そんなん言いたかったら言ったらいぃやんッ!りゅうじ呼んだるわぁー!〕 …え?確認しやんでよかったんや……笑 紅葉は携帯をとりだし、りゅうじに電話をかけた。 〔りゅうじ今すぐ店もどってきてぇー〕 とだけ言いすぐに電話を切った。 どうやら、りゅうじはキャッチ中みたいだ。 〔すぐ、来ると思うわぁ!ってか蘭、大事なこと話してくれてありがとうなぁ。〕 『………うん。』 〔俺も……うすうす何となく気づいてたけど……〕 少し紅葉は不機嫌そうだった。
2007-01-26 13:53:00 -
322:
名無しさん
5分後ぐらい、りゅうじが私の席にきた。 〈うぃーすッ!りゅうじですッ!〉 …へらへら笑いやがって…サチの気も知らんと…… 『どうも…』 私はぐいっとビールを一飲みした。 〈いやぁ!蘭さんっスよねぇ?サチから話聞いてますよぉ〉 …イラつくしゃべり方やな… たばこを手にとると、サッと紅葉がライターを差し出した。 少し戸惑いながらも紅葉の火を借りタバコに火をつけ、 『…そのサチのことであんたに言いたいことあんねんけど……』 そぅ言うと少し、りゅうじの顔色が変わった……。
2007-01-26 14:00:00 -
323:
名無しさん
〈もぉ…何っスかぁ?蘭さんッ!そんな恐い言い方しないで下さいよぉ!ねッ?あいつの話なんかやめて、飲みましょうッ!〉 〔………おい。りゅうじちゃんと話聞けや…〕 〈………はい…。〉
2007-01-26 14:04:00 -
324:
名無しさん
今全部読みました?アタシも胸に金魚あるんで【金魚】にひかれて読みました?
楽しみにしてます?
2007-01-26 14:14:00 -
326:
名無しさん
それから私はりゅうじに『りゅうじ君やんな?サチと今、同棲してるよね?』〈あー……今一緒に住んでますよ…〉 『単刀直入に聞くけど……何でサチに暴力ふるうんッ?』 〈………………。〉 〔……おい。りゅうじ……黙っとらんと何か言えや…〕 しばらく沈黙が続き、りゅうじが口を割った。 〈………俺、売り上げ全然上がらなくて……でも、あいつ……サチはめっちゃガンバってくれてるん分かってるんすけど……もっともっと………ってなってしまって………だめな事はわかってるんです………〉 りゅうじは、今にも消えそうな声でそう私に答えた。
2007-01-26 22:45:00 -
327:
名無しさん
…わかってる?… 『……サチは……あんたの為に風俗まで行って働いてんねんでッ!?それで暴力って……なめてんの?』 怒りが我慢できず、冷静にならなくては。と思っていたけど、押さえられない。自分でも声が震えているのがわかった。 〈………ってか……蘭さんに口だしされる問題ぢゃないっすよッ!〉 りゅうじも私の口調にイラついたのか、かなり荒々しい言葉使いだった。 『そぅかもしらんけど、殴るんはおかしいやろって言うてんねん。』 〈俺の女なんやから、俺のやりたいようにやりますッ!〉
2007-01-26 22:55:00 -
328:
名無しさん
〔………ちょお…りゅうじ待てや…〕 紅葉がゆっくりと口を割った。 〔その考えはおかしいやろ…考え直せ。〕 〈……でも…〉 〔無理なんやったら、店やめろ。サチちゃんとも縁切れ。〕 〈……店長…〉 〔どうすんねん?店やめんのか?続けんのか?〕 〈………やめませんよ…〉
2007-01-26 23:00:00 -
329:
名無しさん
その時、 カランカラン 誰かお客さんが来たみたいだった。 紅葉が席を立った。 りゅうじと私はテーブルに残された。 〈蘭さんは…店長の彼女とかぢゃないですよね?〉 『…………?違うけど。』
2007-01-26 23:06:00 -
330:
名無しさん
〈ですよね。だって紅葉さんの彼女はかなりかわいくて有名やったんすよぉ。まさか蘭さんに乗り換えたかと思いましたぁ〜〉 ……彼女いてるんや……
2007-01-26 23:08:00 -
331:
名無しさん
何も頭に入らなかった りゅうじの言葉が私の頭をぐるぐる駆け回った… 可愛くて……有名な ‐紅葉の彼女‐
2007-01-26 23:10:00 -
332:
331
しおり??
2007-01-27 00:20:00 -
333:
名無しさん
書いてぇ〜??
2007-01-28 23:54:00 -
334:
名無しさん
あげ
2007-01-29 00:48:00 -
336:
名無しさん
頭が真っ白だった。 りゅうじは私にしゃべりかける……。 頭に何も入らない… 私の世界は… 紅葉の一筋の光を受けて 明るくなったのに… 紅葉によって真っ暗になった もぅ前も見えない… ゆらゆら揺らいでいても どこにたどりつくのか… 上にのぼっても、のぼっても、光はない。 そんな世界に戻った時だった。
2007-01-29 23:13:00 -
337:
名無しさん
どん底に陥った私の元に紅葉が帰ってきた。 〔蘭?ぼぉっとしてどうしたん?〕 いつもと変わらない優しい紅葉の笑顔… ‐ダイスキ‐ 喉まででかかっている言葉 でも言えない…… 紅葉には彼女がいる… 久しぶりに涙が出そうだった… 『………ゴメン。帰るわ。』
2007-01-29 23:23:00 -
338:
名無しさん
〔……そう?ぢゃぁ下まで送るわ。〕 『いくら?』 〔いやッ。俺が払うからいいよ。〕 『いやッ!払うからッ。』〔あ…わかった。〕 強引にお金を払い店を後にした。
2007-01-29 23:29:00 -
339:
名無しさん
書いて〜☆
2007-01-29 23:30:00 -
340:
名無しさん
エレベーターの中は沈黙だった。 ビルの外に出ると紅葉がタクシーを拾ってくれた。 〔おっちゃん!頼むわ。俺の大事な子やから、安全に届けたってなぁ!〕 〈はいよー!〉 『……紅葉…彼女…大事にしぃや。おっちゃん!扉閉めて下さい!』 〔ちょっ!〕 〈はぁい。閉めるよぉ〉 扉が閉まり、タクシーは走りだした。 振り返らなかった… すぐに私の携帯が鳴った。“着信”紅葉。 電源ボタンを押した。 車内にはピーピーと言う電子音が鳴り響いた。 なぜだかその音が切なすぎて、涙があふれそうだった。 タクシーの中は、演歌が流れていて、サチを思い出した… 落ち込むとサチは演歌を歌う… サチ………。 私は紅葉に出会う前の自分に戻れるんだろうか… 紅葉に出会う前の私… 今の私… 何かが違ったことに気づいた、朝方だった………
2007-01-29 23:44:00 -
342:
名無しさん
しおり?
明日また楽しみにしてます?
3312007-01-30 00:58:00 -
343:
名無しさん
かいて?これ好き??
2007-01-30 15:31:00 -
344:
名無しさん
アタシも毎日チェックしてます?
早く続き書いてほしいです2007-01-30 16:03:00 -
346:
名無しさん
家に着いた… …そぉや。ここは紅葉の家やった… …彼女いてるんやから、出て行かなな… 金魚にエサをやり、ソファーにどかっと座った。 …そぅや…この金魚の名前も‐紅葉‐や… …1人で浮かれて恥ずかし… 金魚は相変わらずゆらゆらしている。 そんな時家のインターホンが鳴った…
2007-01-30 16:35:00 -
347:
名無しさん
‐ピンポーン♪‐ 重い腰を上げ、受話器をとった。 『はい。』 モニターには紅葉が映っていた。 〔蘭、俺や。開けてくれ。頼むわ…〕 …どうしよう…でも会えるの最後になるかもしれないし… 『わかった。ちょっと待って』 そぅ言い、玄関に向かった。 ガチャ
2007-01-30 16:38:00 -
348:
名無しさん
〔オートロック…は、ここの住民と一緒に入ってきた…〕 『………?うん。どうしたん?』 〔蘭、さっき彼女大事にしぃやって……俺彼女なんかいてないで!〕 『嘘つかんでいいよ。りゅうじから聞いたし…可愛くて有名やって…』 〔りゅうじの言うことなんか、あてにすんなよッ!〕『ぢゃぁ、何でりゅうじが私に嘘つく必要があんの…?』 〔それは……〕 『………私、言ったやん?嘘つく人嫌やって…』 〔ぢゃぁ……話するから聞いてや…〕 紅葉の深い深い目… 今日はカラコン入れてたんや。 店では暗くてわからんかった… こんな時でも、紅葉の少し違うところにどきどきしてしまう自分が嫌になった……
2007-01-30 16:45:00 -
349:
名無しさん
『とりあえず上がって。』 そぅ言い、リビングに向かった。 『何か飲む?』 〔いや…いらん。〕 私は冷蔵庫を閉め、ソファーに座った。 〔……話、聞いてくれるか…?〕 『…………うん。』
2007-01-30 16:49:00 -
350:
名無しさん
〔…………実はな………俺、ずっと色営業しとって……………そん中でも俺の1番のエースがおってな…そいつは、俺が付き合ったら、いくらでも金はたくって………俺が新人の時からの客でな………ホスト始めたばっかん時は客もおらんかったから………ついそいつに頼りすぎてな…しまいには、俺の本彼やって言いだして……正直めっちゃ困ってんけど、そいつキレたら売り上げも持続できんし…そんなんしてるうちに、従業員にも、俺の本彼って皆に俺から伝えてって言われてな……もぅ面倒臭いし、大事な客やから、従業員にもそぅ言っててんや………〕 『…………………。』 〔でもッ!蘭と会ってからは色もしてないし、そいつとも切ってん!ホンマやねん!〕 『………………。』 正直なんて言っていいかわからなかった… 信じたい… でも………
2007-01-30 16:58:00 -
351:
名無しさん
〔こんな俺ぢゃスキになってくれへんか……?〕 『………。』 紅葉のこんな弱い姿は初めてだった。 〔…………そうやんな……都合いいよな…ごめん〕 そぅ言い紅葉は立ち上がり、 〔やっぱり…悪いことしたら、自分にかえってくるわッ!〕 ゆっくりと紅葉を見上げた。 〔………俺、店戻るわ……押し掛けて悪かった。ぢゃぁ……〕
2007-01-30 17:02:00 -
352:
名無しさん
リビングから紅葉は姿を消し玄関に向かった。 『……………。』
2007-01-30 17:04:00 -
353:
名無しさん
‐ガチャッ‐ 玄関の扉が開く音がした。
2007-01-30 17:06:00 -
354:
名無しさん
『待って!』
2007-01-30 17:07:00 -
355:
名無しさん
気がつけば玄関まで走っていた…… 『さっき言うたこと……さっきの話は嘘ぢゃない?』 〔………嘘ぢゃない。〕 『…………私……』 紅葉の深い深い目に 私は吸い込まれた……
2007-01-30 17:09:00 -
356:
名無しさん
『…………………私………………………』 『紅葉がスキ………』
2007-01-30 17:10:00 -
357:
名無しさん
…この時、私には、周りが真っ赤にみえた… …綺麗だった… …もぅこの世には私と紅葉しかいない… …そんな気がした…
2007-01-30 17:13:00 -
358:
名無しさん
充電なくなりそうなんでまた夜にきます??
2007-01-30 17:15:00 -
359:
331
うぉ????えぇとこで終わるのがまたドキドキして好き?
やっぱり恋愛っていぃですよね?
また夜楽しみに待ってますm(__)m2007-01-30 17:34:00 -
360:
名無しさん
待ってたのに〜?
頑張って書いてね?2007-01-31 15:19:00 -
361:
名無しさん
ごめんなさい??急用できてかけませんでした? ホントごめんなさい? 331さん?恋は素敵ですね。私はうといので、あんまり乙女心とかわかんないんですけど(笑)いいものですよね? >>367 さん?ありがとうございます?ガンバって書きます??
2007-01-31 17:06:00 -
362:
名無しさん
…どうしよ…言ってもうた… …紅葉にスキって、言ってもうたッ!… 『いっ、いやな。ほらぁー……なんて言うのッ!?』私はかなりテンパった。 おどおどしてる私をそっと紅葉が抱きよせ、耳元で 〔……蘭。ありがとう。俺も、だいすきや…〕
2007-01-31 17:11:00 -
363:
名無しさん
心臓が止まりそう… こんなに…こんなに恋って素敵なんや…… 私は紅葉の胸でじっとしていた。 〔……ぢゃぁ、今日が俺らの付き合った記念日やなッ☆〕 『……うん。』 …今日は4月2日… 私と紅葉のスタートの日。
2007-01-31 17:16:00 -
364:
名無しさん
もぅ少し、このままでいたかったけど、紅葉を店に帰るように言った。 〔そうや!店忘れてたッ!また仕事終わったら電話するわッ!〕 そぅ言い慌てて出て行った。 ほんのさっきまで、紅葉に会っていたのに、もぅ会いたくなった。 とてもとても幸せな時間だった。
2007-01-31 17:20:00 -
365:
名無しさん
あげ
2007-01-31 19:34:00 -
366:
名無しさん
あげぃ?
