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金魚
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1:
名無しさん
ノンフィクションです?私の体験談です。読んでもらえるとうれしいです!
2006-12-14 13:21:00 -
530:
名無しさん
手術中。ランプが消えたと同時に次々に医師がでてきた。 『どうなんッ!?サチは助かったんッ!?なぁ教えてやッ!』 私は胸ぐらをつかんだ。 〈…………全力をつくしましたが残念ながら……〉 …ザンネン?… 何それ…? ナニそれ?
2007-02-15 10:13:00 -
531:
名無しさん
私はその場に座りこんだ。 サチは…? 笑うとお人形のように笑うサチは? なぁ今日買い物行くんやろ? なぁ、セシル行くんやろ?早く行こうや、サチ。 寝てやんと起きやぁ。 『なぁ……起きてやぁ…』
2007-02-15 10:17:00 -
532:
名無しさん
涙が次からつぎに出てきた。 人前で涙を見せるなど何年ぶりだろう… 私は警察官にかかえられ、霊暗室に行った。 ベッドに横たわるサチの顔は綺麗で白くて少し笑っているような感じがした。 『サチ…?ホンマは起きてんねんやろ…?早く起きやなぁ…』 〔……鈴。〕 そう言い紅葉は私を連れ出した。
2007-02-15 10:23:00 -
533:
名無しさん
どうやって家に帰ったのか覚えていない。 気が付くと翌朝だった。 リビングに置いてあった金魚はゆらゆらしていなかった。 涙のせいで金魚が揺れていないように見えるだけ…? 近寄ってみてみると、 金魚はぷかぷか浮いていた。 ‐死んでる…?‐
2007-02-15 10:28:00 -
534:
名無しさん
金魚は口をパクパクさせることもなく、ぷかぷか浮いていた。 ‐死んじゃった‐ もぅ皆おらんくなんの? 私のまわりから皆消えていくん? 神様は、私がサチからもらった金魚すら取り上げるん?
2007-02-15 10:33:00 -
535:
名無しさん
『うわぁぁぁぁぁぁ』 気が付けば私は叫んでいた。 紅葉が慌てて私をなだめた。 〔大丈夫やから、大丈夫…〕 『大丈夫。大丈夫。鈴ちゃんは強い子やから、大丈夫。泣かなくてえらいえらい。』 〔おいッ。鈴どないしてん?何言うてんねん?〕 『大丈夫。大丈夫。…………』
2007-02-15 10:37:00 -
536:
名無しさん
〔もぅ1人で抱えこまんと俺に話してくれよ……〕紅葉の目から涙が流れていた。 …何で泣いてるん?… …泣いたらあかんやん… …泣くな泣くな… …頑張れ頑張れ… 私も一緒に泣いた。 2人で大泣きした。
2007-02-15 10:43:00 -
537:
名無しさん
蘭5才。誕生日。 私の父と母は離婚した。 理由は詳しくは知らない。父と母が別居をするようになり、私は父と母の家を行ったり来たりしていた。 しばらくすると母には恋人ができた。 恋人ができると、母は料理をしなくなった。 私のご飯は味噌汁と白ご飯が食べれれば良い方だった。 わけもなく真冬のベランダに一晩中放り出された。中からは母のあえぎ声が聞こえてきた。
2007-02-15 10:50:00 -
538:
名無しさん
離婚が決まった日、私は誕生日なのでてっきり、父と母と私でお祝いをしてくれる。そう思って楽しみにしてた。 でも、母が〈これから鈴はお父さんの所で生活すんねんで。お父さんとこおった方が幸せやからな〉 そぅ言われ幼心に、これは別れなんや。そぅ確信した。
2007-02-15 10:53:00 -
539:
名無しさん
父と母が離婚してから、しばらくの間は楽しかった。ダイスキなおじいちゃんがいてくれたから。 でもすぐに父は再婚し、継母がやってきた。 継母は、私とおじいちゃんを邪魔者だ。と言い、私のことも名前でなど一度も呼ばなかった。 〈くそガキ〉〈役たたず〉これが私の名前になった。
2007-02-15 10:56:00