2007-01-31 19:51:00 -
367:
名無しさん
待ってます?
2007-02-01 22:32:00 -
368:
名無しさん
アゲです
2007-02-02 08:49:00 -
370:
名無しさん
お風呂で半身浴をしているとリビングに置いてあった、携帯が鳴った。 …電話やッ… 急いでバスタブからあがり、バスタオルを巻いてリビングに急いだ。 “着信”紅葉 …ちょっと緊張するな… 『もしもし?』 〔あっ蘭?今、仕事終わったぁ☆今から家行くわぁ〜!〕 『うん。わかった。待ってるわ。』
2007-02-02 21:44:00 -
371:
名無しさん
…紅葉が家に来るッ… 今までも何度か家には来ていたけど、今日はとてつもなく緊張した。 急いでお風呂から上がり、少し部屋を片付けて待っていた。 ‐ピンポーン‐♪ …あッ、来たッ!… 『はい。』 〔着いたぁ!開けてぇ!〕『うん。』 オートロック解除のボタンを押した。 すぐに紅葉は玄関まで来た。 私が玄関のドアを開けると紅葉は大きなスーツケースとボストンバックを持って立っていた。
2007-02-02 21:50:00 -
372:
名無しさん
『…………何この荷物?』 〔これ?服とかパンツとか…〕 『何で?』 〔え?だって今日から一緒に住むしッ☆〕 『はッ?聞いてないしッ!』 〔だって、言ってないもん。〕 …そんなサラッと言われても… 〔大丈夫!俺が守ったるからッ!〕 そんな感じで私と紅葉の生活が始まった。
2007-02-02 21:54:00 -
373:
名無しさん
その後、紅葉はつぎつぎに荷物を整理し始めた。 私はその間キッチンに立ち料理を作っていた。 料理ができあがった頃に紅葉も整理が終わったみたいで2人で一緒にご飯を食べた。 その日はクリームシチューを作った。 紅葉はおいしそうに全部食べてくれ 〔蘭は料理がホンマにうまいなぁ!〕 そぅほめてくれた。 紅葉がお風呂に入っている間、私はベットルームで1人、悩まされていた。
2007-02-02 22:01:00 -
374:
名無しさん
…ダブルベットってことは一緒に寝るんよなぁ… …どぉしよ緊張するし、私寝相悪いし… …それにエッチな雰囲気なったらどうしよッ… テンパればテンパるほど緊張が増し、いつの間にか手に汗をにぎるほどだった。 ‐ガチャン‐ お風呂から物音が聞こえ、〔ふぅー〕 と言う紅葉の声が聞こえてきた。 …どぉしよッもぅお風呂から上がった!… …とりあえず、布団で顔隠して寝たふりしよ… 私は頭から布団をかぶって息をひそめて待っていた。
2007-02-02 22:08:00 -
375:
名無しさん
‐ガチャッ‐ …もぉー部屋入ってきたぁ!… 〔……蘭。寝てんの?〕 そぉ言い布団をそっとのけた。 …何よー!早く寝てやぁ…〔……可愛い。〕 …かっ可愛いって…
2007-02-02 22:14:00 -
376:
名無しさん
一瞬ふわっとした。 えっ?何? そぅ思い思わず目を開けると紅葉が私にキスしていた。 『!!!!!!!』 紅葉はニヤッと笑い 〔やっぱり起きてたッ〕 そぅ言いお姫さま抱っこをして部屋一周してくれた。 たくさん笑う私に紅葉は 〔もう一回キスしていい?ってかこれからはキスしたい時にキスしていい?〕 『……うん』 そぅ言いもう一度優しくキスしてくれた。
2007-02-02 22:21:00 -
377:
名無しさん
それから紅葉は腕枕をしてくれ、私達は眠りについた。 私は夢をみた。 紅葉と私…私とサチ… サチとりゅうじ… 幸せそうな4人… 明るい世界… 一気に真っ暗な世界になる… 周りには誰もいない… 紅葉…サチ… その時…一筋の明るい光があり、そこには紅葉とサチが立っていた… 待って… 走っても走っても2人は遠ざかるばかり… …待って!もぅ1人になんかなりなくない…
2007-02-02 22:27:00 -
378:
名無しさん
‐ガバッ‐ ひどい寝汗をかいていた。隣をみると紅葉がすやすやと眠っていた。 一晩中、腕枕してくれていたみたいだ。 …悪い夢みたな。お風呂入ろう… ベットから離れようとしたら紅葉の手が私をつかみベットに引き戻された。 〔どこ行くねん…ムニャムニャ…〕 寝言かぁ。 私は紅葉の腕の中にまくらを入れバスルームに向かった。
2007-02-02 22:32:00 -
379:
名無しさん
お風呂に浸かりながら私は紅葉のことをよく知らないことに気付いた。 年も知らないし、名前も知らない。 知っているのはお兄さんがいて、そのお兄さんもホストだと言うこと。 私も、紅葉に何も話していない。 今日、仕事が終わったら話てみよう… 私はお風呂から出、携帯を手にとり、サチとミナミで会う約束をした。 リビングに紅葉への置き手紙を置き、家を出た。
2007-02-02 22:39:00 -
380:
名無しさん
今日はいつもの喫茶店に向かい、いつもの席に座りホットコーヒーを注文しサチを待っていた。 10分ぐらいたつとサチがやってきた。 …笑顔が疲れてる… 「おはよぉ!蘭どうしたん?」 『うん。ちょっと話たいことあってな。ミルクティー飲む?』 「あっ…でもサチ今、手持ち100円しかなくてッ。へへっ。」 『……私が出すから。ご飯も食べ。』 そぅ言いオムライスとミルクティーを頼んだ。 「ごめんな……」 小くて弱々しい声だった。
2007-02-02 22:51:00 -
381:
名無しさん
『昨日な、紅葉のお店行ってな。りゅうじ君に文句言うてもうてん…』 「うん。知ってる。りゅうじから聞いた…」 『何か…でしゃばったことしてごめんな。でも、私サチが殴られてるとかホンマ許されへんかったから……』 「サチでも昨日それ知ってめっちゃ嬉しかった。だってな…今までサチの周りにそんなん言うてくれる人なんておらんかったから……でもなッ!サチは大丈夫やでッ!りゅうじも昨日、もぅ暴力ふるわへんって約束してくれたしッ。蘭、ありがとうッ」 そう言い頬がこけた顔で私に笑ってみせた。 『サチ……。いつでも相談してや。』 〈失礼いたします〉 オムライスとミルクティーが運ばれてきた。
2007-02-02 23:00:00 -
382:
名無しさん
サチはオムライスをつぎつぎ口に運んでいた。 …言わなくては… 『あっ、あんなぁ…』 「ん?どうしたん?」 口をモグモグさせながら、大きな目を見開いた。 『昨日なぁ………紅葉と付き合ってんッ!』 「ッ!?」 『マジで…』 「嘘ぉ!?よかったなぁ!」 サチは心から喜んでくれとびっきりの笑顔で祝福してくれた。 『あとなぁ、サチってりゅうじ君にホンマの年言うてんの?』 「サチ?言うてるよ?店には言わんといてっては言うてるけど。」 そぅ話ながらオムライスを次々と口に運んでいた。
2007-02-02 23:08:00 -
383:
名無しさん
『そうなんや。ぢゃぁ私も紅葉に話しよう。』 「うん。隠し事はよくないからなぁ」 それから少し話をし、2人一緒に喫茶店を出た。 私は美容院に向かい、サチは仕事に向かった。 私のためにサチは一度店を抜けてきたみたいだった。『時間作ってくれてありがとう。また飲みに行こうな』 「うんッ!また連絡してぇ!」 そぅ言い別れた。
2007-02-02 23:15:00 -
384:
名無しさん
サチと別れ美容院に着き席が開くのを待っていると紅葉から電話があった。 〔今起きたぁー!蘭、今ドコ?〕 『今、美容院で席開くの待ってんねん。』 〔今日はどんな感じにセットすんのぉ?〕 『ん〜…わからん。サイドアップしよかな?』 〔俺が家帰るまで、お風呂入らんといてなぁ!〕 『何で?』 〔写メとるから!あと今日ビックカメラでデジカメ買うわぁ!〕 『もぅスキにしぃやぁ。何時から仕事?』 〔俺、今日12時出勤。〕『まだまだやん!』 〔ってか、今日、蘭の店飲みに行くわぁ!〕 『来んでぃいしッ!』 〔却下ッ。ぢゃぁ、また後でぇ。〕 ブチッ。ツーツー。 〈お席空きましたぁ〉 『あっ、はい。』 もぅ、ホンマに紅葉は強引ッ!
2007-02-02 23:24:00 -
385:
名無しさん
セットが終わり、店に向かう途中、紅葉に 『来たらアカン?』 とメールを送信したけど、 〔………聞こえない〕 って言う返信が返ってきた。 店に着き、一服し、またボーイさんからビールをパクりテンションをあげて、開店時間を待った。 《いらっしゃいませ》 営業開始…。 紅葉はいつ来るんだろう……。
2007-02-02 23:32:00 -
386:
名無しさん
時計の針が10時をさした頃、私は更衣室で一服していた。 ‐コンコンッ‐ 『はいッ!』 [蘭ちゃん。指名のお客さん来たからすぐについてくれる?3番テーブルねッ!]『はぁいッ』 更衣室から出、3番テーブルの方を見ると紅葉だった。ニヤッと笑っている。 周りの女の子達は紅葉を知っているのか、すごく気にしているようだった。
2007-02-02 23:38:00 -
387:
名無しさん
…今日は何かが起こりそう… …嫌な予感がする… その嫌な予感は見事的中することになってしまった。
2007-02-02 23:40:00 -
388:
名無しさん
あげ
2007-02-03 00:15:00 -
389:
胸に金魚
しおり?
興奮して寝られへん?2007-02-03 00:18:00 -
390:
名無しさん
気になる????
2007-02-03 05:09:00 -
391:
みん?
今日、初めて読ましてもらいました?あかんメッチャ気になる?? もービールビールって蘭さん書き込んでる?釣られてから飲みなが読んじゃいましたよ?? 続き頑張って書いてくださいね??
2007-02-03 07:22:00 -
392:
名無しさん
あげ?
2007-02-04 03:11:00 -
394:
名無しさん
私は咳払いをし、紅葉のいるテーブルについた。 『ご指名ありがとうございます。蘭です。』 …あくまで、初対面のようにしないと… 〔堅いこと言うねぇ〕 なんだか紅葉はご機嫌の様子… 店内にはユーロビートが流れている。たぶん会話は聞こえないだろう… 私は小声で 『何でいきなり来たんよッ?』 〔いやッ、蘭の仕事っぷりをみようと思って。〕 …ホンマ、マイペースすぎやって、紅葉さん… 『早く帰ってや!』 〔うーん…気がむいたら…〕 『………………?』
2007-02-04 13:58:00 -
395:
名無しさん
〔わかったよォ。早く帰るってぇ。ってことで、蘭、今日アルコール飲んだ?〕 『今日はまだ1杯しか飲んでない』 〔ぢゃぁ、飲みましょう〕『何飲む?』 〔んードンペリッ!〕 『はッ!?あんた今から仕事やん!』 〔……だって飲みたいし、ゆっくり飲んだら大丈夫やってぇ〕 しぶしぶ了解し、私はボーイさんを呼び 『ドンペリ下さいッ』 と頼むハメに…。
2007-02-04 14:02:00 -
396:
名無しさん
‐ポンッ!‐ 紅葉がドンペリをおろしたお陰で、さらに店の女の子達からは痛い視線を浴びた。 『これ飲んだら帰ってなぁ!』 〔ふぅーん………〕 紅葉は一体何を考えているんだろう。 2人でゆっくり飲んでいると 〈蘭さん、リストバックお願いします!〉 でかいボーイの声が響いた。 『ゴメン。紅葉すぐ戻るわ』 〔うーん。〕 何か今日の紅葉は気が抜けている… 私はカウンターに戻るとボーイが 〈蘭ちゃん。今、斎藤さん来たからちょっと行ってくれるかなぁ?〉 斎藤さんかぁ…… 斎藤さんはほとんど何もしゃべらないので接客するのに本当に疲れる。 『はぁい。わかりました。何番テーブル?』 〈7番テーブルねッ〉 私は斎藤さんのテーブルに向かった。
2007-02-04 14:10:00 -
397:
名無しさん
『斎藤さんッ。お待たせ致しました。』 ニコッと笑って席に着く。やっぱり斎藤さんは首を縦にふるだけだった。 …今日は疲れそうな1日… やっぱりいつものように、私から話題を持ちかけるが斎藤さんは首をふるだけ。たまに[うん。]とか[そう?]とかしか言わない。少し話をしているとまたボーイに呼ばれた。 次は紅葉の席へ。 しばし休憩……。
2007-02-04 14:15:00 -
398:
名無しさん
『ただいま。もぅあとちょっとでラストやで。帰るやろ?』 〔うーん…もぅ1セットおろうかなぁー?〕 『仕事はッ?出勤時間ギリギリなるやん!』 〔まぁ、何とかなるさぁ〕…変な紅葉。… ドンペリもなくなったのでもぅ1本頼むことに。 ‐ポンッ!‐ 3番テーブルの壁に鏡があり、私はその鏡をふと覗いてみた。 『……………』 …斎藤さんめっちゃこっち見てる?… 気のせいか…かなり怒ってそぅな顔だったような… まぁいいや。それより、早く紅葉を店から追い出さないと……
2007-02-04 14:22:00 -
399:
名無しさん
それからまた少ししてボーイに呼ばれた。 『ゴメンなぁ。今、お客さん来てんねん』 〔おうッ頑張ってこいよー!〕 紅葉は少し顔が赤かったような気がした。 『斎藤さん。遅くなってゴメンなさい。』 […………蘭ちゃん。ドンペリ] 『えっ?ドンペリですかッ?』 [いいから早くッ!ドンペリ5本ッ!] 店内に怒鳴った斎藤さんの大きな声が鳴り響いた。 『…………お願いしますッ!ドンペリ5本下さいッ!』
2007-02-04 14:28:00 -
400:
名無しさん
すぐにボーイが斎藤さんのテーブルに来て 〈申し訳ありません。今、ドンペリの方が後3本しかありませんで……カフェパリの方だったらすぐにご用意させて頂けるんですが……〉 申し訳なさそうな顔をしながらボーイが斎藤さんに話す。 すると [そんなカフェパリなんかいらんから、早くドンペリ持ってこんかいっ!] 〈わかりました。まことに申し訳ございませんが、今から他のボーイが買いに行きますので少しお時間頂けますか?〉 [そんなもんッ!あの席の男にドンペリ渡すからやろうがぁー!] 斎藤さんはかなり興奮していた。 『斎藤さんッ!少し落ち着いて下さい!』 [蘭ッ!おまえが悪いんぢゃぁー!おまえがあの男にドンペリなんかねだるからぢゃぁ!]
2007-02-04 14:35:00 -
401:
名無しさん
‐バシッ!‐
2007-02-04 14:37:00 -
402:
名無しさん
私の左頬に一瞬、激痛が走った…… 何がおきたのか状況が飲み込めなかった…… 『………………え?』
2007-02-04 14:38:00 -
403:
名無しさん
ボーイがすぐに斎藤さんを押さえつけていた。 私はただ、つったって見ているだけだった。 斎藤さんは店外に連れて行かれた。 〈蘭ちゃん。こっち〉 そぅ言われ、更衣室に連れて行ってくれた。 冷しぼを渡してくれ 〈これで冷やしとき。腫れたら仕事ならへんし。少し落ち着いたら3番テーブル戻ってね。〉 『あっ。』 〈心配しなくていいよ。〉そう言って更衣室から消えて行った。
2007-02-04 14:47:00 -
404:
名無しさん
私は5分ほど、冷しぼで頬を冷やし化粧をなおして、紅葉の席へ戻った。 『何かごめんなぁー。』 笑って席に戻った。 〔……………〕 『何か怒ってるん?』 〔そら怒るやろ。自分の女殴られてんぞ。でもここ俺の店でもないから、あのおっさん殴りにいかれへんしや。ホンマ自分に腹たつわ。〕 『…………別に紅葉が責任感じることないし。』 〔………ゴメンな蘭。守るって言ったのにな……〕 『うん。でもその気持ちだけでいいよ。ありがと』 少し気まずい店内の雰囲気。 すると紅葉が 〔もう1本おろして帰るわッ!コールしてやッ!〕 そぅ言うので、他の女のこも席に来てもらい、みんなでコールをし店内の雰囲気を何とか盛り上げた。
2007-02-04 14:54:00 -
405:
名無しさん
紅葉はチェックをすませ、帰って行った。 店内は一気に静まりかえり、ほとんどの女の子は更衣室に待機になった。 『皆ゴメンなぁ。あと最後席来てくれてありがとう』{いいよ。いいよ。} そぅ言ってくれたので胸をなでおろした。 {蘭ちゃんってさぁ、あの今来てたS店の人と付き合ってんの?} 私の店でNO2のかなちゃんが聞いてきた。 ‐ドキッ‐ かなちゃんはけっこう、ホストにも行っていると言う噂だった。 『ううんッ。付き合ってないよー!ちょっとした知り合い。何か今日急に店来たからびっくりしたぁ』 {へぇ……そぅなんや。} …焦ったぁ… とりあえず、私は一服することに…… ‐ピンッ‐ …早く帰りたいな…
2007-02-04 15:02:00 -
406:
名無しさん
あげ
2007-02-04 15:19:00 -
407:
名無しさん
またまたハラハラドキドキ続きが気になるЩ(゚▽゚Щ)また更新されたら読ませてもらいますぅ??
2007-02-05 04:12:00 -
408:
名無しさん
あげ?
2007-02-06 01:19:00 -
409:
名無しさん
アゲ〜
2007-02-06 23:53:00 -
410:
名無しさん
アゲ〜
2007-02-06 23:53:00 -
411:
名無しさん
書いてくださいぃ?
2007-02-07 23:24:00 -
412:
名無しさん
アゲ
2007-02-08 11:57:00 -
413:
名無しさん
今日初めて読んだけどめちゃおもろい?
2007-02-08 13:29:00 -
414:
名無しさん
もう書かないの?
2007-02-09 11:56:00 -
415:
名無しさん
アゲです、書いて欲しい
2007-02-11 00:14:00 -
416:
☆
しおり?
2007-02-11 01:41:00 -
417:
名無しさん
今日初めて読みました?楽しみにしてます?
2007-02-11 02:04:00 -
418:
名無しさん
長い間更新遅れてスイマセン??みなさんの励まし本当に嬉しいデス?頑張りますんでお願いします??
2007-02-11 13:55:00 -
419:
名無しさん
それから私は仕事を終え家に帰った。 ただただ広いリビングのソファーで1人ビールを飲んでいた。 ♪ピリリー♪ ‐着信‐サチ 『もしもし?』 「蘭?今日ちょっと早く仕事終わったから飲みにいかへん?」 『うん!行こうッ!』 電話を切り、私は再びミナミにむかった。
2007-02-11 13:59:00 -
420:
名無しさん
待ち合わせのバーに急いだ。 サチはもぅ来ていて、サチのダイスキなカルアミルクを飲んでいた。 『お待たせ。ビール下さい』 私はビールを注文し、サチと乾杯した。 『どう?体と仕事の方は?』 「うーん……ぼちぼちかなぁ?」 『そっか…無理したらアカンで…りゅうじ君はどない?』 「うん…昨日からは変わりない」
2007-02-11 14:04:00 -
421:
名無しさん
私はタバコに火をつけた。 ちょっと静かめのバーによくライターの音は響いた。 ‐ピンッ‐ その時、私は何気なくサチの腕に目をやった
2007-02-11 14:06:00 -
422:
名無しさん
『え…………?』 サチの腕には無数の傷があった。 その傷はバッテンを描くようにいくつもが重なり合っていた。
2007-02-11 14:08:00 -
423:
名無しさん
『…………サチ………これ…どうしたん…?』 サチはパッと自分の腕を隠し、 「何でもない………」 そぅ私に答えてみせた。 『何でもないって………こんなにいっぱい切って……何で私に相談とかしてくれへんの…?』 「……悩みって言う…悩みはないよ…“これ”を見てたら楽になるねん……」 『“これ”って…?』 「…真っ赤な血………」
2007-02-11 14:13:00 -
424:
名無しさん
…これは悪夢だ… …私のダイスキでかけがえのないサチが… …赤を見ると落ち着く?… …サチは… ‐私と仲間?‐ …あの残酷な… …2年前のあの人と… …サチは同じ?…
2007-02-11 14:16:00 -
425:
名無しさん
私は息苦しくなり、席を立ち、カバンを手に取り、トイレに急いだ。 ‐過呼吸‐だ。 過呼吸は昔からあった。 紙袋を口に軽くあて、吐き出した息を吸う。 5分ほどたっただろうか……呼吸も整い、サチの元へ戻った。
2007-02-11 14:20:00 -
426:
名無しさん
サチは目に涙をため、 「…蘭…ごめんな…」 そぅ小さくつぶやいた。 私はどう返事していいかわからず、 『…もぅ……あんまり切ったらアカンで……』 そぅ私も小さく返した。
2007-02-11 15:34:00 -
427:
名無しさん
サチはカルアミルクを飲み干し、もぅ1杯おかわりを頼んだ。 私も久しぶりにカクテルを飲むことにし、スクリュードライバーを頼んだ。 しばらく沈黙が続き、サチの携帯が鳴りだした。
2007-02-11 15:37:00 -
428:
名無しさん
「あッ、今、蘭と飲んでんねん。うん。もぅちょっとしたら帰るわ。」 『……りゅうじ君から?』 サチは携帯を閉じ 「うん。あともぅ少ししたら帰るわ」 『これ飲んだら帰ろうか。』 それから私たちは他愛もない会話をしバーを後にした。
2007-02-11 15:40:00 -
429:
名無しさん
帰りのタクシーの中、私の携帯が鳴った。 ♪ピリリッ♪ メールだ… 携帯を開くとサチからだった。 「心配ばっかかけてゴメンな?でももぅリスカ辞めるから?」 返信 『うん。もぅ自分の体傷つけるん辞めてな?』 …サチは本当にリスカを辞めれるんだろうか…
2007-02-11 15:46:00 -
430:
名無しさん
家に帰ると紅葉の靴があった。 何やらいい匂い…… 『ただいまー。』 〔おうッ!蘭、これみろッ俺が作った?〕 得意気な紅葉。少し酔ってるようだった。 魚は丸焦げ…目玉焼きも丸焦げ…味噌汁は色が濃すぎ… 『…………。ありがとう』
2007-02-11 15:50:00 -
431:
名無しさん
紅葉が作ってくれたご飯をテーブルに運び、2人で一緒に食べた。 {いただきます} そぅだ……紅葉に話しないと…… 『なぁ?紅葉。ちょっと話があってさぁ』 〔ん?何?〕 めいいっぱい口にご飯を含みながら答えた。 『…私さ…年…ごまかしてんねん…』
2007-02-11 15:54:00 -
432:
名無しさん
紅葉はめいいっぱい目を見開いて 〔え?蘭いくつなん?〕『………17。今年で18なる。』 紅葉は少し考えながら、 〔ふん。ほんで?〕 『ほんで?って私ミテコやで?付き合ってもいいの?』 〔別に問題ないけど?〕
2007-02-11 15:57:00 -
433:
名無しさん
紅葉は何も考えていないのか、天然なのか……? 〔あっ!?でも、もぅ店来たりしたらアカンで?あっ!それと蘭ももぅ仕事やめたら?〕 『紅葉の店はもぅ行かへんけど、仕事は辞めたくない。』 〔何で?辞めたらいぃやん。俺かせいでくるし。〕 そぅ言いながら紅葉は味噌汁をすすった。
2007-02-11 16:00:00 -
434:
名無しさん
『いやや。外でやんかったらストレスたまるわ……』 〔ふーん……ぢゃぁ、出勤週に3日ぐらいにしてや。〕 『うん……考えとくわ……』 …今はそんなことよりも、サチが心配だ…
2007-02-11 16:04:00 -
435:
名無しさん
『それとさぁ、紅葉って本名なに?』 〔………たくみ……〕 『ふぅん。たくみか。』 何か一瞬紅葉の顔色が変わった。 〔………蘭は?何ていうん?〕 『……………私は…………鈴…………』 …そぅ…私は…鈴……
2007-02-11 16:08:00 -
436:
名無しさん
‐おじいちゃん、鈴って名前はどう言う意味でつけたん?‐ ‐鈴ってのは、体をゆらせば、綺麗な音が出るような……そんな子に育ってほしくてワシがつけたんや‐ でも………おじいちゃん 私の体はもうゆすっても ゆすっても さびついてしまって 音はもうでぇへん…… ごめんな…………? おじいちゃん。
2007-02-11 19:44:00 -
437:
名無しさん
‐ザバッ‐ 私はお風呂に入りながらおじいちゃんとの会話を思い出していた。 お風呂からあがり、ソファーでビールを飲んでいた。 …サチは今頃何してるんやろ?… ‐ピンッ‐ ‐ピンッ‐ 紅葉もリビングにやってきて、タバコに火を付けていた。
2007-02-11 20:09:00 -
438:
名無しさん
『………サチさ、リスカしてるみたいで……』 そぅ言い灰皿に手をのばした。 〔………そうなんや。やめれればいいのにな…〕 『………うん。』 そぅ言うと紅葉も灰皿に手をのばした。 『紅葉のさ、お兄さんってな、ホストやってるやん?だから紅葉もホスト始めたん………?』 〔まぁ……そんな感じかな?兄貴とは血つながってないから……〕 『そうなんや。私も2個上の兄貴いてんねん。』 〔兄貴と仲悪いんか……?〕 『うん。ってか引きこもりで部屋から出てこぉへんから………』 私は灰皿にタバコの火を押しつけた。
2007-02-11 20:20:00 -
439:
名無しさん
〔そっか……〕 そぅ言い紅葉も灰皿にタバコの火を押しつけた。 〔お風呂入ってくるわ。先寝とき……〕 そぅ言い私の頭を撫でて、バスルームにむかった。 私はベットルームへ行き、大きなベットに1人潜りこんだ。
2007-02-11 20:27:00 -
440:
名無しさん
夕方、目を覚ますと紅葉も隣ですやすや寝ていた。片腕を私の頭の下にずっとひいてくれていたみたいで、腕に私の髪の毛の跡がいっぱいあった。 何故かその跡とサチのリストカットの傷がたぶってみえた。
2007-02-11 20:39:00 -
441:
名無しさん
それから、1ヵ月。 私は週に1回はサチと会い、一緒にご飯を食べるようになった。 仕事は相変わらず、週に5、6日は入っていた。 紅葉は毎日家に帰ってきた。 何変わりない日々が続き、春がミナミにもやってき、街行く人の服も薄着になってきた。 ある日、私は出勤の為、タクシーに乗っていた時… 携帯が鳴り出した。 ♪ピリリー♪ ‐着信‐“オトン” 2年ぶりの電話だった………
2007-02-11 20:56:00 -
442:
さゆみ
しおり
2007-02-12 02:46:00 -
443:
☆
しぉり?
2007-02-12 02:51:00 -
444:
名無しさん
さゆみさん、☆さんありがとう?続き書いていきます??
2007-02-13 19:18:00 -
445:
名無しさん
電話にでようか迷った…… でも、家を出てから2年。一度も電話などかけてこなかった、父が電話をかけてきていると言うことは、たぶんよっぽどのことがあったと察し、私は電話に出ることにした。
2007-02-13 19:23:00 -
446:
名無しさん
『………もしもし…』 【……オトンやけど。元気か?】 『元気やけど…いきなり何なん?』 【………おじいちゃんがな、今日亡くなったんや。家帰ってこい…。】 『………わかった。』
2007-02-13 19:28:00 -
447:
名無しさん
…おじいちゃんが死んだ… …家族で唯一、ダイスキなおじいちゃんが死んだ… タクシーの運転手に行き先を伝え、実家に帰ることにした。
2007-02-13 19:33:00 -
448:
名無しさん
実家に着いた。 久しぶりに見た家は少し古ぼけた感じがした。 やっぱりこの家からは、何とも暗い、陰気臭い雰囲気がただよっている。 私は動機が激しくなってきた。 父に電話をし、家の鍵を開けてと伝えた。 私のキーケースには、自分の家の鍵など付いていない…
2007-02-13 19:39:00 -
449:
名無しさん
家の前で立っていると、重い重い、鉄の様な玄関の扉が開いた。 【……入れや…】 久しぶりに見た父は、顔は少し頬がこけていたが、おなかだけはいっちょまえに人より出ていた。
2007-02-13 19:46:00 -
450:
名無しさん
部屋に入ると、継母がソファーでタバコをふかしていた。 私を見るなり、継母は灰皿を投げ付けた。 私の後ろにあったガラスは割れてしまった。 …こんなことぐらい、どってことない… 私は、ガラスの破片を片付けた。 ガラスを片付けていると、父が私を呼び付けた。
2007-02-13 19:55:00 -
451:
名無しさん
台所へ行き父と2人で話をすることに。 【……久しぶりやな。今、ドコで住んでんねん?】 『………ミナミの近く…』【……そうか。おまえをな……オカンの籍に移すことにしようと思ってな。かまへんか?それと、葬式終わるまで、近くのホテル泊まっててくれ。これお金。】そぅ言い私に10万を渡した。 …昔から、オトンはこんなんやったな… 『お金いらんわ。働いてるからお金あるし…オカン今ドコいてるん?』 【アメリカや。】 『そう。別に私がアメリカ行く必要ないんやろ?』 【おう。今、住んでるトコおっていいから。手続きとかは俺がするから、今住んでる住所教えて。】
2007-02-13 20:30:00 -
452:
名無しさん
私は紙に住所を書き、台所から出、自分の部屋に行ってみた。 部屋にあった、ベッドや机などはすべて捨てられていた。 空っぽの部屋に1人でただつったっていた。 …そぅいえば、ここに棚があって金魚置いてたっけ…【……おい。そろそろ、出て行ってくれへんか…】
2007-02-13 20:56:00 -
453:
名無しさん
無言で私は実家を後にした。 継母はこっちを見るそぶりもなく、ただひたすらタバコをふかしていた。 近くの服屋さんで少しの着替えと黒の服を買いホテルに向かった。
2007-02-13 20:59:00 -
454:
名無しさん
ホテルでチェックインをすませ、ベッドに横たわった。 …店と紅葉とサチに連絡いれないと… 店には5日ほど休むと伝えた。 …次はサチに電話しよ…
2007-02-13 21:08:00 -
455:
名無しさん
『もしもし?サチ?』 「蘭ッ!?どうしたんッ?」 『うん。ちょっと5日ぐらい実家帰ることになったから、また来週ご飯行こう』「何で急に帰ることになったん!?」 『………うん。おじいちゃん死んじゃって…』 「……そうなんや…」 『……うん。』 「………グス……」 サチは泣いているようだ。 でも私は泣かない……。 サチにはずっとこんな素直な気持ちでいてほしい。 『とりあえず私は大丈夫やから、また連絡するなッ!』 「うん。わかった待ってるわ」 そぅ言い電話を切った
2007-02-13 21:25:00 -
456:
名無しさん
次は紅葉に電話をした。『もしもし?』 〔うん?仕事は?〕 『休んでさ。おじいちゃん死んだ。』 〔…………そっか。家帰って来るんか?〕 『5日ぐらいホテル泊まることにした。』 〔実家おったらえぇやんか。〕 『実家は居心地悪いから…』 〔そっか。あんまり気落とすなよ…何かあったら連絡してこいな。〕 『うん。わかった。ぢゃぁ』
2007-02-13 21:36:00 -
457:
名無しさん
おじいちゃん。 せめて、最後に一言 しゃべりたかった… おじいちゃんの厚くて あったかい手。 私をひっぱり 散歩に連れて行って くれた。 夏にはおじいちゃんの 畑でとれたでかい スイカを食べた。 秋には山に出掛け 紅葉を見に連れて 行ってくれた。 冬には甘酒をよく 作って私にも分けて 飲ませてくれたっけ… もぅおらんねんな…
2007-02-13 21:45:00 -
458:
名無しさん
おじいちゃんが施設 に入る前に 私、約束したやん? ‐泣かへん‐って。 あれから私、1回も 泣いてへんで。 約束守ったで。 でも今日は…… 今だけは泣いていい? 許してな……? なぁ……おじいちゃん
2007-02-13 21:48:00 -
459:
名無しさん
続き、また待ってます
2007-02-13 22:52:00 -
461:
名無しさん
何時間泣いたやろ…… 最近、日が長くなってきて出勤時間には日傘をさすようにしていたケド、外はすっかりふけこんでいた。 私はコーヒーを入れ、テレビをつけてみた。 何ともつまらない番組。 笑えやしない。 冷蔵庫にはビールが入ってることぐらいは知っている。 でも今日は飲む気になれなかった。 …お風呂でも入ろうか…
2007-02-14 07:43:00 -
462:
名無しさん
‐ふぅー‐ 熱いバスタブにザブッと入った。 …そぅや。化粧水とかないや… 気づいた私は長湯をせずにコンビニへ買いに行くことにした。 外の空気はおいしく、久しぶりに歩く地元の景色は懐かしさでいっぱいだった。
2007-02-14 07:47:00 -
463:
名無しさん
いざ、コンビニへ。 化粧水、乳液、下地、リキッド…… 色々カゴにほりこみ、レジへ。 {いらっしゃいませ} 〈増田〉名札をみ、店員の顔を見てみた。 店員の顔をみてビックリした。 何や言うても、私をいじめていた張本人が目の前に今、いるから。 相手も私に気づいた様子。何ともバツが悪い顔をしていた。 …嫌なことって続くとは言うケド… 会計を済ませ、そそくさと店を後にした。
2007-02-14 07:54:00 -
464:
名無しさん
〈増田〉…。 私のことがよっぽど気に入らなかったらしく、中学の時はさんざんに嫌がらせを受けた。 始めは、嫌味を言ってくる程度やったケド、だんだんエスカレートしていき、教科書などは落書きだらけ。でも〈増田〉がやったと言う証拠もないので、黙っていると、調子に乗ったのか、真冬にトイレに閉じ込められ、上から水をかけられた。 さすがに私もキレて殴りに行けば、私が悪者扱い…… まぁ世の中はそんなもんでしょ…。
2007-02-14 08:00:00 -
465:
名無しさん
なんてことを思い出しながら歩いていれば、ホテルに着いた。 部屋に入り、もぅ寝ることに。 明日はお通夜。 またあの親父と継母に会うとなるとぞっとした。 …余計なことはもぅ考えやんとこ… 私は、ベッドに潜り込み無理矢理寝ることにした。
2007-02-14 08:06:00 -
466:
名無しさん
目を覚ますと、朝だった。 朝に目を覚ますなど、久しぶりだ。 …ニュースでも見よう… めざましテレビを見ることに。 何ともさわやかなキャスター達。 コーヒーを入れ、ゆっくりしていたら携帯が鳴った。 ♪ピリリッ♪ メールだ。‐受信‐紅葉 今、帰った?とのこと。 ‐返信‐ おつかれ? 送信したら、すぐに電話がかかってきた。
2007-02-14 08:11:00 -
467:
名無しさん
〔おうッ!どないや?元気か?〕 『元気かって昨日会ったやんか。大丈夫』 〔そうか。ならいいんやけど…一応ホテルの名前教えといて。帰ってくる時向かえに行くし〕 『うん。わかった』 私は紅葉にホテルを教え、早く寝るように言い電話を切った。 …夜まで、どうやって時間つぶそうか…
2007-02-14 08:16:00 -
468:
名無しさん
さんざん悩んだあげく、おばあちゃんのお墓参りに行くことにした。 ここからそう遠くもないし。 おばあちゃんは私が1才の時に亡くなった。 記憶は全然ないけど、おじいちゃんがよく、おばあちゃんの話をしてくれた。 おばあちゃんは私にいつもスヌーピーグッツを買ってくれたらしい。 おばあちゃんはいつまでたっても、“スヌーピー”なのに、“スヌピ”と言っていたらしい。 話を聞いただけでも何とも可愛らしいおばあちゃんだと想像できる。
2007-02-14 08:21:00 -
469:
名無しさん
手短に支度をすませ、ホテルを出た。 …久しぶりに電車乗ろう… 電車から見る景色はのどかで、よくおじいちゃんに連れられ、おばぁちゃんのお墓参りに行ったことを思い出した。 …でも、今度はおじいちゃんのお墓参りに行かなアカンねんな… また泣きそうなのを、ぐっとこらえた。
2007-02-14 08:26:00 -
470:
名無しさん
目的地には1時間ほどで着いた。 久しぶりに来たおばぁちゃんのお墓は黒ずんでいた。 雑草などはきっと住職さんが処理してくれたのだろう。綺麗に抜き取られていた。 …誰も掃除してないな… お墓の黒ずみが物語っていた。
2007-02-14 08:30:00 -
471:
名無しさん
私は掃除をすることに。山の水は冷たく、手が真っ赤になった。 所詮、私がお墓を拭いたところで黒ずみは消えなかった。 分かり切っていたけど、私はそれで満足できた。 ジュースをお供えし、おばぁちゃんにお願いした。 …おじぃちゃんがもぅすぐ、そっちに行くから、仲良くしたってや… そぅ強く願った。
2007-02-14 08:33:00 -
472:
名無しさん
私は外で昼食をとり、ホテルへ帰った。 オトンから、電話があり、夕方には家に来いとのことだった。 …何ともそっけない親… …お互い様か… どこでどう私達家族は狂ってしまったのか……。 母親と父が離婚した時、私は父との絆は確かだと思ってたのに。 これは……… 誰のせい………?
2007-02-14 08:39:00 -
473:
名無しさん
お通夜はそそくさと始められ、あっけなく終わった。 オトンは涙を流すわけでもなく、ただぼぉっと見ているだけだった。 継母は何ともダルそうな、早く終わってほしい。そんなイライラが私にも伝わってきた。 そんな継母を見、また私も苛立ちを感じていた。
2007-02-14 08:43:00 -
474:
名無しさん
…ふぅ疲れた… 何とも重苦しいあの2人から解放された私は、 冷蔵庫からビールを取出し、一気に飲み干した。 …何でオトンはあんなに平気な顔できんねんやろ… 不思議で仕方なかった。 明日はお葬式。 とうとう最後でおじいちゃんともお別れ…… また涙が出てきた。 今日のビールほど、まずかったことはない………
2007-02-14 08:48:00 -
475:
名無しさん
翌日の葬儀も何事もなく進められた。 やっぱり父と継母は涙一粒も流さず、ただその作業を見てると言う感じだった。 棺の中のおじいちゃんは何とも痩せていて…… 私の知っているおじいちゃんはもぅどこにもいなかった。 [鈴ー!絶対、人前では泣くなよー!何があってもなぁ!] …約束守るよ。おじいちゃん。泣かへんよ… 私は涙をぐっとこらえた。
2007-02-14 16:33:00 -
476:
名無しさん
おじいちゃんの肉体はあっという間に骨だけになってしまった。 …よかったな。おじいちゃん。またダイスキなおばあちゃんの元に行けるで。仲良くしてや… そう強く願った。
2007-02-14 16:35:00 -
477:
名無しさん
オトンから【もぅ帰れ】 そぅ一言だけ言われた。 ほかには何もしゃべらなかった。 私はホテルに帰り、紅葉に電話をした。
2007-02-14 16:37:00 -
478:
名無しさん
『もしもし?今から帰るわ』 〔あ?そうなん?向かえに行くからホテルでまってて〕 そぅ言われ待つことに。 40分ぐらいたっただろうか。 〔今、着いた〕 とのこと。 私はチェックアウトを済ませ、紅葉の元へ急いだ。
2007-02-14 16:41:00 -
479:
名無しさん
車に乗り込むと紅葉が不思議そぅな顔をしていた。〔………何で、泣かへんねん…?〕 普通は身内が死に、恋人にでも会えば感極まって泣いたりするのだろうか…。 私は泣かない。約束したし…。 何よりも弱くなってはいけない……。 私は強い子…。 ‐鈴ちゃんは強いね。泣かなくてえらい子‐ そう…… 私は強くなくては…
2007-02-14 16:51:00 -
480:
名無しさん
それから、しばらく私は仕事を休み家でだらだらと過ごした。 サチには一応、ミナミに帰ってきたことは伝えた。 紅葉は最近仕事が忙しいのか、少し帰りが遅くなった。
2007-02-14 16:55:00 -
481:
名無しさん
仕事に復帰した日。出勤前にサチとご飯を食べに行くことにした。 私のダイスキなしゃぶしゃぶを食べに行くことに。 《お疲れぇ》 サチは気をつかっているのか、私のおじいちゃんの話には一切ふれなかった。 サチもきっと色々またあったんだろう。 リスカの傷はふえているように見えた。
2007-02-14 17:05:00 -
482:
名無しさん
サチはさっきから、カチカチと携帯をいじっている。 『何?サチ客からメール?』 「ううんー。夜遊びみてる」 『夜遊び?何それ?』 この時、私は夜遊びを知ることになる。 サチの話ではホストやキャバの雑談がいっぱいあるとのこと。 私もサイトを教えてもらい、少しのぞいてみることに。 今覚えば、サイトなんてのぞくんちゃなかった………
2007-02-14 17:09:00 -
483:
名無しさん
それから、私達は別れそれぞれ出勤することに。 久しぶりの仕事はいやに新鮮だった。 いつもは長い長い仕事も今日はやけに早く感じた。
2007-02-14 17:23:00 -
484:
名無しさん
家に着くと紅葉はまだかえってきていなかった。 『今、帰ってきた?』 紅葉へメール送信。 なかなか返事は返ってこなかった。 暇なのでご飯を作っていると紅葉から返信。 〔今日は帰るの遅くなる??先寝てて?〕 とのこと。
2007-02-14 17:26:00 -
485:
名無しさん
私は1人で、食事を済ませ、寝ることにした。 夕方目を覚まし隣をみると、紅葉はいなかった。 リビングへ行ったが、帰ってきた気配はなかった。 なんだか無償にイラつき、電話をかけてみた。 〔……お客さまのおかけになった電話番号は電波の届かない場所か………〕 電源入ってないやん…。
2007-02-14 17:30:00 -
486:
名無しさん
それから紅葉から連絡があったのは私が仕事している最中だった。 〔ゴメン?昨日、酔っ払って店泊してた?〕 なんや。そう言うこと。 でもこの日から、紅葉はたびたび家には帰らなくなった。
2007-02-14 17:33:00 -
487:
名無しさん
サチはデリヘルに変わってから、めっきり忙しくなり、週に1回のご飯も食べに行かなくなった。 そんなある日、私は仕事が休みで、家でごろごろしていたが暇なので、サチからもらった、サイト〈夜遊び〉をのぞいてみることに。
2007-02-14 17:36:00 -
488:
名無しさん
《キャバクラ》 そぅ書かれたカゴテリを覗くと、私の働いている店を発見。 ‐ここの店ミテコばっか‐ 叩かれ放題。 でも本当のことばっかりだった。 色々見て、次はホストをみてみることに。
2007-02-14 17:38:00 -
489:
名無しさん
〈ホスト、ミナミ〉 クリックしてみた。 すると、紅葉の店が一番上にあった。 のぞいてみると、たくさん書き込みがあった。 ‐私、最近紅葉と付き合った?昨日もお泊りしたし?‐ ‐紅葉って色やんなぁ?‐ は?どう言うこと? 昨日、紅葉家帰ってきてないし…… それからも、 ‐私が本彼?‐ ‐紅葉ってHうまい?‐ とか……
2007-02-14 17:45:00 -
490:
名無しさん
…でも、サイトの話やし… そぅ思おうと思ったケド、やっぱり気になって仕方なかった。
2007-02-14 17:47:00 -
491:
名無しさん
帰ってきたら、紅葉に聞いてみようか…… でもサイトの話…。 そぅ思い我慢することにした。 この時に…… 紅葉に聞いてしまえば 私らはあんな形に ならんですんだんかな?
2007-02-14 21:54:00 -
492:
名無しさん
紅葉は帰ってくるのは、3日に1回だけとなった。休みの日も営業だと言い、出かけることが多かった。 私はだんだん狂い始めた。
2007-02-14 21:57:00 -
493:
名無しさん
俺も鯉入れてる?
2007-02-14 21:59:00 -
494:
名無しさん
紅葉へのメールや、電話は『今日は帰って来るの?』『何時に帰るの?』 そればっかりになった。 紅葉もそんた私にだんだん疲れてきたんだろう…… そっけない態度をとるようになってきた。 たまに家に帰ってきても、作ったご飯も食べずに寝ることが多くなった。
2007-02-14 22:00:00 -
496:
名無しさん
相変わらず、夜遊びには‐本彼‐や‐紅葉と寝た‐などの書き込みが多かった。 …私はまた1度も抱いてもらってない… そんな考えすら、私の頭には浮かぶようになった。
2007-02-14 22:04:00 -
497:
名無しさん
月日は流れ初夏がミナミにも訪れた。 もうすぐ私の18才の誕生日。 紅葉に誕生日は教えていない。お祝いはないだろう。サチの最近のメールはめっきり私の誕生日でもちきりだった。
2007-02-14 22:06:00 -
498:
名無しさん
2人でカラオケに行き、サチは私にプレゼントをくれた。 タバコにビール券、新しいジッポのライター。 まぁジッポはわかるケド、ビール券って……。 でもサチのそんなユーモアな発想に私は元気づけられ、心底笑った。
2007-02-14 22:15:00 -
499:
名無しさん
それから、私たちは別れ、私は真っすぐ家に帰った。 家に帰ると玄関には紅葉の靴があった。 『ただいま』 〔おうっドコ行っててん?〕 『サチと会ってた』 そぅ言いタバコに火をつけた。 〔……今日は特別な日やなッ!〕 『……………?』 〔今日、誕生日やろ?おめでとうッ!〕 そう言い私に指輪をはめてくれた。 『えっ!?何で知ってんの?』 〔サチちゃんから聞いたんやぁ!〕 『えっ!?そうなん?』 …そっかだからサチは別れ際に「今日はいい日になるでッ!」なんて言ってたのか…
2007-02-14 22:22:00 -
500:
名無しさん
ベッドルームに入ると紅葉はもう布団をかぶり、すっかり姿を私から隠していた。 私はそっと近付き、 布団をはぎ取って、 紅葉に馬乗りになった。 紅葉はびっくりして私の顔を見上げていた。
2007-02-14 22:39:00 -
501:
名無しさん
『何で私を紅葉のモンにしてくれへんのよッ!早く紅葉のモンやって安心させてや…………』
2007-02-14 22:40:00 -
502:
名無しさん
そぅ言うと紅葉は少し困ったような顔をし、 〔おまえが18になるまで待ってたんや……〕 そう言い私の腕をひっぱり私に優しくキスをした。 その日、初めて私と紅葉は1つになった。 ‐鈴、愛してる‐ そぅ何度も私の耳元でささやいた。
2007-02-14 22:44:00 -
503:
名無しさん
その日を境に私たちはお互いを源氏名で呼びあうのをやめた。 サチには報告すると「そうなると思ってた」など余裕の発言。 まぁサチは私より年下やけど、恋愛では先輩やから。 またオトンから連絡があり、私の名字が今日から変わるとのこと。
2007-02-14 22:50:00 -
504:
名無しさん
クリスティー”が今日からの名字らしい…… 何ともしっくりこない名前…… 紅葉にはまだ話していなかったので、 『私、今日から名字変わった』 と言うとかなりビックリした様子でコーヒーをこぼしていたっけ。
2007-02-14 22:54:00 -
505:
名無しさん
私自身、名字が変わろうがそんなことはどうでもいいことだった。 サチが元気で紅葉が隣にいてくれて、それで幸せだ。浮かれていた…… もう…… 悪魔の手がすぐ側まで きているとは知らず…
2007-02-14 22:57:00 -
506:
名無しさん
‐あなたは今、ドコにいますか?‐ ‐やっぱり私の金魚と一緒にいるんですか?‐ ‐ねぇ返事して下さい‐ なぁ サチ……
2007-02-14 22:59:00 -
507:
胸に金魚
ずっとかかさず読んでます?
2007-02-14 23:26:00 -
508:
名無しさん
続き待ってます
2007-02-14 23:47:00 -
509:
さゆみ
しおり(pд-)?
2007-02-15 01:47:00 -
510:
名無しさん
胸に金魚さん、名無しさん、さゆみさんありがとう?
2007-02-15 07:45:00 -
511:
名無しさん
私は仕事の出勤日を少し減らし、家事が中心の生活になっていた。 そんなある朝、紅葉の帰りを待ちながら、ニュースをなにげなく見ていた。 毎日、毎日、誰かが殺されたや、強盗が入ったなど、ろくなニュースばっかり。
2007-02-15 07:49:00 -
512:
名無しさん
ビールを飲もうと、キッチンへ行こうとした時、 〈今日未明、大阪ミナミのホテルで16才の少女が刃物でさされる事件が発生されました。この少女は違法風俗店で働いており〜〜……〉 私は、ニュースに釘づけになった。 …16才の少女?…
2007-02-15 07:53:00 -
513:
名無しさん
サチはまだ誕生日がきていないから、16才だ。 違法風俗店……。 たしかにサチは働いている。 一気に心臓が早くなる。 サチに電話しよう……。
2007-02-15 07:55:00 -
514:
名無しさん
‐プルルルルー‐… …なかなかでない… 少し苛立ちを感じ始めた時、 「もしもしぃ?」 寝起きのサチの声が聞こえてきた。 『よかったぁ……』 「何が?」 私はサチに経緯を話し、注意するように伝えた。 それから、私たちは夕方に買い物に行く約束をした。『ぢゃぁ、吉野家らへんでなぁ』 そう言い電話を切った。
2007-02-15 07:59:00 -
515:
名無しさん
夕方、私とサチは6時に御堂筋の吉野家で待ち合わせした。 私は少し早めに家を出、すこしぶらぶらしながら待ち合わせの時間を待っていた。 5時55分。 そろそろ吉野家あたりに行こう。 そう思い歩いていた時、サチから電話が
2007-02-15 08:06:00 -
516:
名無しさん
「もしもしぃ?」 『おはよー。もう着くでぇ』 「わかったァ。ってか、サチ、セシル見に行きたいから、ステップの前きてェ。サチも、もう着くから」 『わかったァ。』
2007-02-15 08:08:00 -
517:
名無しさん
これがサチとの最後の会話となった……
2007-02-15 08:09:00 -
518:
名無しさん
私は知り合いに会い少し足止めをくらってしまった。 時計を見ると6時3分。 ちょっと遅刻だ。急がないと。 ステップの辺りにはかなりの人だかり…… …ステップ今日バーゲン?…
2007-02-15 08:11:00 -
519:
名無しさん
私は人だかりをよけ、前に出ようと思ってもなかなか人だかりからは抜け出せなかった。 やっとの思いで、人だかりから抜けて私の目の前に現われたのは 肌が白くて目が大きくて、笑顔が可愛い可愛い 私のダイスキなサチだった。 サチは横断歩道をもう少しで渡りきれるというところで横たわっていた。 横たわると言うよりは、飛ばされてこの位置まで、きてしまった。という感じだった。
2007-02-15 08:22:00 -
521:
名無しさん
サチのまわりにはたくさんの真っ赤な血がいっぱいで…… 私の記憶がよみがえる 秋の山。紅葉がたくさん地面に落ちていて…… 目の前には継母が立っていて…… それから…それから…
2007-02-15 09:01:00 -
522:
名無しさん
めっちゃ気になる
2007-02-15 09:20:00 -
523:
名無しさん
私は気が狂ったように叫んだ。 『サチッ!サチッ!』 サチは返事をしない。 『サチッ!サチッ!』 私の手は真っ赤になった。 …助けて助けて!血が止まらない… …血がトマラナイ…
2007-02-15 09:45:00 -
524:
名無しさん
しばらくすると救急車とパトカーが来た。 本当は10分もたっていなかったんだろうか…。 私には1時間ほどにさえも感じられた。 私にはすべてがスローモーションに見え、警察官が私をなだめた。 警察官は私に色々問い掛けている。 何を聞いているのか理解できなかった。
2007-02-15 09:49:00 -
525:
名無しさん
私は1人の警察官と一緒に救急車にのりこみ、病院に向かった。 サチは手術室に入っていった。 私は長椅子に座らされた。体は震え、頭の中には、昔の記憶とサチの血が生々しく、描きだされていた。
2007-02-15 09:53:00 -
526:
名無しさん
〈この子身寄りいてないんやね…〉 警察官がつぶやいた。 『…………え?』 …サチ、両親いてないの?… 〈小さい時に亡くなってるみたいやわ…たった1人のおばあちゃんも2年前になくしたみたいやよ……〉 そぅ小さくつぶやいた。
2007-02-15 09:57:00 -
527:
名無しさん
遠くの方から、ばたばたと足音が聞こえてきた。 噂を聞いたのか、警察から連絡を受けたのか、紅葉とりゅうじが息を切らせてやってきた。 [サチはッ!?] りゅうじはかなり取り乱していた。 紅葉はりゅうじをなだめるように、ずっと背中をさすっていた。
2007-02-15 10:00:00 -
528:
名無しさん
警察官、私、紅葉、りゅうじ。 4人で長椅子に座りもぅ何時間たっただろう…… 誰も一言もしゃべらなかった。 しゃべる言葉も見つからなかった。
2007-02-15 10:04:00 -
529:
名無しさん
神様…お願いです。 サチを助けて下さい。 他に何もいりません たった1つぐらい 願いを聞いてくれても いいでしょう……?
2007-02-15 10:06:00 -
530:
名無しさん
手術中。ランプが消えたと同時に次々に医師がでてきた。 『どうなんッ!?サチは助かったんッ!?なぁ教えてやッ!』 私は胸ぐらをつかんだ。 〈…………全力をつくしましたが残念ながら……〉 …ザンネン?… 何それ…? ナニそれ?
2007-02-15 10:13:00 -
531:
名無しさん
私はその場に座りこんだ。 サチは…? 笑うとお人形のように笑うサチは? なぁ今日買い物行くんやろ? なぁ、セシル行くんやろ?早く行こうや、サチ。 寝てやんと起きやぁ。 『なぁ……起きてやぁ…』
2007-02-15 10:17:00 -
532:
名無しさん
涙が次からつぎに出てきた。 人前で涙を見せるなど何年ぶりだろう… 私は警察官にかかえられ、霊暗室に行った。 ベッドに横たわるサチの顔は綺麗で白くて少し笑っているような感じがした。 『サチ…?ホンマは起きてんねんやろ…?早く起きやなぁ…』 〔……鈴。〕 そう言い紅葉は私を連れ出した。
2007-02-15 10:23:00 -
533:
名無しさん
どうやって家に帰ったのか覚えていない。 気が付くと翌朝だった。 リビングに置いてあった金魚はゆらゆらしていなかった。 涙のせいで金魚が揺れていないように見えるだけ…? 近寄ってみてみると、 金魚はぷかぷか浮いていた。 ‐死んでる…?‐
2007-02-15 10:28:00 -
534:
名無しさん
金魚は口をパクパクさせることもなく、ぷかぷか浮いていた。 ‐死んじゃった‐ もぅ皆おらんくなんの? 私のまわりから皆消えていくん? 神様は、私がサチからもらった金魚すら取り上げるん?
2007-02-15 10:33:00 -
535:
名無しさん
『うわぁぁぁぁぁぁ』 気が付けば私は叫んでいた。 紅葉が慌てて私をなだめた。 〔大丈夫やから、大丈夫…〕 『大丈夫。大丈夫。鈴ちゃんは強い子やから、大丈夫。泣かなくてえらいえらい。』 〔おいッ。鈴どないしてん?何言うてんねん?〕 『大丈夫。大丈夫。…………』
2007-02-15 10:37:00 -
536:
名無しさん
〔もぅ1人で抱えこまんと俺に話してくれよ……〕紅葉の目から涙が流れていた。 …何で泣いてるん?… …泣いたらあかんやん… …泣くな泣くな… …頑張れ頑張れ… 私も一緒に泣いた。 2人で大泣きした。
2007-02-15 10:43:00 -
537:
名無しさん
蘭5才。誕生日。 私の父と母は離婚した。 理由は詳しくは知らない。父と母が別居をするようになり、私は父と母の家を行ったり来たりしていた。 しばらくすると母には恋人ができた。 恋人ができると、母は料理をしなくなった。 私のご飯は味噌汁と白ご飯が食べれれば良い方だった。 わけもなく真冬のベランダに一晩中放り出された。中からは母のあえぎ声が聞こえてきた。
2007-02-15 10:50:00 -
538:
名無しさん
離婚が決まった日、私は誕生日なのでてっきり、父と母と私でお祝いをしてくれる。そう思って楽しみにしてた。 でも、母が〈これから鈴はお父さんの所で生活すんねんで。お父さんとこおった方が幸せやからな〉 そぅ言われ幼心に、これは別れなんや。そぅ確信した。
2007-02-15 10:53:00 -
539:
名無しさん
父と母が離婚してから、しばらくの間は楽しかった。ダイスキなおじいちゃんがいてくれたから。 でもすぐに父は再婚し、継母がやってきた。 継母は、私とおじいちゃんを邪魔者だ。と言い、私のことも名前でなど一度も呼ばなかった。 〈くそガキ〉〈役たたず〉これが私の名前になった。
2007-02-15 10:56:00 -
540:
名無しさん
体罰は当たり前だった。私がヘマをすると、おじいちゃんにとばっちりがいく。そう思いどんなことでもたえてみせた。 近所の人や親戚は私と会う度に 【鈴ちゃんは泣かなくてえらい】 【強い子やね】 そう言われた。 そう……私は強くないと………
2007-02-15 11:00:00 -
541:
名無しさん
しばらくすると、おじいちゃんは施設に入れられてしまった。 別れぎわ、泣く私におじいちゃんは 〈人前では泣くな〉 そぅ言われ約束をかわした。 おじいちゃんがいなくなって継母の体罰……虐待はさらにひどくなった。
2007-02-15 11:02:00 -
542:
名無しさん
蘭8才。夏祭り 夏祭りに行き私は金魚すくいをした。 たくさんすくえて、私は10匹を家に持って帰った。継母は気にくわなさそうな顔をしていたが、金魚を飼うことは承諾してくれた。のちにこの金魚は5年生きることになる。
2007-02-15 11:06:00 -
543:
名無しさん
蘭9才。 小学生なのに私はおこずかいは月10万円もあった。その中から、自分でご飯を買い残りは好きに使ってよいとのこと。 父のせめての償いだったんだろうか? だから、私は買い物することでストレスを発散していた。
2007-02-15 11:09:00 -
544:
名無しさん
蘭13才。中学 学校にはあまり行かなくなった。行けば真面目な学校なので白い目で見られ、あいつとは関わるな。そう先生にも言われるような生徒になった。 家にもあまり帰らなくなり、友達や先輩の家にいることが多くなった。
2007-02-15 11:11:00 -
545:
名無しさん
蘭13才。秋。 父から携帯を渡された。せめて連絡をとれるように。とのこと。 でも世間体を気にして携帯をくれたんや。とすぐにわかった。 ある日、父から電話があり、今度親戚で集まり、山にハイキングに行くから必ず来い。とのこと。
2007-02-15 11:15:00 -
546:
名無しさん
ハイキング?行きません。 そう言う私に父は無理矢理でも連れていく。そう言った。 ハイキング当日。 父は友達の家の前で待っていた。 何よりも、世間体。世間体。 離婚してるんやから、世間体もないでしょう。 でもあの人はこれ以上、世間体を壊したくなかったみたい。 車に乗せられ、山に向かった。
2007-02-15 11:20:00 -
547:
名無しさん
山に着くと真っ赤な世界にひかれた。 何とも心地よく…落ち着いた。 頂上に着くと、親戚のおばちゃん達はお弁当を広げ、お昼にしよう。とのこと。我が家が一番。と言わんばかりの豪華な料理ばかり。 …見栄ばっかりかよ… 継母も負けじと重箱を広げた。 重箱の中身は料理屋に頼んだのでしょう。 そんなことぐらい私には分かっている。
2007-02-15 11:26:00 -
548:
名無しさん
お昼を食べずに私はその場から少し離れた所で一服していた。 後ろから、紅葉を踏むザクザクという足音が聞こえた。 ふり返ると継母が立っていた。 『………何ですか?』 私は正面に向きなおし、またタバコを口に運んだ。
2007-02-15 11:30:00 -
549:
名無しさん
「………おまえはホンマに邪魔な存在や。おまえさえおらんかったら……」 そう言い私は蹴をくらった。 次から次に殴られ蹴られ、鼻血が出、意識もふらふらしてきた。 『………何であんたにここまでされなあかんねんッ!』 「うっさい。おまえは私とは関係ないんぢゃぁー!」
2007-02-15 11:34:00 -
550:
名無しさん
「おまえは口だしするなぁ!うわぁ!」 一瞬、私の視界が真っ黒になった。 次に、目を開けばそこは赤の世界だった。 どうやら、私は石で頭を殴られたらしい。 頭から血が流れていた。
2007-02-15 11:36:00 -
551:
名無しさん
これは、私の血で赤くみえるのか…… それとも紅葉がこんなに赤いのか…… でも……なぜか綺麗だった。
2007-02-15 11:40:00 -
552:
名無しさん
継母は私のすぐ傍で立ち 「赤は綺麗やなぁ…落ち着くなぁ…」 そぅ言い立ち去った。 継母と同じように思った自分がひどく疎ましく感じた。
2007-02-15 11:42:00 -
553:
名無しさん
どれぐらいたったんだろう。 私は立ち上がった。 もう血は止まっている。 歩ける。骨は折れていない。 大丈夫。 なんとか山を下り、タクシーをつかまえて、家に帰った。
2007-02-15 11:45:00 -
554:
名無しさん
父は私を見て、頭に目をやったが、お金を差出し、【これで病院行け。理由は転んだ。】 私は父の手からお金を取り、病院へ向かった。 〈まぁこれで大丈夫でしょう〉 軽い手当てだけですんだ。 そのまま家に帰った。 誰もしゃべらない。何とも暗い家。 兄貴の部屋からは、アニメソングが聞こえてきた。 吐き気がする。 私は急ぎ足で部屋に入った。
2007-02-15 11:54:00 -
555:
名無しさん
部屋に入り、金魚にエサをやろうと思い、金魚鉢に目をやった。 一瞬、自分の目を疑った。 …金魚全部真っ二つやん…
2007-02-15 11:56:00 -
556:
名無しさん
誰がやったかなんて、考えなくてもわかった。 …何で?何で私がここまでされなあかんの?… くやしくて泣いた。
2007-02-15 11:57:00 -
557:
名無しさん
金魚を庭に埋めた。 …ごめんな… そぅ小さくつぶやいて、土をかぶせた。
2007-02-15 11:59:00 -
558:
名無しさん
私はその日のうちにできるだけの荷物をまとめ、友達の家へ急いだ。 友達の家を点々とした。 家には一切帰らなくなった。 食べるものがなければ、万引きをし、ねる所がなければ、公園で寝て、寒ければ、民家でほしてある毛布を盗り、その毛布にくるまり寝たりもした。 生き延びるためなら、何でもした。
2007-02-15 12:02:00 -
559:
名無しさん
働いて1ヵ月ぐらいたった頃。 私より2つ上のひなちゃんがタトゥーを入れた!と言い見せてもらった。 『いいな。私も入れたい!』 そぅ言うと親戚のおっちゃんが彫り師やから、紹介してあげる。とのこと。
2007-02-15 12:10:00 -
560:
名無しさん
少し古い民家で、そのおっちゃんはもぅ入れ墨をいれる所がないと言うほど、いっぱいだった。 〈ねぇちゃん、何いれたいんや?〉 私は迷わず 『金魚』と答えた。 私の金魚達とずっと一緒に忘れずにいるために……
2007-02-15 12:13:00 -
561:
名無しさん
2007-02-15 12:16:00 -
562:
名無しさん
サチが泣くなって1ヵ月が過ぎようとしていた。 私は仕事をやめた。 部屋からでなくなった。 体重もかなり減り、ガリガリになった。
2007-02-15 12:18:00 -
563:
名無しさん
ある日、久しぶりに気分も楽になったので、掃除をすることにした。 紅葉は仕事で出かけている。 ベッドの下に掃除機のぼうを突っ込むと、何かが当たった。 『何やろ………?』 手を伸ばし、探ってみると小さな箱が出てきた。 …開けていいかな?… 少し戸惑いながら箱を開けると写真が出てきた。 紅葉の若いときの写真だ。
2007-02-15 12:22:00 -
564:
名無しさん
何枚か写真があるうち、1枚、紅葉と女の人が映っている写真があった。 思わず手が震えた。 だって、紅葉の隣の女の人は私とそっくりだったから。 …何?これ?… …私と付き合ったんは、私がこの人に似てるから?…
2007-02-15 12:25:00 -
565:
名無しさん
そうとしか思えないぐらい、私とその人はそっくりだった。 詰め込むように写真を箱にしまった。 …うそや。うそや。… 私はまたベッドにもぐりこんだ。
2007-02-15 12:27:00 -
566:
名無しさん
あげ
2007-02-15 15:22:00 -
567:
名無しさん
めっちゃ悲しくて泣いてしまいました。 続き待ってます。
2007-02-15 18:41:00 -
569:
名無しさん
そういえば、紅葉は前に話していたっけ。 私と付き合う前に本気で好きな人がいた。って。 『何でその人とは別れちゃったん?』 〔…………兄貴にとられた。〕 って話していたっけ。
2007-02-15 20:50:00 -
570:
名無しさん
〔まぁ、今は結婚したけどな……〕 私と付き合ったのはお兄さんへの当て付け……? 布団にもぐりながら色々考えた。 携帯を開いてみる。夜遊びをクリック。 〈ホスト・ミナミ〉 クリック。 ‐紅葉は色‐ ‐紅葉って中出しするよな‐ ホンマなんッ!? もぅやめてやッ!!
2007-02-15 20:57:00 -
571:
名無しさん
〔ただいまぁ〕 元気な紅葉の声が響いた。ベッドルームに入ると布団をはぎとり、私に覆いかぶさり、 〔大丈夫かぁ?泣いてないかぁ?〕 私のダイスキな紅葉の笑顔。
2007-02-15 21:00:00 -
572:
名無しさん
私がいれば紅葉の仕事に支障になる。 こんなにも好きなのに…… ずっとずっと一緒にいたいのに…… 紅葉はホストやから……… 紅葉は皆のものやから…… 私がいれば、紅葉はダメになる……
2007-02-15 21:04:00 -
573:
名無しさん
リァルタィム(・∀・)
2007-02-15 21:07:00 -
574:
名無しさん
『大丈夫やで?』 めいいっぱい笑ってみせた。 『なぁ紅葉………』 〔ん?〕 『……エッチして?』 〔急にどうしたん?〕 『何となく……』 それから紅葉は優しくたくさんキスをしてくれた。 優しく包みこむように私を抱いてくれた。 『紅葉ダイスキ…付き合ってくれてありがとう…』 『ずっと好きやで…』
2007-02-15 21:17:00 -
575:
名無しさん
紅葉はすぐに寝てしまった。 少し暑いのか、紅葉の腰にはうっすら金魚が私を見ていた。 〔おれ等仲間ッ☆〕 そぅ言いながら笑う紅葉の顔を思い出した。 綺麗な顔なのにピアスをあけ、私よりも年上なのに無邪気にはしゃく紅葉。 全部全部だいすき。
2007-02-15 21:20:00 -
576:
名無しさん
そっとベッドから抜け出し、私はスーツケースに服とパスポートをつめた。 行き先は母の所。 籍が母に移ってから、手紙が何枚か届いた。 母はサンフラシスコに今は再婚もしているらしい。 手紙にはぜひ私と一緒に住みたい。 と書かれてあり、手紙が送られてくるたびに飛行機のチケットが入っていた。
2007-02-15 21:26:00 -
577:
名無しさん
ノートから1枚紙をちぎり、ペンで紅葉に手紙を書いた。 ‐紅葉へ‐ おはよう。お目覚めいかが? 急に姿を消してごめんなさい。 私は紅葉のことが好きすぎて、失うのが恐すぎて、紅葉を自分1人だけのものにしておきたくて、紅葉をつぶしてしまいそう。 〔いつか結婚しよう〕 そう言ってくれたことすごい嬉しかった。 こんな私に付き合ってくれてありがとう。 私はずっとずっと紅葉がダイスキ。 元気でね。さよなら。 ‐鈴より‐
2007-02-15 21:32:00 -
578:
名無しさん
キッチンのテーブルに鍵と手紙を置き家を出た。 私のキーケースからはたった1つの鍵がなくなった。 マンションを出、タクシーに乗り込んだ。 『関西空港まで。』
2007-02-15 21:35:00 -
579:
名無しさん
‐ダイスキ‐ ‐だいすき‐ ‐愛してる‐ ‐アイシテル‐ ‐全部だぁいすき‐
2007-02-15 21:46:00 -
580:
ひとみ
気になる?ァゲ?
2007-02-15 21:48:00 -
581:
名無しさん
私は携帯の電源を切りタクシーの運転手に橋のそばで車を止めてもらった。 ‐ぼちゃん‐ 『ばいばい』 さよなら。さよなら。 愛しい人。 さよなら。さよなら。 愛した人。 さよなら。さよなら。 さよなら。さよなら。
2007-02-15 21:49:00 -
582:
名無しさん
2007-02-15 21:50:00 -
583:
名無しさん
月日は流れ私は20才になった。 サンフラシスコは穏やかな気候が多く、暖かかった。半袖で過ごすことが多い。 母は日系のアメリカ人と再婚していた。再婚した旦那さんは警察官で厳しかったが、私を本当の娘のように可愛がってくれた。 母は裁判所で通訳の仕事をし、母もまた私を可愛がってくれた。 「本当に悪いことをした」母はそう言い何度も何度も私に頭を下げた。 私は母が通訳の仕事がないときに営業していた駄菓子やさんで働いた。と言うよりも母にまかされた。
2007-02-15 21:58:00 -
584:
名無しさん
自然と英語も身につき日常会話ぐらいはすらすらしゃべれるようになった。 夏真っ盛り。 最近ではかなり、アイスの売れ行きがいい。 まぁ暑いからね。 お客さんの大半が小学生で、私はいつしか『お菓子のお姉ちゃん』や『お菓子のおばちゃん』と呼ばれるようになった。
2007-02-15 22:03:00 -
585:
名無しさん
じりじりと暑さがせまる午後2時。 私は水をまこうと思い、店の前をホースで水まきをしていた。 暑さでゆらゆら揺れるアスファルト。 遠くから人が歩いてきた。 『誰だろう…?』 この時間はあまり人も通らない。 とても都会とは言えないこの町は知らない人でも尋ねてこれば大パーティーだ。
2007-02-15 22:13:00 -
586:
名無しさん
水をまくと小さな虹ができた。 私は水をまくとできる小さな虹が好きだ。 虹越しに人影を見ていた。 …男の人だ。… …店の中に入ろう… 私は紅葉と別れてから、男の人とは関わらなくしていた。 …紅葉以外の人は好きになれない…
2007-02-15 22:21:00 -
587:
名無しさん
気になる?
2007-02-15 22:26:00 -
588:
名無しさん
私はそそくさと店に引っ込んだ。 ‐カランカラン‐ 【Hello!?】 きき間違うはずもなかった。 よく聞いた声だったから…… 『Yes?』 『紅葉……』
2007-02-15 22:37:00 -
589:
名無しさん
そこには、顔のピアスも耳のピアスも全てとり、髪も黒く染め、短く切り、リクルートスーツを来た紅葉が立っていた。 〔ずっと……探しててんで。やっと会えた。〕 そぅ言い紅葉は一粒の涙を流した。 『会いたかった……』
2007-02-15 22:40:00 -
590:
名無しさん
それから紅葉は私の母にあいさつをしたいと言いだした。 〔お嬢さんを僕に下さい〕 そう土下座して頼んでくれた。 母と新しいお父さんは心から喜んでくれた。 しばらくして私は日本に帰ることにした。
2007-02-15 22:44:00 -
591:
名無しさん
紅葉はまだあのマンションに住んでいた。 久しぶりの部屋。あの頃と何も変わっていなかった。 〔鈴、おかえり。〕 〔鈴はベッドの下に隠してた写真みたんやろ?で、私とそっくりやって思ったやろ?私はこの写真の人の変わりやって思ったやろ?違う?〕 『うん。』 〔始めはな……そうやった。でもな俺が好きなんは、鈴。おまえなんやで?お願いやからもぅ消えたりしやんといて…〕
2007-02-15 22:49:00 -
592:
名無しさん
2007-02-15 22:49:00 -
593:
名無しさん
それから3ヵ月。 私と紅葉は式を挙げるためサンフラシスコに向かった。 母がどうしても、サンフラシスコの浜辺で式を挙げてほしい。そぅ言うので、砂浜での結婚式になった。 式といっても牧師さんに、母、アメリカのお父さん、それに近所の人、紅葉のお兄さんとその奥さん。つまり私とそっくりな紅葉の元彼女。 実際会ってみてやっぱり私とそっくりだった。
2007-02-15 22:53:00 -
594:
名無しさん
小さな小さな結婚式。 ウェディングドレスは母が用意してくれた。 アメリカのお父さんがブーケを作ってくるたみたい。あのごつごつとした指でこのブーケを作ったと思うと笑えた。 ‐永遠に愛し合うことを誓いますか?‐
2007-02-15 22:56:00 -
595:
名無しさん
《はい。誓います》 ‐そう‐永遠に……。 真っ青な空と海。空と海の区別がつかないほどの青さ。 『赤もいいけど、青もいいな』 そぅ紅葉と2人で言い合った。
2007-02-15 22:58:00 -
596:
名無しさん
1年後… 今日は紅葉とサチのお墓参りにやってきた。 サチのダイスキだった、オムライスとミルクティーをお供えしに…… 『サチ……今日は報告があります。私のお腹に小さい命が宿ったで。サチ見守っててな……』
2007-02-15 23:02:00 -
597:
名無しさん
〔ただいま!鈴!体調はッ?〕 紅葉は帰ってくるなり最近はこればかり。 私のお腹はもぅすっかり大きくなり、中では元気に赤ちゃんが動いている。 なぁ……サチ。 最近また金魚を飼ったよ。3匹飼うことにしてん。 私と紅葉とサチと…… お腹の子はまだ男の子か女の子か聞いてないねん。 でもな…きっと女の子のような気がする。 サチみたいな元気で白くて可愛い子が生まれそうな気がすんねん。 サチなら、名前なんてつけるかな…? サチ、私は幸せやて。 あんたはどう? 金魚と一緒? やすらかに眠ってや。 また生まれ変わったら私と友達なってや。 な?サチ……
2007-02-15 23:09:00 -
598:
名無しさん
いつか私は生まれ変わるなら、金魚になりたい。 そう願ってた。 でも今はそうは思えへん。 生まれ変わったらまた サチと紅葉に会いたいな。
2007-02-15 23:11:00 -
599:
名無しさん
金魚はゆらゆら揺れて 私をじっと見据える 真っ赤な体を揺らしなが らゆっくりとゆっくりと 時を過ごす 金魚鉢から見た世界は どう見えるんだろう? 歪んでみえるの? それとも大きく見える? 私はそれはわからない けど、ごまかすことは 辞めた 逃げることもしない 真実を見るんだ。
2007-02-15 23:17:00 -
600:
名無しさん
サチの金魚は死んじゃったけど、私の腰にサチの金魚はいるよ 大事にするよ。金魚。 サチ、紅葉、 私に大切なことを教えてくれてありがとう 私は、真っ赤な世界が好き。 でもね、青も黄色も好きになった。 もう、赤の世界でなくても生きていけるようになった。 大事なものに気づいたから……
2007-02-15 23:21:00 -
601:
名無しさん
金魚は今日もゆらゆら 揺れる。 口をパクパク させながら……
2007-02-15 23:23:00 -
602:
名無しさん
‐完結‐
2007-02-15 23:23:00 -
603:
蘭
完結です?? 文章へたくそで、打ち間違いなどたくさんありましたが、読んでくださった皆様ありがとうございました?励みになりました? ?本当にありがとうございました?
2007-02-15 23:26:00 -
604:
ひとみ
めちゃよかった??
最後紅葉さんと結婚ってなってかなりょかった?
元気な赤ちゃん産んで下さい。2007-02-15 23:30:00 -
605:
名無しさん
実話なんですか? 紅葉はなんでサンフランシスコに来れたの?
2007-02-15 23:32:00 -
606:
名無しさん
ひとみさん。ありがとうございます?今は順調です。 >>617さん実話です。 紅葉は私の働いていた店から、私の父の住所を聞き、父から私がサンフラシスコに行ったことを聞いたようです??
2007-02-15 23:35:00 -
607:
胸に金魚
感動。その一言です。
私も本当に愛してくれる人に出会いたいなって思いました?
蘭さん今幸せですか?【その後】も書いてもらいたいです???
2007-02-15 23:40:00 -
608:
名無しさん
蘭さんお疲れ様でした?更新の方も早く、文もとても読みやすくてょかったです?
ただ…気になったのが紅葉くんの浮き彫りの金魚は偶然だったのですか?それとも何かぁるんですか?2007-02-15 23:45:00 -
609:
名無しさん
胸に金魚さん?仲間だ仲間? 幸せです。でもやっぱりサチが生きていたならって思うことは多々あります。 でもしょげてばかりでは仕方ないので、努力の日々です? 本当に大切に人たちに会えていい経験ができてよかったです。 【その後】ですか?たぶん【その後】を書くとコメディーちっくになりますね???
2007-02-15 23:48:00 -
611:
マリ
サチちゃんは交通事故だったんですか?
2007-02-15 23:51:00 -
612:
胸に金魚
本当に読みやすくて泣いた??
サチさんの事は一生忘れる事はないでしょうね。サチさんの彼氏の事も気になるとこです?
気がむいたら【その後】待ってます?2007-02-15 23:52:00 -
613:
名無しさん
おめでとうございます? 紅葉さんと産まれてくる赤ちゃんと3人で幸せに過ごしてくださいね? 心の中のサチさんは可愛い笑顔で見守ってくれてると思います?
私も鈴さんみたいに幸せになっていきます?? 長い間お疲れさまでした。2007-02-15 23:52:00 -
614:
名無しさん
マリさん?サチは交通事故でした。車が信号無視で交差点につっこんだそうです。 文章力なくてごめんなさい???
2007-02-15 23:53:00 -
615:
マリ
その運転手??ですね。
鈴チャンはもぅ赤ちゃん産まれたの?私も5月に出産なんです2007-02-15 23:57:00 -
616:
名無しさん
胸に金魚さんへ そうですね。サチのことは一生忘れません。 ほかにも大切な友達はいますが、サチは私の元気の源です?? >>625さん?幸せになって下さいね?きっと生きていればいつか幸せは訪れると思います? 下手な小説に長い間付き合っていただきありがとうございました??
2007-02-15 23:58:00 -
617:
名無しさん
マリさんへ? 私も本当にその運転手は殺してやりたいぐらいムカつきました?でもそのかたも今は罪を償っておられるのでそれで満足です? 5月に出産ですかッ?私も予定日は4月なんです?お互い元気な赤ちゃん産みましょうね?
2007-02-16 00:01:00 -
618:
???
ずっと楽しみに読ませてもらってました?ハッピーエンドでよかったけど完結して楽しみがなくなってしまって淋しいな???お疲れさまでした?お幸せに??
2007-02-16 00:27:00 -
619:
名無しさん
全然おもんない。自分の自慢話やん。友達の事より自分の男ネタばっかやん。
子供流産したらええのに2007-02-16 01:01:00 -
620:
名無しさん
↑最低 お前死ね
完結おめでと?好きやってんこの小説2007-02-16 01:09:00 -
621:
名無しさん
完結おめでとうございます?私もこの小説好きでした?
元気な赤ちゃん産んでね?
質問なんですが、蘭と鈴の名前の違いは何ですか?どこか読み落としてるのかもしれないけど気になって?ちゃんと読めてなかったらごめんなさい?2007-02-16 01:14:00 -
622:
633
すいません?蘭は源氏名でしたね?今思い出した?読む間隔空いてたのでウッカリしてました?
恥ずかしい…?
2007-02-16 01:17:00 -
624:
Nami?
めっちゃ感動しました??めっちゃよかったぁぁぁ??だから、ツレにサイト教えておすすめしてん?今頃読んでるはずやわ?金魚が偶然なんもすごいなぁ?運命なんやろーね?いいなぁ?ちなみにうちは龍です?鈴チャンお幸せにね?
2007-02-16 02:27:00 -
625:
名無しさん
昔金魚ってホストあったけどそこの話?
2007-02-16 04:00:00 -
626:
名無しさん
めっちゃ感動した?
主さんあたしとなんとなく性格てか中身似てる気がする。
いい人に巡りあえてよかったね?これからも幸せでいてください?2007-02-16 05:44:00 -
627:
名無しさん
完結おめでとうです。ずっと読んでました☆
あたしも「その後」が気になるので、ぜひ書いてください☆
元気な子供産んでくださいね!名前とか決まったら、イヤじゃなければ、
おしえてください!!お疲れ様でした。2007-02-16 11:42:00 -
628:
名無しさん
私もそんななりたぁい?
2007-02-16 15:57:00 -
629:
名無しさん
本間に感動した??
いい話ありがとう??2007-02-16 19:09:00 -
630:
??
めちゃくちゃよかった?
イイ小説読ませてくれてありがとう??
元気な赤ちゃん産んでネ?2007-02-16 22:45:00 -
631:
名無しさん
痛みに耐えてヨク頑張った感動した? 小泉純一郎
2007-02-16 23:46:00 -
632:
蘭
皆さんおはようございます。
たくさんの方の意見、感想ありがとうございます。
これから、金魚の{その後}を書いていきたいと思っています。紅葉の私がサンフラシスコに行ってからの生活や、りゅうじのその後などを書いていきたいと、思っています。暇つぶしにでも読んで下さい。2007-02-21 10:15:00 -
633:
削除削除されますた
あぼ~ん -
634:
削除削除されますた
あぼ~ん -
635:
削除削除されますた
あぼ~ん -
636:
削除削除されますた
あぼ~ん -
637:
削除削除されますた
あぼ~ん -
638:
削除削除されますた
あぼ~ん -
639:
削除削除されますた
あぼ~ん -
640:
削除削除されますた
あぼ~ん -
641:
削除削除されますた
あぼ~ん -
642:
削除削除されますた
あぼ~ん -
643:
削除削除されますた
あぼ~ん -
644:
削除削除されますた
あぼ~ん -
645:
削除削除されますた
あぼ~ん -
646:
削除削除されますた
あぼ~ん -
647:
削除削除されますた
あぼ~ん -
648:
名無しさん
すき
2007-04-06 22:56:00 -
649:
削除削除されますた
あぼ~ん -
650:
削除削除されますた
あぼ~ん -
651:
?
めっちゃおもしろかった??これからは幸せいっぱいだといいですね??お疲れ様??
2007-04-17 06:08:00 -
652:
名無しさん
?
2007-04-17 09:10:00 -
653:
削除削除されますた
あぼ~ん -
654:
削除削除されますた
あぼ~ん -
655:
名無しさん
?
2007-04-25 16:01:00 -
656:
削除削除されますた
あぼ~ん -
657:
名無しさん
あげ?
2007-04-27 07:52:00 -
658:
名無しさん
蘭ちゃんベビちゃん産まれた?また報告してね??
2007-04-29 22:03:00 -
659:
ありさ
待ってますよ(^^)
2007-04-30 08:34:00 -
660:
削除削除されますた
あぼ~ん -
661:
削除削除されますた
あぼ~ん -
662:
削除削除されますた
あぼ~ん -
663:
名無しさん
めちゃくちゃ感動?? 書いてくれてありがとう?運命ってほんまにあるんやね??
2007-05-11 01:24:00 -
664:
蘭
皆様ありがとうございます(>_
2007-05-11 14:56:00 -
666:
名無し
本間にィイ話やった??涙が出そうになるくらい感動して、ハッピーエンドで本当によかったなってォモいます??
紅葉さんと
ずっと?仲良しでいてください???2007-05-24 04:27:00 -
667:
名無しさん
紅葉って浮き彫り本当にはいってるの??
浮き彫りって小説とか映画のバーチャルな物って聞いたんだけど‥
もし本当に浮き彫りっていう物が存在するのならあたしもやりたいなーって思って?
すれ違いですけどよかったら教えて下さい?2007-06-18 21:34:00 -
668:
名無しさん
あげ?
2007-06-29 12:06:00 -
670:
名無しさん
あげ?
2007-07-04 21:45:00 -
671:
名無しさん
男の子か女の子か気になる?
2007-07-04 21:46:00 -
672:
名無しさん
あげ
2007-08-06 21:11:00 -
673:
名無しさん
あ
2008-09-12 11:42:00 -
675:
名無しさん
?
2008-10-19 11:07:00 -
676:
名無しさん
すげぇ〜
2008-11-29 14:13:00 -
677:
名無しさん
この小説よかった?その後は小説になってるのかな?
2009-01-11 02:04:00 -
678:
名無しさん
今浮き彫り出来る彫り師おらんのちゃうん?
2009-01-11 11:37:00 -
680:
名無しさん
その後の小説は何て言う題名?
2009-01-13 03:46:00 -
681:
名無しさん
あげ
2009-03-11 23:46:00 -
682:
名無しさん
*金魚2*
2009-03-12 13:43:00 -
683:
名無しさん
あげる
2009-04-06 18:02:00 -
684:
名無しさん
報ステはテロ朝の中でもとりわけ反日色が強いようだけど、
まさにそんな感じ。
北朝鮮のテポドン2号ミサイルに
「燃料を注入を開始した。とアメリカのメディアが伝えました」
という、
日本にとって重大な脅威がいよいよ差し迫った事態に立ち至ったのに、
アッサリ短時間でサッサと終了。
2009-04-06 18:25:00 -
685:
名無しさん
報ステはテロ朝の中でもとりわけ反日色が強いようだけど、
まさにそんな感じ。
北朝鮮のテポドン2号ミサイルに
「燃料を注入を開始した。とアメリカのメディアが伝えました」
という、
日本にとって重大な脅威がいよいよ差し迫った事態に立ち至ったのに、
アッサリ短時間でサッサと終了。
2009-04-06 18:25:00 -
686:
名無しさん
いいね?
2009-08-10 01:19:00 -
687:
名無しさん
あ
2011-02-20 01:03:00 -
688:
削除削除されますた
あぼ~ん -
689:
削除削除されますた
あぼ~ん